『まんがタイムきららMAX』2019年2月号、昨日の続きです。
『ももいろジャンキー』。べらぼうですね。妹、もものお絵描き。サンタさんへのお手紙なんだそうだけど、伝えたいところがわからない。聞いても教えてくれないんですね、ないしょだって。それで困りはてたはなが美耶と卯月に相談して、そしてさらにはハムちゃんにまで。ハムちゃんはサンタクロースを信じてるんですね。それと卯月も? いやあ、この人のことは、どこまで本気かさっぱりわからん! 美耶がももに探りをいれるくだり、最高でしたよ。ぶーッにはじまり、はなの力づく、でもって美耶ミッション成功。もうほんと面白い。クリスマス当日の様子もいいですよ。踊りを見てほしいっていうももの願いかなえるのはいいんだけど、私欲出してくる美耶。いやもう、いつも面白いんだけど、今回、もう極まってましたね。そして最後には嬉しくなる、そんなラスト見せてくれて、ほんといい漫画です。
『委員長のノゾミ』。新キャラだ! 隣のクラスの委員長、雲母木めじろ。クラスの皆からめじろ様といって慕われてるんだけど、いや、むしろこれ、愛玩だ! このめじろがのぞみのクラスを制圧しにやってくるんだけど、ターゲットはのぞみか。なにやるんだろ、そう思ったら、むしろ穏当、手伝ってあげるわ! っていい人じゃん! そんなめじろが、スイッチ入ったのぞみにお願いされてしまうというのがね、ほんと、いっちゃってるのぞみもヤバければ、涙目めじろですよ、なるほどクラスの皆から愛されるわけだ。しかし迷走を深めるのぞみ。あの発言、東には誤解されますよね。
『魔王城ツアーへようこそ!』。いいですね。ワイド四コマ、絵も会話の内容も、密度高めに展開していく。そのテンポは通常の四コマとは違うのだけど、むしろこの漫画の表現したいだろうことには向いている。そんな感触、良好です。今回描かれたこと、魔王城を観光施設化するにあたり必要になってくる交通手段。その獲得に際して発揮される皆の能力が面白かったのですよ。天使アイラの癒しの力があるかと思えば、プリムの交渉力。これ、人物紹介にも書かれていることではあるんですけど、漫画の中で行動でもって示されるの、説得力もあって、見事でした。というか、プリムさん、えげつなくてひく。ドラゴンのキルンさん、あの圧倒されてる表情が最高でした。ドラゴンのキルンもいいキャラクターでしたよね。見た目いかついのに、むしろ穏当な性格? まさかの家庭菜園、さらにはモフモフ。いいですね、キャラクター動いてますね、いきいきしてますよ。漫画も魔王城の事業もはじまったばかりなのに、着実に軌道にのりつつある。その確かな感触、頼もしいですわ。
- 『まんがタイムきららMAX』第16巻第2号(2019年2月号)
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