2016年5月15日日曜日

まとめ★グロッキーヘブン

 『まとめ★グロッキーヘブン』は、いわゆるラッキースケベと暴力ヒロインを扱いましてですね、ラッキースケベってのは、少年漫画とかによくある、なんだか派手なトラブル、アクシデントが発生するたび、ヒロインその他を巻き込みましてね、スカートめくったり、着替えてるところに踏み込んだり、その他もろもろ、エッチなイベントが展開しちゃう、そうしたキャラクターを説明する属性。暴力ヒロインは、そうしたラッキースケベに腕っ節でもって報復する、主にメインヒロインがそうであることが多いんですかね? なんか、最近はいわゆるツンデレに付与される暴力というのもあって、割と嫌われてたりとか、いろいろあるらしいですが、まあ、ともかく、そういうの。ただ、この漫画に関しましては、ちょっと様子が違います。なにが違うのか? ええ、ラッキースケベと暴力ヒロイン、その属性を持ったキャラクターの性別、そいつが逆転されているのです。

ヒロイン、海原まとめは、ラッキースケベの父と暴力ヒロインの母の間に生まれた、いわばサラブレッド。ただし彼女が引き継いだ属性は、暴力ヒロインではなくラッキースケベの方であったというのですね。そんな彼女が、同じく親から属性を引き継いだミラクルスター、森島集と出会ったからさあ大変。その集、ええと、男の子なんですけど、母から受け継いだ暴力ヒロインの属性がために、ラッキースケベまとめとの相性はある種ばっちりで、ある種最悪。かくして、ことあるごとにまとめのラッキースケベが集に炸裂するという、嬉し恥ずかしな漫画なのであります。

しかしこれ、別にラッキースケベヒロインはかまわんのじゃないの? いや、そりゃ本人も困るだろうし、周囲の男子も困るだろうとは思うんだけど、舞台は合併した女子校と男子校。女子連中は大挙してやってくる男子たちに興味津々、なんとしてもいい男をゲットするぞ! って、あたかも獲物を狙う猛獣がごとしで、いやほんと、この女子たちに比べたらラッキースケベの方がなんぼかマシじゃない!?

この、ある意味リミッター解除されてる女子像っていうの、少女漫画的というか女子校的というか、そういうのなんでしょうね。めっちゃ面白いわ。

集の葛藤がなかなかよかったんですね。基本ギャグ漫画、コメディではあるんですが、男子が女子にふるう暴力、さすがにこればっかりはギャグにも冗談にもできなかったみたいで、しかも集は柔道部。本当に洒落にならないと、おさえきれない暴力衝動を必死になって我慢しながらも、だんだんまとめに魅かれていく自分を自覚しているんですね。はたしてこの思いは、ラッキースケベ、暴力ヒロインという関係に導かれたものであるのか。持って生まれた属性によって引き起こされる悲劇、それを回避するためには、ふたりが愛しあわないといけない。そうした呪縛がゆえに喚起された感情でしかないのか!?

悩んで、迷って、そして辿り着くふたりの恋の決着はどうしたものであるのでしょうか。いや、もう、これ、すごく真摯でまっとうな恋愛ものですよ。もうね、感動した。自分の恋を自覚して、自分の気持ちにまっすぐ向きあおうとするまとめの言葉がかっこいいの。あのクライマックスシーン。集のずっともやもや抱えていた鬱屈を、その一言で見事に吹き飛ばして、それからのまとめの行動も素晴しい。もう、ほんと、凛々しくて真っ直ぐな目が集を見下ろす、その挑発的で強靭なまとめ! 集のことも、そして読者、すなわち私も、見事に魅了する屈指の名シーンでありました。

この時のまとめが映えるのは、普段の彼女が、特に押しが強いわけでなく、自信持ってる風でもなく、なんとなく状況に戸惑いながら流されている、そういう感じの女の子だったからだとも思うんですね。ええ、恋を自覚すると女子は強いよ? そうした、いざとなったら度胸一番、どーんとやってみせる女子の心意気というものが溢れかえっていた、そう思うのですね。

ああ、そうそう。集の友達の美少年、帆波カイについての評判、超エロイってのに対し、どスケベ野郎だって……、と返すまとめ、あれは実に面白かった。もう、この子、大好きです。

2016年5月14日土曜日

若林くんが寝かせてくれない

 この漫画のこと知ったのは、『まんがタウン』にゲスト掲載されてたのを読んで、でありました。内容はタイトルにあるように、主人公須住先生のことを生徒の若林郁乃くんが寝かせてくれない、というもの。寝かせてくれない。え!? エロい漫画!? いや、別にそういう漫画じゃありませんでした。いや、そうでもない? 若林くん、エロい? うん、エロいかも知れません。どっちやねん!

若林くん、可愛いんですよね。無表情系ヒロインです。いつも寝不足、特技は立ち寝の須住先生のことが好きみたいで、いつもいつも須住先生のまわりうろうろして、なんとか睡眠確保しようとつとめている先生の安らぎを奪う、っていうんです。その時の微妙に噛み合わない会話がおかしくって、若林くん、どこまで本気なのか冗談なのか、いや、全部本気っぽいんだよなあ、この子。保健室のベッドを先生が借りようとしたら、ここぞと添い寝を狙ってくる。真顔で際どいことをいってくる。でもって、先生の寝顔撮影したり、どうも自宅には先生のぬいぐるみがあるっぽい? 本当、先生マニアですよね。

須住先生と若林くん、これがメインのキャラクターであります。そこに養護教諭のマリアン先生、若林くんの友達、小春川くん、この人、貧血ぎみで、見た目がかなり怖いっぽい。あと元気な浅野くんがいて、そして若林くんのことが好きっぽい若林勇。いろいろ若林くんにアプローチするんですけど、まったくもって相手にされておらず、というか、邪険にされてるよね。

こうしたキャラクターがあって、けれど物語の中心は須住先生と若林くん。ふたりの蜜月は続く……、かと思ったら、うわあ、須住先生のこと好きな人がまた出たぁ! 西宮くん。ものすごい強烈なアプローチしてくる人!

おそらくは基本は、先生と若林くんの関係を描いていくのだろうと思います。須住先生は、そっとしておいてもらいたいと思ってるに違いない。けれど若林くんはじめとする(ごく一部の)女子が放っておいてくれない! なにそれ、うらやましい! なんていえるのは、私が無責任でいられる外部の人間だからこそなんでしょうけれど、そういうちょっとうらやましくって、けれど先生の困惑もわかる、そんな状況こそがおかしくって面白い、そんな風に思うわけです。

2016年5月13日金曜日

『まんがタイムジャンボ』2016年6月号

『まんがタイムジャンボ』2016年6月号、昨日の続きです。

『終活女子高生』、お弁当イベント発生ですよ。って、待て、待て、律の弁当が酷い。精進落としがテーマといって、白ごはんにたくあんのみの弁当。ほんと、なんでこんな弁当を……。沙羅は沙羅で、節約目的でお弁当作ってきてて、しかたがないので律とおかずの交換ですよ。いや、違った、律、おかずないから、おかずをわけてあげるんですね。しかし、律の終活、これが現実味を帯びてきたからか、沙羅の気持ちは揺れに揺れて、律に死んで欲しくない、ずっと一緒にいたいという気持ちがね押さえられないみたいで、ほんと、泣けてきますよね。ささやかな望みといっていいんでしょうか。素直にそうといえないから、もってまわった言い方しちゃうから、律には全然通じない。いや、律はわかってんじゃないかなあ。本当のところはわかんないんですけどね。しかし、ほんと、律、死んじゃわないといいなあ。律も、沙羅も、可哀そうじゃん。

