2020年9月30日水曜日

『まんがタイムきららキャラット』2020年11月号

 『まんがタイムきららキャラット』2020年11月号、一昨日の続きです。

『紡ぐ乙女と大正の月』

唯月の前に現れた女性。雪佳と呼ばれたそのお嬢さんは、唯月のかつての友人で、そして仲違いをした相手であるようですよ。男爵家の娘ごときが……。自重? いや、これは皮肉ですね。おそらく、かつて、伯爵家の娘が男爵家の娘とつきあうなど云々、家格を理由に仲を割かれたとかあったのでしょう。唯月の父が以前そんなことをいっていましたね。今では家格など気にせず旭や初野と親しくしている唯月ですが、かつては距離があった。父のいいつけに従順であろうとした、そのしこりが今も残っていたりするのかも知れません。

雪佳にこそその傷は深く、むしろ唯月は雪佳のことを変わらず友達と思っている。今からでも仲を修復したい……。ええ、この避暑地での目的、それが定まってきた感がありますよ。見掛けはもう大丈夫みたいに装っていた唯月も、紡の問いかけにいろいろ話してくれる気になった。かつてふたりの間になにがあったのか、それは次号としても、今の唯月ならたいていのことは乗り越えられそうに思えるんですね。紡もいるし、旭も初野もいます。以前の唯月とはもう違うというの、伝えられるといいですね。

と、それはそうと、お風呂で飲酒ーっ!? そう、そうなの、当時は合法だったの。いやもう、今ではなんでもないことがとがめられるかと思えば、今だと絶対駄目! なことが普通、当たり前だったりするこのギャップ! 感覚の違いにまったくもってしてやられます。

『RPG不動産』

ファーを探す不審者が城に侵入。ファーをはじめRPG不動産の面々を遠く辺鄙な島に転居させたのは成功だったのですね。

さて、島での仕事ですよ。前回見つけた状態異常やステータスアップをもたらす温泉は、猫さんに紹介することで温泉場として商業利用。とりわけ人気は回復の泉。けれど一時的なステータスアップに悪臭やらただれ、感電のリスクを負おうという人は少なくて、これら不人気の泉を当初は負債と感じていたものの、新たなアイデアの持ち込まれたことで商売として成功させる。こうしたくだり、この漫画のお仕事ものとしての持ち味、ふたたび取り戻させて、ああ、いいですね。この感触、ちょっと大変なことがいっぱいあったので随分久しぶりと感じます。

しかし今回面白かったの、あまりにも自由すぎる琴音たちですよ。ケーキを食べたら眠くなりました。お昼寝していいですか? からの、ここは幼稚園なの!? 職場!! 職場ですー!!!

ルフリアさん、大変だ。ほんと、大変。けど、ほんと、こんな自由な職場。うらやましい。こんな職場だと仕事も楽しそうだよなあ。なんて思っちゃうんですね。

『恋する小惑星』

地震に豪雨、続く災害に自分の無力を痛く実感させられるナナ。そうでした、この子が気象に興味を持ったのは、伯母が被災したことがきっかけでした。一時のかたくなさはとれたものの、それでも真面目な性分は変わらないわけで、ええ、思いますよね、なにかできないかって、でもそうそうなにかできることも見つからなくって、落ち込んだり気鬱になるのもわかります。

元気のないナナのこと、心配しているチカとメグ。ナナちゃん結構頭でっかちだから……。チカの評が面白い。この物言いに、ふたりの距離の近さっていうの感じさせられたように思ったんですね。そしてナナを元気づけるべく、メグ発案で公園にてピクニック。この、それぞれがそれぞれの考えで、問題抱えてそうな仲間に手を差し延べようというその姿。ええ、1年生組の交流のスタイル、見えてきて、ああ、なんか安心できますね。いい友達に、仲間になれたんだなって思ったのでした。

みらやあお、イノに桜に、モンロー先輩たちともまた違う、彼女ららしいやり方で、互いを思いやる、その姿がよかった。ダイレクトそのもののメグ。そっと見守るチカ。でも、チカもずいぶんくだけましたよね。今回のことでさらに仲を深めた3人。この子たちの物語も、また広がっていきそうで期待がふくらみます。

2020年9月29日火曜日

『まんがタイムオリジナル』2020年11月号

 『まんがタイムオリジナル』2020年11月号、先日の続きです。

『カントリー少女は都会をめざす!?』

都会出身というだけでやたらと大河を神格化している八重。今回も、中学生と話している大河を見て、サイン求められてるんだ! と、普通に考えてありえないこといって、しかしこの自信満々の八重ですよ。この子の根拠があるかどうかわからん自信、すごいよなあ。ポジティブのかたまりだよ、この人。

さてさて、今回はいつになくシリアスなニュアンスにじませて、よかったですよ。大河がね、ちょっと悩んでるんですな。皆と仲良くなれたのは自分が大阪出身だったからじゃないかって。自分の価値って出身地なのかみたいなことね、亜紀が相談にのってくれて、微妙にズレてる? でもどこかしら本質をついてる? そんな亜紀の言葉が頼もしくって、ええ、大河は最後にちょっと不完全燃焼みたいになってましたけど、でもちゃんと解決に向かったんですから、やっぱり大河、この相談はよかったんですよ。

明るさ取り戻した大河と、大河のいないうちにやたら迷走していた八重の再会。大河の悩みも雲散霧消ですね! ほんと、いつもどおりといったらいいのかな、そんなやりとり、ほほえましくて実によかったです。

『通勤通学クエスト』

同じ漫画が好きというので知りあった柏木と松島。社会人と女子高生という間柄ながら、友達のようなふたりの距離感は魅力的。と、そこへ割ってはいった新たな女子高生。ああ、柏木、ちょっと苦手なタイプですか? 学生のころ、キモチワルイといわれて傷ついてきた。その記憶がよみがえりつつあるというのですか。けど、ここでちゃんとクエスト発動させて、キモチワルイと言われない! 苦手克服しようとしたの、立派ですよね。

この漫画のいいところ、こうやって前向きに問題解決していこうとするその姿勢だと思うんです。今回も、カッシー、苦手と思いながらもぐいぐいくるのをしっかり受け止めて、会話を返して、ちゃんと仲良くなっていく。というか、この子、めちゃくちゃ余裕あって、年上みたいよ? ほんと、今回のやりとり。最後にマッツがカッシーにいうじゃない。気持ち悪がられた自分だけどそういわない最近の子は優しいっていうカッシーに、柏木君が成長したんだって。この認めてもらえたということ、評価してもらえるということ、その重み、もうたまらなかったです。ラストのコマなんかも最高でしたよ。もう、泣きそうになりますよ。

『とびだせT.O.Z』

宇佐美さん、可愛い期間は続く。今回はテストの結果が奮わなかった宇佐美。陸上に打ち込みすぎて勉強をサボってしまった……! でもスポーツ推薦組は成績なんかまるで頓着してなくて、一度はそんな風潮に流されそうになるものの、ちゃんと踏み止まったの、エラい! でも、おバカ系アイドルなんて望んでない! って。その方向性もまた面白可愛かったです。

先輩はどうしてるんだろう、聞きにいくのがいいですよね。でもまるで参考にならん! 20分の瞑想で完全回復する浅葉。そして阿部先輩、すなわちマナの兄! ほんと、なんで兄貴に聞きにいこうと思ったの!? 兄貴も兄貴で、後輩女子にいきなりしばってくれと要求! 事件になるよ!?

