2022年1月31日月曜日

『まんがタイムきららキャラット』2022年3月号

 『まんがタイムきららキャラット』2022年3月号、昨日の続きです。

『ニチアサ以外はやってます!』

大人になりきれていないタチバナ。学生の頃が、特撮研で皆と過ごした日々がタチバナにとっては忘れがたく、離れがたかった。けれどいずれ卒業し、大切な場所からも巣立たなければならない。その現実を認められなかったんだなあ。だから、私の特撮研を守るために、現役生にあんな仕打ちをしてしまった。

そんなタチバナにお声がかかりましたよ。現役生からの呼び出し。いったいなにごと!? めちゃくちゃビビってるんですけど、ほんと、あんなことしちゃうから。しかも素面だとうまく話せないって、先生、いつも授業はどうなさってるの!?

吊るし上げとかじゃなくてよかったですね! 短編映像完成の打ち上げに誘ってもらえた。今日は土曜日、明日のニチアサまで徹夜特撮パーティーだというんですが、こうして皆の輪にもいれてもらえてめでたしめでたし? いや、完全に許されたわけではないのか。こういうシビアなところ、いいですね。まあ、気持ちってのはそうそう簡単なもんじゃないですからね。

この打ち上げ、深夜の情景。あかねと博見との会話。これがよくって、廃部を回避できたことを嬉しく思いながらも、これからどうなるか、自分たちにうまくできるのか、その不安にさいなまれてることをあかねに告げるんですよ。それを受けたあかねの真っ直ぐな気持ち。ああ、博見にとってあかねはリアルヒーローなんだな。そんなこと思わせてくれる瞬間でした。

そしてタチバナには博見の姉が。いやあ、後輩にたしなめられる先輩、しかも現役教員っていうのもなかなかにあかんものありませんか、タチバナさん! けれど、大人でも間違ってしまうことはあるし、そこからののびしろもまだまだあるんだよ。そんなメッセージ感じたように思いました。

そして翌朝! ニチアサ寝過ごしの悲劇! タチバナひとり起きて見てたっていうの、起こさなかったのね! ああ、株が下がったよ! 先生、株が下がりましたよ! タチバナの挽回がさらに遅れそうな予感です。

『紡ぐ乙女と大正の月』

旭から呼び出された紡。痴情のもつれからの凶行!? いや、そこまでヤバい話ではありませんでした。

クリスマスから唯月の様子が変わった。それを受けて紡を問い質すんですよ。そうしたら出てきた、ふたりだけのクリスマス会とプレゼント。そこから語られる華族令嬢の置かれている状況。ああ、これは平成令和の世に生きている紡には、それから私にとっても、なかなか理解の及ばない、そんな境遇だろうと思う。家のために、親の決めた相手と結婚する。自由恋愛もあった時代ですけどね、でもそうした生き方は唯月たちには許されていない。旭にも初野にもそうした自由はなかったのかもなあ。

これまでは自分の境遇を受け入れていた唯月が、紡との出会いで変わってしまった。旭の当初思っていたよりもずっと大きく、ラディカルに変わってしまった。唯月を変えてしまった紡には、その大きさがわかっていない。旭の感じるもどかしさと、どこまでわかっているものなのか、それでもあえて唯月に関わり続けることを明言する紡。その言葉は根拠に欠ける甘いものでしかないのかも知れないけれど、旭には響くものあったようですね。唯月にとどまらず、旭がつらい目にあっていても手を差し延べる。これが分かれ目だったのでしょうか。旭、紡を認めてくれたようなんですね。

しかし唯月がいくら変わっても、いくら紡がなりふりかまわず奮闘したとしても、できることには自ずと限界がある。となると、唯月に許された2年の刻限と、そして否応もなく降り掛かる歴史的大事件。それが唯月と紡の運命を決する出来事になるのか否か。

我々は、彼女らの辿る時代の先を知っていますからね。激動の時代がくる、それが彼女らになにをもたらすのか。その時も紡は彼女らとともに立ち会うことになるのか。正直知るのが怖いのです。

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