2018年7月7日土曜日

『まんがタイム』2018年8月号

 『まんがタイム』2018年8月号、発売されています。本当は昨日発売だったんですが、ちょっと雨が酷くてですね、買いにいけませんでした。さて、表紙のメインは『おとぼけ部長代理』。夏らしくかき氷がテーマですね。アロハシャツ着て、かき氷食べて、キーンと頭痛させている部長代理、安定ですよね。『おねがい朝倉さん』朝倉さんもかき氷、むぎわら帽子、ノースリーブにショートパンツと少年みたいな出で立ちです。『花丸町の花むすび』花子はかき氷を提供する側でありますね。『さわらせてっ!あみかさん』あみかは、おお、宇治金時にアイス、ホイップトッピング。カロリーあげていきますね!

『ハニトラなんか怖くない!』。派遣の山田さん、ここまで好意があからさまなのに、まるでその真意に気づかない、むしろ警戒ラインを引き上げる綾小路。さすがだ。自分はモテない、女の子に好かれない。そういいきるわけですが、その根拠をのべる際の、あの自信なげな様子。ああー、こういうところがモテる理由なんじゃないのんか!? 外出からの帰り道、突然の雨に困ってるところで遭遇した山田さん。傘はいります? で、ひとつの傘で帰るんですけど、近い! やわらかい! いいにおい! って、綾小路、あかんやん! いや、いいんだけど、でも、この人、女性にいわゆる免疫がないんだなあ。必死で逃げようとするも、山田さん、綾小路の全力疾走についてこれる脚力なのか。でもって、ロビーでのこと。いわゆるラッキースケベが発生しても、叫び声あげるの綾小路なんだ! むしろ心配されてるぞ! でもって、下のオフィスの人との遭遇。綾小路、ほんとモテるよな。バランスに欠けた男だけど、根の正直さ、実直で人に対し丁寧なところ、こういうところ、好感持てますよね。

『見上げればいつも妹が。』。雨続きで洗濯できず、ついにツブテの服が底をつきました。妹18の前でパンイチ30歳。むしろ堂々として悪くないな。遥が自分のお下がりを兄にお上がりするくだり、面白かった。すとんと落ちてしまったズボンに、私、太ってる? ああ、やっぱり気にするんですね。兄のフォローあるも、スタイルいいと思う? 答えないツブテは紳士なのかどうなのか。謎です。コインランドリーに向かうも、どこもかしこもいっぱいで、そんな時に遭遇した大杉。いや、この人、ヤバいな。街中で好みの少年を物色してるの!? そんな大杉に発見されてしまったツブテ。大杉の家に招かれて、好きに着せ替えされてしまうって! ヤバいわ。衣装コレクションとかあるんだ。しかも遥も意気投合しちゃうんだ。でも、さすがというのか、ふたりの見立て、ツブテの魅力をこれでもかと押し出してました。大杉にその気があるのか、また遥がどう思ってるのか、それはわからないのだけど、大杉、遥、ツブテの三人が揃ってる絵面、なんだかしあわせ感があって好きですよ。

『瀬戸際女優!白石さん』。おお、白石、舞台に挑戦することになるんですね。演じる役はグレた娘を持つシングルマザー。この境遇にかつての自分のそれを重ねあわせるんですが、もちろん演じるのは娘ではなく母親役。これ、この舞台を通して母との確執を払拭することになるのかな? いや、それ以前に、ずっと会ってなかった母親に会いにいくことになるのか。真島監督とのつきあい、順調に続いてるんですね。演技の悩みなど話してるんだ。それで母に会ってみないか、そういって探してくれて、いや!? 元警察のネットワークとかいうけど、なんか悪用っぽくないですか!? ともあれ、白石薫、母と再開。その母との対話でね、だんだんいろいろわかってくる。母の不器用さ。娘への気持ちを素直に伝えることができなくて、それは子供のころからそうだったっていうの、いや、それはそうでも、ちょっとさすがに不器用すぎない!? いや、こういう人はいるのかもなあ。母と娘の関係、少しずつでも改善に向かいそうな様子見せてくれた今回、ベタだけどいい話じゃあないですか。そう思ったんだけど、ここで判明する、まさかの母の方が恋愛上手。このあたりは、もう定番の展開だけど、そこで落ち込むとかじゃなく、母のしあわせにつっこむってところがね、白石のよさを見せてたと思うんですよ。

天子様が来る!』。おおお、最終回か。そうでした、前回、それを知って驚いてました。そうかあ、最終回かあ。でもね、本編読むとね、最後の最後までそういう雰囲気まるで出さなくて、いつもどおりなんですよ。いつもどおり切れがよくて、いつもどおり面白かったんですよ。冒頭に3回続けて畳みかけてくる「未来からの使者」なんか、本当に見事で面白くって、で、1本ユキジものを挟んで、極めつけの未来からの私をブチ込んでくる。見事やわ、このセンス、最高やわ。最後の最後まで、しっかりみっちりばっちりネタで勝負して、面白がらせてくれて、最後の一本にてお別れを告げる。いつもの兄貴さんですよね。こうした常連、レギュラー的な面々も魅力的だったよなあ。ほんと、いいノリ、いいバランス感覚で最後まで走りきってくれました。最高の漫画、最高のシリーズでありました。

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