ここからのふたりの対話が非常にあかん感じで、きもっ、アブナイ人、正直引く。まあ、兄貴にはそういわれるだけの根拠はあると思うんですが、それにしても言葉に容赦がない。でも、そんな言葉に快感を覚えちゃうのん、兄貴!? いやもう、この苛烈に求める兄貴と、いくらなんでももう口を閉じようと必死に自重する宇佐美との白熱する対面! いやもう、ほんと、なにしとるのか。

宇佐美、兄貴に気にいられてしまいましたね。でもそれが原因で、兄貴のあのトレーニング、やめさせる同志になるという。うん、マナと宇佐美、さらに仲を深める、そんな流れができましたね。素晴しいです。

『大奥より愛をこめて』

スパイ疑惑で囚われの身となった蒔乃。間者ではないか? 疑われながらもその証拠は出ず、御台所からの助言もあって、ああいずれは無罪放免か? と思いきや、高橋は毒を盛れとご命令! いやもう、蒔乃、大ピンチじゃん。しかも悪いことに面会にきた菜々緒に、この人なら信じてくれるのではないか、自分のこと、間者であると、ロシアのスパイであると、その目的含め話してしまった。ああ、菜々緒殿、この言葉をどう受け取られた。険しい表情で去っていくその背はなにも語らず、見捨てた? 見限った? いや、あるいはなにかまた違う可能性を探そうと? ほんと、緊迫する展開に踏み込んでいきます。

蒔乃、この人、日本育ちでさえなかったのですね。ロシアはイルクーツクにて育った、その名もマキアベル。日本からの漂流民を父に持つマキは、漂流民の光太夫と知りあったことをきっかけに、より深く日本への関わりを深めていこうとする。で、その果てが、大奥に潜り込んで日本の内情を探ろうということだったというのですかー!

うん、無茶すぎる。バレたらそれこそ打ち首コースやん。

蒔乃の目的からバックグラウンドまで判明して、これからいよいよ佳境でありますね。ふさ姫の好プレーで牢を抜けられそうな蒔乃。でも、牢抜けはより立場を悪くしない? ともあれ、光太夫に菜々緒殿にと思惑の交錯する大奥に、蒔乃はなんらかの光明を見出すことがかなうのか。風雲急を告げる、ってな状況でありますね。

2020年9月28日月曜日

『まんがタイムきららキャラット』2020年11月号

 『まんがタイムきららキャラット』2020年11月号、発売されました。表紙は『おちこぼれフルーツタルト』。10月からのテレビアニメ放送開始を受けて、表紙をイノ、ロコのふたりが飾ります。ふたりの衣装、細やか華やか絢爛で、これ本当に素晴しい。こちらに視線を向けながら、ひとつのフルーツタルトをふたり一緒に食べようとしている、普通ではちょっとないような状況、これ、グラビア撮影かなにかなのかい!? まさに、この表紙のために撮影された写真、そんな印象がアイドルとしての彼女らにはよくよくマッチしていて素晴しいです。

今月は新作ゲストが2本です。

『星夢細工のシュトーレン』

本の世界に憧れて、その舞台となった街を訪れたりんご。この街にくればファンタジー世界の断片に出会えるのではないか、そう思っていたのだけれど、残念ながら現実には妖精も天使もおらず、かくして一週間の滞在は空振りのまま今日がもう最終日。そんなりんごがたまたま訪れたパン屋、そこで出会ったテンション高い女の子、ラズリィ。相当な変わり者? りんごとはまた違った方向に振り切れてる感あるこの子とりんご。天候の悪化で、この街でのもう一日をふたり一緒に過ごすこととなったっていうんですね。

そこで出会った星降りの街の情景。これはりんごひとりが見た夢なのか。あるいは、目覚めてすぐに報告にやってきたラズ、この子も一緒に見た夢なのか。そしてりんごに生えた猫耳。ここにきて唐突にファンタジー世界の断片に触れることとなったっていうのですね。

これ、りんごはしばらくこの街から離れられないのでは? だとしたら、ラズと一緒に星降りの街を旅したりなどするのでしょうか。いよいよ物語の動き出そうとして、そのうずうずする感じ。じわっとにじんでいい感じです。

『アニメのお仕事』

今日からアニメーターとして働くことになった橘優佳。アニメ会社SEALにいけば、先輩の高橋みのりから数日で消えないでねと釘を刺される……。教育係が厳しかったのだそうだけど、実際、こうやってすぐやめてしまうっていうの、よくあったりするのでしょうか。

優佳と同期になる新人、相川凪。なるほど、ふたりともに絵はうまいのか。むしろみのりがダメージ受けてるのだけど、ともあれ凪の実力は確かなもののようで、そんな凪のコンプレックス? この会社に所属するトップアニメーター、相川藍、姉に技量で上回りたい、そんな気持ちがあるのでしょうか。

仕事の前に課された課題。絵は描ける優佳だけど、トレスに40分かかってしまったというの、求められる技量が違うっていうことなのだろうなあ。そして、姉を意識するあまり描けなくなってしまっている凪の気持ちをほぐして、無事課題をクリアできたふたり。こうやって仕事を通じて、仲を深めていったり、切磋琢磨? 刺激しあって、支え、助けあって、そんな関係が描かれそうでありますね。

『精霊さまの難儀な日常』

最終回を迎えました。

光の力の影響から人間界を守るべく、海底へと身を投じたサラたち。危機に挑む過程で、4人の精霊たちの結束もより強くなり、またサラのともりへの気持ちもより一層鮮明になっていくそのくだり。大変充実して見事引き込まれるものありました。

封印の布をはずして能力を解放するシィル。対となる人間、ともりの大事なものを奪うなんて考えられない、自分の試練の成否よりもともりのことを大切に思い、問題解決に全力を尽くすサラ。この鬼気迫る感じ素晴しく、それだけに皆の到達した状況、大きなことを成した! そんな実感与えてくれるその後の描写も充実していたように思います。

しかし驚きました。対の人間から奪ってくる大事なもの。それってなんだろう。一緒に過ごした記憶なのかな? 大切な存在となっていた精霊との別れなのかな? そんなことをずっと考えていました。けど、それが思いっきり違っていて、というか、むしろそれ対の人間についてよく考えさせるための方便だったんですか、女王様!? びっくりしましたよ。けど、それぞれにちゃんと人より贈られたものを身につけていたこと、それが大事なものであるということ、ああ、この場面などしっくりときて納得感あって、そうか、そういうことだったんですね女王様!

まさかこれでともりとサラ、お別れになってしまうのかな? そう思ったものですから、数ヶ月を経て春の日、再会を果たすふたり。あの場面、本当に感動的でした。ショートカットのサラもまた素敵ですね!

『NEW GAME!』

素晴しい扉絵だ! というのはいいとして、コウ不在で急遽採用面接の面接官に抜擢された青葉です。ひふみとゆんも巻き込まれていて、と、なるほど扉の3人は急造面接官ってわけですな。りんも面接に立ち会うのかな? と思ったら、本当に青葉、ひふみ、ゆんの3人だけっぽくて、怖ろしいな! 青葉、ちゃんとできる?

ここからの展開。面接を受けにきた学生に、青葉、思いっきり就活生と間違えられてるじゃん! 学生さん、やたら青葉への距離が近くって、肝っ玉の太い子だとか青葉思ってますけど、いやいや、違う違う。この掛け違いが掛け違いのまま進行していくくだり面白かった。

このやりとり、意図せず面接みたいになっているのがね、悪くないなあって思ったんですね。ツインテールはないんじゃないか? ってことで髪を結ってもらってる青葉が、この会社を受けようと思った動機を問うてみたら、涼風青葉の名があがるんですね。それだけに、目の前の元ツインテールが青葉当人と判明するくだり。緊張しながら面接会場の扉を開いたら、そこにさっきまで髪を作っていた青葉が座っている! まさかの土下座! ツインテールをバカにして申し訳ありませんでした!!

