『まんがタイムきららミラク』2016年7月号、発売されました。表紙は『うらら迷路帖』、千矢と紺ふたりが、ひ、ひみつのはなぞの!? 質素な制服姿、青いリボンも愛らしく、後ろに見えるは門でありましょうか。これ、表紙では見えないんですけど、上に九って書かれてるんですよね。ということは九番地。ふたりの内緒話。ちょっと真面目な紺の顔。千矢はふわりと微笑み見せて、なんだかちょっと静謐な感じが素敵な表紙です。
『うらら迷路帖』は臣に迫りますよ! 寮は五人部屋。棗屋組に臣も加わることになるんだけど、人見知りがために素直になれない。そんな彼女の気持ちを代弁して、打ち解ける切っ掛けを作ってくれるノノがすごくいい。ほんと、臣、ノノがいなかったらこんなにはやく打ち解けることはなかったかも知れませんね。さてですよ、臣がうららを目指した理由語られて、おおう、臣さん、没落貴族なのか。極貧にあえぐ二条家を復興させる。その一心で一番占になると決めたんですね。しかし、それでなんで夢占いだったのかっていう顛末もおかしくって、しかし、育ちのためでしょうか、真っ直ぐ努力のいい子じゃないですか。そして彼女が見たという一番占。それが千矢に似ていた。ああ、そうか、やっぱりそうなのか。なんて思わせるところあって、これ、先にどういう展開があるのだろう。楽しみ増すばかりですよ。ああ、そうそう、吉田屋さん! お隣! めちゃくちゃ可愛らしい! 楽しみ増すばかりですよ!
『ビビッド・モンスターズ・クロニクル』、おお今回は水着回。扉には水着の皆がずらり並びまして、おお、チェリさん! チェリさん! でもね、本編、どうにも海とかなんとか関係ないみたいでしてね、期末試験、結果が駄目ならゲーム禁止ってね、夢子が落ち込んでるんです。それを受けてあずき、さっそく諦めるという。ああ、期待はしないのだな。期待はしないんですね! しかし、試験、今日の明日なんですね。ボンちゃん、もう無理だって泣いちゃって、それを冷静に正論でもってたしなめるキャロラインがエレガント! ほんと、あんこもさすがにただ見守ってるだけというわけにはいかないようで、ああ、目が、目が怖いですよ! 素敵! 話しているうちにどんどんネガティブになるキャロラインも素晴しく、ああ、この子、努力で苦手を克服してるんだものなあ。頭さがるよ。でもってチェリさん、得意強化は保健体育。あー。バックグラウンド知らないんだから、誤解されちゃうよなあ。さて、テストも無事乗り越えて夏休み。学生組と社会人の意識の差感じさせられる一幕、うん、面白かった。ボンちゃんの顔! そして皆で水辺のマップにいって、夏を満喫? 水着装備に命をかけるがごとしあんこの情熱、そして水辺イベントを特訓に昇華させるチェリさん! いやあ、強いヤドカリ相手にいかに勝つか、作戦をたて自らの役割しっかり果たして奮闘する皆の様子、すごく面白かったです。というか、凛々しく投薬するキャロラインのコマ、その裏がそのまま中の人、赤音なんですよね。もう、キャロラインの奮闘ぶり! ほんと、赤音さん、頑張ってるよ。
『カラフル・マキアート!』、めちゃくちゃ面白いな! カラフル・マキアートに任務が発生です。生物部のうさぎ小屋。12匹のはずなのに13匹に増えてしまいました。その謎を調べて欲しい。って、なにそれ、怪奇!? いや、そんなに怖い話じゃないと思うんですけど、怖がったしおりがもう大変なことになってて、おかしかったー。今回のトピックは、カラフル・マキアートにマスコットがいたこと。トコ。うさぎっぽい外見。別にしゃべらない。最近見てない。みのりが入部した時にはもういなかった。ここからのみのりのアップダウンが面白くって、そして我らが会長ですよ! 生徒会にも依頼がきた。それで会長、カラフル・マキアートが飼ってるうさぎだろうとあたりをつけて、教えるつもりはない、でも教えないと気づかないかも、副会長にいわれたら、そそくさと教えにいく。もう、会長、なんて可愛いの! でもってカラフル・マキアート、やっぱり気づいてなくて、駄目な子らだー! ほんと、体力ないからって、変身して学校中走りまわって、で、その姿見た会長がずるいってショック受けて、もう、会長、なんて可愛いの! 変身には50分かかって、でも着替えてる時の表情、めちゃくちゃ可愛くて、この漫画、会長がヒロインだよ! そして、カラフル・マキアート、トコを発見。というか、副会長の介入がなかったら駄目だったんじゃないか! でもってトコ、激やせしてるって、いや、それって、カラフル・マキアート時代が激太りしてただけじゃないの!? つっこみどころも満載で、そして最後のしおりん! もう、最高です。
『にじいろエネルギー』、ゲストです。大月陽菜は不運に見舞われやすい女の子で、学校には早起きして余裕を持って向かうのに、今日にかぎってあっちでもこっちでも通行止め。1時間彷徨うとか! 対して陽菜の友人葵はやたら幸運で、と、そんな陽菜のロッカーに手紙が入ってました。ラブレター!? とは考えないのが陽菜って人なのか。ネガティブさんなのだな。と思ってたら、これ、ちゃんと伏線になってるんだ! 呼び出された教会で出会ったのは辻姉妹。姉の林檎はシスターをしていて、妹の梨央は陽菜たちと同じ学校の三年生。彼女らがいうんですね、もうすぐ消えてしまうかも知れないって。誰が? なにが? というと、陽菜のオーラ。なるほど、人の姿をとるんだ。これがタイトルにいうエネルギーなんですね。このオーラがその人の運に影響して、陽菜のオーラ、分身はもう消えかけようとしている。対し葵のオーラは幸福度高い色をしていて。これ、ネガティブな気持ちでものごと受けとるごとに、オーラが弱まっちゃうんですか。そんなわけで陽菜、自分の分身、オーラのために意識改善はかります。はたしてどうなるんだろう。陽菜から暗い表情が消えるといいなって思いますよね。
『呪いよ呪いよ呪いさん!』、読み切りゲストです。主人公祝詞ミコは神社の娘。けれど、そういう年頃、ええと中二病とかいわれるあれ? 呪いとか藁人形とかに興味持っちゃって、しかもそれで実際に人を呪っちゃった。その趣味をたしなめた父に腹をたてて、大人なんて嫌い、デリカシーのない男も嫌い! そうしたら、みごとに呪いが成就して、大人も男もみんな消えてしまいましたとさ。これ、厳密にいうと消えたのではなく、ミコの願ったことが叶った、呪い空間なるところに入り込んできてしまってる? そこで出会った猫という女の子。この子がちょっとした案内役で、いろいろ教えてくれたり、ミコのことさとしてくれるのは、親切でいい感じです。学校にいくと、ミコの友人たちがいて、それも皆女子ばかり。ああ、大人と男が消されちゃったからね。これは、彼女らもこの世界に引き込まれたのか、あるいはミコの呪いの世界に用意された写しかなにかなのか。わからないんですけどね、少なくとも身勝手だったミコが反省するごとに状況が変化する? 好転する? そんな世界であるようで、ええ、ミコのごめんなさいを受けて、ちょっと変化があったみたいですよ。って、これで終わり? えー、続きちょっと読みたいよ。
- 『まんがタイムきららミラク』第5巻第7号(2016年7月号)
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