2017年11月30日木曜日

『まんがタイムきららキャラット』2018年1月号

『まんがタイムきららキャラット』2018年1月号、一昨日の続きです。

Aチャンネル』。文化祭での催しいろいろ。るん、ユー子のクラスの病院カフェの微妙なカオスっぷりからスタートして、そこにケー子が合流。馴々しくユー子のことを呼ぶ男がいたというの、ナギだってここで判明しましてね、劇の宣伝で王子様スタイルで歩きまわっているという、その劇の本番、実に見せ場でしたよ。いつものナギの雰囲気がまるでなくって、まさに王子、実に凛々しい美少年。トオルがうまいと絶句するほど。あまりの違いに本当にナギなのかと混乱しているところに、去年通った道とるんちゃんから共感なのかなんなのか、コメントがはいるのがおかしかったです。そして劇が終わってリラックスしまくるナギの奇行。それ見てショック受ける女生徒たち。ああ、この奇行がなければどうなっていたのか!? って、これくらいなら大丈夫よね! ええ、ファンクラブとかできちゃったらいいんじゃないでしょうか!

すわっぷ⇔すわっぷ』。春子、夏子の入れ替わりに気づいている先生がいる。千夏先生。なぜ知っているのか、その謎、あっさりと明かされて、さすがは春子ですよ。マイペース! 真正面から聞いちゃうんですね。Gカップですか? そうよ。いやいや、そうじゃなくって。体の入れ替わり、知ってるどころか、その起点がキスだということもご存じ。ああー、入れ替わりの経験者なんだ。今もなお入れ替わったりするんだ。で、お酒を飲むのか。なるほど、千夏先生は下戸。対し、パートナーは飲める口なのね。それで入れ替わって飲んで、翌日起きない……。最悪じゃん、先生……。これまで入れ替わりを便利に使ってきた春子、夏子だけど、これからはそうもいかなくなりそうですね。そして先生のお酒の話、まさに伏線、すぐ回収。そのパートナーという人はずいぶんしっかりした人みたく、しかしこの人はこの人で、どういう人なんでしょうね。

『花降り宿のやどかり乙女』。花降り灯籠の初日は雨でスタート。せっかくのお祭りなのに! けど、夕方にはやむとの予報。仕事にキリがついたら見てきてもいいよってお許しも出て、ええ、夕方が楽しみですね。でも、イベントがあるってことはすなわち書き入れ時。満室、宴会、仕事は山のようにあって、沢山、どしどし押し寄せる仕事、情報にいっぱいいっぱいになりつつも、混乱するところを踏み止まってしっかり役目を果たしていく千歳の姿。ええ、いつまでも見習いじゃありませんよ。だんだんにしっかりしてきて、できるようになっているんだというその様子を、仕事ぶりから、その表情から見せてくれるというのは、実によいものでありました。そして灯籠に火が入ります。ああ、娘たちの駆け出していくその先で、町いっぱいに灯るあかりの美しさ。その様に魅了される皆の姿、その表情。素晴しく魅力的で、それはすなわちこのイベントがまた魅力的であるということを、よくよく伝えていましたよ。そして最後に灯籠の片づけ。ああ、これは女将に任せられない重大な仕事でありますね! ええ、あの急いで片づける様子ね。よっぽど探索が大仕事だったというの、思い出されておかしかったです。

『恋する小惑星』。今日はJAXAだ! もう最高だよな。いきなり小惑星を探していますとのアピールしちゃって、いやいや、ヒッチハイクとかじゃないんだから! 先生のおじいさん、来たかったのに置いてこられちゃったんだ。展示されてるロケットに興奮しちゃう天文班がまた最高で、そして見学ツアー最初の紹介ビデオ、これで感動して泣いちゃうっていうのね。今回は美影がひとりつっこみ役ですね。泣くほどじゃない、そう思ったら、真理も泣く、先生も泣いてる、他の見学者もだ! この置いていかれてしまってる感。すごかった。真理は宇宙飛行士になりたいんですね。その憧れる気持ちがはしばしに現れて、ほんと、宇宙が好きなんだなあ。そして小惑星を探してるみらにあおは、ツアーガイドに、そして展示館の解説員に小惑星のヒントを聞いていく。でも、そうか、そうだよな。ここは宇宙開発についてのセンターだ。観測の拠点ではないものな。この、天文に関するといっても、その専門は分化して幅広いということ、よくよく感じさせるところ。それぞれに違うテーマ、どれも奥深く魅力的で、人によっては人生を賭けようというほど。この豊かさ、素晴しく表現されていたと思います。そして先生、おじいさんにJAXAのキャップを買ってきてあげたんだ! ああ、改造JAキャップからバージョンアップだ! よかったなあ、じいさん。そして先生からのみら、あおへのプレゼント。「高校生向け新天体発見プログラム」。ああ、まだまだ魅力的なイベント、続きそうです。

  • 『まんがタイムきららキャラット』第14巻第1号(2018年1月号)

2017年11月29日水曜日

『まんがタイムオリジナル』2018年1月号

『まんがタイムオリジナル』2018年1月号、一昨日の続きです。

『コスプレ先生の絵画教室』。サンタクロースの衣装着て、袋からそんな箱出したら、そりゃ中身を期待しますよ、ななみさん! 生徒さんたちがっかりして、それでななみもウケなかったとがっかりして、ええ、誰もががっかりですよ。まなの発案で、クリスマスケーキ、の飾りのマジパン人形を作ることになりました。って、またマニアックな。ケーキ本体は作らないんだ。これ、ななみがさすがにうまくって、あの、まな人形、すごくいいですね。まながうまく作れなかった人形のまわりを、これまた出来のいいバラの花や葉っぱで飾りつける残酷とかもおかしかったです。もりもり作られていくマジパン大作が土台のケーキを潰してしまってたり、そしてこれを教室に持っていったら、課題と勘違いされてしまうとか。描くの難しいといっていた生徒さんたちが、食べてしまうと聞いてもったいないとスケッチしだすのもよかった。ええ、その気持ちわかりますよ。できたって嬉しそうにスケッチを持ってくるところね、あの表情が素敵でした。