自分のやったこと、その軽はずみに後悔する青葉の、きちんと詫びて、そして続けた言葉。その態度に余裕と自信を感じさせたこと。青葉の真っ直ぐに向けてくる落ち着いた視線に、就活生、水野あやも動揺から立ち直り、自分を取り戻していった、その呼応する様など、短いやりとりにピリッとした緊張と、伸びゆく強さ、瑞々しさ感じて、背筋のあらたまる、そんな感触覚えて刺激的でした。

この面接、青葉たちにしても好感触だったようですが、ということは今後、水野あやも仲間として一緒に働くことになるのでしょうか。だとしたら、どんなやりとり見られるのかな。なんか楽しみになってきましたよ。そんな好奇心もちょっと意地悪みたいですけれど。

2020年9月27日日曜日

『まんがタイムきららフォワード』2020年11月号

 『まんがタイムきららフォワード』2020年11月号、一昨日の続きです。

『観音寺睡蓮の苦悩』

林間学校の行き先を決めようという委員会に介入を試みた睡蓮。全学年同じ行き先にすべく策を弄したその目的はというと、ただ紫陽花、椿のカップリングを愛でたい、眺めたい、それだけなんだけど、まさかそんなこと誰にもいえるわけがない。というわけで、第1学年主任の東郷和代からやたら警戒されてしまって……、これは今後、後を引きますかね? 今回のラストの不穏な動き。あれなんかもここに繋がったりするんでしょうかね? とはいうものの、後輩の女子ふたりとその身内と、ファミレスで食事しながら林間学校の班行動について打ち合わせしていただけ。なにも後ろ暗いことはしてないわけで、これがなにか睡蓮に不利益に働いたりするのかな?

いやはや、さっぱりわかりません。

さてさて、今回はそうした不穏な動き、いったいなにに関わるのかもさだかでない動きが見え隠れしたりしているものの、新たな登場人物として椿にべったりの紫陽花妹、林檎が登場。これが重大トピックでありました。

このちんまり可愛い、やたら行動力ある系のお邪魔キャラの介入に、やたら振り回される睡蓮ですよ。というか、あんた、めちゃくちゃ打たれ弱いよな! 紫陽花、椿のカップリングに対し絶大な支持を見せるのはいいとして、なんらの介入があるたびにめちゃくちゃ動揺する! 牡丹の時もそうだったけど、今回もなのか。しかも今回は牡丹の時より問題? いやいや、そうなの!? ほんと、お姉ちゃんの友達大好き妹と普通に仲良し姉妹じゃあきませんのん!?

ひとり内心でうろたえて勝利宣言してまた狼狽してと、睡蓮の一人相撲。紫陽花のささやかな傷心と、しかし友情を知ってほころぶ気持ちの揺れ動き、デリケートでナイーブな描写を前にして、副音声で大騒ぎして七転八倒、盛り上げるというか力強くコメディに邁進するというか、その勢いったらありませんでした。

『桃ノ木家の四姉妹』

外出したい、遊びにいきたい。そういって騒ぐニノの訴えが功を奏して? 甚平さんの新車で紅葉狩りにいくことになりました。山ではニノの無謀さが光ったり、一葉の巻き込まれ体質も光ったりして、実に生き生き、楽しそうにしていたのですが、そんな中、甚平さんと、ええと、小白井由紀さんよね? ふたりの関係が気になったりと、いろいろ見どころ? 引っ掛るところがあったんですが、いやいや、もっともっと意味深なことになってるよ? ええっ、これ初出情報じゃない? 甚平さん、桃ノ木家の管理人、いわゆる大家だと思っとったら、四姉妹の叔父なの!? いやもう、ラストに驚きの情報? しかも、これを一葉は知らなかったというのだけど、いや、一葉だからなあ。もしやドバイのくだり、甚平さんとシキの反応など見れば、四女はなにか知っとるのか!?

などなど、思いもしない情報受けて、ざっと1巻から読み直してしまいました。ちょっと急ぎ足だったからだいぶすっとばしてしまってるけどさ、ほんと、かなり初期の頃から仕込まれていた人間関係みたいなのも見えてきて、この漫画、ぱっと見以上に入り組んで、込み入って、手が込んでるね? ほんと、ここからまさかラストに向かうのでは? なんて心配もしちゃったりして、いや、ほんと、もっとこの四姉妹の様子、読みたいですよ。だから、なんだろう、なにかしら動きがあるのは間違いないとして、その先も続いてくれたらいいなあ!

『限界ゲーム飯』

会社の同僚、佐藤さん。あさぎの仕事ぶり、華麗なタイピングに憧れなど覚えたりして、その目に映るあさぎの姿、花を背負ったりして、見事に美化されているというんですね。お話してみたい。お近づきになりたい。意を決して話しかけてみたら、あらあ、あさぎったら勘違いしちゃいましたね。自分の秘密、自分がゲーマーであるということ、バレてしまったのではないか!? あまりのあまりに気に病むあまり、自爆するかたちで白状してしまった……。

なんで、なんでそんなことに……。

と思ったけど、佐藤さん、ゲームに理解があってよかったじゃないですか。むしろ、佐藤さん自身がゲーマー。コンシューマーゲーじゃなくスマホゲーメインのゲーマーだというんですね。

でもコンシューマーにも興味があったんですっていうの、それ聞いて、早速佐藤さんのことお招きして、センちゃんにも紹介。ええ、ゲーム仲間が増えましたね。

今回は紹介って感じで、打ち解けるのはこれからでしょう。そんな彼女らのゲーム生活、それからゲーム飯。どんなのが出てくるのか、本当に楽しみ。とりあえず、佐藤さんもごはん食べながらゲームしてること判明して、ほんと、ゲーマー、食よりゲーム優先感がありますね。うん、ゲーム飯なんてテーマが成立するわけだ……。

『あいらいく俳句』

めちゃくちゃ面白い……。やたら憔悴しているおにぎりですよ。なにか悩んでいる? とりあえず保健室に向かったおにぎり。残されたカバンからは意味深なウィッグが出てきて、ああ、なにか病気なのだろうか……。心配するわびさび部面々なんですが、これ……、これ……、おにぎりが隠してるグラビアアイドルのあれだ……。

今回、最終的におにぎりの秘密が明かされることになるんですけど、それまでのやりとりがもう本当におかしくって、おにぎり、いやさグラビアアイドル三浦ななこの写真を見るたび、おにぎりじゃね? 指摘していくりんに、都度否定していくうさこ。このやり取り、何度も繰り返していくのが最高で、そしてここにおにぎりの悩みがある。仕事が落ち目で、このところつまらない仕事ばかり。そのしょうもない仕事というのが、おにぎりを励ますためにアメリカンドッグを作るわびさび部の前にちらほら出てくるんですよ! で、そのたびに、おにぎりじゃね? ってなる。というか、おにぎりさん、仕事は選ぼうよ! 本当に酷いのばっかりで、悩むのもわかるわ!

この写真、おにぎりじゃね? のくだりで、毎回否定しながら写真をコレクションに加えていくうさこも本当に面白くって、その写真がカムアウトしたおにぎりの前に陳列されるのも! ああ、おにぎりにしたら結構な恥ずかしめじゃなくって!? ともあれ、ちゃんと受け入れられて安心のおにぎり。すかさず抱き付いて欲望満足させるうさこ。あちらもこちらもきれいに決着見せて、一件落着、一安心のくだりでしたよ。

2020年9月26日土曜日

『まんがタイムオリジナル』2020年11月号

 『まんがタイムオリジナル』2020年11月号、発売されました。表紙は『ラディカル・ホスピタル』。テーマがナース? 医療? もう、山下さん、ベテランナースの貫禄たっぷりじゃないですか。そのポーズもかっこいい。その表情に余裕感じさせてかっこいいんですね。他にはドクターやってる『小森さんは断れない!』しゅりに、注射器持ったナース『可愛い上司を困らせたい』めぐみ。そしてちょっと昔風のナーススタイル『らいか・デイズ』らいかであります。しかし、今回の表紙、スタイリッシュ。単行本35巻の表紙の対になってるんですね、これ!