『ペンタブと戦車』、カラーですよ。いやあ、これ、カラー、すごくいいですね。戦車の迷彩、背景の夕景に映えてどこか牧歌的とも思われて、そして扉が素晴しい。うおう、89式ハク、めちゃくちゃ可愛いじゃん! いいね、すごくいいですよ。さて、本編。里見曾祖父と武田大尉の違いが実にいいですね。双方、里見青年が未来からきたこと、これからどうなるのか、その推移を知っているものと諒解しているわけですよ。その前提でいろいろ聞き出そうとするのが曾祖父。コミケの存亡を案じて歴史の改変に消極的な武田大尉。もう、ほんと、武田大尉、限界知らずでしびれまくりです。褌一丁で力説とかね、もう最高だった。そして里見青年との夜。戦車の上でふたり月をあおぐ、その情景の美しさ。戦場にあっても平和と感じることがある。この静けさ、穏やかな夜こそが大切とふたり思いあっているようで、そしてその静けさが続かないこと、軍人の武田大尉もわかっているし、歴史の行く末を知っている里見も同様。美しくて切ない、そう感じさせる場面、胸に迫るものありました。

『それでもヒナは魔術師になりたい!』。朝から剣を刺すマジックをためしたいというヒナさん、物騒だなあ! というか、家族の誰もとめないのか! というか、ヒナよ、マジシャンを目指すいうなら、ちゃんとタネを仕込もう! 今回、弟ヒヨリもまきこんで、手品部、いやさ同好会を作ろうか、なんて話になるんですね。いや、ならなかったんだけどさ。ヒナの友達、虹ちゃんも敬遠する。ヒヨリももちろん敬遠する。このふたりが嫌がって譲り合ってるのね、なんでそこまで!? って感じもあって、ほんとおかしかったです。さてしかし、この手品同好会のアイデア、どうなるんでしょうね。きっと設立されることになると思うんですけど、あそこまで固辞されるとかね、まったく予想外でした。

『シコふんじゃえば?』、相撲部屋の娘ということを隠してきた杏子。この子がなんと父と遭遇。さあ、どうする、ばれるのか? ばれたらどうなる!? 大きなぬいぐるみ盾にしてうまく隠れるんですね。あらー、ばれるものと思ってたので、ちょっと意外でした。でも、舞には隠しおおせたものの、あ、お父さんは娘がきてたこと気づきましたね。この漫画は、本当、杏子がいいんですよね。子供の頃に相撲部屋の娘といじめられて、家業からは距離を置いてきた。でも、父の優勝額がもうないことを見て、少し後悔を覚えたりね。ああ、舞の相撲趣味がきっかけになって、杏子の相撲との関係改善なればどんなにかよいだろう。きっと父、親方も喜ぶだろうなって思ってしまうんですね。

  • 『まんがタイムジャンボ』第22巻第6号(2016年6月号)

2016年5月12日木曜日

『まんがタイムジャンボ』2016年6月号

『まんがタイムジャンボ』2016年6月号、発売されました。おお、表紙は『レーカン!』天海さんを中央に、左右を『けいさつのおにーさん』穂苅くん、手塚さんでばっちり固めて、それで皆、警察の制服ばっちりの、すごくかっこいい表紙に仕上がっています。『けいさつのおにーさん』と『レーカン!』の絵のテイスト、結構違うと思うんですが、こうして3人並んでも不思議と調和して、実に魅力的であります。そして『ペンタブと戦車』のカットもありますよ。里見青年の持つスケッチブックには89式のイラストが! のぞきこむ武田大尉が超グッドです。

『ヒゲとセーラー』、修学旅行で京都にきますよ。あの皆がちょっとハイになってるのね、面白くて、新幹線の車内でもにぎやか。バスでは栗栖、市井が隣り同士になって、おおう、女子の嫉妬が市井に向かって大変だ! 市井の好意は初に向かっているのに、肝心の初はというと市井、栗栖を接近させようと思ってるんですね。なんだ、この、気持ちのすれ違い! 横から見てる毬ちゃんが、なんかいろいろわかってるみたいで、ほんと、面白い。清水寺は音羽の滝でも、初、栗栖、市井をぐいぐい押してさ、けど初に気持ちの向いている市井くん、風呂あがりの栗栖さんにめろめろ? って、違うね、すごいね、初に一途だよ! しかし今回、浮かれてハイになってる初が見られて、なんだかレアな感じですよ。

『ローカル女子の遠吠え』、これ、単行本発売でゲスト掲載されてるんですけど、なので言及しない方向でいこうかと思ったんですけど、あかんわ、面白いわ、逃れられない。基本は雲春の左遷の理由とか、雲春のライバル名々伏との対話メインで、そこに主人公りん子さんが加わって、静岡話で盛り上がる。盛り上がる? 埼玉在住の名々伏が、お茶のことで静岡にライバル心燃やしてるんですけど、それを受けた雲春の言葉、宇治は抹茶だからジャンルが違う、マジかよ、これがめちゃくちゃ面白くて、ほんと、なんといったらいいか、ダイレクトにアタックしてくるみたいな面白さありますよね。もってまわらない。直球でぶっつけてくる。これ、りん子その人も同様みたいで、名々伏の社交辞令に本音がばんばん返ってくる。静岡人が皆いい人なら静岡県警はいりませんよ。いや、そのとおりなんだけどさ、もうね、めちゃくちゃ面白いな。ほんと、この漫画、最高です。

『ナデシコ!』、びっくりしました。社長交代ですってよ。門倉社長、すなわちおばあちゃんが突如解任されることになって、あ、これってもしかして、なんかおどろおどろしく描いてさ、実は別に深刻な話じゃないんだよー、驚いた? ってやつだね! そう思って読み進めていったら、おおう、深刻な話じゃないかよ! 驚いた! 副社長、おばあちゃんの弟にあたる門倉正蔵が前社長を解任に追い込んだ。優秀だけど人への思いやりに欠ける、そんな人らしく、これはこれは不安になる……。そんな話を受けて、さあ会社での出来事ですよ。お客様相談室を解体! うおう、まさか、お客の窓口なくすとか、そんなことある? って思ったら、時代はアウトソーシング、あー、そうっすね、それが時世ってやつっすよね。うん、納得した。さらには加えて、お客様相談室所属の社員はリストラの対象で……って、ほんと大変なことになったよ、どうしたものだろう。そんな中、エミだけは社長直々に海外展開を仕掛ける、そのスタッフとして抜擢されて、と、こうなって次はどうなる? ほんと、これ、全然先が読めないですよ。不安しかない!

『うたのおねえさん』、ゲストです。実は、私はうたのお兄さんのオーデションを受けたことがあります! NHK大阪で! まあ、落ちたけどな! 受かる余地もなかったぜ! ヒロイン大月のどかは、うたのお姉さんを志望する音大生。そのオーディションに決死の思い臨んでいるわけですが、緊張のあまりおかしなこと口走る。頑張る思いが空回りして、余計なことしてしまう。ほんと、これ、望み薄ってやつですよね。そんな彼女、大切な試験前、これから課題、新曲を覚えて歌えという課題を前に、人助けを優先してしまって、試験はぼろぼろ。覚えてないからアドリブでやっつけて、当然、本命のオーディションは駄目だったわけですけれど、それを拾ってくれた人がいた。しかしこの番組、あと3ヶ月で終わる、って明言されちゃって、ほんと、これどうなる? 経歴に汚点!? あるいはこれもひとつのチャンス!? のどかの明日が見えない感じで、実にしびれますね。

  • 『まんがタイムジャンボ』第22巻第6号(2016年6月号)

2016年5月11日水曜日

『まんがタイムきらら』2016年6月号

『まんがタイムきらら』2016年6月号、昨日の続きです。

『となりで。』、えりなとひよりがけんかしてしまうんですね。すっかり怒らせちゃった。また、そんなに責めるつもりじゃなかったのにと、互いに気まずく思っていてという、この状況。本当は仲直りしたいのに、なかなか素直にいいだせなくて、またまたそこに誤解も重なって……。ふたりの仲直りのアプローチの違いが面白いです。ひよりは姉妹からずっと重いと、表情が重いと指摘されまして、それで謝るためにえりなのもとに向かう。対しえりなは、仲直りしたい気持ちを手紙にしたためまして、ええ、こういう時に積極的なのはひよりなんですね。気に病むえりな、そしてひよりも、表情豊かでありました。