『ぎんぶら』。今回はコスプレ惑星なんだ、と思ったら、もっともっと先に進んでましたよ! なんと、アバターを使うんだ。冬眠中、意識だけを擬体に移して生活するとか、おお、まさにSF。でも、人気のキャラかぶりとか、出向かえてくれた市長が中身はメタボのおっさんとか、ほんと、夢とか希望とかを打ち壊していくスタイル、さすがであります。デフォルトアバターのわびしさとかもおかしくて、ああ、自分は棒人間になるタイプだ。人気アバターが抽選になったり、納期優先で自分のアバターを用意できなかったクリエイターとか、こういう発想もおかしくって、そしてアバター選びが暴くその人の本質みたいなのね。おかしい。ほんと、おかしい。ライオンになりたかったコギ太郎とかもいい。リリーは恐竜だし! ほんと、この自由さ。で、やっぱりなんか酷い目にあってる権田原! 酷い目というか、わびしいなあ! しかしこの世界、見た目、スタイル、そうしたものの持つ意味がものすごく希薄になりそうですね。本体がおっさんでも、アバターが美女ならそれでいい、みたいなことにもなったりするのかしらん。人の意識のありかたが問われる、そんな環境だと思いましたよ。

『歌詠みもみじ』。もみじ、負傷! って、待って、待って、墨をする、その動作で手首やっちゃったの!? 右手をギプスで固定して、吊っちゃって、見るも痛々しい。そんなもみじの日課というかライフワークというか、川柳の代詠み? いや、代筆だけか、あのもたくさする感じがおかしくって、ほんと煽り力が高くなってるよ。皆が甘やかしてくれることが嬉しいもみじもなんか可愛い。ギプスに寄せ書きするのもね、青春っぽいっていうんだけど、クラスの子がわーって集まってくるのがね、ああ、みんないっぺんやってみたかったんだね! で、まったく無意味な激励メッセージがでかでかと書かれて、ほんと、いっぺんやってみたかったんだね! 皆からちやほやされて、いや、支えられたことが嬉しかったみたいですね、もみじ。ギプスもいい記念品になったようで、と思ったら、貸しは帰さないといけないのか! 厳しい友人たちだ。でも、この遠慮のなさは近しさの証拠だなあ。

『部屋にマッチョの霊がいます』。アッコが成仏できない理由、本人が知ってるんじゃないか疑惑を確かめるべく、そうしたシチュエーション描いた映画を一緒に見た木葉です。浄霊の参考にとかいってますけど、実は疑っている。そんな木葉が、神奈子と一緒にアッコのこと話したり、そしてどうしても頑張りすぎてしまう涼さんのこと、自発的に助けようとして動けるようになったりね、すっかり変わった。ダメダメだった、そんな自分から、ちょっとだけでも頼もしいダメダメになれたって、自分でも思えるようになった。それがアッコのおかげだって、自然と思えた木葉のその気持ちが素敵なエピソードでした。アッコと木葉、本当にいい出会いだったのだと思いますよ。

  • 『まんがタイムオリジナル』第37巻第1号(2018年1月号)

2017年11月28日火曜日

『まんがタイムきららキャラット』2018年1月号

『まんがタイムきららキャラット』2018年1月号、発売されました。表紙は『ブレンド・S』、夏帆と麻冬がクリスマス衣装で登場です。背景の赤、衣装の赤がすごく強く押し出されて、クリスマスカラー! というよりもとにかく赤だ! 赤! 冬の寒さを感じさせない、そんな表紙になっています。クリスマス衣装というのも、赤のケープ、白いふわふわ、赤いリボンに柊のワンポイント。これだけでサンタクロース、クリスマスが強く意識させられるんですね。しかしふたりともに、いい表情。これは属性とか演技とか抜きですね。

『わたしの頭をなでなでするな!』、ゲストです。入学したばかりの高校生、天王寺桜は身長130cm。高いところに手が届かない。けれど精一杯自分ひとりでなんとかしようとする頑張り屋さんなのですが、そんな彼女を気にいったのか、近寄ってはなでなでする女の子、オボロ。おお、この子は190cmあるのか。すごいな。けど、背の高いこと気にしてないっぽいな。コンプレックスがないのはいいことだ、とは思うんですが、朝から登校するまでの間に頭を3回打つっていうのね、うん、そっちは気にしよう! いや、でも、打つよなあ。可愛いものが好きなんですね。それで小さなサクラのこと気にいっちゃって、長身を買われて殺到する運動部からの勧誘もすべて断わって、サクラにべったり。サクラも、迷惑そうにしながらも、ちょっと慣れて、ひとりになったらちょっと寂しい。素直すぎるオボロに、なかなか素直になれないサクラ。いろいろ対照的なのもよいですね。

『アニマエール!』。合宿ですよ。海にきました。皆の制止を振り切って海に走り出すこはねをピタリととめる宇希がさすがです。今回のひづめの目標が面白かったです。はなわとの間に距離がある、それを埋めたいと思っているんですが、なかなか気持ちが伝わらず、はなわの「(ドキドキし過ぎで)死ぬのでいいです」発言を、そんな残虐な人物だと思われているのですか!? ほんと、この誤解の広がり! 埋まらぬ距離! 実におかしかったです。大きな鏡に全身を映してのトレーニング、この様子も面白かったですね。自分の思ってる姿と実際が違うっていう、あのつらさ! ピシッとできてるつもりの虎徹が、実際にはへっぴりだというのを思い知って急に恥ずかしくなっちゃったりしてね、うん、わかるわ、思ってるようにはなかなかいきません。でも、その恥ずかしさが大事だっていうひづめのアドバイス、これも確かで、学ぶところ多いなあ! 今回は次のステージの依頼があったり、そして海でのトレーニングではなわとひづめの距離が少しずつ縮まっていく、皆がサポートする、そういうところも見られたりね、ええ、とてもよかったと思います。皆がチームになっていくという感じがすごくするんですよね。

