2016年5月12日木曜日

『まんがタイムジャンボ』2016年6月号

『まんがタイムジャンボ』2016年6月号、発売されました。おお、表紙は『レーカン!』天海さんを中央に、左右を『けいさつのおにーさん』穂苅くん、手塚さんでばっちり固めて、それで皆、警察の制服ばっちりの、すごくかっこいい表紙に仕上がっています。『けいさつのおにーさん』と『レーカン!』の絵のテイスト、結構違うと思うんですが、こうして3人並んでも不思議と調和して、実に魅力的であります。そして『ペンタブと戦車』のカットもありますよ。里見青年の持つスケッチブックには89式のイラストが! のぞきこむ武田大尉が超グッドです。

『ヒゲとセーラー』、修学旅行で京都にきますよ。あの皆がちょっとハイになってるのね、面白くて、新幹線の車内でもにぎやか。バスでは栗栖、市井が隣り同士になって、おおう、女子の嫉妬が市井に向かって大変だ! 市井の好意は初に向かっているのに、肝心の初はというと市井、栗栖を接近させようと思ってるんですね。なんだ、この、気持ちのすれ違い! 横から見てる毬ちゃんが、なんかいろいろわかってるみたいで、ほんと、面白い。清水寺は音羽の滝でも、初、栗栖、市井をぐいぐい押してさ、けど初に気持ちの向いている市井くん、風呂あがりの栗栖さんにめろめろ? って、違うね、すごいね、初に一途だよ! しかし今回、浮かれてハイになってる初が見られて、なんだかレアな感じですよ。

『ローカル女子の遠吠え』、これ、単行本発売でゲスト掲載されてるんですけど、なので言及しない方向でいこうかと思ったんですけど、あかんわ、面白いわ、逃れられない。基本は雲春の左遷の理由とか、雲春のライバル名々伏との対話メインで、そこに主人公りん子さんが加わって、静岡話で盛り上がる。盛り上がる? 埼玉在住の名々伏が、お茶のことで静岡にライバル心燃やしてるんですけど、それを受けた雲春の言葉、宇治は抹茶だからジャンルが違う、マジかよ、これがめちゃくちゃ面白くて、ほんと、なんといったらいいか、ダイレクトにアタックしてくるみたいな面白さありますよね。もってまわらない。直球でぶっつけてくる。これ、りん子その人も同様みたいで、名々伏の社交辞令に本音がばんばん返ってくる。静岡人が皆いい人なら静岡県警はいりませんよ。いや、そのとおりなんだけどさ、もうね、めちゃくちゃ面白いな。ほんと、この漫画、最高です。

『ナデシコ!』、びっくりしました。社長交代ですってよ。門倉社長、すなわちおばあちゃんが突如解任されることになって、あ、これってもしかして、なんかおどろおどろしく描いてさ、実は別に深刻な話じゃないんだよー、驚いた? ってやつだね! そう思って読み進めていったら、おおう、深刻な話じゃないかよ! 驚いた! 副社長、おばあちゃんの弟にあたる門倉正蔵が前社長を解任に追い込んだ。優秀だけど人への思いやりに欠ける、そんな人らしく、これはこれは不安になる……。そんな話を受けて、さあ会社での出来事ですよ。お客様相談室を解体! うおう、まさか、お客の窓口なくすとか、そんなことある? って思ったら、時代はアウトソーシング、あー、そうっすね、それが時世ってやつっすよね。うん、納得した。さらには加えて、お客様相談室所属の社員はリストラの対象で……って、ほんと大変なことになったよ、どうしたものだろう。そんな中、エミだけは社長直々に海外展開を仕掛ける、そのスタッフとして抜擢されて、と、こうなって次はどうなる? ほんと、これ、全然先が読めないですよ。不安しかない!

『うたのおねえさん』、ゲストです。実は、私はうたのお兄さんのオーデションを受けたことがあります! NHK大阪で! まあ、落ちたけどな! 受かる余地もなかったぜ! ヒロイン大月のどかは、うたのお姉さんを志望する音大生。そのオーディションに決死の思い臨んでいるわけですが、緊張のあまりおかしなこと口走る。頑張る思いが空回りして、余計なことしてしまう。ほんと、これ、望み薄ってやつですよね。そんな彼女、大切な試験前、これから課題、新曲を覚えて歌えという課題を前に、人助けを優先してしまって、試験はぼろぼろ。覚えてないからアドリブでやっつけて、当然、本命のオーディションは駄目だったわけですけれど、それを拾ってくれた人がいた。しかしこの番組、あと3ヶ月で終わる、って明言されちゃって、ほんと、これどうなる? 経歴に汚点!? あるいはこれもひとつのチャンス!? のどかの明日が見えない感じで、実にしびれますね。

  • 『まんがタイムジャンボ』第22巻第6号(2016年6月号)

0 件のコメント: