『まんがタイムきらら』2020年4月号、昨日の続きです。
『ゆえに、アイドル革命!』
前回登場した、異世界からの転生者、ユメ。見た目は少女、中身はおっさん。しかもCHU♥IN GAMのトップオタという、取り扱いが難しそうな物件で、はたしてこの人、今後はどういう関わりかたをしてくるのかな? そう思っていたら、おお、この世界でのマネージャーに就任。マネージャーって、城戸Pじゃないのん? と思ったら、そうか、この人はあくまでもプロデューサーで、マネージャーが本業じゃないのか。きっちり分業していくわけですね。
ユメさん、トップオタということは、それはそれはこだわりあったりして、一般には通じない業なんぞに突き動かされたりして、みたいになったりせんのかな? 若干の心配含みでのマネージャー就任ではあったんですけど、さすが入れ込んでいただけあってメンバーのプロフィールはばっちり暗記しているし、さらにはひとりひとりの傾向? 弱点? そのへんも把握しているというのですから心強い。というか、城戸Pの立場があやうくなるな……。
恋町の弱点、男性が苦手というのを指摘して、それはそれでいいとフォローしつつも、これを克服するべくアドバイスして、背を押して、そして握手会イベントを成功させる。これ、恋町にとっては大きな自信になりましたよね。
今後はこんな感じに、メンバーそれぞれの弱点克服やステップアップをメインに描いていくことになるのかも知れませんね。それにしても、ユメ、いい感じに動いてくれそうで、そのキャラクターの面白みともども楽しみにさせられます。
『さかさまロリポップ』
詩月と穂澄、ふたり待ち合わせして、さてどこにいくのかというと芽依の家。部屋を貸してほしいというのだけど、その真意は妹になるための予習。な、なんだいそれは? 疑問符がどばどば出そうな状況だけど、なるほど、穂澄は姉が欲しかったんでしたね。それで詩月の姉、柚希の妹になるべく特訓する。実にわからないシチュエーションではあるけれど、その練習に巻き込まれてしまった芽依が、役得というか、とにかくしあわせそうなのがよかったですよ。
詩月が自分の家にいるだけでもう嬉しそう。でも、柚希の妹になりたいか問われたら、それはないなあ。むしろ自分が姉だろう。そういったら4姉妹の長女にさせられて、若干当惑? けど、妹ふたりにまとわりつかれてるの、しあわせゲージはガンガンあがっていってそうですよね。ええ、今回は芽依にとってのボーナスイベントってな感じです。レアなサインももらったし。
芽依がふたりに出したお菓子。柚希が作ったクッキーだって、詩月、ちゃんと気がつくんですね。それ、妹に必要なスキルなのかって勘違いしている穂澄がおかしくて、ええ、それ誤解です。ちょっと勇み足の穂澄。これ、この子のやる気のあらわれですね。
『夢見るルネサンス』
リーチャとエマが学校に通えることになりました。憧れの学校。アニメ『キュンプリ』で見て、そこに描かれていたことに触れてみたかったというんです。勉強して、屋上でお弁当食べて、そして夕方になると怪物が現れる……。いや、こない、こない。つっこみいれてるレンの慌てっぷり、これおかしかったです。
リーチャにとっては、この世界は魔法のような世界で、見たこともないものいっぱい、知らないこといっぱいで、学校もそうしたもののひとつだったわけですね。かくしてリーチャの期待、それがよくよく伝わってくるものだから、学校がリーチャに、そしてエマにとっても楽しい場所になったらいいなあ。なんて思ってしまうんですね。
そして実際学校にいってみれば、ああ、そうか、レンの学校でのポジション、そうでした、忘れてた。お嬢様と思われてるんでした。で、そのお嬢様と同じ名字のイタリアからの留学生という、なかなかに興味深い人物が現れた。芽出知エマはきっと桃花の親戚筋だろう。なら鳥居リーチャはどういう関係? ものすごい追求されて、というかいきなり結婚説が主流ですか!? この勢い、ものすごい。しかもリーチャがその気になってる!? いいテンションですよね、みんな。
屋上でお昼を食べてからのこと。リーチャが見たいという美術室にいくの。ああ、工房を思い出すんだ。画材や粘土に興奮気味のふたり。ああ、そうですよ、チューブ入りの絵の具、これルネサンスにはない、近代の発明品。これもリーチャにとっては夢のような道具だろうなあ。世界が広がりますよ。
でもって、いきなり塑像を作りはじめてるエマね。これ、いきなり明日から夏休みとかいうものすごい展開見せてますけど、この子たち、学校でその設備やら機会やら活かして活動したらですよ、ちょっとした結果を残してしまいそうですよね。まずは夏休みをどう過ごすかが目下の興味ではありますが、その後に彼女らの見せる、かもしれない、活躍、それが楽しみでなりません。ほら、秋には文化祭とかありますでしょう? 見どころ、期待、いっぱいです。
- 『まんがタイムきらら』第18巻第4号(2020年4月号)
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