まちカドまぞく』。シャミ子とミカンと動物園を期待してたのに、余計なのがついてきたせいですっかり不機嫌になってしまってる桃ですよ。もう、お邪魔な魔族! なのですが、店長は桃の気持ちが理解できるから、すごく憔悴しちゃって、もう、ほんと、店長、大変だ。対照的なのがリコで、全然桃の気持ちとか気にしてない! 親切心だって! ウチらもかあいい動物や! って、そういうことなの!? 桃ったらすっかりやさぐれてしまって、これ、闇堕ちってやつか! いや、それくらいにやさぐれてる。この道中、店長がお客さんから触れ合いコーナーの動物と勘違いされたり、逃走したバクと思われて捕獲されそうになったり、やたら面白いシーンてんこもりだったのですが、そうしたさなかに、桃の魔力が不安定になってる、結構シビアな話が挟まれて、なるほど、リコはそのゆがみを薬膳で改善させようと思ってついてきていたっていうのか! って、最初っからそういえ! リコがシャミ子に化けて迫るところとか、結構なシリアス風味ですよね。いったいなにをたくらんでるのか!? いやまあ、善意だったわけですけどさ、桃が警戒しまくるのも当然で、ほんと、このドタバタが原因で目的のトラの赤ちゃん抱っこは逃がしてしまうしと、散々なイベントになってしまって、ええ、桃があんなに落ち込んでるのも珍しい。シャミ子のいつもの決め台詞も桃がとっちゃって、よっぽどこたえたんでしょうなあ。

『アカリ様』、ゲストです。びっくりしました。これ、ガチホラーじゃないですか。三つ、三角に組み合わされた鳥居を見つけたあかり。オカルトに詳しい友人、えーこに電話して確認するも、やるなっていわれたことやっちゃって、しかも鳥居、壊れちゃって、ええ、悪いことの予感ですね。あかりの影がおかしい。翌日、えーことの会話なんですけど、心配するえーこに対し、あっけらかんとしたあかり。そりゃ呪いとかとりつかれるとか、非科学的で前時代的なこと、そうそう信じられるもんじゃないってのはわかりますけど、夢に小さな平安貴族が出てきたりしてたとかね。当事者あかりが全然心配もなにもしてないのがおかしいんですが、御祓いしてもらいにいった神社で突然草を食べはじめたり、おかしなこと口走りはじめたり、そして霊感ないという住職にさえ見える不穏な影! ガチホラーだよ! ほんと、これ、ほのぼのなりなんなりになるのか、あるいは怖い系、不穏系でひた走るのか。わからぬ。しかし、異色だわ。珍しい、そういっていいテイストですよ。

  • 『まんがタイムきららキャラット』第14巻第1号(2018年1月号)

2017年11月27日月曜日

『まんがタイムオリジナル』2018年1月号

『まんがタイムオリジナル』2018年1月号、発売されました。表紙は『ラディカル・ホスピタル』、山下さんがクリスマスツリーの準備中でありますよ。今まさにとりつけようとしているのは、榊先生の天使だっていうんですが、手にワイングラス持ってるのも、その笑顔も実におかしくってよいんですね。『らいか・デイズ』らいかは、星の飾りを両手に持って、これ、自分で紙を切って作ったのかな? 『小森さんは断れない!』は、サンタに扮した大谷とトナカイになった小森さん。なのはいいとして、なぜリヤカー。しかもなんかワイルドに疾走!? 大谷、完全に泡食ってますよね。

『スズちゃんでしょ!』。在宅ワークのメリット、デメリット、みたいなの語られてますが、このいつだって眠れるというのはうらやましいなあ。まあ、それなりに邪魔ははいるけどね! みたいな話ですが、マイペースでいきたいなあと思ってる自分は、こういうのに憧れます。今回はスズと祭、ふたりの関係描いて、思えば対極的なワークスタイルですね。疲れてる、ストレス溜まってる、そうなるとスズの家にやってくるんだ、祭。この友人間の気の置けない感じがあって、かと思ったら、それなりに距離をかっちり保ってるみたいなところもあって、ああ、この絶妙な感じ。ふたりの長く友人関係の続いていること、続いていくだろうこと、思わせるものありますね。

『北斎のむすめ。』。吉之助の家は水油庄屋なのですか。いわゆる油屋。菜種油を商っていて、そこにお栄がやってくる。ブロムホフの注文、日本の商家を描いた絵をというので、普通オブ普通であろう吉之助んちにやってきたという、ほんと、お栄さん、失礼というかあんまりだ! いや、まあ、その見立て正しかったんですけど。店でも結構傍若無人。このさっぱり感、好きだなあ。吉之助には迷惑そうだけど。絵師になりたい吉之助の油屋での姿、その道のプロフェッショナルぶり見せつけてくれて、そうか、火が出たら可燃物満載だもの、ただじゃすまんよな。そうした話をしておいてね、またお栄の、吉之助の仕事ぶり、堅実に暮し、歩んでいる、そうした様子を描いておいてね、ああ、江戸の大火が予告される。あったな。そうだよ、これ、怖いなあ。この火災、北斎もお栄も無事だったというのはわかってるんだけど、他にもいろんな人がいるものなあ。災害で人生が狂う。その悲しさ。ああ、本当につらいことになりそうで、不吉な予感、でありますよ。

『カントリー少女は都会をめざす!?』。八重たちの学校周辺には、これといった遊べる場所がありません。カラオケさえも山向こうにいかないと、っていうのだから大変です。亜紀の提案にみながのって出てきたアイデア、すごろくを作ることになりました。女子高生が放課後3人集まって、やることがオリジナルすごろく作りというのもおかしいんですが、八重はそれでいいのか!? と思ったら、わりとノリノリだ。これ、すごろくのイベント設定で、それぞれの個性が出るのが面白かったです。みなはもう少し他人に厳しくしてもいいよっていう亜紀からのアドバイス。なら亜紀はどうかというと、八重から、もう少し希望を持ちなさいなんていわれてる。でもって、八重は落ち担当ですなあ。山の手線すごろく。どこからでも乗れてどこからでも降りられる。スタートもゴールもないのか。ほんと、八重のこの発想。わけわからんのだけど、それがこの子らしいんでしょうなあ。完成したすごろくで遊んでみましょう。あのサイコロのくだりもおかしい。いやいや、丸のまんま使うからあかんのよ。はじっこの方切りとって、立方体に近づけたらいいやん! と、そういう発想にならないのもおかしいところです。というか、ここでもみなが優しさを発揮している! ほんと楽しい子たちです。

