2016年9月11日日曜日

『まんがタイムきらら』2016年10月号

『まんがタイムきらら』2016年10月号、昨日の続きです。

『にーにといっしょ!』、妹の自立をうながすべく厳しく接している兄貴です。妹ちゃんとしては、それが面白くないのかな。ケンカといって、友達のともちゃんと一緒にファミレスにきているんですね。兄貴は兄貴で、この外出に心を痛めてるのか。ほんと、兄貴さんも困った人だな。でも、頑張ってるよ。妹、まいはファミレスに慣れてないみたいですね。店員呼ぶボタンに戸惑ったり、注文意気込んだものの、やっぱりちょっと戸惑ったりと、こういうところが放っておけなくて、兄貴も妹から目を離せない要因になってる、さらには友達のともちゃんもそうなんだろうって思うんですね。って、おや、ともちゃん、なんかいろいろあやしい感じですよ? 妹ちゃん、なんだかんだいって兄貴とは仲がいいので、ハンバーグの写真撮って送りつけたりね、コミュニケーションはかってます。そんな可愛げある妹。兄貴は、そんな妹がファミレスのハンバーグに寝取られたとか馬鹿なこといってますけど、いや、ハンバーグじゃない! 警戒すべきはともちゃんですよ! ええ、ともちゃんを全力で応援しています。

『オリーブ! — Believe, “Olive”?』、あおばが呼び出し受けちゃってますね。いつぞやのやらかしたこと、謝りにいく。それで先生と魔法の世界に戻りまして、ああ、この雰囲気、この情景。異世界らしさに馴染みのある様式混ざりあって、近くにある違う世界というの、よく表現されてると思いますよ。そして千歳さんの家にいく。なるほど、公邸、すごい家。そこで査問にあたるミフネが怖いというのね、ほんと、読心でもってばんばん突っ込んでくる。こうしたカグヤノクニの情景、社会の仕組みを描いて、そしてトラブルも差し込んでくる。防災課とかあるんだ! めちゃくちゃ面白い! トラブル解消のために皆が動くなか、先生の裏技使ってちゑにメールを送るくだりがね、そこまで危機的でないのに、メールの文章が歯抜けになっちゃったから、なんかすごい大災害みたいに伝わっちゃった! コミュニケーション不成立が生みだすもの。ほんと、こりゃパニックにもなりますよ。そんな中、友達、仲間のためにと動く子たち。ああ、これは見せてくれます。ほんと、ぐいぐいひっぱられて、あおばの当たって砕けない!! もう素晴しい。そしてスズ、ちゑ、コニー3人のせーの! もう、たまらんものありますね。

『担当編集ボツ子さん』、今回はボツ子さんを離れてワンコさんですよ。やる気いっぱい犬井さん。SNSで見つけた色村にじみなるイラストレーターに入れ込んで、これから打ち合わせ。というのに、書籍化、連載の誘いは受けない旨の発言が! ああ、犬井、どうなる。どう交渉しようというのか。結果オーライでしたよ! おお、犬井がちっさければ色村もおんなじような雰囲気だ。お互いに子供!? と驚いて、それからの打ち合わせ。威圧感もなく、なごやかに進んで、ああ、よかったですね。うまいこと気持ちが繋がりましたやん。そうかあ、色村さん、人付き合いが苦手なんや。高圧的な人とか相手にすると、どうしたらいいかわからない。それでこれまで失敗してしまって、そうかあ、そうなると犬井はうってつけですよね。また犬井の言葉に心動かされて、これ、犬井にとっても第一歩。ふたりのこれからに期待させる描写がとてもよかったです。そして犬井、刺子と田中に話したその時に意味深なこといっちゃって、はたしてこれは後々影響するのでしょうか。

『ひなまるすまいる』、ひなの査定であります。うらら様、カトレアの落とし物、住み込みメイドのチェック表手にしてましてね、それでひなの査定をしているんです。というか、査定はほぼ終わってるのか。しかもどーんとCが並ぶ。ピンチだ。ピンチだよ、ひな。査定というので張り切るひななのだけど、うららもカトレアもいろいろ心配しているようで、チャレンジ精神はAと評価しながらも、危ない仕事はさせない。いい感じに見守ってくれていますよね。いろいろの仕事、意気込みが勝ちすぎましたかね、得意な靴磨きまで失敗しちゃって、しかも挽回のチャンスもものにできなくて、ああ、でもカトレアもうらら様も、ひなのよいところを判ってくれている。ただただその能力の有無だけで評価していないという、そういうところ、いい職場だなって思いましたよ。

My Private D☆Vは相崎うたう。『どうして私が美術科に!?』の作家さん。描いたものは、無愛想な女の子がかわいい。立位体前屈するみたいにして、こちらを見つめる女の子。目元に指をやって、べ、と舌を出してますね。無愛想、というより、ちょっといたずらっぽさ感じさせるこの仕草。確かに可愛いものだと思います。ああ、説明にも本質はいたずらっ子ってありますね。ええ、イラストにばっちり表現されていましたよ。しかし、この絵、これも説明にあるんですけど、最初見たときに、なるほど足か! と思ったんですよ。素足。素足も好きとのこと。ええ、見どころ、ばっちり表現されてるイラスト。可愛げたっぷり、魅力的でありましたよ。

  • 『まんがタイムきらら』第14巻第10号(2016年10月号)

0 件のコメント: