『まんがタイムきらら』2022年9月号、昨日の続きです。
『それでは、ステキなセッションを。』
ステージ崩壊のピンチに乱入してきたギター少女。その演奏でもって、見事にオーディエンスの心を掴んだのですが、度々の発言に中二っぽさ感じさせて、いやはやなんだか不思議な子です。呪文? 闇の儀式? 激しく特殊な雰囲気でもってステージを盛り上げていますが、やってるのは普通のタッピングだったりチョーキングだったり。でも、その演奏は抜群。ってことは、もともとがうまいのか。
でもこの子、加島宙子にはブラックてんちゃんがついている。黒てん、いやさ、その名はロノ。てんちゃんよりも星の多いアイテムを提供してくれる。そう、すなわち、加島は星5ピックでもって演奏をブーストしているっていうわけですね。
星5ピックに星5スティックを是沢、一色に手渡して、使ってみろというロノ。え? ガチャは? もしかしたら、ロノは星5アイテム確定で出せるのですか!?
てんちゃんからの乗り換えを要求するロノに対し是沢、一色はどのような答を返すのか。ともあれ、ロノ、加島の参入で状況大きく変わってきそうですよ。
『星屑テレパス』
実績を積み上げるべく参加したモデルロケット大会。瞬の気合いの入り方がえらいこと違っていて、ちっちゃい子もたくさん参加するというこの大会で、大人気なくトップを狙う! コスパよく勝てる大会を厳選、全員ぶちのめす覚悟。わりかし物騒なこといってる瞬が見つけたやばい相手! おお、彗先輩だ。この人が出るとなれば優勝は難しいのでは!? と思わせてからの、彗先輩不参加。ほっとさせられるわけですが、その不参加の理由。申し込み忘れだったの! あら、じゃあ申し込みできてたら最大のライバルになってたわけですね。
瞬の目論見、あぶなかった!
今回の大会は個人戦なんですね。エンジン指定の高度競技。レギュレーションの中、それぞれが工夫を凝らしていて、ぎりぎりの軽量化をはかったり、そうした自分なりのチャレンジが見えるところ、すごくよかった。わくわくさせられますよね。こういうの見せられたら、ぜひとも頑張って欲しい、少しでも高く飛ばして欲しい、そんな気持ちにもなろうものです。
で、結果ですよ! びっくりしましたよ。瞬が2位! ってことは1位は!? って、89歳の徳川源十郎さん! わあ、ものすごいダークホース! というか、大ベテランじゃんよ!
今回は瞬のエピソードでしたね。大会にかける意気込み。彗に見せた次こそは勝つという意思。そしてそれがあったからこそ、3位の子に見せた表情、言動も際立ってくる。
瞬も変わってきているんだ。他の部員たちもそれぞれに成長見せて、そんな中、独自路線を貫くユウですよ。そんなユウが最後に見せたシリアスな表情。自分のことが知りたい。その思いの切実と感じられる展開に、海果、響くものがあったようですね。
My Private D☆V
『リリカお嬢様に振り回される』のメイスです。
D☆Vポイントは「普段おバカな子のいつもと違った一面を見たい…」。
意外なのきた! いやね、てっきり車イスに乗った美少女にキツく当たられるとか、そういうのが萌えなのかと思っていたから、ほんと、いやね、リリカ好きなんす。
『リリカお嬢様〜』には出てこないタイプの女の子ですよ。なんかすかっとしたおバカ感があるお嬢さん。屈託のないいい笑顔で、いろいろ台無しなことやらかして、でもなんかそのキャラクターで許されそうな感じの女の子。悪い子じゃないんだー、ってオーラを全身から発している。
そんな子のいつもと違った一面というのがドーンと大きく描かれていて、これはこちらも普段そうと意識していない子の、けれど女子としての側面が強く現れてドギマギさせられている、双方からの意外さの交差して強く作用する、そんな瞬間であったように感じましたよ。
というか、この子自体が可愛いよね。黒縁眼鏡、色気に欠ける。そんな子、すごくいいと思います。
- 『まんがタイムきらら』第20巻第9号(2021年9月号)
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