『ゆとりの町長』。今回は辻立ちについてですよ。朝の駅前、辻立ちしましょう。毎朝やる。7時から9時まで、って、ゆとり、起きられないのか。あやうく三日坊主になりかけるのか。でもね、この辻立ちって効果あると思うんですよね。まったく見たことない人、知らない人よりも、接して、馴染みがあって、覚えのある、そんな人に投票してしまうという効果、あるっぽいものなあ。誰も内容なんて聞かないよ、頑張ってる人というイメージだけ残せればいんだよ、なんていう身も蓋もない話あれば、実際に辻立ちしてみてそれを実感するゆとりっていうのもおかしくて、かと思ったら、ちゃんと聞いてるやつもいるんか、しかも同じこといってるってつっこみ入るんだ。これね、そうやって実際に町の様子、人の動きを見てみて、そこからわかること、気づいたことがあるっていう展開がいいですよ。少し後の時間になると、病院に通うお年寄りがいるって、まあこれでストレートに決着しないのがこの漫画なんですが、町長選に出るなんていってる頼りないゆとりが、だんだんいろいろ知って、経験して、育っていく感じはたまらない魅力になっていますよね。

  • 『まんがタイムオリジナル』第37巻第1号(2018年1月号)

2017年11月26日日曜日

『まんがタイムきららフォワード』2018年1月号

『まんがタイムきららフォワード』2018年1月号、昨日の続きです。

『江波くんは生きるのがつらい』。江波くんがあかんよ! 文芸部にて、なんのかんの理由をつけてなにも書かない人が批判されて、それはまさしく自分ではないか。小説を書こうとしていることを知られてはいけない……。そう思うのはまあいいとして、小説書いてるじゃん、清澄さんにバラされてしまって、困ったのはわかるけど、それでまさか歌詞ですとか、なんという迷走。嘘をつくにしても、もうちょっとマシなやりかたがありそうやんか。でも、それができないのが江波なんだろうなあ。ほら、歌詞とかいっちゃったから、そこからつっこまれて、趣味でバンドを組んでるとかさらに嘘を重ねないといけなくなった。いや、これももうちょっとマシな受けこたえはなかったん? あまりにいってることがおかしいから、清澄も変な顔してるじゃん。しかし、ここから歌ってとくるとは予想外。カラオケにいくことになって、そこからの攻防も本当おかしくて、いやね、江波くんよ、君は素直さを身につけねばならんよ。そう思いはするけど、それができないのが江波なんだろうなあ。これ、実際、江波って歌えるの? マイク渡されちゃったわけだけど。ほんと、酷い展開が待ってそうな気がして、ハラハラですよ。

夢喰いメリー』。いよいよ事が動こうという、その前の穏やかに見せて決して穏やかではありえない状況でありますよ。あと二週間で文化祭。きっとその日に仕掛けてくる。そう予測を立てて、武器の手入れに余念のないものあらば、夢路は白儀の内面を推し量り、内心踏み込んでいくその攻防。白儀がやろうとしていること。望んでいること。あるいは、そうしないではおられないこと。それをすべて引き受けてやろうといわんばかりの夢路の決意と、その決意を受けてよろしくと答える白儀。それは不敵なのか、あるいは彼の願望そのものなのか。なんともいえない奇妙な、ライバル? いや、そんな風に簡単ではない。もっと密接で抜き差しならないもの感じさせるふたりにしびれます。そして勇魚とメリーもですね、世界のありようが元のそれに戻ったらば、いよいよお別れだということ。さよならをするための再会にほかならなかったことに寂しさを覚える勇魚の優しさ。明るさもって答えるメリーは、もう折り合いをつけたんだろうなあ。ここにもまた強固に結びつけられた関係が成立して、ええ、勝負を約束するふたり。いい表情をしていましたよ。

『まんが家cherry!』。魔女っ娘漫画家志望なのにギャグ漫画を描くようすすめられて、混乱していた春香ですが、皆からのアドバイス受けて腹くくったら、ああ、気持ちも発想も自由になったみたいですね。ノッて描ける、どんどん前へ進める気がする。いいですね。そう思ったら、いや、やっぱり、石刈場さん、おかしいよ! そのマスクも体格もだけど、面白いネーム読むと服破くんだ。春香の漫画の面白さを表現するという点では抜群だけど、あまりのインパクトにもっていかれてしまってますよ。そしてWeb投票。ライバルとなる漫画もねやっぱり面白いって。けど、皆が春香のが一番だっていってくれて、投票もしてくれて、結果は惜しくも2位だったのだけど、春香、個人的にも、また実績としても、得るものがあったというのがよかったと思います。1位をとってよかったというのよりも、ふくらみのある展開だったと思いました。

2017年11月25日土曜日

『まんがタイムきららフォワード』2018年1月号

『まんがタイムきららフォワード』2018年1月号、昨日の続きです。

ゆるキャン△』。富士山駅っていうのがあるんですね。名前からしていかにも富士山ですが、のっけから鳥居なんだ! そうだよ、富士山って浅間大社だ! いや、それで鳥居なのかはわからないんですけどね。富士山に登るわけじゃないよ。周遊バスで温泉寄ったり山中湖いったりするよ。もちろんメインは冬キャンプ。というんだけど、バイトで欠席しているリンがですね心配してる。この時期は雪積もってメチャ寒い。ほんと、どうなるんだろう。来週、おそろしい展開とかあったりするのかな? 今回はカリブーでキャンプ用品見たりしてね、そしてハンモックのかわりに買った椅子ふたつ。これはハイチェア? ローチェア? その両方? 組み合わせたらハンモックみたいになる!? これ、次回こそ見せてくれるのでしょう、いや、ほんと楽しみにさせられますね。こういうキャンプの道具や知識やもろもろ、説明されて、見てるだけでも楽しいというの、すごいと思います。なんでしょうね、キャラクターのよさあり、キャンプ紹介ものとしてのよさあり、さらには観光スポットにまで興味が向くっていうね。全方位、完璧じゃないかって思いますよ。

