『まんがタウン』2022年2月号、先日の続きです。
『食欲しか勝たん!』
今回はこころんが許された話! 新年元日初詣、瞬くシグナルの3人で神様に願うこと。みかみーもたんなるもグループの活躍や自分たちの成長を願っていて、そんな中こころんはというと、おせちのことしか考えていない! ああ、よだれよだれ。アイドルがどうとかじゃなく、妙齢のお嬢さんが晴着でよだれはあきませんよ。晴着についたら大変ですよ?
さて、いつも見るもの聞くものが食べ物に変換されてしまうこころん。池の鯉を見れば田作りを連想するし、手首に巻く数珠を見たら黒豆を思い浮かべちゃってね、ええ、相変わらずなんですね。
でもさ、おせち料理の食べ物は、それぞれみんな縁起ものでしょう? 田作りは豊作を祈願して、黒豆はまめに働く。神社で連想したそれら、全部仕事に関係するものだったわけですよ。こころんが家でおせちを堪能してた時も、自分のことをバチ当たりだなんて思ってくよくよしてたら、お母さんが縁起がいいっていってくれるでしょう? こうして、少しずつでもこころんが自分の個性を認められて、食欲含めていろいろを前向きに考えられるようになったらなおさら運が開けそう。そんなこと思わせてくれる、いい正月だったと思うのですね。
そしてこころん、今回最後に食べたの、これはブリですかね? 出世魚ですね。ええ、この子が大きく成長すること、それを祈願する思いなどあったのかも知れませんね。見事成長して、その出世した姿、見せてほしいものだって思いましたよ。
『兎なりのウサギさん』
相変わらずマイペースなウサギのみたらし! エサ入れをガシャンガシャンやってエサを要求するんだ! これ、大変だな。逆にいえば、エサ入れをガシャガシャやると食べ物が用意されること、ちゃんと学習してるんですね。ウサギ、結構頭脳派だな。
今回はみたらしにかじるオモチャを与えます。かじるための柱みたいな木のオモチャがあるんだ。フェンスもかじり用があるのん? でもってわらトンネル。中に入るためのものだけど、みたらしは丁寧にフチから、そして本体をかじっていって、これ、大変だなあ。次から次に供給しないと、あっという間にかじり切られてしまいますね。
今回判明したこと。青枝に毎日くるよう働きかける紅詩ですよ。これ、特に意図なくいってるのではなく、好きな子がじゃんじゃん家にきてほしい、そんな気持ちからだったんですね! 青枝と紅詩の気持ち、それぞれ一方通行だったというわけですか。でも、いずれうまいこと気持ちと気持ちがマッチするといいですね。それまでは、みたらしがふたりの仲を取り持つ、いやウサギ本人はなんの意図もないんですけど、それぞれ紅詩も青枝も、みたらしをダシにあう機会を増やせるといいですね。
『あの世で猫になる』
ほんと、予想できない展開してくるなあ! だんだんタマの姿が見えるようになってきていた朝倉マコ。これ、いつか猫じゃないってバレちゃうのでは!? とか思っていたらですよ、怪しい霊媒師が現れて、ヤバい霊がいますよ、騙されていますよって、こういう外部からの介入とか、まったく予想もなにもなかったもんだから、すげえな、展開が一足飛びじゃないですか。
しかしこの霊媒師。いきなりやってきてどうこういうのもヤバいけど、部屋の特定してくるのもまたヤバい。悪質なストーカー認定されて、思いっきりタマが追い払おうとするんだけど、霊媒師にも朝倉にもまるで通じてないなあ。
霊媒、わりと本物っぽいんですよね。少なくともタマの姿はしっかり見えている。だから猫っぽい行動してると聞かされて思いっきり引いちゃってるの、これはおかしかった。でもって霊媒がタマに御札を貼りつけたらですよ、姿がしっかり見えるようになっちゃって、あああ、バレた。しっかりバレた。
でも、ここでどうしようと朝倉が困ったの、霊が猫じゃない、こんなのと暮らしたくない、じゃなくて、湯あがり下着生活が終わってしまうってことだったんですね。そうか、照れちゃった。
この事態、いずれくると予想されていたタマの身バレですよ、どう乗り越えるのかな、そう思ったら、さすがやな悪徳不動産大島、見事に適当なこといって朝倉も、さらには霊媒の三原も丸め込んでしまった。この漫画で一番ヤバいのは大島だよなあ。詐欺師のオーラを感じる。でもこれでタマと大島の暮らし、新しいフェイズに進めますね。一安心、そしてより一層に楽しみです。
『ママはパートマスター』
たまにこうして掲載されるとなんか嬉しい『ママはパートマスター』。超人的な活躍をしてしまうパートマスター麻冬さん。イカダで漂流していても、パート急募を謳えば海の中から現れる、それが麻冬さん。
普通の人ではできないレベルで仕事をこなす、その姿勢は顧客からも信頼を得て、地元の名産名所にもなりうるほど。時にやりすぎ、時にミラクル。そして娘の夏季とのほのぼの生活もあたたかみあって、見ると笑えて安心できる。そんなよさあるんですよね。
- 『まんがタウン』第23巻第2号(2022年2月号)
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