『ひなまるすまいる』、香澄がちょっと熱っぽいっていってます。微熱、というので今日はお休みなんですが、じっとしているのも退屈と仕事や勉強しちゃうのがこの人なんですね。って、治らないよ! それ! ひなの看病、まうの診断、千恵は食事を作ってきてくれて、そしてうらら様までお見舞いに。この、皆の看病、お見舞いが、ほんとそれぞれの個性感じさせてくれるもので、いや、ほんと、ひなの、ふらついたところを受け止めるかまえとかおかしくて、あと、ぬるそうな腹巻。いや、それ、お腹出てるから! 皆の個性的な仕事ぶり見まして、それで自分の取り柄に悩む香澄。風邪で、ちょっと気持ちが弱くなってたりもしたのかも知れませんね。そんな香澄のことを、お見舞いの花、そしてさりげない言葉でもってはげましてしまうカトレア。これ、実にいいシーンだったと思います。その意図があったのかどうなのか。それはわからないのだけど、カトレアさんだものなあ、もしかしたらみたいに思ってしまうんですね。

『ランキンガール』、ああ、妹みやび、ずっと思っていたこと、姉にいうことができましたね。しかしそれまでが大変。帰宅すぐぐったりしてる姉にお風呂をすすめるのはいいとして、一緒に入ろう! 姉さんも驚きだ。けれどお風呂でもいいだせず、いいだせたのは夜になってから。ありさが一位を狙ってる理由を知ってる。ありさは、みやびが気にしないように黙ってた。けれど、みやびの学校生活のために一位を目指していた、そういってたありさが、ただみやびのためだけでなく、自分のためにも頑張ってたというところが改めて強調されたこと、そしてそんな姉のことみやびも応援するっていったこと、これ、ほんとによかったなあって思いましたよ。夜があけて、いよいよ文化祭、選挙の結果も出るという今日。いや、もうまさにクライマックス直前。これからの選挙に向けて、姉妹手をとりあって気持ちを高めている、その場面はほんと魅力的でありました。

『放課後ぱにばす部』、部長の弱点、最先端技術恐怖症なるものが語られて、え? なんだそれ、不思議な響き。なるほど、スマートフォンなど新しい技術が苦手、というか怖い。ロボット掃除機も怖い。電動歯ブラシも怖い。って、ちょっと待って。電動歯ブラシって、わりかし古い技術じゃない? パソコン駄目、mp3プレーヤー駄目、カセットテープは大丈夫。そうした状況に、本人の気持ち次第? そういう推論がたてられて、いや、けどこれが正解だっていうんですね。しかし、その結論にいたるまでの実験、あれおかしくて。カセットテープとmp3のプレーヤー、イヤホンだけ出して聞きくらべ、って、これでちゃんとわかるんだ! って、聞く前に判断してるし! なにか伝わってるの!? 雨宮先生と部長の関係も、これ新情報ですね。なんと、幼なじみとな。そうか、ちっこい頃は大丈夫だったのに最近は駄目になったの、あれか、部長、琴が魅力的に育ってしまったからか! でも、部長、この恐怖症利用して先生脅したりして、あの悪い顔、ほんと、よかったですよね。目が三角よ? ひなのがですね、なにげなく見せたスマートフォン、意識してなかったからでしょう、部長問題なくってですね、ええ、ここで心因性とわかる。ええ、恐怖症って心因性が大半だとは思うんですが、けどわずかでも前進の気運、見えてきましたね。

My Private D☆V、有馬であります。『はんどすたんど!』の人ですね。元気な女の子がジャンプしている、その様子を見上げぎみの構図で描いたイラストなんですが、あなかと太ももが好き、とのこと。セーラー服すそから覗くおなか、ふわっとふくらむスカートの下にのぞく太もも。奥の女の子も、お腹、そしてひるがえりスカート描かれておりまして、なるほど納得! 髪の量多めに萌えるというのも、なるほど! 『はんどすたんど!』でもそうだものな! しかし驚きです。『はんどすたんど!』だと下着だろうとなんだろうと全然色っぽくもへったくれもないぞ! すごいよね! ななみだからかな!? でも、こうして魅せるイラストとなると、ぐいっと魅力押し出してきて、ああ、こういうのすごい、って素直に思わされたんですね。ええ、魅力的なイラストでありますよ。

  • 『まんがタイムきらら』第14巻第6号(2016年6月号)

2016年5月10日火曜日

『まんがタイムきらら』2016年6月号

『まんがタイムきらら』2016年6月号、昨日の続きです。

『きらきら☆スタディー』、全国センター模試を終えて翌日、自己採点することになりました。けれどまれいは微妙にそうしたことに慣れていなくて、高校の時はどうしたのかといわれたら、これが推薦入試。へー、小中とスポーツで活躍ですか。バスケにバレーにソフトボールとな。ともあれ、これですんなりと合格を決めたまれい。その話聞いた千代が、自分の推薦獲得の苦労を思い出して撃沈してるのがおかしかったですよ。またまれいのスポーツを続けなかった理由もあって、いや、けど、これ、背が伸びなかったからやめた、そういう都合もあろうけれど、まわりがどんどん伸びるなか、ひとり背丈のハンデを持ってプレイするのは厳しかったかもなあ、みたいにも思いましたよ。うん、バレー、バスケはきつそうです。でもって自己採点。まれいの解答冊子とりちがえ、これ、冗談にならん! ほんと、ダメージ受けてる千代がなんか可愛かったです。そしてどんどん点数の下がっていくまれいさん。数学7点! けど、私には笑う資格がないわ! しかし、模試は習ってない範囲からも出る。それをいかに先取りするか、その対策としてまれい発案の武者修行、なんだそうですが、にんにんは武者じゃないですよ、まれいさん!

『オリーブ! — Believe, “Olieve”?』、コニーの家、庭にですねなんだか当然巨木がどーんと登場して、いったいこれはなに!? エルミター樹なる木らしいですよ。おお、これ、ただの植物ではなくて、おもちゃなのか。木が家になっていて、いろいろファンシーな部屋がある。ブルジョアなおもちゃ! そうか、コニーさん、ブルジョアか。コニーもちゑも微妙にテンション高いのは、おもちゃが懐かしいから? あるいはこれが憧れのおもちゃであったから? いや、スズを招いて楽しみたい気持ちのためかも知れません。しかし、このおもちゃ。こえだちゃんと木のおうち思い出しましたよ。現実のおもちゃにはこえだちゃんが住んでたけど、エルミター樹にはスーベニア家族という動物のメイドさん一家が住んでる。これは違うおもちゃっぽい! ともあれ、妙な魔力のせいで異常成長したエルミター樹を、皆がちょっと肝試し気分で探検する。コニー、スズ組の前には猫の一団が待ち受け、ちゑ、あおば組の前にはスライム? コウモリ? いたずら好きなモンスターっぽいのがいっぱいで、しかし、ちゑ、本気出すとこんななるんだ! かっこいい! それで気迫負けしちゃった一つ目スライムも可愛くて、なんだろう、やっぱり基本おもちゃというか、おどろおどろしい見た目になっても、ベースはキュートなファンタジーなんだなって思わされましたよ。皆がですね、お化けや猫をひきつれてスーベニア家族のもとに辿り着く、その道のりの可愛さとか最高でしたよ。

『ヒトより私はそれが好き!』、なんかまた面白い子が出てきましたよ。と、その前に、今いる面白い子たちの復習です。日本フェチのミュエル。散る桜の花びらをパクリと食べて、より深く日本を感じることができる、なんていってるお嬢さん。もうひとり高城さんはというと、将棋の歩、歩の成りですね、そいつを並べて、いわゆると金、その文字を愛でいたというんですね。あれ、と金、すなわち「と」と呼ばれてますけど、金と同じ読みの今、そいつを草書で書いたものに由来するとか、そんな話があるんだそうですね。と、余談でした。なんかね、鉢植え、というか植木? 持ってきてくれたお嬢さんがいるんですね。乃木坂芽々さん。その木に、元気でなアルヴェール、別れを告げて、って、いったいなにごと? 桜のお礼。校庭の桜、それが好きで入学したというのに、伐採されるという。その桜を橘いよりが守ってくれた。生徒たちの要望をまとめ、その木のある意義を含め、学校と交渉して、って、この子、有能だな! そしてかくして、アルヴェールの子、この人は植物、樹木のフェチなのか。この子も生徒相談係にいりびたることになりそうですね。ほんと、この係、すっかり変態集団になってしまって、彼女らの性癖、いかに隠すか。いや、結局ばれそうな気がしますよね。だって、彼女ら、隠す気なさそうだもん。