『はるかなレシーブ』。これ、次回に向けての溜めの展開だ。成美、かなたペアに負けたクレア。その彼女が待ってたかなたが帰ってきたっていうんですね。そうか、かなたはフィジカルな面からビーチバレーに限界を感じ、いったんは身を引いたのでした。そんな彼女が、遥と組んだことで、いよいよかつての眼差しを取り戻したという。そして、クレア、すべてはこのために行動していたっていうんですね。かつて戦って負けたかなた。その時のかなたに勝ちたい。リベンジし、超える。その一心で、母にまで頼んで、遥、かなたを鍛え、育てたっていうんですね。先行するエクレアに食い下がるはるかな。いよいよゲームが決まるかという瞬間に遥の渾身のブロックが決まり、戦いは第3セットに持ち越される。クレアは遥狙いでいく? 対し、遥はかなたになにを聞いた? このどちらもが勝とうという気持ち漲らせての第3セット。はるかながコートを選んだ理由は!? これ、なにが飛び出すかわからなくてハラハラ、そして同時にワクワクさせられますね。

『球詠』。これ、予想外の展開ですよ。効率重視、スピード感ある野球をする影森高校野球部。これ、勝利のためにすべてを削ぎ落した無感情野球。機械みたいにチューンされ、管理された、無個性野球なのかと思ってたら、全然違ったっていうの。だってピッチャーがマウンドで思う。9球も当てられた。早く帰って野球がしたいのに — 。え!? どういうこと!? 今やってるのが野球でなくて、いったいなにが野球だっていうの!? あー、そうなのかー、もうまったく予想もつかなかった。自分にはない発想だった。仲間と一緒にする野球。日々の練習にこそ野球の楽しみを見出している、それが影森だっていうのですよ。あー、これ、カルチャーショック。音楽でいえば、ステージよりも、仲間うちの練習、セッションの方が好きみたいな話だな。いやあ、自分の発想の硬直していることにショック受けましたよ。しかし、この影森をどう攻略する? 球は当たるようになってきたけど、相手の守備もまたそつなくて、打っても得点に繋がらない。と、ここで息吹の起用ですよ。真似が得意、コピーなんていわれてる。影森対策の練習ピッチャーもつとめはしたけど、球威はないって話でしたよね? そんな息吹がピッチャーとして登壇して、見せるは影森得意のアンダーからのクイック。これ、ほんと、すごいな。この、影森から動揺、そして心情を引き出すという展開。ほんと、すごいな。魅せられましたよ。

『なでしこドレミソラ』。ああ、扉が美しい! 対し落ち込む美弥ですよ。昔のあなたが好きだったのに。里歩から告げられた言葉がずっとひっかかっている。ちょこんって座ってるの、可愛いな。でもって、意味がわからないっていいながらも、ちょいと赤面。可愛いな。美弥は里歩のこと、覚えてないんですね。衣装の打ち合わせにきてくれた衣都に聞いてみれば、見知っている程度なのか。名前もわからない。ただ、雰囲気が昔の美弥に似ている。その印象だけが記憶に残っていた。ここからの会話ね、美弥、ほんとアクティブになった。仲良くなりたい、友達になりましょうっていってくる! って、すごいな。で、それを恵真がとめてくれたんだけど、ほんと、よかった、大惨事にはならなかった。恵真のアドバイスに感銘受けて、皆で崇めたてまつるあの絵面よ。私も加わりたい。そして言葉ではなく演奏で伝えようとする香乃。これ、いい場面だったなあ。香乃の伝えようとしたこと、美弥、確かに受けとれたと見えて、このふたりの間に流れる思い。ああ、これは香乃のかつて受け取ったもの、そのお礼、お返しであったのだな。本当に、これ、素敵な話でした。で、今回描かれたこれが、文化祭に向けての前提を作るものでもあるというのでしょう? この多重、多層に折り重なる様よ。素晴しいです。見事、魅了されます。

2017年11月24日金曜日

『まんがタイムきららフォワード』2018年1月号

 『まんがタイムきららフォワード』2018年1月号、発売されました。表紙は『ハナヤマタ』、ハナとなるふたりが、いつものよさこいスタイルで登場ですよ。背中あわせに腕を組んで、えーいとハナを担ぎあげているなる。その様子、ふたりともににこやかで実に華やか。ハッピの和柄も美しく、見事に素敵な表紙に仕上がっていますよ。しかし、あの担ぎあげられたハナの大きく振り上げた脚。見事な躍動感。勢いあっていいですね。

『コスモファミリア*』、ハノカゲの新連載です。ひとり自宅に残された天川愛里栖。家のことは頼んだぞというのですが、この世界、ちょっと状況が違いすぎます。コスモフなる不思議な生物が跋扈する。しかも、このコスモフ、世界を侵略している。街に居着いて、もろもろ破壊したり、物流阻害している。さらに悪いことに、このコスモフを世に放ったのが、愛里栖の母、天川蕾花だっていうんですね。かくして、愛里栖、周囲からは冷たい目を向けられ、しかしこの子がコスモフの排除を一手に担っているため、無下にもできない。複雑な状況ですね。さて、わりかし悲惨な状況に置かれている愛里栖の元に来訪者がふたり。ひとりはミラ、友好的に接してきて、もうひとりはスピカ、威圧的な物言い。このふたり、コスモフを排除すべく活動している? しかし友好的なのは見せ掛けだけで、力で愛里栖を従わせようとした、その時に大量のコスモフと一緒に現れる母、蕾花と、ええと守宮さん? 最初にセリフだけ出てた人ですね。とりあえず1話で世界の置かれた状況と、ヒロイン愛里栖をとりまく状況。さらに敵対する勢力など提示されて、物語の動きはじめようという準備は万端ですね。

『Wake Up Voice!』、ゲストです。夜眠れなくなってしまって、学校に枕まで持ち込むまでに思い詰めている永春羊子さん。スキあらば寝ようというのですが、なかなか思うようにはいかなくて……、と思ったら、転校生の覚田繭の声を聞いてるうちにうとうととしはじめて……。羊子は、繭の声に眠気を誘われるというのですね。他の誰もそんなことないのに、羊子にだけ働きかける繭の声。眠りたいけれど、授業中に寝るのは問題がある。ジレンマに苦しむ羊子の姿が、ちょっとおかしいのですね。繭が羊子に嫌われてるのではないかと誤解したり、それが誤解とわかれば、仲良くなりたかったって、心配する必要なかったんだって、双方ともにやわらいで、繭の声を聞きながら羊子も眠れるようになったというのですね。しかし、これ、羊子にとっては繭は王子様で、繭から見ても羊子は可愛いと。ふたり、穏かでない雰囲気ただよわせますね。

