『まんがタイムきらら』2018年8月号、昨日の続きです。
『スロウスタート』。なんかすごいことになっとる。これなに? これなに? 栄依子と榎並先生、わざわざたまてを呼び付けて、見せつけプレイなの? ふたりで先生の家にお泊まり。なぜそうなったのか、わからず混乱し続けているたまてが異様で、いやいや、たまてさん、あんたがわからないって、じゃあ読者はもっとわからないよ!? 夜寝る時は、先生のベッドに3人で。たまてを真ん中に川の字で。ものすごい。しかも、たまてを挟んで、いちゃいちゃ、いちゃいちゃ。ふたりの間で飛び交うハートが、ぽろりぽろりと寝ているたまてに降り掛かるって、ああ、やっぱりそういう趣向なの!? ふたり、たまてを使った高度なプレイなの!? いや、ほんと、すごい話だったわ。これ、定番の夢落ちで、逆に安心しましたわ。こんなスリリングな夢落ち、はじめてだったかも知れません。というか、落ちに至るまで、こんな展開もありなのか!? ありなのか!? ありなのかーっ! って思ってましたからね。おそろしい漫画です。
『佐藤さんはPJK』。今回は調理実習。すべてに完璧であるPJK佐藤のエプロン姿はいかなるものか。けど、千春の期待を裏切ってコックコートであらわれる佐藤。あきらかに浮いてはいるけど、似合ってるからまあいいのかな? 調理実習、調理の様子描くくだりで、どうにも不思議なRPG風展開あるんですが、いやいや、千春、現実逃避しないで? ところで、この非現実展開、どこからだろうと遡って確認してみれば、あ、必殺クロスチョップはまだ現実なのか……。すごいな、ここから妄想域かと思ってました。妄想域から現実に戻ってきても、まだこれ妄想なのか? そう思わせる非現実感、ナンセンス感がおかしかったです。突然窓を開けてそよ風、どころじゃない風を吹きいれるPJK。でもって、風吹いてる中でスパイスを撒き散らしてしまうPJK。被害受けてる千春がおかしいのなんのって。しかも、これ、千春が同じことしてめいをスパイスまみれにするっていうの、いやもう、ほんと面白かったなあ。被害受けてる千春、めいのあの顔、必死さが最高でした。
『みゃーこせんせぇ』。雨の中、傘もささずにやってきた見知らぬ女性がひとり。鹿島美夜子の関係者っぽいけど……、と思ったら、なるほど妹さん。鹿島美朝子。約束してたというのに、姉はもう帰宅してしまっていて、あー、あの姉らしい。酷い姉さんだ、と思ったら、これ、美朝子がいかんのか。どうも約束してたの昨日っぽい? 伊達先生の対応、ちゃんとしてますよね。個人情報云々の扱い。たとえ妹であろうと、おいそれと教えない。というか、本当に妹かどうか、この時点では確認とれてませんから、なおさらですよね。帰宅の途中の美夜子、いいですよね。やっぱりこの人は、みゃーこモードより美夜子モードの方が好みです。でもって美朝子、保健室でホネと出会って、ああ、この人、さすが身内というべきか、このホネの異常な自己紹介、受け入れるんだ……。姉の非常識を受け入れられる理由、それが語られたのですが、なるほど、姉の薬に助けられた過去がある。それと同時に、その薬の副作用? 人狼? 化け猫? なにやら怪しげな展開です。だけど、この漫画のこれまで見てるとですよ、ここにもなにか脱力させる要素があったりするのかな?
『三者三葉』。照さん、誕生会でありますね。今年もサプライズを、なんていってる双葉ですけど、しらじらしい! なんと葉山ちゃんの目の前でサプライズパーティの相談しとるわけですよ。この、もういろいろ気を使う必要もなくなったみたいな関係ね、いいなあ。葉山の誕生日を祝います。同時に、クリスマスパーティも兼ねよう。ああ、葉子様のねぎらいですね。ほんと、双葉も、葉山ちゃんも、友達思いのいい子たちだと思います。しかし、ほんと、面白いなあ。突然叫ぶ双葉。ローストビーフ!! だ!! めちゃくちゃしらじらしく、サプライズにつきあってくれる葉山。そしてニコニコとマイ猫のフォトブックをプレゼント。素晴しいわ。もう、なにも気を使う必要のない、勝手知ったる、もう思いのまま行動しても大丈夫、気兼ねのない関係。ほんと、素晴しい。またこの三人娘の見せる表情、それがどれも生き生きとして愛らしく、もうまるで夢のよう。素晴しかった。美しかった。それだけに、この子たちの間に時間の流れていること意識させられるのがつらい! ええ、本当につらいと思えるのです!
- 『まんがタイムきらら』第16巻第8号(2018年8月号)
0 件のコメント:
コメントを投稿