『まんがタイムオリジナル』2020年5月号、一昨日の続きです。
『カントリー少女は都会をめざす!?』
大河さんが突然イベントについて言及。全世界共通のイベントがありがたいっていうんですが、ええと、それってゲームとかのイベント? と思ってしまった自分はもう駄目かも知れません。クリスマスとかですね。
一番近いイベントというのでエイプリルフールが話題になるのですが、八重、めちゃくちゃやる気出してきてるな! 目が輝いてるよ! しかしここで、きっちり調べる派の八重とわりとルーズに楽しみたい大河が対立? と思ったら、別に対立はせえへんかった。仲がいいのはとてもいいこと。
今回、エイプリルフールをとりあえずピックアップはしてるけど、基本ローカルと都会の話に落ち着くのがいいですね。全国ネタかと思ったら地方でしか通じないとかね。それで、東京人気取りしてる時にローカルネタで地方ものとバレたらどうしよう、せんでいい心配してる八重が面白い。そして、田舎におけるエイプリルフールの情景。そ、そんなに噂の駆け巡る速度、はやいもんなの!? なので、嘘とちゃんとわかるように嘘をつく話になるんだけど、いやいや、そんな深刻な話にはせんでいいのよ? ほんと、この子らの話。なんてことない話題のはずなのに面白い。それも、皆の仲のよさがあるからかも知れません。いや、ちょっと極端なとこあるからかも知れんけど。
『となりのフィギュア原型師』
本当に面白い。ひなたで寝そべる代表。めちゃくちゃ可愛い。にゃあとかいってるけど、きついとかわりとみんな厳しい。代表くらい可愛かったら、にゃーんでも猫みみでもバッチリじゃない? いや、これ、漫画フィルタを通して見てるから大丈夫に感じるだけで、漫画内の彼らには、素の大人がにゃーんとかいってることになってるのか? うーん、キツいかも知れませんな。
仕事を持ってきた倉田。この人の勢いもすごいな。それで猫みみ。可愛いな。ともあれ、盛り上がる担当との相性話。これがもうめちゃくちゃ面白くて、はぐの友人関係? いや、これみんな仕事仲間ってことかい? 見るからに不穏で、というか、とりわけ蓮田さんにキリングジョージ、その見た目で居酒屋出禁とかになったりしないの? すごいわ。というか、みんな名前が不穏だな。
今回のエピソード、倉田と代表の関係、そして昔話とか、面白かった。おおう、この代表に社会人だった時代があったというのか。スーツ着てたりしてね、それがまあ可愛い。そして倉田も、なんかういういしくて可愛い。しかし、この可愛かった、前向きキラキラ純粋そうな、夢語ったりしてた倉田が、今となってはあんな怖ろしい笑みを見せるようになったというの!? いったいなにがあったというのか。しかし代表、すっかりやる気になっちゃってね、こういうノせるのがうまいというのも、また担当の才能なんでしょうなあ。
『おしかけツインテール』
花梨が福引であてた温泉旅行。ゆっくりお湯を楽しんでるみたいでよかった。商品券では右往左往したけれど、こうして使い道が決まってるものだと悩まなくてすむのがいいですね。
しかし今回面白かったの、旅館について部屋に入って、広い部屋ですねえっていう花梨に、今の私の部屋程じゃないですけどねっていわせようとする俊郎。さらに自宅にも広い風呂がある。ああー、いいとこに住んでますよね。でもお湯が温泉ってわけじゃないから、その点、旅行にきた甲斐はありましたよね。
俊郎、スマートフォンを封印してるんですね。ログインボーナスとかデイリーミッションとか気にならない? いや、それをあえて封印しようというのか。もし耐えきれずに闇に堕ちたらとかえらい表現してますけど、その時は花梨にビンタしてもらえる。ともあれ、スマートフォン、便利な道具がなくていろいろ不都合感じてる俊郎の、でもなんとかして乗り切ろうと頑張ってるところなど、とてもよかったですよ。人に道を聞いて、狙いのお土産購入してっていうの、ここまではいい感じじゃないですか。
でも、スマートフォンなくてつらくなってきたら仮想ガチャまわすとか、仮想SSRひいたとか、危ういこといいだしてる。さらには着信音の幻聴! このきちんとビンタされるところね、ほんと、されるべくされたビンタって感じで、見事な安心感ありました。
『僕は女心なんて知りたくない』
女性の心が読める春喜のエイプリルフールの駆け引き、これが面白くって、ほんと春喜のまわりの女性は強いというか、いや、誰もがこんな感じだったりするのかい!?
春喜にはこれといったイベントは発生しないけど、佐藤にはジャンジャン女子が絡んできて、嘘に偽装した告白していくっていうんですね。でも佐藤にはまるで通じない。というか、佐藤が好きなのは春喜だもんな。通じない好きという気持ちは、男女どちらでもかなしいねえ! と、別にそういう話ではありませんでしたね。
アパートに帰ってきてからも面白かったです。騙されたフリしてみれば、後にひけなくなってどんどん嘘に嘘を重ねざるをえなくなって焦りはじめる樹里とか、ほんと、なんでふたりとも変に真面目なの!? そして嘘と思って受けてみたら嘘じゃなくって急遽フォローせざるをえない春喜。このままならなさの連続。季節のイベント、遊びでここまでダメージ受けてしまう春喜もまた希少な人材でありますね。
- 『まんがタイムオリジナル』第39巻第5号(2020年5月号)
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