今月は新作ゲストが1本です。

『止まった世界の歩き方』

突然、時間の止まってしまったことに気づいた少年、山本圭太。時計も動かない。水道から水も出ない。外に出れば、塀から飛び降りた猫が空中に静止していて、まったくもって異常事態。

この状況、止まった時間の中で出会った女性、夜長香苗が引き起こしているというんですね。充実しない毎日が嫌になってタイムと夜空に叫んでみたら時が止まった。それ以来、ひとりで時間の止まった世界を楽しんでいたのだけど、ひとりだけではどうにも寂しい。それで友達を求めたところ、圭太がチョイスされた、ってことなんですね。

今回は、とりあえず状況の説明、シチュエーションを提示する導入といった感じ。これ、実際に時間の止まった世界でどのように遊ぶか、なにをするのか、どう楽しむのか、それが描かれると感じもぐっと変わってきそうですよね。

『おしかけツインテール』

昨今の事情を反映して? 今回、花梨たちはリモートでの勉強会にチャレンジするっていうんですよ。めちゃくちゃ緊張して照れている瑠璃がいいですね。どんだけ花梨のこと好きなのか。

これ、途中で気づいたんですけど、冒頭の四コマ、田の字に区切られたやつね、なるほどリモートの画面分割そのものなんだ! おおー、これはいいねえ。不思議と臨場感。花梨が見ている画面、そのものを見せてくれてるっていうの、なんかわくわくするものありますね。

さて、勉強会をやるの、集まってやるのとは勝手が違ってうまくいかないのかな? とか思ってたら逆なのか! むしろ集中しすぎる? 由利の感じてるツラさっていうのがおかしくって、そうか、真面目に頑張ってるんだな。できなくてつらいっていうけど、頑張ってるのはえらいと思うよ!

しかし、時間を忘れて取り組むものなんですね。門限とかない、バスの時間もない。それでやめ時を見失う。それを冷静に指摘する杏夏のクールさがよかったです。そして勉強明けの息抜き風景。由利はお菓子、瑠璃は入浴、っていうんだけど画面に映っとるとこで脱ぐのか! いやもう、大騒ぎ! こうした緊張が緩んでからの会話がまた見ていて面白かったです。

今回はリモートということで、コマに映る姿、それがリモートの画面そのものという工夫も普段の四コマとまた違うニュアンスあって面白かった。ちょっとした特別感があってよかったです。

『ネコがOLに見えて困ります』

ギャルネコから挑戦を叩き付けられるOLさん。テンションあげるギャルネコに対しクールに対処、回避するのかな? と思ったら、おおう、無言で家から抜け出す方策探してるぞ。

ミコト、いい飼い主ですよね。最近は家猫を外に出さないようにって意識が浸透してますけど、事故にあったりしたら大変でしょう? だからフェンスをつけたりして、脱走できないよう対策しているんですね。でも諦めない。考え込んで、脱出不能な状況にむーってしてるOLさんの可愛いこと。でもって、ついに脱出成功、はいいんだけど、ミコトが怒ることちゃんとわかってるよね? 悪いことしてるって理解してるよね? それでもやっちゃうところ、これがネコってやつなんだろうなあ、なんて思わされたのでした。

ギャルネコとの対決、これもネコならではの気まぐれさ発揮されて、ご飯の匂いにギャルネコへの興味まるで失っちゃってるじゃん! ぷらっと帰る気になったんだけど、脱出よりも帰宅の方が難しい。ほんと、兄貴の隙を見て滑り込むのな。このちょっとした冒険感が楽しいエピソード。ケンカも発生せず、平和に決着。いい結末でした。

『となりのフィギュア原型師』

めちゃくちゃ面白いな。原型が滝舘おこめ、デジタル原型は半藤! こっそり準備してたのか!? ともあれ、敬愛する滝舘おこめとともに作業できるの、半藤には超プレミアムだよな! 作業用のPCも、自宅から工房に移動させて、おお、桐山代表と半藤、ほぼ同居じゃんよ。もう代表が喜んじゃって、テンションあがっちゃって、君、小学生ですか! ってくらい半藤にかまってくる。ほんと、めちゃくちゃな喜びよう、小動物系のはしゃぎ方だよ。

この現場、斉藤がいるの、大きいですよね。ちょっと危険な匂いのする大人ではありますけど、プロとしての常識? 厳しさ? 社会人としての良識? みたいなの、一番しっかりしてるのも斉藤だと思う。今回も、半藤との関係考慮して厳しくあれない代表に苦言をいれて、ほんと、こういうシビアさ、いうべきことをいうべき時にちゃんというというその姿勢、かっこよかったですよ。そして代表も斉藤にいわれて考えなおすの、きちんと全ボツ伝えて、よりよいもの作っていこうっていい笑顔見せるの、すごくいいなあ、この流れ! ええ、仕事四コマであり、ちょっとした成長もの? っぽいニュアンスもあるという、この展開、この流れ。ほんと、魅力的でありました。

あと、それと、最後の意味深トーク! あらー、代表。いつもとはちょっと違った表情に、やっぱり大人なのだねえ、そんな気持ちになりました。

2020年9月25日金曜日

『まんがタイムきららフォワード』2020年11月号

 『まんがタイムきららフォワード』2020年11月号、昨日の続きです。

『球詠』

ヨミのホームランを受けての皆の反応。もう、誰もがあっけにとられてる、というか、魂抜けてない? ダイヤモンドを一周して、ベンチに帰ってきたヨミを無言で迎え、というか、迎えてもいないよね? 白菊とかあらぬ表情よ? でもって、球姫が動きだしたらみんながうわーってくるのね。めちゃくちゃ面白い。ヘルメットかぶせてべしべし叩いて、打率1割に乗ったんじゃないのか!? この発言に、ピッチャー日高凪が傷つく!

そして凪、バッターボックスの希に意識を向けると、そこには涙目の希が! ほんと、この反応、めちゃくちゃ面白い。なんともわからんお祭り騒ぎ感があって、これも練習試合ならではなのかなあ。思いもしないイレギュラーが招く動揺、狼狽、そのわいわいとした賑やかさが最高に面白かったです。

と、ただ面白いだけでなく、凪と希の対話とかね。おお、凪さん、希に名前を覚えてもらえましたね。嬉しそうにしてるその表情がもうおかしい。さらに、いってみたかったセリフ、全国で会いましょう。おお、クールぶってるよ! めちゃくちゃ可愛いな。この約束、果たされるといいですね。その時には双方万全の態勢でもって勝負できるといいですね。ええ、いいライバル関係が生じました。

後半の、白菊の家に集まっての勉強会。ここでの情景も面白かった。というか、ヨミさん、優等生だな、キミ! そんなヨミの打撃練習。そこでの球姫との会話も、野球のこと、ふたりの関係のこと、含蓄あって本当に魅力的。光のこと気にしてるヨミ、いいよねえ。それから、球姫が見せたヨミの顔真似! ほんと、予想もしないところに、想像もしない面白み放り込んでくるの、最高だったと思います。

『夢喰いメリー』

今回、大増量56ページですか!? 無茶するなあ! と思いながらも、白儀「本能」を倒したメリーからその後を託された夢路の逆転劇、そして決着までを途切れることなく一気に読むことのできるという格別のはからいではないですか! ほんと、ゆるむことなく、たるむことなく、夢路の、そしてメリーの活躍を堪能して、ああ、ふたりの戦いがいよいよ終わろうというのですよ。

正直、どういう気持ちになるのだろうと思っていました。思いもしないものを幾度も見せてくれたこの漫画。だから白儀との決着においても、きっとあっと思わされるようなことあるのだろう。そう思っていたのですが、意外やむしろ驚きよりも納得の気持ちが大きくて、そうだ、そうだった、今まで語られてきたことからすればこうなるのが当たり前だなって、すとんと落ちるものでした。これまで必死に戦ってきた夢路も、ただ目の前の相手をぶちのめして、ぶっ倒して、退場させてはい終わりなんてやつじゃないってこと、改めて思い知らされて、そうだ、ずっと夢路はそうだったじゃないか。あるべきものをあるべきところへ返して、暴力や力で物事を押し通すのではなく、とても穏かに、悔いも憤りもわだかまりもすべて押し流された美しさのうちに、そっとすべてを決着させた。そこには、なにか相互の信頼さえあった、そんな確かさが感じられて、清々しい思いのうちに読み終えたのでした。

しかし、あの見開きの2連続とか、渾身でしたよね、ぐっとくるなんてもんじゃすまなかった。力強く揺るぎない。そんなふたりの関係が、その絵でもっても伝えられてくるようで、ほんと夢路は、『夢喰いメリー』は信頼を裏切らないわ。ここからの展開、見せ方も本当に爽快で、読み進めればこれまでの鬱屈が押し流されていくかのよう。そうか、これがカタルシスか。もう本当にしてやられた感! あっぱれってやつですかこれ。この時の感覚、最後に白儀の辿り着いたのも、こういうものだったらいいよな! そんな感触。ええ、それくらいラストの白儀、いい表情していました。