チェリーブロッサム!』、先輩たちの卒業式でありますよ。ああなんて感動的な式の情景でしょう! とならないのはなんだか彼女ららしくって、いや、校歌斉唱で綱島先輩のこぶしまわってるとか、でも、大倉山先輩ですよ。卒業証書授与。緊張をともに登壇する、って、なになさってるの! なんでそこでパンツ履かないって選択があるの! どういう欲望なんですか、先輩! でも、これこそがこの先輩らしさなのかも、なんて思った自分は、この漫画の風に慣れてしまっているのだろうなあ、なんてこと思いました。新丸子先生との挨拶、後輩たちからのお別れの言葉。先輩も後輩もね、それぞれのらしさをともに、これまで過ごしてきた時間を感じさせる、そんな言葉を交わしましてね、そして我らが主人公大咲ですよ。多分、屋上にいる。園芸部ですね。思い出の場所にて彼の語る園芸部への気持ち、そこで出会った人たちへの気持ち、彼の朴訥した言葉は、その心情よく伝えて、そしていっぱいの花びらをともに卒業おめでとうございます。彼の気持ちの精一杯、それがよく現れて、ああ、いい先輩後輩たちですよ。と思ったら、大倉山先輩! まだそんなことになってたの! ほんと、最後の最後に台無しな感じなんですけど、でもこれでこそ彼ら彼女らだ、そんな風にも思えて、ええ、楽しい面々。卒業のその日まで、その持ち味、発揮してくれました。

  • 『まんがタイムきらら』第14巻第6号(2016年6月号)

2016年5月9日月曜日

『まんがタイムきらら』2016年6月号

『まんがタイムきらら』2016年6月号、発売されました。表紙はですね、おおう、これはアニメにあわせてきたのですか!? 『三者三葉』、私の葉山ちゃんと西山さんがですよ、メイドの格好しましてね、手と手をあわせちゃったりしましてね、そしたら西山ちゃん、頬を赤く染めたりしましてね、咲太郎! 咲太郎! 百合の、百合の香りがするぞ! 一番手前には美しい薗部さん。ああ、これは薗部さんプロデュース! 素晴しい、素晴しいです、薗部さん! しかし、葉山、西山組、ふたりはほんとはいい友達になれるんだ、そう思わせてくれるよい表紙です。というか、ちょっと無理してる西山がほんと可愛いです。

三者三葉』、ほ、本編にも百合の、百合の香りが! 咲太郎! 咲太郎! ちょっとおいでなさい! 一芽がですね、ちょっと妹のこと心配してるんですかね、大食いチャレンジ中に一緒になった双葉に、最近小芽が元気ない、葉子様と別のクラスになって落ち込んでる、だから仲良くしてやってって頼んでて、ああ、小芽からしたら知られたくないことだったのかも知れないけど、ああ、兄貴、いい兄貴じゃないか! しかし、今同じクラスなの、双葉、小芽、そして近藤でしょう? 近藤がね、もうね、この人、ある意味、葉山ちゃん超えてるよね。葉山ちゃんは意図していけずしてる。近藤は素が酷い。ほんと、双葉がひいちゃってる、酷い会話だなんていってる。さて、双葉がですよ、小芽に、仲良くしようって、可愛くいうんですね。そんな双葉に小芽答えて、私の事好きなの? 頑張っていたずらっぽく混ぜ返してみたら、双葉、好きと即答ですよ! 咲太郎! 咲太郎! はやく、はやくいらっしゃい! お風呂で洗いあおう。今日の下着どんなの? どんな直球やねん! しかも近藤、私は今日ボーダーだよ、素で参戦か! でもね、もうじき修学旅行でしょう? せっかくだから知ってる人の方がいいなって思って、自分のことみたいにいいながら、ああ、なんていい子なの、双葉! 小芽にね、譲歩する余地与えてあげて、もうね、感動した。小田切、いいやつ! そんなわけで双葉、小芽、近藤の三葉ならぬ、ええとなんだ、近藤さん、植物要素ないな。ともあれ、小芽、素直になれないながらも、凸凹な友達関係、はじまりそうですよ!

『泣きむしストラテジー』、ゲストです。ヒロイン、クレアは皆が認める優しい子。泣いてる子、困ってる人を見たら、助けないではおられない。って、それ美点じゃん。でもなんでそれが褒められたことじゃないのん? というと、ああ、クレアは悪魔なんだ。魔界のインフラ、魔力の調達には人を泣かせないといけない。なのにクレアはそれができなくて、いわば劣等生。だもんで、処罰受けることになりまして……。クレアと出会った花坂牡丹。この子は見た目に無愛想で、周囲から怖れられてるんだけど、別に悪い子ではないみたいですね。その子と出会って、ちょっと仲良くなってと、それでクレアの処罰の内容、それがこの牡丹を泣かせなさい。ああ、クレアどうするんだろう。むしろ、無愛想、そんな牡丹の笑顔を引き出した彼女であるのに! もしかしたらこういう展開するのかな? みたいな予想はしたのだけれど、そうしたことより、予想外のどんな展開があるんだろう、ふたりの関係はどのように変化し、また深まっていくのだろう。それが楽しみでありますよ。

『オトメロック』、ゲストです。扉には眼鏡をはずした可愛いお嬢さん。って、あなた、学校の先生なのか。摩周杏実は中学校の理科教師。かつて軽音楽部に所属していた、その青春をふたたび取り戻そうというんでしょうか。生徒にして従妹の白木谷冬香。自宅のスタジオ、ならぬガレージを死守するためにこの子を引き込んで、バンド活動再開です。って、杏実先生、酷いな! 自分の利益のために生徒まきこんだよ! いたいけな一年生、二瀬川陽をなかば脅して入部させたりとか、ほんと、大変な人なんですけど、でも陽も結構思ったこといっちゃうタイプの子らしくって、そうそう負けてない。むしろ一緒に楽しくやっていけそうな感じがして、なかなかよさそうですよ。というか、保健室にいる子のところにバーンッって踏み込んで、また明日誘いにくるわ! なんだこのインパクト。いったいなにがどうなる! これ、度肝抜かれましたよ。

『メイドインルーム』、ゲストです。ひとり暮らしする美月のもとにやってきたメイド。なんと、ロボらしい。名前は藍。外見は普通の人、普通の女の子に見えて、けれど本当にロボットみたいなんですね。美月の父、明坂博士の指示だそう。この父、娘のこと心配なのはいいとして、盗聴器は駄目だよ! 藍にはそういう盗聴機能はないとのこと。盗聴を拒否するかわりに藍を受け入れる、みたいな感じですね。学校さぼり気味の美月に、ちゃんといきなさい、そういう藍はいい保護者ですよね。しかもお弁当忘れたら届けてくれるし、ええ、いい保護者ですよ。って、お弁当届けにきてくれた保護者、怒っちゃうの先生!? ああ、私が学生のころとはもう違うのかも知れません。藍、こういう時には武器を使う、といっても全然物騒じゃなくて、泣き落としなのか! もうひとつの武器は笑顔なのか! ほんと、ひとり暮らししたはいいけど生活力に欠ける美月の面倒みながら、ロボといった感じさせず、仲を深めていく。そういう様子悪くなかったですよ。

  • 『まんがタイムきらら』第14巻第6号(2016年6月号)

2016年5月8日日曜日

『まんがタイム』2016年6月号

『まんがタイム』2016年6月号、昨日の続きです。

『おひとり食堂』。お店の裏でもめているふたり。ガックン、フクヨ、色恋沙汰? なんか大変な様子? かと思ったら、漫才の練習をしていたっていうんですね。ガリポチャという男女ふたり組。見るからにふたりは好きあってるのだけど、なかなかそれをいいだせない、そんな状況に誠一郎、やきもきしてましてね、この人、自分の恋はからっきしでも、人の恋はちゃんと見える人なんだなあ。ふたりの恋模様にあてられて、ふたりの曲を書こうと思ったり、そういうところ純粋で、しかしエンジェルをエンゲルってスペル間違えたりして、あー、フクヨさん、たくさん食べそうだもんね。このふたりの恋愛の紆余曲折をへてのプロポーズ。それ見てキャーとかいってる誠一郎がおかしくって、この人、中身は乙女だよなあ。でもって、ウェディングケーキならぬウェディングハンバーグ! ああ、誠一郎、ほんと、いい人です。

