『まんがタイム』2018年8月号、昨日の続きです。
『ウレ漫とガケ漫』。白井氏の読み切り。打ち合わせはわりと好感触で、とりわけヒロインの女子高生が好評。ああー、神木茜と、それから春日ちづるもですね、女子高生ふたりとの交流、これが生きてるって感じありますよね。というわけで、今回はこのふたりと一緒に街に出て取材です。はやりのカフェにいってみたり、服見にいったりと、なるほど、普段の白井の行動範囲にはなさそうな店ばかりです。しかし、なにが面白かったって、カフェのパンケーキ、SNS用の写真を撮るちづると、資料写真を撮る漫画家ふたりの姿勢の違い! そうか、資料写真は全アングルが鉄則ですか。このふたりの意気投合、気迫がみなぎってましたね。今回、ショップ店員に話しかけられた時の茜とかね、へー、普段はこんな感じなの? 意外性ってやつでしょうか、これいいですね。また、白井にプレゼント選んでる時の様子とかも、最初はクールで掴みどころのない人なのかな? そう思わせてたけど、全然違うんだってわかるこの一連の描写、よかったですよ。でも、そのクールな対応、警官相手に発動して白井氏大ピンチ。これ、白井氏、自分で説明できるよう、対策とっとかないと駄目なやつじゃん! しかしこれはこれで期待どおりの展開。見事応えていただきました。
『モンスターだってうまい飯がたべたい!』。職場、臨時休業? せっかくの休みなので、皆で一緒に遊びにいきましょう。海にいくんですが、犬神がやたら嫌がってみたり、死神がやたら下手くそな変装(?)してきたり、いろいろ波乱ぶくみです。死神のこれ、本当に普段からこの格好なの? 怪しまれたりしないの? またマスターがあやしい屋台を開いてたり、いつもの面々、いつもどおり駄目な感じです。今回、そのトップは犬神ですかね? 泳げないなら最初からそういっときゃよかったのに! 見栄はりたかったのかあ。いい格好したかったんだろうなあ。今回紹介のレシピ、ムースアイスというの、ちょっと手間かかりそうではありますけど、なにか面白そうな感じがしますね。ちょっと試してみたい、そう思わせるものありましたよ。
『そとバンド!』。先生、結婚するのか! この手のキャラクターは、なんのかんのあって恋破れて、みたいなのが定番なのに、そうか、定番を打ち破ってきた! 来月挙式、それで鶴ちゃん先生とはもうおさらばだよ、そういわれてね、先生、仕事やめちゃうの!? みいがショック受けてますよ。結婚式で演奏させてください! これ、いいなあ。みんなしっかり正装してね、いつものカジュアルなそとバンドとは全然違う雰囲気がかっこいい。いよいよ演奏という段になって、先生がめちゃくちゃ嬉しそう。でもって、バンドの皆の意気込み、会場にダダ漏れやん! そとバンド、ほぼ初心者みたいなところからスタートして、結構かたちになるまで成長していたんですね。演奏が好評なのもいいんだけど、先生がほんとそれを喜んでくれて、いやあ、いい式、いいセッションでありました。そして先生の言葉の真意、明かされました。やっぱり! 姓が変わるからね。鶴ちゃんから亀ちゃんになりますよって、だろうと思った! 先生の、あと万年は先生続けるってね生徒たちにいう、その言葉、なんかいいねえ。少なくとも、この子たちと先生の関係は、卒業後もずっと続きそう。そう思わされるよさありましたよ。
- 『まんがタイム』第38巻第8号(2018年8月号)
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