『ちょっといっぱい!』

やっぱりエリカ、面白い。いままでこはる屋にはいなかったタイプ。給金もらって、喜んで、そして気持ちはどんどん前向きになっていくんですよ。

今回はもみじに弟子入り志願? 料理にチャレンジしたいっていうんですが、普段料理は? と問われて、全然! おおう、キミのやる気はいいとして、その自信みたいな向こう見ずはどこからくるんですか。でもすごく気持ちがいいですよね。店長からイモを託されてからも、できないなりに頑張って、失敗してちょっとくじけたりもしたけれど、それでも最後には頑張ろうという気持ちを復活させる。そこでもみじが見せたもの。エリカのこと励まして、その気持ちを後押しするの、ああ、これまでもみじが失敗したり迷ったりしてきた、そのたびに皆の助けを受け乗り越え、成長してきた。その成長の様が、先輩となったシチュエーションに発揮されるというのですか。エリカの登場、それがもたらすもの、その意図するところが端的、明確にされた、そんな描写でありましたよ。

タイプの違うふたり。でも、ほんとにいいコンビになりそう。そんな予感させる描写の連続。あのエリカの手をとるところなんて、最高でしたよね。

『スローループ』

今回、すごくいい。作文コンクールで入賞したふたば。けれど全校集会で発表するのはこわい……。迷いの消せないふたばのこと、知らず励ましていたというひより。その組み立て方がすごくうまくって、自分のやったことのない釣りに挑戦しているひよりが語ったこと。その思うところがふたばに響いていたんですね。いろいろ経験し、見聞広めて、新たな地平を開いていきたい。そうした姿勢、それこそは勇気であるのかも知れません。

文化祭でのいろいろ。小春の展示のヤバさもなかなかに面白いんですが、その隣りで喫茶店やってるひよりの思ってること、それがまた面白くて、だよねえ、サバサンドを売りにしてるのに、隣にはアニサキスの模型が展示されてるんだよ!? 営業妨害すぎる……。って、ほんと、確かにそのとおりですよね。

この喫茶店に、ふたばがやってきて、すごくいい笑顔でがんばれましたって報告してくれるの。もう、それだけでなにがあったかわかるじゃないですか。しかも、いい結果を出したんだろうなあ! 手応えもあったんだろうなあ! 描かれていないことさえも、ありあり目に浮かぶかのよう! ほんと、これは組み立ての勝利ですよ。すぐれた描写で、絵にして描かれていないこと、ふたばの気持ちの変化、迷いを抜けた時の晴れやかな表情、そして頑張りの果てに得たもの。それらが本当に雄弁! ええ、いい物語でありました。充実。

ひよりの和装給仕姿が可愛いとか、藍子さん大ピンチとか、ちょっと書く隙がなかったので、最後に無理矢理書きました。最高です。

2020年9月24日木曜日

『まんがタイムきららフォワード』2020年11月号

 『まんがタイムきららフォワード』2020年11月号、発売されました。表紙は『はるかなレシーブ』。最終話を迎えて、堂々の表紙登場でありますね。描かれるのは、はるかとかなた、主役のふたり。ひとつのチームとして戦ってきた、ふたりの絆を感じさせるといいましょうか。揃いの水着、そして手と手をとって、ぱっと笑顔を見せるはるかに、ちょっと戸惑い? 虚をつかれたみたいな? そんな表情見せているかなたが対照的であります。

今月は新作ゲストが2本です。

『おにのこひとのこ』

面白いですね。びっくりするほど緩い絵柄で、人と鬼の同居コメディを展開していくんですが、その鬼ってのがいいキャラしていて実にいい。帰ってきたばかりの主人公、憂に、あと1勝で5連勝! とかいきなりいってくるこのテンション! なんか、お母ちゃんに嬉しそうに今日のこと報告する子供みたいな感じがあるな。

ネット対戦しているの、ヒトの子を蹴落すのが楽しいとか、24時間誰かをいたぶれるとか、不穏なこといってますけど、まあ、こういう感じでプレイしてるの、わりといると思いますよ? でもって、自分以外にも駄目人間がいっぱいいるって安心している憂、こういうプレイしてる人間も、まあいるんじゃないかなあとは思う……。うん、どっちかというと鬼の方が健全ですね!

しかし、鬼の子、愉快というか茶目っ気があるというか、明るい楽しい、いいやつですよ。ちょっとわがまま、けど根っから悪いとかそういう感じでもない、愛玩系鬼だよなあ、とか思ってたら、憂はそれ以上の暴走的感情を鬼に対して抱いてたーっ! やべえ!

ふと覗いた憂の感情の闇にビビる鬼がおかしくて、けどなんだかんだでわかりあえてる風もあって、いい感じに落ち着いたじゃんとか思ってたら落ちに角煮! 思いもしない終わり方、これ、意外性も勢いもあって面白かった。憂の不穏な内心、それが見事に効いていましたよ。

『姉妹を卒業して恋人になります』

おお、姉妹百合というやつですか。中学の卒業式で、妹から告白された姉。なんとまあ、姉自身は満更でもないどころか、むしろ願ったり叶ったり。自分の願望が向こうからやってきた、ってなもんで、いわゆる鴨葱シチュエーションみたいですね。でも、私達は姉妹だと、人からどう思われるか、そうしたことを気にして一旦は断わって、でも、妹の押しの強さに負けたって感じですね。

積極的にイチャイチャしようとする妹と、及び腰の姉。基本、他から変と思われたくない、常識の枠内にあろうとしている、そんな感じですよね、姉。そんな姉が、妹にまたまた押し切られて、そして母に現場を目撃されたもののやたらと理解のある母ですよ! 今はそういう時代なの? あなたたちがしあわせならオールオッケー!

めっちゃものわかりがいい!

母に認められたのが大きかったんでしょうね。自分を縛る外聞というのがひとつなくなったものだから、もう躊躇する必要もない!? 自分の感情、思いをこれでもかと押し出して、主導権逆転させる姉ですよ。この、イニシアティブの移行、優勢劣勢の転換にこそ、この漫画の見せたいものはあったのだろうな。そう思わせる姉の表情。逆に戸惑いを見せる妹という、この転換。こここそが山場、見せ場でありますね。

2020年9月23日水曜日

Fit Boxing 2 —リズム&エクササイズ

 先日のNintendo Direct miniで発表されるやいなや話題騒然! モンハンですか? いえいえ、違いますよ。おうちで爽快エクササイズ、『Fit Boxing 2』であります。正直、私も驚きました。まさか続編がリリースされるとは! そういえば先日、『Fit Boxing』についてアンケートとかとっていました。今から思えば、続編をリリースするにあたって、重点の置きどころを探り、また改善点を知ろうという試みだったのでしょうね。そのためあってか、新作に対する不安が出るたびに、公式情報から不安が打ち消されるという好プレーが見られて、ええ、発売される12月がもはや楽しみとなっています。

前作、『Fit Boxing』、今も継続しています。もう500日になるくらいでしょうか。それだけの期間、どれだけパンチを打ってきたか、どれだけカロリーを消費したか、そして3日ごとの計測による体重の記録……。正直、それらを失うのは惜しい。はたして記録の継続はできるのか!?

おそらくFit Boxerが最初に気にしたのは、このデータの継承だったのではないかと思います。2が出るのは嬉しい。けれどデータの持ち越しができなかったら残念……、そう思うプレイヤーに対する答えがすでに紹介ムービー中に用意されていたものですから、本当にイマジニアはわかってるな! そう思わせるに充分で、ええ、前作のプレイデータを引き継ぐことができる! もう、これがわかった時点で購入決定でしたよね。

嬉しい機能は他にもあって、苦手なアクションを除外できるの、これ地味にありがたい。というのも、ちょっと膝が痛くなることがありまして、ダッキングやウィービングの負担でしょうね、それで痛みがなくなるまで10分コースで回復をはかったりしていたのですが、新作だとダッキング、ウィービングをオフにすることで、いつものとおり25分コースをプレイすることが可能です。

また、この除外機能、集合住宅で夜間にしか運動できないという人にとっても有効で、ステップを除外してしまえば常に足が接地するようになるわけですから、騒音問題も解決だ!