『見晴らし良子さま』。カラーですよ。ああ、美しいですね。さて、美しい良子さまに女の子好きの疑惑がかかったりした今回。いや、恋とか愛とかじゃなくて、もう具体的に食とかでしか気持ちが動かない。そんな良子さまが現金で、いかに無駄を排し、今夜の食事を確保するかが最重要な良子さま、そして弟翔吾くんの食料確保。もうね、その生活がつつましくってつつましくって、まさか雨の日、濡れながらどころか、洗髪しながら下校するとか! ワイルドすぎますよ。良子さまの生活が苦しいこと、先生は知ってるんですね。結構気にかけていてくれて、けど、あんまり心配はいらない感じでしょうか。そして良子さまのライバルっぽい金成エリカさん。どっちかというと片思いタイプなんですが、ほんと、気位高そうに見せて、ちょっとのことで素直に喜ぶ。この人も可愛げのあるタイプですよね。

『ボンジュール仲居さん』。朋香がなにか元気がないようで……、って、ああ、母の命日が近づいてきているっていうんですね。それで憂鬱。小3のころ、母の日にプレゼントも用意していたんだけど、よりにもよってその日に母が事故にあい、って、ほんと、切ない話だなあ。私はそういう目にあったことがないんです。ほんと、しあわせに生きてきたんだなあって思いましたよ。ずっと朋香の母代わりだった兄貴さん、そして当の朋香もサラになぐさめてもらって、心の傷も多少は癒えたでしょうか。そして、お客さんの男の子のひとことを受けて、私も頑張ってるところ見せたいって朋香奮起して、ああ、元気出ましたね。前向きになりましたね。そして兄妹の関係もまたうるわしく、ほんと、この兄妹、そしてサラの三人、見ていてほろりとさせられるものありましたよ。

『パパは心配ご無用♥』。いい感じですね。本社を東京に移転すべきではないか、そんな議案が持ち上がっても、娘の一言、引っ越しなんて嫌、で却下してしまうパパであります。入札に連勝するたらちね建設の秘密もおかしくて、娘エリカがらみの数字で適当にやってる!? ほんと、社長、おかしすぎます。娘エリカから届いた、お仕事がんばってねのメールに奮起するパパさん。けど、その真相がすぐに明かされるのがね、ほんと、知らぬが仏ってやつじゃないですか! この父からしたら娘大事、娘からしたら父は鬱陶しい。このすれ違いは仕方ないのかもなあ。娘の気持ちもわかるものなあ。でも、父の気持ちもわかるんですよね。ちょっと過剰な父だけど、胸には亡き妻の思い出が今も大切にされていて、そしてそれは娘大事にもつながっていて、いつかこの大切に守っているもの、それが娘にも通じたらいいですね、なんて父の方に感情移入してしまっておりますよ。

  • 『まんがタイム』第36巻第6号(2016年6月号)

2016年5月7日土曜日

『まんがタイム』2016年6月号

『まんがタイム』2016年6月号、発売されました。表紙は『おとぼけ課長』課長がシャボン玉を吹いてましてね、そのシャボンの中に『らいか・デイズ』らいかや『さわらせてっ!あみかさん』あみかさん、『秘書の仕事じゃありません』秘書の姿が浮かんでいるんですね。まんまるしあわせー、とのキャプションがつきまして、ほんと、その感覚、課長の表情が語っていますよね。

天子様が来る!』は「まぁそうなるわな」、憧れのドリンクバーを自宅に設置したまではよかったけれど、ハンパになるけどあーい、その半端というのがねおかしくって、そうか、お母さんが補充するか。水、お茶、牛乳、時々砂糖水。って、うわー、すげー、昭和のリアルがここにある! そう思わされましたね。ほんと、これ、昭和のリアルだわ。というか、時々砂糖水って、せめてカルピスとかにしてあげてくださいよ! 「心因性」のお爺ちゃん、これもおかしくて、ほんと、孫の感想、じーちゃん何見てんだよ、これがぐさっときましたね。めちゃくちゃ面白い。そして「まぁこうなるわな」、一人吹奏楽、これ、憧れる! ほんと、こういうのできたらって本気の本気で思いますよ。

『あしながおねえさん』、面白いですよ。なんと長男、航には彼女がいたのか。それでお家に呼んだらば、ちかさんがいてさ、みんながあんまりにちかさんちかさんいうものだから、ちょっと不機嫌になっちゃってさ。うん、わかる。航がね、こんなお姉さんと気安いのも面白くないよね。でもみんなを追い出すとかなったら、社会的な顔もありますもんね、出ていって欲しいとはいえませんよね。けど、ほんと、これ、難しいわ。自分、こうした女心、きっと察せないわ。こうして物語として提示されたらさすがにわかりますよ? でも、社交辞令的にいわれたことをね、きっと真に受けてしまいそう。こわい! 心底思わされました。しかし、今回もちかさんナイスアドバイスで、おー、女心か! 彼女さんに航のシャツを提供させて、おー、すっかり彼女さんの心も掴んじゃってるじゃん! こういうちかさんのしたたかさ? いや違うか。けどやり手であることには違いないよね。ほんと、一枚も二枚も上手で、やられたーって思わされてナイスでしたよ。

『さわらせてっ!あみかさん』は、ほんと、あみかさんの周囲には変態的な人しかおりません。これはたまたま集まってきてしまっただけなのか。あるいは、あみかさんの肉の魅力が彼女らの変態性をあますところなく引き出してしまったがゆえなのか。ほんと、今回は直接的には登場していない沙織ちゃんの変態性。ほんとに見事で、そうか、あみか、かがりにも容易に想像できて、想像だけでひくレベル。さらには毒電波? 服を選んでいるその時に脳裏に語りかけてくる沙織ちゃん! もう、ほんと、沙織ちゃん、なにもの? すごかったです。そしてまひろの裏切られたー!! 発言。めっちゃくちゃ面白くて、というか、トレーナー着てるの、すごく可愛いんだけど!? そして兄の惨事……。ああ、兄ちゃん。どうなったのか……。いやあ、ほんと、おかしかったです。

鉄仮面のイブキさん』、喜多くんの告白ですよ! さあ、伊吹さん、どう答える!? 相楽さん曰く、激レアな表情を見せてくれたみたいでありますよ。相変らず喜多くんにはわからないみたいなんですけどね、ああー、伊吹さんの手をとってみれば、そこから震えが伝わる。伊吹さんも緊張している。そしてその口から語られる伊吹さんの本心。あー、喜多くんが大好き! あー、大変なことになったーっ! 喜多くん、成就でありますね。しかし、ほんと、こんなに相楽さんが喜ぶとは予想外。そして、喜多くんの告白、みんなが見事に見守っていて、なんだこの劇場的告白! みんな見てたんか! 通行規制までしてくれてたのか! ほんと、喜多くん、それから伊吹さんもかな、皆から愛されてます。そして愛しあうふたりのその後。ほんと、喜多くん、ちゃんと表情わかるようになる日、きますかね? しかし、ほんと、ハッピーエンドだなあ。

  • 『まんがタイム』第36巻第6号(2016年6月号)

2016年5月6日金曜日

あそびあそばせ

 『あそびあそばせ』、奇麗な表紙。黒のワンピース、赤い蝶ネクタイ。青い目、金髪の女の子が、手にはけん玉、仰向けにこちらを見上げて小さく微笑んでいる。そんな表紙の素敵さに目を奪われて、ああ、これはこうした美しい娘さんたちが、けん玉やトランプ、そうした昔ながらの遊びに興じて、きゃっきゃうふふと麗しい、そんな漫画に違いない。そう思って試し読み。いいですね、電子書籍の試し読みシステム。冒頭をさらっと見せてくれて、あまりに冒頭すぎても困るんですが、この漫画の場合、どういう漫画であるか、ちゃんと充分わかるだけ試し読みさせてくれまして、ん? あれ? なんかおかしくない? あれ? 麗し……、あれ? 奇麗可愛い……、ことなくなくない? あれー? と思っているうちに買ってしまってました。

