2016年9月5日月曜日

『まんがタウン』2016年10月号

『まんがタウン』2016年10月号、発売されました。表紙は『ほぼほぼ商店』がメインですよ。可愛い雑貨を手にして微笑む奥さん、とても魅力的。その向こうには、怪しげな杖を手にして笑ってる夫がいて、ほんと、この対照! ですよ。他には『新クレヨンしんちゃん』、『恋するヤンキーガール』、『野原ひろし昼メシの流儀』、『ちはるさんの娘』のカットがございます。

『ほぼほぼ商店』、常連客ができました。前回登場の中二病の彼ですね。毎日きてくれて、もう夫は楽しそうに新商品見せるんですけど、なんせ相手は中学生。そうそう買うまでにはいたらない。ほんと、この店の苦境、かわらんな。しかしこうして夫、太郎にお客さん、話の会うお客さんができたというのはめでたい話。そうなると面白くないのが奥さんで、寂しい、つまらない。そう思ってたら、女の子がやってきた! 喜んで出迎えたら、太郎がクラーケン持ってやってくる! 互いの領域を荒らしちゃいけないよ! この子、太郎の客のクラスメイトなんですね。互いに牽制しあって、出ていけ、くるな、お前の趣味はわからない。なかなかに剣呑ですが、いや、それでもねだんだん仲良くなっていきそうな予感とかしませんか? いや、これ、私の願望なんですかね。太郎と奥さんが、こんなに趣味がかちあっても仲良くやってるよって、そんなふたりの様子見て引いてるふたりが、もうめちゃくちゃに面白かったです。

『恋するヤンキーガール』は、課外学習でハイキングにいきます。いつもの面々なのかな? と思ったら、メンバーは指定されるのか。それで、アヤメちゃん、ふつうの女子と組むことになりまして、あ、よかったじゃん、友達増えるね! と思ったら、やっぱりちょっと怖がられています。って、アヤメちゃん、観察するのはいいけど、そんなにガンつけたら駄目だよ! ランちゃんとルリちゃん。頭に花とか飾ってますね。そんな子たち、アヤメちゃんのことだんだんに理解していって、そうしたら可愛いところもあるんだ、そう思う瞬間もあって、そしてアヤメちゃんが自分のこと俺という、その理由まで判明して、おお、お婆ちゃん子だから。最後にはこの子ら、かっこよくて頼りになるアヤメのファンになってしまうわけですが、すぐに違う興味に移っていって、それでもアヤメちゃんとずっと仲良くしてくれたらいいなあ。そう思わされるふたり。魅力的な子らでしたよ。

『ようこそ!スマイリーバーガーへ』。南町田すずさん。仏頂面? 愛想がない? とりあえず笑顔がないということに関しては確実で、さてこの人、なんとたまこのことライバル視していた。お客さんと親しげに会話するたまこを見てメラメラ。そうかあ、たまこのこと、暖かく見守ってたわけじゃないのだな。いろいろ失敗というか、ゆきとどかない部分をフォローしたりしてくれてたじゃん。仕事はきっちり、ばっちり。そんなこの人、たまこのキラキラに圧倒されて、でもそれを参考にとかはしないんだ。あえて間違った、そんな接客しているのかな? 逆にすずのこと参考にするたまこ。うん、お客さんには不評だ! あ、すずもたまこのこと参考にしてみたよ! あ、やっぱり不評だ! うん、それぞれのよさを伸ばしていきましょう! ってことですね。

『新婚のいろはさん』。新婚のいろはさん。結婚して、新居にて、家電を買いにいきましょう。ああ、新生活だといろいろ物入りですよね。と思ったら、洗濯機と冷蔵庫、どうしてもいります? とかいわれてるよ。すげえな、夫。コインランドリーとコンビニに最適化されてるから、洗濯機も冷蔵庫も必要としなかったんだ。いや、ちょっと待って。飲み物とか氷とかどうしてたの? 常温保存? それともコンビニ、隣にあったとか? 電器屋さんに入ろうという時、指摘されたいろはさんの買うぞオーラ。うん、ちょっとこういうのわかる気がします。実際には見えないんだけど感じる、そういうの確かにありますよね。それ始に指摘された時、最初わよくわかってなかったいろはが、4Kテレビ見てその気になった始を見てね、オーラを視認、理解するっていうんです。ああ、こういうのおかしいなあ。ほんと、ちょっとずつ理解しあうふたりというのも面白いです。

  • 『まんがタウン』第17巻第10号(2016年10月号)

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