『まんがタイムきらら』2015年10月号、発売されました。表紙は『三者三葉』、なんと、アニメ化ですよ! けど、特段驚かないなあ。むしろ驚くところがあったとすれば、なぜ『三者三葉』が荒井チェリーの初アニメ作品でなかったのだろう、ってことですよ。そもそも私が『きらら』誌を買いはじめたのは『三者三葉』読みたさでした。それだけに、ああ、これは嬉しいことだ。そうした気持ちがわいてきて、表紙の双葉、この元気さ感じさせるポーズも素敵で、ああ、このアニメ化で僕の小田切がみんなの小田切になってしまうのだなあ、一抹の寂しさも感じてしまうのでした。
さて、アニメ化。ちゃんとリハウスからやってくれるのでしょうか。ともあれ、アニメ化決定を告知するカラーページ、うおお、このSHINOって子、めちゃくちゃ可愛いなあ! いや、ほんと、めちゃくちゃ可愛くて、いやあ、もう楽しみだなあ。と、ここで気付いた、辻ちゃんは? 小芽ちゃんは? ああっ! バイバイ、辻兄妹!
『三者三葉』、そう思ってたら、辻小芽、本編に登場ですよ! しかも今回は花火大会のエピソード。小田切も葉山ちゃんも葉子様も皆浴衣で、うおお、超きれい、超エレガント、最高ですよ。辻小芽も浴衣で、ちんまりとして可愛くて、金魚の柄も素敵です。あ、双葉、扉絵よりも地味な浴衣になってる。けど、地味でシックな装いも素敵だなあ。あうあうしてるところも最高です。薗部の店の屋上で見る花火。差し入れのデザートがケーキで、もそもそ食べてるのおかしくて、そうか、ゼリー系は売り切れたわけね。そして、小芽、迷子扱い。怒ってるところ、可愛いなあ。いや、ほんと、シンプル、けど素敵。楽しいエピソードでした。できたら西山の浴衣も見てみたい。
『チェリーブロッサム!』、大咲にアタックする三葉ですよ。もうね、ダイレクトにいくと思ったら、え? 実家に帰っちゃうの? え? 予想外の展開に虚をつかれましたよ。さらに加えて、お見合いでしょう? お嫁にいきたくない。いきなり切羽詰まった話に、あれよあれよと翻弄されたら、うおお、これ、おみつの策略か。大咲に結婚を迫る。大咲の人のよさにつけこむ。恋愛は綺麗事じゃすまない、そういう三葉のあの笑み、最高でした。なんて素敵なんだろう、この子。そして、三葉と大咲、沙咲野の出会った時の話が語られるんですね。うわ、三葉、こんな子だったのか。今と全然違うのな。みっちゃん、大ちゃん、ささのん、おみつ、この呼び方、この時に決まったんだ。内気な自分に優しく接してくれた大咲のこと、好きになってしまった三葉。三葉から兄妹は結婚できないといわれてショックを受ける沙咲野。けど、気持ちを伝えることはできる。三葉と結んだ約束、それを今、沙咲野は果たそうとするんでしょうか。いつになくシリアスな沙咲野。ほんと、この子の気持ちの行方、それがどうなるのか。見ていてすごくハラハラさせられて、けれどそれだけに目が離せません。
『ひなまるすまいる』、ゲストです。六条家のうらら城にて働くこととなった日生ひな。案内するのは、メイドの先輩、けどまだ新人の野々宮香澄。真面目そうな香澄に、ドジでゆるいひな。ふたりが、クールなハウスキーパー、カトレアについてメイドの仕事を習います。この城のお姫様、うらら様は人前にほとんど姿を現さず、会ったことがあるのはカトレアだけ。けれどそのカトレアが、なんとドジばかりの新人メイド、ひなをうららつきのメイドに抜擢しようという。このうらら、わりとなにやっても駄目な感じで、けれどやたら頑丈そうで、そして不遇な身の上。そのなにがカトレアに働きかけたのでしょう。丈夫さ? 次回こそうららお嬢様の登場でしょう。どういう人なのか、期待でありますね。
『こまったさん まめ』、ゲストです。こちらもドジっ子ですよ。学校の試験が終わって、学生たちの話題は、どーだった? その手応えについてであるのですが、豆本、まめちゃん、0点なのだという。あー、名前を忘れたとかそういうのか。と思ったら、違った! なんと、シャーペンと消しゴム落としたのね。しかも、それを拾えなかったのね。試験監督に言い出せなかったのね。それでもって燃え尽けて、テストは0点確定。あー、あかん子だ。考えすぎて、もっと変になってしまう。そんなまめのこと、友人ぐれこは面白がって、って、助けてあげて!? 森川、もりりは落ち着いてる。暮林、ぐれこは細かいことは気にしない。そんな中、いろんなこと気にしすぎて、また落ち着きもなくて、というのがまめ。ほんと、大変な子じゃありませんか。そんなまめ、なんとか苦手を克服したいと頑張って、メイド喫茶で働くことに。けど、接客とか全然駄目で、いろいろ考えすぎてまた大失敗してる。そのあたふたが面白そうだからと雇われたみたいなんですね。ふたりがいるとまめちゃんがさらに輝く、そんな理由で、もりり、ぐれこも雇われて、ほんと、あたふた、どたばた。けど、そんなまめちゃんが受け入れられてるのが悪くなかったと思います。
- 『まんがタイムきらら』第13巻第10号(2015年10月号)
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