いえね、漫画はじまって3ページ目には夢も幻想も打ち砕かれてしまってますからね。あれ? あの表紙の美人さん、そんなえらいことに!? え? 表紙、君よね? 君だよね? 狼狽しつつ答ひとつ返ってこようはずもない漫画に問いかけてしまう、そんな衝撃がありまして、いやあ、なんだこれ、すごいわ。両親が外国人、見た目が外国人、というので、転校初日から日本語わからないふりして、やりたい放題の女の子がいる。真面目でおとなしそうなのに、すごむとやたら怖いし、やるとなったら手加減なしな子がいる。そして、おっとりして、のんびりして、この漫画唯一の良心なのか、ほっと落ち着けるそんな子なのか? と思ったら、やっぱりなんかすごい顔してるし……、けっこうしれっと酷いこといったりするし。

ああ、この漫画に安らぎはないのかも知れない……。

昔ながらの遊びを追求する、そういう漫画を期待しても失敗しますよ。可愛い女の子たちがうんたらかんたら、というのも絶対的に違いますよ。じゃあ、なにを楽しめばいいのか、というと、やっぱり登場人物の酷さなんだと思います。いや、もう、すごいですよ? なんだ、この破壊的なコメディ! 過激な発想、過激な言動! この女の子たちを、破壊的に崩して描いて、その見た目、絵面の強烈さもまたすごくて、な、なんでまたそこまで過剰に!? もうほんと、つくづくすごいインパクトで、ページめくるごとに、コマを追うごとに爆発的な笑いのポイントが畳み込んでくる。いや、ほんと、油断してるとやられる! そんな類いの漫画。かと思えば、笑いの合間にほっとできる、心暖まる、そんなシーンがあったりして、ああ、きれいだ、ああ、なんと可愛らしい、と思ったらやられるから!

油断大敵ですよ。ほんと、あらゆるところに兵が伏せているのであります。

  • 涼川りん『あそびあそばせ』(ジェッツコミックス) 東京:白泉社,2016年。
  • 以下続刊

2016年5月5日木曜日

『まんがタウン』2016年6月号

『まんがタウン』2016年6月号、一昨日の続きです。

『ちょい能力少女あゆむ』、いい最終回むかえましたね。能力が使えなくなったあゆむ。それがちょっと話題になるのだけど、これはそれだけあの能力が皆から頼られていたのだろう。そしてあゆむもその能力に頼っていたのだろう、そうしたことうかがわせて、実際、別に能力を使わなくともできることでも、あゆむに頼ってくる。あゆむも能力を使わなくともできること、能力でやっつけたりしてましたもんね。さて、そんなあゆむの憂鬱? 悩みを瓦町くんが解消してくれた。皆に頼ればいいんだよ。うん、このひとことであゆむの気持ちも変わって、そして街で見かけた財布のピンチ。これを、これまでみたく能力でこっそり解消しちゃうんじゃなく、勇気持って話しかけてと、ああ、あゆむの前向きな様、とてもいいと思いました。って、そのくりかえしで痩せるんだ! 今まで、どんだけ動いてなかったの! そして最後のあの奇跡! あれは、もう、読者だけが知ってるあゆむのボーナスですよね。実際あゆむの能力はあれで終わりなのか、それともいつか復活するのか、それはわからないまでも、そうした今後いろいろ思わせるところ、あゆむの人柄あってのものかも、みたいに思ったんですね。

『ど先端ナース』も最終回です。いや、もう、びっくりしました。井坂育郎、彼のナースへの思慕。その芽生えの時期に出会っていたナースが、他ならぬナース山関! じゃなくって、沖乃虎奈だった。彼女と一緒にいた育郎に、飯綱まるみが語る。育郎があの時出会って、ナースの精神を感じとっていた相手、それは虎奈ではなかった。椎名とがりだったっていうんですね。これまでとがりに対して素直になれなかった、意固地だった井坂育郎。彼は結局その意固地さ捨てられなくて、それは椎名とがりも同じなんだけど、けれどふたりの関係、ちょっと変わっていきそうなんですね。まあ、めんどくさいことには変わりないんですけど、これはこれでハッピーエンドなんだろう。そう思わせるところ大きくて、いやもう、これは素直になれないふたりの恋愛の、あるいは幼ない日に感じた憧れに気づくまでの物語だったのかも知れないなあ、みたいなこと思わされましたよ。というか、ふたりの顔が近い! 近すぎるよ! あ、そうそう、ナース山関、なんかしれっとグッドエンド回収してるんですけど!

『ポジティブ先輩ネガティブ先輩』、天使ゆりあと巫女川結笑がルームシェアすることになったんだそうですよ。しかし、これ、結笑の言動がいちいちおかしくて、老後のことまで考えてる。毎日家飲みで赤字が出てる。ふたり、仲いいんだなあ。結笑の友達のくだり、あれがすごかった。そうか、ゆりあの友人関係に結笑のそれ、内包されてるんだ。ゆりあとの共通の知り合い以外に友達いないってわけか。あるいは、ゆりあが友達になるまで、友達いなかった!? 結笑の知らない人がきたら風呂場にこもるからって話も、自室、ええとクローゼットだっけ? あそこにこもればいいんじゃないの!? ほんと、今回は結笑がおかしすぎます。家では結笑がゆりあの世話を焼いて、えー、これストレスたまるパターンじゃないの? と思ったら、結笑の苦手、社会関係はゆりあに代行してもらうのか。これはこれで助け合いなのかも知れませんね。というか、結笑先輩、よくこれまで無事に暮らしてこれましたね。そして最後の、ポジティブ先輩ポジティブ先輩、あるいはネガティブ先輩ネガティブ先輩、ロゴまで作って! ネガティブ先輩2はいろいろやばそうですけど、ポジティブ先輩2は違う方面に発展していきそうな可能性感じさせて、悪くなさそうですね!

  • 『まんがタウン』第17巻第6号(2016年6月号)

2016年5月4日水曜日

『まんがホーム』2016年6月号

『まんがホーム』2016年6月号、一昨日の続きです。

天国のススメ!』は、太一のところに可愛い女の子の幽霊がいるんですってよ。それで例のあの人が生霊とばしそうなくらい、おどろおどろしく変化して……、って、ほんと、この人、普通にしてたらかなり可愛いのに、こういうところで損、は別にしてないな。太一が振り向かないのは別の理由だよね。さて、太一のところにいる女の子の霊。大変にかわいらしい。まるでお人形さんみたいで、その子がなぜ太一を呼び止めたのか。さらには、名前も知らない、おうちどころか、その概念さえ知らないというこの子、どういう由来、来歴があるのか。太一たち、その子と出会ったところに戻ってみて、そしてわかることがある。ああ、この子、もとから人形なのか! さらには、その人形の由来がですよ、太一のお母さんが作ったやつなのか! ああ、母の語る人形の来歴。ムギの生まれる前から作りはじめた。そして今はこの子のために、家族を作っているんだって。そのお母さんの語り口がですね、しみじみと優しくて、その優しさ、気持ちが人形の女の子にも通じたんだ、そんな風に思わされるエピソードでありましたよ。

『主任の一ノ瀬さん』、まさか前回のブラックスナイパーの話、続くとは思ってもいませんでした。会長がですね、クソまずいドリンクなんていわれちゃったこと気になさいまして、こ、これは広告引き上げですか!? いや、そういう話じゃなかった。売り上げ5倍にしてもらう! って、そんな無茶な! っていうんだけど、お、一ノ瀬さんがヤル気だ! 一ノ瀬さんがヤル気になったら10倍20倍あたりまえだよね! と思ったのに、駄目か、5倍もきついか。というか、社内が疲弊しきって、ほんと、会長、殺生な命令お出しになりました。けど、会議の末に一ノ瀬さんの窮余の策が功を奏して、売り上げこそはあがったものの、会長はショックを受けられて、ああ、会長はブラックスナイパーのことおいしいと思ってらしたのか……、意識の相違が露にされたというこの落ちに笑ってしまいました。しかし、この漫画、終わってしまうのか! ああ、ショック! 次回、最終回、楽しみに待ちますよ。