その人の置かれている状況、環境に対応できるのは本当に嬉しい。これ、おおいに期待している機能です。

他にはデイリーで、いつも通り、軽め、重めから選んでプレイできるようになるのもありがたい。毎日やるとなったら疲れてるとかそんな日もあるじゃないですか。そういう時に軽いを選べるのはいいですよね。これまでは、軽いの出てくれよーって祈って、それで上級とか出たら天を仰いでプレイするか、デイリーの目的変更でメニューがリセットされるのを利用して軽いメニューセットにするとかしていました。2ではそういう姑息な手段がいらなくなる! 今日は疲れてるから軽めにする。今日はがっつり運動したいから重めでいく。そうしたリクエストができるのは本当に便利だと思います。

後はどんな曲が入ってるか、それが楽しみですね。一応、収録曲リストも公開されてるのですが、タイトルだけ書かれてもまあ知らない曲の方が多いわけで! ええ、実際にプレイしてみるその時を楽しみにしたいと思います。

2020年9月22日火曜日

『まんがタイムきららMAX』2020年11月号

 『まんがタイムきららMAX』2020年11月号、昨日の続きです。

『旅する海とアトリエ』

日本に帰ってきた海。日本にきていたエマとマリアを招いて久しぶりの日本の日常を満喫しているのですが、その表情はどこか憂いを帯びていて……。というの、そうですか、写真の海を探していたこと、その根本に疑問を抱いてしまった。写真の場所が見つかれば退屈な人生が変わるかも知れない。なにも自分から変えようとしてもいないのにと、そんな思いを抱えてしまっていたというんですね。

そんな海に答えたエマとマリアの言葉にほっとさせられたのは、どこか海の悩みに共感するところがあったからかも知れません。自身抱えている虚無に、それを成長と呼んでもいいですか……? エマの答はどこか慰撫してくれる響きがあり、けれどこれはただ慰めとして受け取って、そこに安穏とすればよいというのではなく、続くマリアのいうように、自分から夢中になれることを探さなければ意味がない。

ええ、慰撫し、そして前向きになれる、そんな言葉。海にとっていい贈り物になったのだと思います。だからこそ、海が見つけるだろう夢中になれるなにか、それがどういうものになるのか、見届けたい、そんな思いにもなるのでしょうね。

『みわくの魔かぞく』

ミラの母の記憶。夢に見る母の姿、その声に、はたしてミラはなにを思うのだろう。

そう思っていたらですよ、ああ、これこそが母が愛娘に残したメッセージ、そのものだと判明するそのくだり。感傷的で、また感動的で、カセットテープから再生される母の姿、その声に、ミラはどんな思いを抱いたのだろう。はっきりとわかるようには描かれなかったけれど、それだけに広く、深く、幅も奥行もある、そんな受け取り方ができたように思うのです。

ミラとともにあって、涙を零したまい。そんなまいにお礼の言葉を口にしたミラ。しんみりとしながらも、カラリと明るさをもって日常に戻っていくそのふたりの様子を見れば、これまでどれほどにミラが母のことを思ってきたか、どれだけ考えてきたのか、それもわかるように思われて、ええ、今回描かれた一連のこと、思い出、祖母ミサとのやりとりも、最後のミラの感情の落ち着く先へと流れつくように思われたのですね。

そしてミサの感傷についても思わされて、孫娘が見る映像に、もう会うこともかなわないありし日の娘の姿を見て、その時見せた表情。ああ、これもまた切なさ感じさせて、娘のミラとはまた違う、そんな思いを抱くのだろう。私にはついぞ思いも届かない母の胸中、その深淵にしみじみ感じいるものありました。

『私を球場に連れてって!』

ホワイトキャッツにマジックナンバーが点灯。マジック11となって浮かれるレオナと猫子。口では、かつてマジック点灯後に逆転されたトラウマがみたいなこといってるのに、どうしても浮かれる、調子にのる。ほんと、今回はレオナのあかんところがてんこ盛り。ファル子にもアルバトロスファンの先生にも、これでもかと煽っていくのな。クラスの黒板にマジック11と書いてみて、ファル子と低レベルの争いしてみたり、小学生でもしませんよ、タマがそういってたしなめるんですけど、小学生の猫子も同じことして照といがみあってたり、ほんと、マジック点灯はこんなにも野球ファンの心を乱すものなのでしょうか。

猫子ですよ、猫子。8年前のキャッツの悲劇。それを回想するくだりで、当時1歳の私は憎みました…、この世の全てを…、って嘘だろお前! でも、こうやってしれっと記憶改竄しながらしゃべるの、実に熱狂的ファンらしいしぐさとも思われて、面白かったです。

面白かったといえば、油性ペンで顔にM11と書かれたファル子ですよ。レオナ、ひでえことするな! ってなもんですが、怒るファル子が方言丸出しで、これがまた可愛い。人の不幸を喜ぶのはよろしくないけど、可愛いのはしかたなかった。しかたなかったのです。

2020年9月21日月曜日

『まんがタイムきららMAX』2020年11月号

 『まんがタイムきららMAX』2020年11月号、昨日の続きです。

『妖こそ怪異戸籍課へ』

怪異戸籍課の仕事は危険と隣り合わせ、とは初回からいわれてたことでしたが、今回、のっけから危機的状況ですよ。手術台? にのせられて、脳を引っこ抜かれようとしている山本睦子。手足も拘束されているこの危機をいかにして脱するのか? 仲間の帝華はネズミに夢中で役立たず。いよいよ極まったこの状況。さて、睦子、どう切り抜ける!?

まさかでしたよ。フランケンさんと呼ばれたモノクル無表情系お姉さん。マッドな眼鏡女子サイエンティストいわく、私の命令しか聞かないという彼女が、戸籍と聞いてあっさり博士を裏切るのな。というか、全然いうこと聞かんじゃないの。その後も何度も博士、昏倒させられて、フランケンさん、それ生みの親ではありませんの!? あんまりの粗末な扱いがもうめちゃくちゃ面白かったです。

このマッド眼鏡幼女サイエンティスト、シュタイン博士、この人も普通の人間ではないのか。肉体改造で200歳を超える長寿命、まだまだ生きそうな勢いですが、いや、ちょっと待って? 博士、見た目ほど若くないのはわかったけど、まさか女子の見た目で中身は男とかじゃないよね? いや、それはともかく、戸籍登録と平穏な暮らし、それが彼ら怪異の者にとってどれほどに価値のあるものなのか、フランケンの反応、その言葉からもよくよく感じられたエピソードでした。

しかし、相棒の帝華、守り刀の骨食、どちらも睦子の危機に駆け付けることなく、もしあそこでフランケンの介入がなかったらどうなっていたのか? フランケンの予測では、戦えばどちらも無事ではすまなかった……。ということは、本当の本当の危機だったら、あそこからでも逆転の目があったのでしょうか。だとしたら、睦子、ほんとはほんとにすごい人なのかもですなあ。

『こみっくがーるず』

琉姫さん、学内でえらい噂になっとるんですな。美人だ、素敵だ、憧れる。そうしたポジティブな噂の影に、いやらしい言葉を発しながら校内を練り歩く……。えらい噂があって、それを聞く美姫も即座に否定はできないっての、姉として、いやさうら若いお嬢さんとしてはいかがなものでしょう……。

噂の真偽を確かめようと、上級生の校舎に向かった美姫とくりすが面白かったです。くりすに目立たないでとジャージ押しつけてる美姫を見つけたかおすと、そんなかおすを逆に見つけた美姫、くりす。お互いにかわいいかわいい思ってるのが面白かわいかった。

