『まんがタイムきららMAX』2020年7月号、昨日の続きです。
『しょうこセンセイ!』
翔子に会いたい一心? 教師から研究者に戻ってもらいたいばかりに、翔子のもとにやってきたリベット。この子、結構強引なことしたりするのかな? そう思ってたら、いや、違うな、むしろ酷い目にあうポジションだ!
いきなりの迷子。さらに手持ちのお金がショートして、庭にテントを張らせてもらうことになったけど、手伝うはずの翔子もローゼスも見事にサボって! さらに加えて夜ですよ。翔子、シュラフを奪うって、いったいそれどんなテクニック!
とりあえず今回で、リベットがどういう子で、どういう位置付けで、みたいなのが見事に確立させられた。そんな感じがします。なんか、この子の活躍、楽しみになりますね。翔子も、ちょっとは手加減してあげてください。
『エンとゆかり』
鍵の魔物が落とした鍵。それは魔王の復活に関わってくるアイテムで、ロッソがその鍵を欲している。魔王の封印を解こうとしている!? なんで!? なにが目的なの!? そう思っていたら、今回ロッソを追いつめたあの女性。ロッソの関係者であることは匂わされてましたけど、まさかの姉でありましたか。しかも弟溺愛系!? なんか、ロッソが結構なうさんくさいおっさんですからさ、このアンバランス感、ものすごいですよ。見た目ちんまり美少女の姉。どうみても年上にしか見えないうさんくさいおっさんが弟。なんだこのふたり。でも、このふたりの会話で、魔王の復活を目論んでいるのはロッソではなく王都であること。ロッソの姉はその王都のもとで動いていること。いろいろ判明してきましたね。
とりあえず、ロッソ、姉を騙して鍵は死守。そしてゆかりは、いろいろ思い悩んでいるエンの話を聞いて、そしてエンを励まして、自分も前に進もうと、力をつけようと動き出すんだっていうんですね。まだゆかりの進む先はわからない。けれど、この子のこうした動きが悩めるエンにもいろんな影響及ぼして、いろいろ変えていくきっかけになりそうですよね。そうした訪れるだろう変化にわくわくとした気持ちがかきたてられます。
『ぬるめた』
サブタイトルに「邪悪」とあって、いったいなにごと!? 不穏に思っていたら、ああー、ちあきのことでしたか。人造人間くるみにいろんな改造をほどこすマッド系の女の子。うん、邪悪だね。邪悪だわ。でも、今回描かれたちあきの邪悪はちょっと違う。トランプして遊ぶ際に、感情にしたがって勝手に動くアホ毛でもってくるみの気持ち読み取って、ボロ勝ちしようっていうのね。しかも、くるみがアホ毛でいろいろバレてること気づいてない。それいいことにっていうの、ほんと、えらいハンデ背負わされてることに気づいたくるみが邪悪だって罵倒するのもわかる気がする。でも、こうやって思ったこと、しっかり言葉にして伝えるくるみ、いいと思いますよ。
今回の重要トピックは、アホ毛でバレるくるみの感情。そしてニット帽でもさきなの手でも抑えが利かないアホ毛の強さ! なんとまあ、グサッと刺さるのか。あのインパクト。ああー、せっかく勝つ気満々だったのになあくるみ! 意気揚々からやられたーに一気に変化するあの表情。それがまたこの子のチャームポイントであるのだけど、でもあからさまな弱点、そのハンデを背負わせたまま勝負するのは可哀想なので勘弁してあげてください。
神経衰弱圧勝に喜ぶくるみ、あれはめちゃくちゃ可愛かった。だから、ほんと、勘弁してあげてください。
『いのち短し善せよ乙女』
デモニカ、ついに魔界から追放! 最初に乙女の善行の阻止できなければ魔界への立ち入りを禁ずるといわれてるの、しっかり果たされるっていうんですね。いや、これはもう期待どおりってやつでした。
今回の一日一善はカエルで、でもカエルでなにをしたらいい? ほっときゃ達成できなかったかも知れない善行を、デモニカ、見事にアシストしちゃってますよね。乙女の善行を阻止すべく乙女の友人、夏芽を人質にとったまではいいけど、この時点で乙女の中に善行達成のルートが確信されちゃってるじゃないですか。しかも、ただカエルを渡されるだけにとどまらず、夏芽の隠された粗暴さがデモニカを襲う! ほんと、この散々な展開! ええ、デモニカ、完全に気の毒ポジションにハマっちゃってますよね。
今回も先生が大活躍。デモニカとの再会に鼻血でもって応えるその姿。いや、それ、悪魔の力じゃないから! そして夏芽と乙女の深まる友情見てまたも鼻血。ええ、先生、素晴しいと思います。
- 『まんがタイムきららMAX』第17巻第7号(2020年7月号)
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