『ようこそ!オーロラ百貨店』、デパートは新社会人応援フェアを開催して、そのせいか、皆が初心に立ち返ろうと思い立つ。って、えにちゃんは戻りすぎだ! でもって、帽子ならなんでもこいの撫子、さすがの変態力であります。水菜の新入社員時代、少し描かれまして、ああ、この人、今よりもずっともっと可憐でいたいけだったのだなあ。そして社長の初心! ああ、遺書って! あかん、あかんで! 初心初心といいながら、皆のびのびと自分の好きを押し出していて、そうしたところ、このデパートのよさと感じます。無理に初心を求めずとも、この自然体がとてもいい。というか、歩くと音の出る靴、これは初心関係ないしな! そしてえにちゃんの初心。ああ、むくわれてよかった。ほんと、こういう素直によいと感じられる魅力、それがこの漫画の初心なのかも知れない、なんて思いました。

『うちの秘書さま』ははじめ様がおいたですよ。皆に内緒でゲーム機買いまして、夜中、遅くまで遊んでるっていうんです。けど、さすがの七瀬、慌てて隠したはじめの様子見て、ぐいっと踏み込んでいきますね。と、それをメイドの彼女が誤解する、そこまではもうセットといえる。いや、でも、ほんと、このメイドさん、とんでもなく可愛いな。自分がはじめなら、秘書じゃなくメイドにいきます。翌日、寝不足で調子の出ないはじめ。その様子にメイドがうろたえたり、心配したり、それで緊急会議が開かれる。これ、第298回だそうですが、どれくらいの頻度で開かれてるんだろう……。メイドの心配、その結論が五月病となったのをいいことに、わがまま放題やっちゃうはじめ様、ほんと、この人、絶対調子乗るよね。でもって、その後に酷い結果になるというそのパターン踏襲して、いや、もう、目を伏せているメイドたち、彼女らの閉ざされた目の向こうではどんな惨劇が繰り広げられたものか。描かれぬのが花、といっていいのか、ほんと安定のはじめ様です。

  • 『まんがホーム』第30巻第6号(2016年6月号)

2016年5月3日火曜日

『まんがタウン』2016年6月号

『まんがタウン』2016年6月号、発売されています。今月は2日発売だったんですね。表紙は『新クレヨンしんちゃん』からぶりぶりざえもんがメインです。今月から私が主役だなんていってて、これ即座にしんのすけに否定されてますけど、あやうく信用してしまうところでした。いや、映画のからみでそうなのかな、なんて思ったんですね。『野原ひろし 昼メシの流儀』のカットもございます。『夢からさめても』、『ど先端ナース』、『ちょい能力少女あゆむ』の最終回告知カット、『ほぼほぼ商店』の新連載告知カットもございます。

『ほぼほぼ商店』、新連載です。今回は夫婦もの。父から金物店を継ぎまして、夫、太朗はその店にてファンタジー道具を商って、妻はというと、同じ店にてあこがれのおしゃれな雑貨屋を開くという、このちぐはぐ。というか、妻はわかるよ? むしろ問題は夫で、山羊の頭蓋骨とかメイスとかあるの見えますね。夫曰く隙間産業。けどそれ、需要がないんじゃないかなと妻から冷静なつっこみ受けまして、まあ、そうだよなあ。これが秋葉原とかなら違うのかも知れないけど、普通の商店街じゃ、そうそう求められそうなもんじゃないものなあ。妻コーナーと夫コーナーをわけるのは、もともとの商い、金物であります。息子夫婦による新装開店を祝ってやってきたご近所さんも、台所はかりを買っていこう、と、これは金物になるのかな? いずれにしても、もともと寂れかけていた商店街の、寂れかけていた店。この夫婦の個性の導入、これが吉と出るかどうか、でありますね。先行き暗そうだけど、ふたりが明るいからバランスとれて、いいですね。

『恋するヤンキーガール』は猫の話? それともユズキの話? いや、どうもおばあちゃんの話っぽい。おばあちゃんの気迫、技量に魅了されたユズキ。どうしたらできるのか、聞いたらば、うまいこと口車に乗せられて、家の用事させられて、いや、でも、それでしあわせそうだからいいのか。ナギもですよね、ばあちゃんの口車に乗せられて働かされて、ほんと、ナギはアヤメちゃんのこととなると必死になるんだなあ。ほんと、ついにここまできたんですね。さて、なにやらせてもうまくいかない、そんなナギ。ちょっと落ち込んで、そんなナギをアヤメちゃんがはげましてくれる。けど料理がうまいとか、そういうの、ナギ本人が望んでるものではないようで、ああ、ままならないものでありますよね。ほんと、でも、たとえそうでも、アヤメちゃんはナギのいいところをちゃんとわかっている。それでいい雰囲気になりそうで、ええ、ふたり、ついにここまできましたね。妨害なんかに負けず、つっぱしるんだ! あ、そうそう、アヤメちゃんの普段着、ふたつにわけた髪形も、なんかラフで、可愛いですよね。

『若林くんが寝かせてくれない』、好評なんですか? うん、面白いし、単行本も買ったしで、わかる気がします。ゲストで登場ですよ。保健室にやってきた須住先生。若林くんの話を聞けば睡眠時間がなくなると、適当に流すつもりが、ついつい引き込まれてしまった。なんと、保健室の先生、マリアン先生、昔はガングロギャルだったんだ! ええーっ! 人に歴史あり! そんな来歴、みじんも感じられない! 須住先生のつりこまれてしまう、その瞬間、めちゃくちゃ面白かった。でもって、パラパラ。あー、ありましたね。あっという間にすたれませんでした? 忘れてたつもりのマリアン先生、曲を聞くと体が勝手に動いちゃう。すごいな。おかしいなあ。そして、先生たちの若い頃の話。ああ、カメラ付きケータイとかなかったなあ。ガングロギャルは携帯電話の時代でしたっけ? でもってルーズソックスやらね、いろいろ当時思わせる風物語られて、そして若林くんをギャルにしたらこんな感じ? って、これ可愛いなあ。まいったな。そしてギャル男。ああ、ありましたね。須住先生もそうだった? って、まさかそんなわけあるまい! なんだけど、勝手に想像されちゃうっていうのがおかしくて、やっぱり先生、寝られずじまいでした。

『2年2組のスタジアムガール』は、チアリーダーたちのキャッチフレーズを考えます。なんか歌いながら踊ってたスズをね、皆が見ちゃいまして、なるほどこういうのも悪くないんじゃないか? 野球選手にもニックネームがあるみたいな感じでと、各人のセールスポイントを考えるんだけど、すぐにほいほい出てくるもんじゃない。特にスズのニックネーム、微妙なの連発で、消臭剤? 解説機能付消臭剤? ほんと、スズの個性、微妙な方面に偏ってるというか、ある一点に突出しているというか、選手相手にハイテンションに解説するところとかね、もう、最高で、基本無難で人畜無害そう、おとなしいこの子がこれですからね。しかし、今回はスズのこうしたところ散々扱って、最後にユイが一人勝ち、全部かっさらっていっちゃいましたよ。ほんと、スズちゃん、いじられ損だ!