『漫画家になりたい』、ゲストです。なんともいえない不思議な感触のある漫画でありますよ。小さな頃から漫画家になりたいと思ってきた女の子、みかこだけど、残念ながらもう女の子というには年月が経ちすぎてしまって、もう20代なかばっていえないなんて、ネガティブな独り言ももれてしまうような年頃。漫画家になる夢は、叶ったようで叶ってないようで、デビューはしたものの連載を勝ち取るまでにはいかないというような状況……。ほんと、このネガティブさがすごい! 漫画描かないと、アイデア出さないと、真面目にやらないと。そう思いながらも、ついついゲームして、ネットで時間潰して、自分は駄目だって、人生どうしようって塞ぎ込んで、もうほんと、いたたまれない! 他人事じゃないよなあ。誰しもこうした要素はあるんだろうとは思うけれど、みかこに妙に感情移入してしまって、あかんですよ、これ、一緒に沈みそう。そう思ってたら、結婚して、それなりに納得いく人生送ってるっぽいじゃないですか! しかしこの独特のスローテンポと気鬱な感じ。癖になるというか、ほんと独特でした。

2017年11月23日木曜日

『まんがタイムスペシャル』2018年1月号

『まんがタイムスペシャル』2018年1月号、昨日の続きです。

『穂積くんは猫に勝てない』。扉の芙未さん、すらっとスレンダーで、フラットで、素敵だ! そう思ったら、ああそうでした、この人は男性でした。フラットで当たり前だ。皆で海にいきまして、そこで起こるいろいろ! というんですが、やっぱり猫ですよ。彩千華が泣いてる。どうして!? と思えば、そうだよ、やっぱり猫だよ。岩場で見かけた猫を追って、海にはまったのか。鼻に水が入ったんですね。ナンパなど退けながら、猫を追って出会ったおじさん。ああ、魚を釣って、小さいのはそのまま猫に盗られるままにしてるんだ。のんびりとして、猫可愛くて、彩千華もご機嫌ですよ。ああ、でもこの釣り人と猫のコミュニケーション。面白いなあ。そして戻れば、芙未がナンパされていて、おお、素敵な出会いですね! このまま発展すればいいのに!

『君のパンツに一目惚れ』。勘違いされたクマパン。その勘違いはさらに深まって、なんと! クマパン、部長のことが好きと思われちゃった!? 暴走少女五十嵐、この子が部長のこと好きなのか! それで刺繍をはじめた。しかしクマパンの五十嵐観、恋とかしなさそうに見えるけどとか、結構ひどいこといってるね! でもって、五十嵐の上達っぷりがすごい! そうか、愛とはここまで人を伸ばすのか! クマパンと部長の仲を疑う五十嵐の迫力がすごいですよ。というか、小桜がいいだしてるよ、これ! しかしこの漫画、個性的な子たちのわいわいと、にぎやかにしていることの面白さ、楽しさ。ほんと、全然なにも進展しない、何ヶ月も同じ日のできごとの続きをやってるんだけど、それが面白いというのは、まさしくキャラクターの勝利なのだと思います。

『お役所忍務のススメ』。しのぶにガンガンクレームが入ってますよ! って、娘が、息子が忍者好きになってしまったっていうのか。しのぶにしてみたら、忍者アピール大成功。嬉しいしらせでありましょうなあ。時期はクリスマス、プレゼントになにが欲しいとサンタクロースに手紙を出すのだけど、まさかの忍者グッズ。息子の方は武器が欲しい、サンタを捕獲してやるとマキビシまいたりなんかもして、ええ、これ、しのぶの過去をそのままなぞるような状況なのか。しかししのぶの苦い思い出ですよ。サンタの捕獲に成功して、そして夢も儚く散ったという。けれどこのサンタの正体をね、すごく優しい人だったかなって子供たちにいうのね、ええ、子供の成長を見守り、大切にしてくれている人達の存在を思いやれるようになっている大人たちの物語ですよ。ただただ面白いばかりじゃない。ほのぼのとして、暖かい人情味に溢れたいい漫画です。

メェ〜探偵フワロ』。恋は悲しいなあ! リリアン、アーサーの気持ちがミスレモンに向いたことがはっきりしたことで、すっかりやさぐれてしまって、ほんと、アーサーが駄目なら次にいっちゃおう、みたいに簡単に割り切れないのが恋という気持ちなんでしょうなあ。それでラウールに会いにきてるんですが、え、まさかの鳥人二十面相!? リリアンにバレる流れかと思ったら、違った。よかったなラウール。というか、一般人にまで面が割れてる怪盗ってどうやねん。リリアンをなぐさめようとしたか、ラウールですよ、えらい目にあわされてますけど、喫茶店でまさかの正座! 放置! でもラウール、それを楽しむというのか。すごい男だな、こいつ。路地裏で絡まれても、リリアン、その威圧でもって全員服従させてしまうんだ! すごいな。能力バトルものみたいだ。でもこのリリアンの威圧、アーサーを前にするとすっかり消えてしまって、ああ、このしあわせそうな表情。それだけに、優しくされたことを拒否するその気持ちがつらくてね、ええ、ラウールが助けに入ってくれて、ほんと、リリアン、よかったなあ。この切なさ、いつか癒えるとよいですね。

  • 『まんがタイムスペシャル』第27巻第1号(2018年1月号)

2017年11月22日水曜日

『まんがタイムスペシャル』2018年1月号

『まんがタイムスペシャル』2018年1月号、発売されました。表紙は『恋愛ラボ』をメインにしまして、ああ、クリスマスですよ。マキがすごくいい笑顔で、サンタクロース衣装でありますよ。さすがの美少女っぷりといっていいものか。はしゃいで見せるその様子も、ちょっと幼なげながらとても美しいのですね。『穂積くんは猫には勝てない』、彩千華もサンタ衣装。トナカイになってる猫が似合ってなくて! いいですね! 『課長と私のおかず道』、保志のその衣装は、橘に着せられたセクシー衣装! サンタ帽をかぶってる課長がなんかいい味出してるんですが、その視線の向かう先が保志なんですね。ええ、なんだかラブを感じさせますね。

