2016年5月10日火曜日

『まんがタイムきらら』2016年6月号

『まんがタイムきらら』2016年6月号、昨日の続きです。

『きらきら☆スタディー』、全国センター模試を終えて翌日、自己採点することになりました。けれどまれいは微妙にそうしたことに慣れていなくて、高校の時はどうしたのかといわれたら、これが推薦入試。へー、小中とスポーツで活躍ですか。バスケにバレーにソフトボールとな。ともあれ、これですんなりと合格を決めたまれい。その話聞いた千代が、自分の推薦獲得の苦労を思い出して撃沈してるのがおかしかったですよ。またまれいのスポーツを続けなかった理由もあって、いや、けど、これ、背が伸びなかったからやめた、そういう都合もあろうけれど、まわりがどんどん伸びるなか、ひとり背丈のハンデを持ってプレイするのは厳しかったかもなあ、みたいにも思いましたよ。うん、バレー、バスケはきつそうです。でもって自己採点。まれいの解答冊子とりちがえ、これ、冗談にならん! ほんと、ダメージ受けてる千代がなんか可愛かったです。そしてどんどん点数の下がっていくまれいさん。数学7点! けど、私には笑う資格がないわ! しかし、模試は習ってない範囲からも出る。それをいかに先取りするか、その対策としてまれい発案の武者修行、なんだそうですが、にんにんは武者じゃないですよ、まれいさん!

『オリーブ! — Believe, “Olieve”?』、コニーの家、庭にですねなんだか当然巨木がどーんと登場して、いったいこれはなに!? エルミター樹なる木らしいですよ。おお、これ、ただの植物ではなくて、おもちゃなのか。木が家になっていて、いろいろファンシーな部屋がある。ブルジョアなおもちゃ! そうか、コニーさん、ブルジョアか。コニーもちゑも微妙にテンション高いのは、おもちゃが懐かしいから? あるいはこれが憧れのおもちゃであったから? いや、スズを招いて楽しみたい気持ちのためかも知れません。しかし、このおもちゃ。こえだちゃんと木のおうち思い出しましたよ。現実のおもちゃにはこえだちゃんが住んでたけど、エルミター樹にはスーベニア家族という動物のメイドさん一家が住んでる。これは違うおもちゃっぽい! ともあれ、妙な魔力のせいで異常成長したエルミター樹を、皆がちょっと肝試し気分で探検する。コニー、スズ組の前には猫の一団が待ち受け、ちゑ、あおば組の前にはスライム? コウモリ? いたずら好きなモンスターっぽいのがいっぱいで、しかし、ちゑ、本気出すとこんななるんだ! かっこいい! それで気迫負けしちゃった一つ目スライムも可愛くて、なんだろう、やっぱり基本おもちゃというか、おどろおどろしい見た目になっても、ベースはキュートなファンタジーなんだなって思わされましたよ。皆がですね、お化けや猫をひきつれてスーベニア家族のもとに辿り着く、その道のりの可愛さとか最高でしたよ。

『ヒトより私はそれが好き!』、なんかまた面白い子が出てきましたよ。と、その前に、今いる面白い子たちの復習です。日本フェチのミュエル。散る桜の花びらをパクリと食べて、より深く日本を感じることができる、なんていってるお嬢さん。もうひとり高城さんはというと、将棋の歩、歩の成りですね、そいつを並べて、いわゆると金、その文字を愛でいたというんですね。あれ、と金、すなわち「と」と呼ばれてますけど、金と同じ読みの今、そいつを草書で書いたものに由来するとか、そんな話があるんだそうですね。と、余談でした。なんかね、鉢植え、というか植木? 持ってきてくれたお嬢さんがいるんですね。乃木坂芽々さん。その木に、元気でなアルヴェール、別れを告げて、って、いったいなにごと? 桜のお礼。校庭の桜、それが好きで入学したというのに、伐採されるという。その桜を橘いよりが守ってくれた。生徒たちの要望をまとめ、その木のある意義を含め、学校と交渉して、って、この子、有能だな! そしてかくして、アルヴェールの子、この人は植物、樹木のフェチなのか。この子も生徒相談係にいりびたることになりそうですね。ほんと、この係、すっかり変態集団になってしまって、彼女らの性癖、いかに隠すか。いや、結局ばれそうな気がしますよね。だって、彼女ら、隠す気なさそうだもん。

チェリーブロッサム!』、先輩たちの卒業式でありますよ。ああなんて感動的な式の情景でしょう! とならないのはなんだか彼女ららしくって、いや、校歌斉唱で綱島先輩のこぶしまわってるとか、でも、大倉山先輩ですよ。卒業証書授与。緊張をともに登壇する、って、なになさってるの! なんでそこでパンツ履かないって選択があるの! どういう欲望なんですか、先輩! でも、これこそがこの先輩らしさなのかも、なんて思った自分は、この漫画の風に慣れてしまっているのだろうなあ、なんてこと思いました。新丸子先生との挨拶、後輩たちからのお別れの言葉。先輩も後輩もね、それぞれのらしさをともに、これまで過ごしてきた時間を感じさせる、そんな言葉を交わしましてね、そして我らが主人公大咲ですよ。多分、屋上にいる。園芸部ですね。思い出の場所にて彼の語る園芸部への気持ち、そこで出会った人たちへの気持ち、彼の朴訥した言葉は、その心情よく伝えて、そしていっぱいの花びらをともに卒業おめでとうございます。彼の気持ちの精一杯、それがよく現れて、ああ、いい先輩後輩たちですよ。と思ったら、大倉山先輩! まだそんなことになってたの! ほんと、最後の最後に台無しな感じなんですけど、でもこれでこそ彼ら彼女らだ、そんな風にも思えて、ええ、楽しい面々。卒業のその日まで、その持ち味、発揮してくれました。

  • 『まんがタイムきらら』第14巻第6号(2016年6月号)

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