2018年7月26日木曜日

『まんがタイムきららフォワード』2018年9月号

『まんがタイムきららフォワード』2018年9月号、昨日の続きです。

『おなクラの幽霊さん』。いい感じにきさら、追い詰められてますね。次のテストで葉一がきさらに勝てないと、幽霊さん、すなわちきさらと別れることになって……、って、こんな勝負、そもそも引き受けなければよかったんだろうけど、なんか勝手にそういうことにされてしまってなあ、きさら、巻き込まれ系の苦労人ですね。今回、なにが面白いかって、きさらに勝とうが負けようが校則はどうにもならないってとこですよ。きさら、渾身の叫び。そして後に葉一も気づいていることが示されて、この無意味な対決、さらに無謀な挑戦だってのが輪をかけて葉一を苦しめる。そうか、あんまりにアホすぎて、幽霊さんにこのこと話すのもためらわれるか。かと思ったら、事情知ってるけど知らないふりせざるを得ないきさら、なんで話してくれないのかって悩んで不安がってもだえてるし、このコミュニケーションの不調っぷり、いい感じに見せてくれています。今回ね、幽霊さん、葉一に勉強を教えることになったんですけど、いや、人に教えたらより理解が進んでってことあったりしない? と思ったら、もう本当にそのとおりの展開出てきて、期待に応えてくれますよ。ほんと面白い。終盤のきさらの葛藤と罪悪感、これが物語にウェイトをかけて、大変よかったと思います。けど、ここに重み持たせたぶん、最後の落ちがおかしくって、ほんと、これ、どうすんだろう、葉一。この勝負、なかったことにはならないのかな。

夢喰いメリー』。銘無し相手に多勢に無勢だったアルビレオとラナ、見事、レガレクスの介入あって持ち直しましたね。レガレクス、さすがの強さ。アルビレオ、ラナとの共闘開始されて、いやもうこういう見せ方、実にイカします。そしてレンやみなとたち、避難している人間たちですよ。ここに現れる、ええと、これはマナか。キノコに詳しいチャーミングなお姉さんってな感じで会話に加わってきて、躊躇なく毒ガス使ってくるという危なさ。麻痺毒、幻覚、神経系だこれ。その場にいた人間、ひとり残らずキノコに取り込まれていって、ここは完全に白儀サイドの圧勝でありました。と、こうした中、反撃の可能性見せてきているのがジョンですよ。スピカの死んだふりからのリコの独り言誘発。気づけばそこにジョンがいて、ああ、捕わた者たちの無事を確認してくれたわけですよ。いましがた見せられたみなとたちの状況、死んでないよ、生存してるよ、そうここで押さえておいてくれるんですね。ありがたいですよ。でもってこれ、ただ情報を聞き出したってわけじゃないですよね。となれば、次こそはリコ対ジョンとなること期待させられるわけですが、はたしてジョン、いかに立ち回るのか。いやあ、これね、まさかここでも負けてしまうのではないか? そんな予感もさせられるから、落ち着かないんですよ。

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