『ざしきわらしと僕』。今回はしみじみと心にふれるいいエピソードでした。寝坊して映画にいく約束をすっぽかしてしまった裕貴。映画組、理緒とみうは、田舎の映画あるあるとか、ショッピングモールでの誤解とか、ほのぼのエピソードを積み重ねて、さて裕貴、希組はというと、ああ、日常の暮らしの平穏、その大切さを思うのですね。冬休みの宿題の話題や、だらだらと過ごす長期休み、お正月の空気の残る日常。そしてお地蔵さまに会いにいく。おそらくはざわ子だろう。祀られてるのはざわ子だろう。そう思いながらのお参り。お地蔵さままわりをいつもきれいにしてくれているお婆さんとの会話に、いつも通りができることの大切さなど語られる。ああ、裕貴よ。その若さで、あたりまえの大切さがわかっているのだなあ。思えば、映画組の見にいった映画『君の花。』。その元ネタも、あたりまえの日常を守ろうという話だったじゃないですか。そうしたあたりまえの日常と恋する気持ちがいりまじって、しみじみ感じいる、そんないい話になっていましたよ。

『年上の物理女子は可愛いと思いませんか?』。地味に面白いですね。情緒を解さない湯川のぞみ先輩の面白さですよ。青空に青春の青を感じていた朝永に、青空の青はレイリー散乱の青ですよと教えてくれました。ああ、そのとおりなんだけど、台無しだ! でも、ちょっとこういうの好き。ええ、面白かった。読書感想文への恨みなんかもね、『走れメロス』の時速を検証して云々っていうの、ほんと、先生も困ったのかも知れないけど、こういうのもまた楽しみでありますよ! まあ、学校でうけないのはよくわかる……。けど、そういう感性もいいんじゃないですか、朝永の言葉がよかったですね。また日向で楽しむ風車の実験とかもね、ああ、これちょっとやってみたいかもって思わされて、ちょっと楽しい。ええ、結構気に入っていますよ。そして最後に、朝永が青春の感じっていうのにね、青春なんてたかが第二次性徴期ですよ? 最高だ! のぞみさん、最高だと思います。

『ちんまり経理のヒメ先輩』。なんと、プール回。扉が微妙にセクシーで困ります。さてさて、市民プールにいきますよ。夏休みの最後の日ぐらい羽を伸ばさない? 四宮のこの言葉が、まさかの伏線だとは予想もしませんでしたよ。市民プールにいきました。四宮さん、用事でこられませんでした。若林さんとふたりきりの水着デートといわれて意識しすぎちゃうヒメが、ああ、まさしくお年頃って感じで大変よいのですが、そうか、学校指定の水着、こういうところにもこの子のらしさが出てるようにも思われて、しかしね、プールで耳にした、ここが閉鎖されるかもという噂から、市の税収について考えはじめ、さらには、水泳プールの法定耐用年数や減価償却なんかにまで連想が及び、そしてここから物語がおおいに動き出すっていうのがね、すごかった。血相変えて、車を出してください。いったいどうしたのか。水着も着替えず事務所に戻り、そしてすぐさま銀行へ。なになに!? どうしたの!? って、若林さん、変質者と勘違いされて確保されてるじゃん! まさかの固定資産税の支払いでした。いやもう、ほんと面白い。私にはまるでない発想で物語が動きますからね、もうなにがどうなるかとか予想の外で、いやもう面白いです。しかし若林さん、年頃の女の子に目の保養なんていっちゃ駄目ですよ。逮捕されますよ。

『この恋は合法ですか?』、ゲストです。サラリーマン、市原真が通勤途中に出会った女子高生に告白されてさあ大変。ええと、知り合いというほどじゃないのよね? 近所に住む女子高生、それくらいの認識なんですよね? 市原、26歳。歳の差、10年のお付き合い。うっかりハイと答えてしまったものだから、どうやら付き合いはじめることになって……、なった? ともあれ、市原、うろたえて、犯罪になるんじゃないのか、詐欺ではあるまいか。はじめての経験に、舞い上がるよりも不安の方が先にたつというんですね。女の子、桜田はる。結構積極的に迫ってくる、いろいろその後の展開を思っちゃったりする、そんな子なんだけど、市原がまったくの奥手で、そうそう手を出せないというジレンマ。この詰めるに詰められない距離がメインテーマになりそうですね。

  • 『まんがタイムスペシャル』第27巻第1号(2018年1月号)

2017年11月21日火曜日

『まんがタイムきららMAX』2018年1月号

『まんがタイムきららMAX』2018年1月号、昨日の続きです。

『ももいろジャンキー』。もう、めっちゃくちゃ面白いですね。美耶もすっかり打ち解けて、はなともももとも、すごく自然にコミュニケーションとれてますよ。しかし、もものぶたの帽子、はなが作ったんだ! すごいな。って、これ、ネコか! もう、のっけから笑える。面白いなあ。今回は公園で遊ぶんですが、お昼はお弁当。ほう、美耶が作った。はなも美耶もすごいな。ふたり揃えば、料理に裁縫、なんでもござれじゃないですか。さて、ふれあいどうぶつコーナーで、もも、ちょっと他の子とぶつかっちゃって、ああー、モルモットをひとりじめしてるって怒られちゃって、で、この子とももの仲裁に美耶が! 美耶が! 失敗する! ああー、大泣きさせちゃったよ。やっぱり緊張するとそうなるんだ。大変だなあ、美耶ちゃん。この子、葉山めい。ももとも仲良くなって、またはなともね、仲良くなって、でもめいにお姉ちゃんとられちゃった。ここからのももがもうおかしい。ぶーッ! やめて、やめて、これ、面白すぎるのよ。笑いとまらなくなるのよ。しかも連発でしょう。たまらん、強烈すぎます。今回は、美耶とはな、打ち解けて、ちょっと距離も縮めて、名前で呼びあうようになるという、結構重要な段階踏んだ回なんですけど、ぶーッのインパクトから、美耶にハァハァするはなとか、とにかく他が強烈すぎて、しかも最後に自称5歳の葉山卯月襲来! 逃げるべきかどうするか迷ってる美耶とはなもおかしくて、いやもう、ものすごい密度、ものすごい充実。やられっぱなしでした。

