『まんがタイムきらら』2020年6月号、昨日の続きです。
『トールさんの通り道』
リセをこの世界につれてきた魔方陣の解析に魔術使いの助力が必要になった。トールのあてはというと、そうか、やっぱりライムでしたか。魔族ではあるけれどトールとはうまくやっている。けれど今は討伐部隊と睨み合ってるため会いにいくのも難しそう。
それで、策を講じて、というか向こうからチャンスがやってきたって感じなんですけど、討伐部隊を排除する。そのやり口っていうのが、ケイトに気のある部隊長をうまくそそのかして都合よく動いてもらう。餌は疎遠になってるケイトとの仲の取り持ち、さらにケイトのコスプレ写真までちらつかせて、ああ、前回のファッションショーみたいなの、ここに繋がるんだ。いわば武器の仕込みだったわけなのだね。いや、トールもそんな意識はなかったんでしょうけど。
森に入ってからのくだり、なんだかんだとうまくつきあってる魔族だけど、全部が全部有効的な存在じゃないということ強調するような遭遇戦。さらにそこからの、実は怖かったライムさん、出会った頃の怖ろしさ思い出させてくれるような展開。いやはや、さすがのトールも大ダメージだ。とりあえずライムと対面なりましたけど、しばらくはトール、使いものにならなさそうです。
『下を向いて歩こう』
嵐の翌日、ビーチコーミングに精を出す皆。とりわけ力が入っているのが硝子で、シエルの拾ったナミマガシワで3人が盛り上がってるのも気づかず、ひとり遠くまでずんずん進んでいってしまってたっていうんですね。そんな時に雨。しかも結構な降り。ひとりポツンといる自分に気づいて、けど単独行動していても皆は許してくれそうな気がする。そう思えるようになってた翔子の気持ち、ああ、友人との交流、それが相手のことを知ることに、さらには自分を理解してくれてるという自信に繋がったというのでしょう。このひとり雨に降られている硝子、落ち着きと自信、強さ感じさせるところあって、とてもいい横顔でした。
そして傘持ってきてくれたシエルに向けた笑顔! これもいいよなあ! ほんと、どんどん仲良くなっていくじゃん。そこからさらにドン! 硝子が見つけた激レア品! 銀化ビン。これがきっかけで、さらには雨音も手伝って、硝子とシエルがゼロ距離に!? 高揚する硝子、赤面するシエル。おお、えらいことに……。ええ、なんだかカップル成立思わせる展開、かなりの盛り上がり見ましたよ。さらには4人、ぎゅっと寄りあってね、ちょー仲良しみたいでヒくとかすさみんがいってますけど、いやいあ、ちょー仲良しでいいじゃありませんか。素敵な情景だと思いますよ。
『ゆえに、アイドル革命!』
ライブのために遠征するんですね。飛べない鳥、ゴォトに乗って陸路を直走る。その途中でね、回避するようにと釘を刺されていた迷いの森に踏み込んじゃって、さすがやな萌々! フラグをしっかり踏んでいく。で、この森ね、妖精? その魔法でもって森に閉じ込められている。出たければ貢ぎ物をと要求されて、なるほど、そうか! ここでアイドルの技、歌と踊りでピンチ切り抜けるわけだなーっ!
そう思ったら、まさしくそんな展開になってきて、やっぱりそうだよなー! って、あれ? 駄目じゃん! 不発だよ。この展開は本当に予想外で、いやまあそうそう真っ直ぐストレートは投げてこないかあ。で、この危機、どう脱するの? と思ったら、まさかの萌々! 大活躍しましてね、さすがリーダーや! 夜食として持ってきたスシが妖精にも大当たり! メグのサポートもあって森を抜けることができて、というのですが、これ、スシが妖精、いや、使い魔? に好評だったこともあるのかも知れませんが、CHU♥IN GAMの皆が敵意なく、妖精たちと仲良く交流していた、そこが守り神様に評価されたようにも思えたんですね。
ロドニアとの架け橋。そのキーワードが今後の彼女らの活躍への期待を感じさせたのです。
- 『まんがタイムきらら』第18巻第6号(2020年6月号)
0 件のコメント:
コメントを投稿