でもって、るきさんをのぞく会! 美姫、かおすペアがリンクしていて、ほんとに可愛い。そして琉姫の真実がついに露となったあの瞬間! 噂、根も葉もあるじゃん! とりわけ誇張もされてないじゃん! ほんと、琉姫さん、大丈夫なのか。いやほんと、あらぬ姉の行状を見て、美姫が心配するのもわかります。

でも、ちゃんと寮の皆も、妹の美姫も琉姫のこと、理解しようとつとめて、心配して、いたわって、そしてなにより翼がよく琉姫のこと見ていてくれてというのもわかった今回。美姫、くりすの、琉姫にかけた言葉、完璧じゃない琉姫でもいい、そんな言葉もとてもよかった。無理して作られた琉姫を、憧れのフィルター越しに見るのではなく、ありのままに見て知って近くあろうとする下級生のその気持ちがよかったですよね。

2020年9月20日日曜日

『まんがタイムきららMAX』2020年11月号

 『まんがタイムきららMAX』2020年11月号、昨日の続きです。

『エンとゆかり』

エンが弟子入りすることとなった剣の教師。見た目にも普通ではなく、これ、鍵の魔物とかの同種だよねえ? 実際、途中、エンの剣の強さを目の当たりにして、こんなの受けたらコインになってしまうところだったなんていっちゃってますよね。なるほど、無害な魔物もいるのだなあ。

教えるまでもなく滅茶苦茶に強いエンを前にして、剣を手にした場合のみ強さが発揮されるという特色を逆に活用して、なるほど剣に似て剣ではない、そうエンに思わせる得物を出してきたというのですね。はいいとして、チキンブレイドとはなんなのか。実にわからん物品で、なるほど宴会用の盛り上げアイテムなんですな。ともあれ、これでエンの能力は封じることができた。あとは普通に教えていくだけ、というのですが、剣の師匠もいろいろ探り探りでありますね。

今回のエン、持ち前の天真爛漫をこれでもかと押し出してきて、めちゃくちゃに可愛いわけですが、過去の記憶がないということにまるで頓着しない、その彼女の思っていること、それが言葉になるその時の持っていきかた、エンの脳裏に浮かんだいろいろ。それがもう素敵でね、ええ、エンさん、いい縁のもとにいらっしゃるんですな。屈託なく笑い、今が楽しいというその様子、素晴しかった。

『のむラリアット』

顧問が約束していた練習試合。本当に組んできた。しかも結構な名門、宿新高校。約束を守ってくれたというので一年からの支持は爆上がりしてるわけですが、なにか企みがあるはずと警戒している部長。ああー、なるほどなあ、つきあいが長いというのはこういうことだな。

宿新高校、ここもまた個性的な選手が揃ってて、なるほどこれが部のカラーか。見た目にも力を入れていて、練習に全力、おしゃれにも全力。興行的要素も大きなプロレスにおいて、この両立は結構な力となるのだろうなあ。また宿新高校の先輩? 指導力も優れてて、翼以外は初心者だろうと気の緩んでる一年生に、叱りつけるでもなく気を引き締めるのな。これ、すごいと思う。あくまでもなごやかに、当たりも柔らかく、それでいてしっかり真剣にさせる。こういう指導が当たり前になってるところは、そりゃ強くなるんじゃないか。萎縮とかないんだよ? 理想的環境の一旦を見せられた気がしました。

対して梟池はヤバいな。緊張している桃に青井がしたアドバイス。桃は根が素直だから、喜んじゃって、いわれたとおりのことやって、みんなはポカン、青井だけが大笑い。酷い……、酷い先輩があったもんだ。宿新のスマートさがあっただけに酷さが極まってる! と思ったら、ここからまさかの場外乱闘の同士打ち! ほんと、この展開、めちゃくちゃ面白いんだけど、青井先輩は自重してください! 先輩なんですから、もうちょっと普通にしてください! 恵の心労、いかばかりか、でありますよ。

『初恋*れ〜るとりっぷ』

そら、ついに新たな局面へと進むことができましたね。

先生からもらった思い出の切符をなくしてしまったことにショックを受けて、落ち込んで、取り乱して、そしてひとり俯いて、それがよくないとはわかってるんだけど、気持ちの整理がつかないっていうのもよくわかるんです。でも、たとえそれが大切な思い出のものだとしても、今一緒にいる時間をこうして台無しにしてしまうのはよくないんじゃないかな。そう思っていたものですから、猫の島をめぐって、自分ひとりの時間を持って、泣いて迷って考えて、その果てにそらの辿り着いた結論。それが本当によかったって思ったんですね。

切符は使ったら回収されるもの。そらの中でついに、先生の切符がきっかけとなってはじまった旅は終わったんですね。そして今度は自分のうちから生まれた気持ちを切符にかえて、新しい旅に向かおうとする。ええ、いい境涯に辿り着かれましたね。かつて先生から受け取ったものを、今度はそらから先生へとお返ししていこうという、そうした新しい関係のベクトルの発露も感じさせて、ええ、新たな旅路、そこで見る光景、そこで出会えるものはいったいどういうものとなるのか。

期待もまたふくらんでいくのです。

2020年9月19日土曜日

『まんがタイムきららMAX』2020年11月号

 『まんがタイムきららMAX』2020年11月号、昨日の続きです。

『いのち短し善せよ乙女』

今回、杏エリカはお休みなのか。しかし、エリカがいなくても普通に話進むな。乙女はエリカなしでも善行アイテム呼び出せるし、むしろエリカの干渉? 横槍? がないおかげでスムーズでさえある? いや、違うな。いつも別にエリカは邪魔はしてなかった! 特になにもしていなかっただけの気がする!

エリカ不在の中、乙女のミスで記憶なくした婆さんを助けることになるんですが、途中警察でデモニカと遭遇。というか、デモニカ、警官のおっちゃんにメシたかってるの!? しかもなにかしら展開に影響するのかな? と思ったら、ほぼなんも関与しないしー! この漫画、天使だ悪魔だと、それなりに対立する勢力が表に出てきとるのに、ふたりともなんかいなくても普通に話進むんだな。これ、杏エリカのピンチじゃないのか? 君がいなくても、乙女、ちゃんとやっていけそうやぞ?

この漫画のいいところといいますか、これまでに登場した人たちが、それなりに薄く関わりながら物語の展開に力を貸してくれるところですよね。デモニカもそうだったのかも知れん。石谷さんは間違いなくそうですよね。そしてポリスのおっちゃん! この人、有能やな……。ほんと、皆の力が乙女のもとに集まっていい話で終わろうというその瞬間、エリカがぶち壊しにしていく! ほんと、エリカ、君、存在のピンチやで!

『瑠東さんには敵いません!』

うぬぼれメガネ、めちゃくちゃ可愛いな……。基本可愛くて、デフォルメ可愛くて、そして表情豊か可愛い。和村千紘のそうした表情を引き出すのが瑠東さんってわけですが、秘密の関係、皆には内緒の交友関係、というのだけど、なになに? なんか、瑠東さん、訳有りなのか? なぜ千紘に興味を持つにいたったのか。ただ、飾らなくてよさそうな相手として選ばれただけじゃないんじゃないか? そんなこと思わせること多々あって、だって、自分が自然体でいたいだけじゃなく、千紘のこと観察しまくりじゃない!? さらにはやりすぎちゃって、千紘のこと怒らせちゃった? そう思って、しょんぼりしたの、なかったことにしたかったみたいだけど、違うじゃん! 絶対、ほんとは動揺してたじゃん!

