『まんがタイムジャンボ』2015年10月号、発売されました。表紙は『レーカン!』、天海さんを中心にしまして、歌え!スマイル合唱団♪♪、とのことですが、芸術の秋、広く音楽の秋ということみたいですよ。『けいさつのおにーさん』は警察の音楽隊、トランペットにサックスと、白い制服がばりっと映えてかっこいいなあ! いや、めちゃくちゃかっこいいよ! 『ナデシコ!』エミはミニ丈の着物に三味線をアグレッシブに構えまして、『でっかいんちょ』育は頭にハイビスカス飾ってウクレレ手にして、これが実によくマッチして、実に可愛らしいです。
『ヒゲとセーラー』、忘れてましたよ。揺らしたら出るっていうから、いやん、もう、こんな可愛い子にそんな恥かしいこと……、とか思ってしまいましたよ。思いませんでしたか? 素直に自分自身に問いかけてくださいよ。思いましたよね? さて、テストでいい点数をとらないといけないんでした。全教科80点以上。でないと、ハワイにはいけません。というんですが、もし駄目でも自分がなんとかしようと思っている千尋、うん、頼もしいお兄さんです。けど、朝から重いメニューをバンバン出してくるところなど、うん、初にはキビしいですよね、この量。テスト前にして、鞠ちゃんと危なっかしい会話してるふたり。そこに、結構熱い市井少年と、そしてものすごい男前栗栖くんが加わって、ほんと、市井少年、栗栖嬢の引き立て役になっちゃってるよ。そしてテストですよ。ああ、一歩及ばなかった? そう思わせて、大逆転! いやあ、よかったじゃないですか。いよいよハワイですね。というか、そんなに無理させずにね、脅すみたいなの、よろしくなくてよ、おばあちゃん。そして特別編、昔の、男の子っぽかった頃の初と、お姉さんにしか見えなかった頃の千尋の話が描かれまして、うおお、これは確かに千尋も初も間違えるわ、勘違いするわ、そう納得の一本でした。しかし、この話見まして、このお母さんお父さんと、もう何年かしたらお別れしないといけなくなるのだな。そう思うものですから、ちょっとしんみりしてしまいましたよ。そんな話じゃないんでしょうけどね。どうしてもそう感じちゃったんですね。
『終活女子高生』、沙羅、アグレッシブだな! 今回の話は身辺整理。万一があった時、とんでもなく恥ずかしいものが見つかったらどうするんですか! って、学校にそんなもん持ってきてるか! って、持ってきてるんだ、沙羅! ポエムノート。見事に律にはお見通しで、というか、もう死ぬといってる律さん、沙羅と本気のおっかけっことかね、元気ですよね。でもってクラスでの律のことも語られて、ああ、クラスではこんななんだ。ものすごいお嬢様だと思われて、距離置かれてしまってるんだ。なので、本当に親しいのは沙羅くらいで、そう思われてること自体は、沙羅は悪い気はしてないみたいですね。しかしほんと今回は、最後の最後までポエムノートがその威力発揮しまして、どんなポエムなのだろう。律のあの表情! 強烈でした。
『カワイイお兄ちゃんは正義!?』、ゲストです。安野ゆずの兄、湊は、誰もが認める、そんな美少女。最近はやりの男の娘というやつなんでしょうか。女子見ては点数つけて、やれ65点だ22点だ、そして自分は200点満点。って、ちょっといけすかないやつだな。高校一年生。その美貌でもって男子に大人気。男子に擦り寄り、人気独り占め。恋人がいれば、その男を奪ってしまう。って、これ、別に彼は男と付き合う趣味はないんだよね? だとしたら、女は男を奪われて、男はただ湊の自尊心のために振り回されてで、いやね、ちょっとなんとか可愛げみたいなものがないと、ただただいけすかない、そんな風にもとられかねない、危うさ感じたりしたのでした。しかし、なぜこの人、こんなにも可愛さを追い求めているのか。それがわかると、湊というキャラクターへのとっかかりもできそうな気がします。
『あかり先生の言うとーり!』、ゲストです。3年2組の担任は、新任の咲間あかり。ニコニコ明るい先生で、扉を開けたらいきなりヘディングを強要されるときたもんだ。いや、ただボールがとんできただけなんですけどね。元気なサッカー少年、安堂シュンタ。教室でサッカーはいかんよ? やんちゃな彼の面倒見てる瀬川智聡、大人しそうで、けどしっかりしてそうな眼鏡美少年。先生にシュンタのこと任されそうになって、今年もシュンタのお守りか……。この子の苦労、しのばれます。そしてここに、シュンタの永遠のライバルらしい仁科杏太郎が現われて、オチ担当なのか。この仁科くんがね、ドッジボールでもって先生にも手加減しない宣言したら、先生の強烈なボールを食らいそうになる。大学の頃、全国リーグで戦ってたんだ! びっくりの設定です。けど、優しい笑顔が魅力で、すっかりほだされる仁科少年、いいなあ。君、オチ担当とかじゃないよ。めちゃくちゃ萌えるよ。日々の頑張りをねぎらわれてぐっときちゃう瀬川少年もナイスでした。先生を照れさせるのは安堂少年。そんな先生にデレっとしちゃうのが瀬川、仁科の両少年ってところでしょうか。いや、ほんと、先生、大変そうですけど、三少年、皆それぞれに可愛らしい、いいキャラクターだったと思います。
- 『まんがタイムジャンボ』第21巻第10号(2015年10月号)
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