2018年7月11日水曜日

『まんがタイムきらら』2018年8月号

『まんがタイムきらら』2018年8月号、昨日の続きです。

『ぽんこつヒーローアイリーン』。アイリーンが地球に戻ってきて、ラブリーメロンと再開。ヒーローに抜擢してハッピーエンド。きっとこうなることを予想してはいたし、たしかにこのとおりではあったのですが、まさかあんなに紆余曲折あるとは。ブリメロンいやさ枝織、実家に戻って就職決めていたんですね。アパレル系というけれど、これ、量販系のキツいやつなんじゃない!? ちょっと心配なんですが、まさにこれから初出勤という枝織に追い付いて、アイリーン、これまで思ってたこと、全部ぶちまけるんだ。そうか、偽名のこと気づいてたんだ。いろいろはぐらかされてたこと、わかってたんだ。でも、そんなメロンに救われてたというアイリーン。あのシーン、すごく感動的だった。この素直なアイリーンの言葉が、自分を守っていた、隠していた枝織の本音に触れて、ええ、アイリーン、ここでもヒーローとしてひとり救ったんじゃないか、そんなことを思ったのですね。しかし、ここでひとつ誤解が解ける。メロンはヒーローごっこ。アイリーンは本当のヒーロー。ふたりの認識の齟齬、ここに明らかになって、けれどふたりの夢や希望がここに合流するの、とてもよかった。地球でのヒーロー活動、マリーヌ、ツーシャと仲間も増えたわけですけど、やってることはこれまでと同じで、このミニマル感、これがやっぱり好きなんですね。

『きらきら☆スタディ』。赤門大学への入学に向けて頑張っていた彼女たち。その結果はどうだったのか。まさか、大学の卒業後にまで時間がぐっと進むとは思っていなくて、けれどこれ、ただ受験の結果が知らされる以上に、彼女らの進路についてよく知ることができた。よかったですよ。思った結果が出なかったものがある。けれど、自分のやりたいことに向けて、自分の辿りついた環境で努力してきたんだなって、そういうことがしっかりわかるようになっていて、その進路が順当だったか、あるいは理想どおり? むしろ迷走? というか突っ走ってるものもあってという、納得感とサプライズがごちゃまぜに押し寄せるような最終回は見ていて楽しかったです。そしてただ進路がどうなったかだけでなく、そこに見える彼女らの関係、深まってる? より強まったものがある? などなど、いろいろね思わされるのがね、よかったじゃないですか。しかし、驚きの真零ですよ。まさかの宇宙飛行士志望! そこで、絶対ごうかクラブの言及くるところね、ああ、まだ挑戦は続いているんだって、なんだか嬉しくなる、そんなラストでもありました。なんか、夢いっぱいでしたね。むしろ高校を卒業して、もしかしたら大学も卒業して、それからが彼女らの夢の本番なんだって思わされて、きらきらとまぶしさ感じさせる、そんな最終回。素敵でした。

『おとめサキュバス』。いよいよ文化祭を迎えます。小悪魔喫茶で、小悪魔メイドになって接客することになっているキュリア。前の日から期待と不安の間でグラグラ揺れていて、けれど当日になってみたら、いやあ、よかったんじゃないでしょうか。呼び込みに出てみれば、小さな子から大人気。笑顔で案内すれば、小悪魔ならぬ天使認定される始末で、ええ、やっぱりキュリアは女の子メインに活動した方がきっといいと思う。キュリアの課題に活かせないかと、キュリアでも大丈夫そうな男を物色するルナ、そのあまりの剣幕に怖れられてるというのがね、いやいや、キュリアのサポートとしても、喫茶店の呼び込みとしても駄目じゃないですか! 演劇部の男装喫茶と、我らがクラスの王子ちゃん、はたしてどちらが売り上げるのか!? って、あー、演劇部に負けちゃった。あの、男装喫茶の店先で出会った時のヴェロルの得意気だった様、面白かった。店の人気はヴェロルの活躍とか関係ないんですけど、それでも、ヴェロルもちょっと凛々しくていい感じでしたよね。でもって、今回の落ち。あれ面白かった。大家さんに注意されてるの、心配してくれてるんだってちゃんとわかるのもいいんですけど、玄関で正座してるふたりがなんかいいですよね。可愛い一コマでした。

My Private D☆V、『佐藤さんはPJK』のわらびもちきなこです。おお、今回はシンプルです。真っ赤になっちゃうキミが好き。そうか、油断して寝顔写真に撮られちゃったの知って、赤面しちゃってるんですね。あまりに素の様子を見られた恥ずかしさとか、写真消して欲しくてちょっと焦ってる、そうしたところにもとりつくろったりしない素の表情が見える。あるいは、こういう距離の近い関係を築けているところなんかも、またD☆V感じさせるポイントかも知れませんね。

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