  • 『まんがタウン』第17巻第6号(2016年6月号)

2016年5月2日月曜日

『まんがホーム』2016年6月号

『まんがホーム』2016年6月号、発売されました。表紙は『らいか・デイズ』らいかメインで、夜更しでありましょうか。パジャマ姿でクッキー食べながら、今夜は寝ないぞ、なんていってるんですね。『孔明のヨメ。』孔明、月英夫妻も同様で、寝間着姿、肉まんふたりで食べながら模擬戦やってます。この模擬戦っていうのがふたりらしいなあ。そして『天国のススメ!』太一と草間、ふたりがトランプに興じておりますよ。

『孔明のヨメ。』はちょっとした山場ですよね。いや、山場を準備する、その前段階といった感じでありましょうか。劉備のもとで働くことになった徐庶。彼が、劉備に差し向けられた刺客、そいつのバックグラウンドを暴く、その計略を練ったというんですね。その計略のキーとなる人物、趙雲のもとへと向かう途中、孔明のもとに馬を返すべく寄ってみれば、ここで孔明が刺客と遭遇していた。しかもつぶさに観察して、身のまわりのもの、さらにはその態度から、ある程度の背景をうかがっている。さらには妻月英も、刺客たちが黄家の名にひるんだ様子はなかった、そうしたことをうかがっていて、おお、ふたりとも素晴しい。そして徐庶、趙雲と合流して、おお、趙雲の蹴り! かっこいい。趙雲には心当たりがある、しかし証拠がないという状況。さて、こうした状況において劉備すなわち徐庶のとった計略とは!? とりあえず黒幕の度肝を抜くことには成功してて、や、これ、どうなるの!? でありますよ。

『男子の花園』、父ひとり子ひとりで頑張る物語。3歳児の面倒見ながら朝の準備はハードモードで、子供は子供でパパのこと手伝おう、そんなこと思ってくれてるんですけど、ああ、もう、大変なことに! 保育園へ向かう途上でもトラブル。保育園に到着してからは職場へとダッシュ。しかしこのパパ、見た目麗しく、歯科衛生士の仕事でついつい口にしちゃう子供相手の口調、これもお客さんに好評で、ええ、大変ながらもなんとか毎日をこなしてるてるんですね。でも、いろいろ限界も見えている。夕食のこと考えるとつらい。疲れもすごく溜まってる。そんな彼の前に現れたのが、やたらダンディな父親! なるほど、祖父、父、息子の3世代だ! 仕事人間、家のことなんてかえりみることのなかった父が、なんと料理はじめ家事に熟達、子育てを手伝ってくれようという。けど、父と子、つまり祖父とパパの間には確執があるみたいですけどね。この確執、今後、どんな風に解けていくのか。ちょっと楽しみですね。

『敗者復活戦』。うおう、扉のニーナが可愛いよ! ほんと、ニーナ、可愛いなあ! ニーナ! ニーナ! さて今回の小ネタは、月穂サマの猫アレルギーでありますよ。猫と遊びたいのに遊べない。そんな月穂サマの力になりたいと、情報の授業に身をいれるニーナです。いや、これ自体はいいことなんだけど、先生はなんか複雑そう。静電気で機械類、壊しちゃう子だからなあ。こうしたものごと、細かに描いて面白み積み重ねながらも、桑原先生の側のこと、すなわち先生と月穂サマの関係についても状況推移を見せまして、表層に流れるもの、その奥に動いているより大きなこと、ふたつの流れをね、それぞれのテンポで等価に見せてくれるのがとてもいい。ほんと、アレルギーをめぐるいろいろ面白かったし、桑原先生の悩みなんかも次への期待につながって、ええ、この重層的な見せ方! 素晴しいですよ。

『スナックあけみでしかられて』、これ毎回しかられること前提? というか、説教スナック? かと思ったら、しかるのはあけみママではないみたいですね。松田円の新作です。スナックあけみなる小さなお店。休みのはずなのに中でなにか音がするといって、常連客が心配している。そんな彼らのことしかるのがね、小学生、乃里ちゃん。ああ、しかるのはこの子か! あけみさんはママだけどみんなのお母さんじゃないんだよ? 手厳しい! あけみママ、可愛い人ですよね。気さくでキュートで、で、人の心に効く歌を歌うのか……。すごいよな。しかるのは乃里ちゃん。お客の心を砕くのがママ。なるほど、これ、おかしいな。実にいい分業体制でありませんか。

  • 『まんがホーム』第30巻第6号(2016年6月号)

2016年5月1日日曜日

『まんがタイムきららキャラット』2016年6月号

『まんがタイムきららキャラット』2016年6月号、一昨日の続きです。

『はやしたてまつり♪』、いい感じに転がっていってますね。おはやし、太鼓を叩いてる子を取材して、けれどさらに詳しく知りたいと、追加で取材をします。家を訊ねましてね、取材の許可とりましてね、それで学校にいきます。おお、同じ学校だったんですね。しかも巌さん、以前からさなみのこと知ってたらしい。ああ、桜の木の下で寝ていたの見たことあるんだ。友達がいないという巌。無口で、人見知りで、あんまりに寡黙だからものすごく誤解されてて、けどそんな子が新聞部ふたりに勇気出して、一緒にお餅を食べましょう。お餅っていうのが、なんかいいですよね。そして、もう友達だよって、取材わすれて友情深めて。ええ、いいですよ、とてもいいですよ。

『リトル・リトル・アリス』、相変らず酷くってよいなあ。リデルにつきそってる猫のセバス。まさかの交通事故で危ない状況に陥るんですが、およそ信頼できない治療法で復活。って、あんた、そんなイケメン兄さんだったのか! 自分で自分に呪いをかけてたんですか。いい男だから、周囲の小さな女の子にも大人気、さらにはリデルもよく懐いていて、それが身の破滅を招きそうだったから、自分で自分に呪いをかけて猫になった。けど、エピソードのメイン、これからというんだから驚きました。リデルのそばに男がいる。それが許せないと、リデル大好きロリコンの皆さんが集結してしまった。さらにはセバスの男の魅力にまいってしまった女子連中がキルシュ筆頭にして連帯。血で血を洗う抗争に発展してしまう! なんだろうなあ、この発想。すごいよ。結局セバス、自分の呪いにふたたびかかってしまって、猫に逆戻り。セラからもキルシュからも狙われてという、安定ですね、こういうパターン、実によいです。

『塾後のあそびば』、いいですね、またもゲストですよ。いち子が悪い子デビューするっていってるんですよ。って、なにをするの!? 両親ともに外出してる、夕食のお金は貰ってきてる、だから、そのお金で! お菓子を買って、食べて、それを夕食にしてしまいます! いち子、なんていい子なんだ、なんていい子なんだ。いち子のね、ふふふーんって興奮してる顔見て、いちいち可愛い顔っていっちゃう千代子もいいですよね。どんだけあなたいち子のこと好きでいらっしゃるの? ええ、大変にいいです。千代子のにこーっも最高ですよ。千代子の父のしょんぼりもいいですよ。さて、買い食い。ヒナに美空も加わって、美空、スイカ食べるの!? しかもその量! 果物にチャレンジした美空に、スイカは野菜と伝える無慈悲ないち子! もう、ほんと、このやりとりおかしいなあ。面白い。買ったもの、ケーキと唐揚げとかね、交換しながら食べてね、その様子がすごく楽しそう。大好きっていわれて嬉しそうな千代子も可愛くって、しかし今回思ったんですが、いち子って結構食べますよね。あ、そうそう、私はポテチはいち子派ですよ。うん、こういうのも面白いです。

『へんてこバスと飴玉くるり』、今回の話、よかったなあ。都市伝説の月光号。ある、ないで議論してたら、小町さん、乗ったことあるけど、5年前、その実在を証言する人が出てきちゃったんですね。しかし、この話、小町さんとビー玉ちゃんとの出会いを描いて、ああ、なんだよ、すごくいい話じゃん。吉松先生の原稿をとりに月光号に乗車することになった小町さん。いきがかりで学校の先生をすることになって、そこで不登校、欠席してるというビー玉ちゃんのこと知るんですね。不登校の理由がですよ、泣けた、ああ、ビー玉ちゃん、教師というものに不信を抱いて、さらには恐怖をも感じているかのよう。自分の頑張って書いた作文が、他の誰かに代筆させたと疑われてしまったそのことが、ずっと心に突き刺さって残ってるっていうんですね。わかる。自分にもあったもの。しかし、今回、そのビー玉ちゃんの才能を吉松さんが見出して、さらにはその詩作の才をかたちにしてくれて、そしてそれを小町のつとめる編集部にひきわたしてくれた。ビー玉ちゃんの詩が一気にかたちを成す、その描写の見事なこと! もうね、これまでちぢこまっていた心がね、ぱーっと開かれて、もうとめどない! 感動的でさえあったと思うんです。ええ、いい話でした。胸にせまりましたね。

  • 『まんがタイムきららキャラット』第12巻第6号(2016年6月号)