この漫画、瑠東に振り回されて、気持ち揺れ揺れの千紘というのを押し出しながらも、実は必死なのはしれっと余裕見せてる瑠東の方じゃないのか!? そうした笑顔の奥に隠された気持ち。それがすごく気になるんですね。ええ、すごく気にさせるんですよ。

『ぬるめた』

うでマシンガン! くるみの趣味がわからない! いや、小学生男子みたいなもんか。そうだな、小学生男子みたいなもんだ。けど、くるみさん、たとえ弾が出ないとしても、銃器のかたちをしたものを人に向けてはいけませんよ。

なのでさきなの動揺は正しい。けど、やっちゃいけないことだったって後からちゃんとくるみが気づくの、それで泣いちゃうの、うん、さきなのいうようにメンド臭いんだけれど、考えたらちゃんとわかるのがいい感じ。考えなしに動いて、後から気づいて、それで気持ちが右往左往するみたいな、浮いて沈んでの緩急。空回りではあるんだけど、それでこんだけ漫画が展開していくの、キャラクターの個性もしっかり出るとこをもっても、コメディのよりよい見せ方って感じがして好感触であるんですね。

そしてちあきとしゆきの側もなんか面白い。しゆきさん、名前をちゃんと覚えられてないこと発覚ですよ。ショック! でも、その後のしゆきのアプローチ! 互いに微妙にブレーキかからんふたりですよね。ほんと、序盤ではなんか優位的状況にあると見えたちあきが、ことしゆきとなると情勢が変わる。というか、しゆきの関わり方、それがアレすぎんだな。いやもう、漫画じゃわりとアリに描かれるようなことがここまで拒絶されるの。うん、いいな。なんかちあきの人のありようがわかる感じで、しゆきに関してはやりすぎない程度にやらかしてくれるといい感じです。

『ななどなどなど』

そうか、小町ちゃん、補習なんか。つうか、テストあんなに駄目だったのに、ばあやさんにもあんなに怒られたのに、全然勉強してへんかったんか。あの、学校で床に転がってダダこねてるの、めちゃくちゃ可愛いんやけど、ほんと、なんか感情自由に表せるようになったねえ、小町ちゃん。友達ができたの、ほんとよかったなあって思うわけですよ。

でも、補習にはその友達がいない! ほら、だから勉強したらよかったんやん。補習には球技大会で登場してきた、なにやら小町ちゃんと因縁ありそうな彼女もいて、この子、宮前このみ、なるほど、小3の頃のご学友。500円玉に目がくらんで小町の家来にされていいように使われてたのを恨みに思っているのかな? これ、小町ちゃんのことずっと見てきた今だからこそわかるけど、小町にとっては愛情表現で、ほんと歪んでるなこの子、でも一般的にはこれイジメみたいに思われてもおかしかないし、調子にのってると思われてもおかしくない。そうか、これが小町ちゃんの人生の転換点でもあったんだねえ。

今回、このみと小町、結構いい感じにやりあえてたと思ったんですけど、小町にとってはもう本当に必死だったんですね。それだけこのみの言葉が効いていた、ってわけでもあるんですけど、これでこれからの2週間、小町は大丈夫なのかなあ。とか思ってたら、このみ、むしろ小町ちゃんのこと大好きじゃんか。小町が金の力とかでしか人間関係を構築できなかったように、この子にはリア充という価値観がいびつに絡みついて、普通にやればいいことを迂遠にしかできないっていうんですね。

思えば、小町の周囲にいる子たち、みなどこか不器用で、るるはともかく、萌もでしょう? 自分の本心、歪んだかたちでしか小町には伝えられていない。ええ、この子たち、いつか皆がそれぞれに素直な自分をあらわせるようになったらいいですね。そうしたら、きっともっと簡単に、スムーズにものごとは運ぶんですよ。ななどがいい取り持ちしてくれるの、そこに期待したくなりますね。

いや、このみについては、小町もこのみも、自分で頑張らんといかん気がするよ?

2020年9月18日金曜日

『まんがタイムきららMAX』2020年11月号

 『まんがタイムきららMAX』2020年11月号、発売されました。表紙は『ご注文はうさぎですか?』。10月からアニメ第3期がはじまるということで、表紙&関東カラー。花咲く庭? 散る花びらを纏うように踊るメインの5人の姿であります。いや、踊ってるのはもしやシャロだけ? でも、両手でちょいと持ち上げられたスカートに、それぞれのイメージカラーの花びらが彩りを添えて鮮やか。ハイキー気味の画面が、これから彼女らが向かう先の明るさ、光に溢れる様を強調して、またこれも鮮烈です。

今月は新規ゲスト、読み切りが3本です。

『150の恋事情』

めちゃくちゃ面白いぞ、これ。ゲスト1話目で主要登場人物の紹介ばっちり片づけて、その関係性、やらねばならないことなどなど、きれいに整理しつつただの説明になっていないその見せ方。うっまいなあ。絵もきれい。コマの割り方、うまく工夫して、見せるところはよりよく見せる。キャラクターも、主要人物は3人かな、それぞれ個性をきっちり押し出して、とりわけ主人公のダメキューピッド、150号の天ノ矢依恋、この人のアカンところもばっちりばっちり描かれて、あれ? いや、でもおかしいな。なんか、依恋のいってること、わりと共感できてしまう……。これ、駄目な流れ?

これ、チャラ男と呼ばれてる彼の扱い、それがどんな風になっていくのかも気になりますけど、お堅い優等生、222号の白兎つつじ、この子の動向、これが気になります。だいたい今回ですでにだいぶ崩れてきてる。その崩れっぷり、人間臭さ? いや人間じゃないけど、そういうのがどんどん出てきそうなのが楽しみで、あとこの人、人じゃないけど、おつじが依恋のことどう思ってるかなどなど。見どころいっぱいですよ。

『おしかけリブート』

将来、世界の存亡に関わる存在になってしまう主人公、不動エイに関与し、未来を変えるべく現代に送り込まれてきたキュウ。え? エイが命を狙われるのかな? と思ったら、そうではなくて結婚するのだそうでして、なんで? キュウがエイと結婚することでなにがどう変わるというのだろう。疑問に思っていたら、結婚という行為がそのまま人類滅亡の未来を回避させるというわけではないのですね。いずれバケモノになってしまうエイの、その変質のきっかけとなった薬品、それを飲むことのないよう一生つきっきりで守るというキュウ。それほどまでに人類の未来を考えて……、と思ったら、なんかこれ違うな? なんか違うぞ?

ちょこちょこ肩透かしがはいるところ、これが面白かったですよ。

こうくるだろうなと思ったら、なんか違うことになるの、その差し込みが面白かった。足をくじいたキュウをおぶるというエイに、ありがとうと感涙しながらのパロスペシャル。なんで!? 絵柄もまたコミカルなテイストにマッチしてますよね。でもって終盤、エイの人生の岐路にかかる開発中の薬品の出どころ、それがあからさまに提示されてきて、ああ、これは確かにキュウがエイにつきっきりになる必要あるわ! 納得させられたところでさらなる展開を積んでくる?

ええ、思ったような結果となるのか、あるいはここでも肩透かしが発動するのか。その答は次回を待たないといけない。ええ、なんかひどい目にあわせてくれそうでわくわくします。

『なぎさメロウ』

人の世界と出会いに夢見る人魚の娘、深海。16歳となって、陸へと向かった彼女を待っていた光景は……、船に酔った女子高生、みなとが盛大に戻しているところでありました……。

出会いとしては最悪でしょうか? よりにもよって、美しさに欠ける方向からアプローチしてしまった深海。しかも船に乗っていた女子ふたり、凪とみなと、ふたりともにわりと普通でない子たちで、そんな子らに姿を見られてしまった。さあどうなる!? と思ったら、当たり前みたいに受け入れてもらえて、しかも学校とか案内してもらえて、ふたりともいいやつ? と思ったら、なんかあかん感じや! 深海のこと海洋生物部の目玉にしようとしてるだけだ!

わりかし酷いコミュニケーションが繰り広げられるの、そうか、人魚は魚を食べないのか……。このへんは異文化ゆえの摩擦って感じなのですが、いやさともあれ、深海のこと、半ば脅しで確保してしまって、というか深海の父、あかんたれやな! これ、娘からの信頼ゼロになるやつやで!? ほんと、この子たちのコミュニケーション、なんだかんだで仲良くやってはいけそうですけど、結構ゴタゴタしそうなやつでして、そのゴタゴタによっては面白みも積み増しになりそうと思わせるところありました。

2020年9月17日木曜日

今日は休みます

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2020年9月16日水曜日

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