『まんがタイムきららキャラット』2020年6月号、昨日の続きです。
『魔王の娘からは逃れられない』
お、めずらしくショーコの日常回なのかな? 登校したら堅物委員長に呼び出されちゃって、さあこの状況をいかにして切り抜けるのか! と思ったら、委員長もろとも異世界召喚されちゃったよ。って、これ、ヤバいな。ショーコの周辺、巻き込まれリスクが高すぎるよ。発生リスクは仮に低いとしても、いった先がヤバすぎる。並の人間では到底生き残ることなどできない、そんな魔境です。はたしてショーコは委員長を守りきることができるのか!? いや、ほんと、これ結構な危機なのでは? というか、ショーコはわりと毎回命の危機の連続だったな。なんとなくショーコの召喚が当たり前みたく思えてきて、危機感なくなってましたわ。
今回のショーコの必死さ、これが光ってましたよね。マスタールルの不興を買うかも知れない危険を顧みず委員長への攻撃を反らしたり、さらには武器振りかざして襲いかかる魔物どもから身を呈して委員長を守ろうとするなど、その肝の座りよう。ひとつ間違えば自分の命も失う、そんな局面で魔物たちをなだめ、まるめこもうと言葉たくみに立ち回る。その背ごしに見るショーコの命懸けの横顔、これがもう泣けるほどにかっこよかった。ほんと、今回のショーコ、いつも以上のかっこよさでした。
危機を切り抜けた結果が、委員長の下僕化っていうのがまたすごいですよ。いやもう、委員長、完璧にショーコのファンじゃん。いや、それ以上? もう、この展開、さらなる今後を期待せずにはおられません。
『精霊さまの難儀な日常』
いろは、いろいろ駄目な人だなあ! 世話になってる菜幹さんに日頃のお礼をしたいと編み物してるのだけど、誕生日を一週間後に控えた今、あげる予定の手袋が指一本ぶんしかできてない! 無理するな! 市販品でいいじゃん! なんて思うんですが、手作りしたいって気持ちを曲げるつもりはないんですね。でも、二ヶ月やって駄目だったの、これから一週間でなんとかできる気がしない……。うん、シィルも物理的に無理じゃないかっていってますね。私も同意見です。
シィルがいろいろ助力してくれるんですね。集中力に欠け、ついついだらけてしまういろはに発破をかけ、初心者向けじゃない教本使ってたいろはに初心者向けの本を紹介してと、細々気のつく助力の数々、実に頼もしい。でも、この本、洋書なんだ。シィルの大切な人にまつわる本。ともりによるとエストニア語。ということは、シィル、かつてエストニアにいたことがあるということか。なにかこのへん、いずれ語られることになるだろう対となった人間から奪わなければならない大事なもの、それに関わるなにかを感じさせますね。
そしてシィルの、加えてノムの気づいていること、これも気になります。いよいよ物語が動き出しそうなんですね。
ああ、それと、当たり前みたいにエストニア語読んでるともりも気になりますよね。ほんと、なにものなんだ、この子。
- 『まんがタイムきららキャラット』第16巻第6号(2020年6月号)
0 件のコメント:
コメントを投稿