『私を球場に連れてって!』。タマ、外野席デビューですよ。内野とは違う趣があるよって。応援歌とかっていうんだけど、レオナの負のループとか! さらには猫子のお母さんのこととか、もう、ほんと、面白い。しかし、そんなにキャッツって勝てないんですか。昔は常勝みたいなチームでしたのにねえ。猫子の母の優勝欠乏症も、過去の栄光あるからこそなのかもですね。以前はよく外野で一緒に応援してたっていうんですが、今はどうしたの? と思ったら、椅子席の方が楽でいいのか。加齢による体力の衰えって、ムゴい。ムゴい話だよ。外野席での応援の迫力、それがありありと感じられる描写、とてもよかったですよ。で、その勢いに押されちゃって、早々にゲームセットしてるタマとかね、ほんと、面白い。これね、なにがよかったって、応援のスタイルは人それぞれだよって、楽しんだもの勝ち、自分にあったやり方見つけるといいっていう、押し付けじゃない楽しみのあり方が語られたところですよ。実際タマも相当に楽しんだようで、あの表情ね、とてもいい。よかったね、そう思ってたら、最後にあの落ちが! ほんと、これ、いい話で終わると思ってたからさ、不意をつかれて、めちゃくちゃ面白かったです。

『TCGirls』。アンがおそろしくやり手ですよ。学園祭でなにをやるか決めましょうという場で、アンの提案したのがTCG体験会。普通に考えたら、そんなの駄目に決まってる! と思いきや、アン、あの手この手で説得する、その手腕がすごい。あのプレゼン道具の充実。スライドまでばっちり準備してきて、ほんと、どんだけ用意周到なんだろう。体験会の趣旨についても、デュエリストを増やしたいという本音をきれいに隠す建前用意してるし、しかも、当然出るだろう反対意見に、とりあえず知ってもらうためにってTCGのアニメまで見せて、見事引き込んでみせる。すごい、すごいわ、小柴アン。君の才能に嫉妬する。江暦さんに対するアンの態度もすごかったですね。グイグイいく。TCGに興味ありそうと見れば、すぐさま、コトネちゃんって呼んでもいいかな?? ここまで踏み込んじゃう。スゴイ。ほんとスゴイ。その後のTCG解説ビデオもすごかった。シオンからメイから、店のみんな動員して、ああー、TCG人口を増やすのは店にとってもメリットあるものなあ、と思ったら、まさかの宣伝! この隙のないプレゼンから、どうしても見た目地味になりがちなTCGにビジュアル面でのテコ入れまでくるというのね、ああ、これは面白いわ。絶対面白くなるわ。パフォーマンスの提案が、アンからではなくクラスの子から出たのもよかったですね。アンひとりで取り仕切るわけじゃないんだって、クラスの子も発案して、アンの提案をよりよいものにしていく。活躍できる場を作り出して、ついにはこの出し物を自分たちのものにしてしまう。この展開、実に素敵でありましたよ。

いちごの入ったソーダ水』。ああ、なんだか少しさみしいです。もうすぐ2年生。クラス替えを心配しているこひめですが、その前にもっと大きな動きがあって、ああ、月が寮を出るっていうんだ。弟の世話をするのに行き来するのも大変だしって、確かにそれはそのとおりだなあ。一度に不安要素が押し寄せて混乱しかけるこひめですが、ちょっと考えて、なにが月にとってよいのか、ちゃんと答を出して、その背を押すのね。本当にこひめが大丈夫かはまだわからない。けど、そのことをこひめも冗談めかしていえるくらいにはなっていて、ほんと、この子、成長したなあ。この漫画は、月にしてもこひめにしても、その成長が実感できるほどに手応えを与えてくれて、そうだからこそ、人は同じではありえない。変化していかざるをえないということを思わされて、それは嬉しいことで、見ているだけでも胸の奥がきゅーっとなる。そして、いつまでもこの子らはこのままじゃないんだなって、さみしくもなって、ええ、変化を、成長を喜ばしく思いながらも、そのままでいて欲しいという気持ちもあるんだなあって思わされました。月のパーカーを着たこひめもいいですね。そして風紀委員の彼女もね。この子も今後、変わっていくんだろうなあ。いつまでもこのままではありえないのだろうなあ。そう思うと、その変化もまた楽しみに思えますね。

  • 『まんがタイムきららMAX』第15巻第1号(2018年1月号)

2017年11月20日月曜日

『まんがタイムきららMAX』2018年1月号

『まんがタイムきららMAX』2018年1月号、一昨日の続きです。

『彼女がお兄ちゃんになったらしたい10のこと』。冒頭の眼鏡の女の子。ああ、これ、かりんのかつての姿なのかな? そう思っていたら、ああ意外な展開を見せられましたよ。この物怖じしない子が、学校ではあんなに大人しくしているんだ。眼鏡をかけて、物静かで、そんな姿を兄、とういか、七瀬に見られて、うろたえちゃって、ああ、七瀬、ちょっと物思いですね。いつも元気でくったくなく見えるあの子が、学校では全然違ってる。なにか理由があるのか、云々。悩んで、そして親身になってかりんと話して、家族ごっこで、兄役でという以前に、七瀬としてかりんに寄り添おうとしていた。そうした関係にこれまでよりも少し深まるふたりのえにしがうかがえて、またそれは七瀬以外の家族もおんなじなんだって。ええ、かりん、人に恵まれてますね。ええ、ごっことはいうけれど、本当に家族なんだな。皆がそれぞれに支えになれる、そんな関係なんだなって思わされました。

『どうして私が美術科に!』。タイポグラフィの授業でPCを使います。というので、いつもとはちょっと違った雰囲気あって、面白いな。そうか、無意味にはしゃいでたら、提出日ぎりぎりになってしまいましたか。焦りながらの課題の最中、テーマ「私」におおいに悩む彼女らの姿がおかしくって、それなりにそれっぽいの決めて作っちゃえる子がいれば、桃音みたいに、悩んで悩んで、迷走して、課題どころか、友達と自分の関係にまで踏み込んでいっちゃって、ああ、この子、真面目すぎるというか、突き詰めて考えすぎだ! でも、こういう表現に自身のありようを問うような人は、これくらい踏み込んでいくことも大切なのかも知れないなあ。好きってどういうことなのか。ただつきあいが長いってことじゃないよ。よく知ってるということでもないよ。そうした中に、自分にとっての好きってどういうことか、ひいては自分とはどういう存在なのかという問の答にたどりつく道があるのかも知れませんね。ええ、桃音、答にたどりつけたようですね。

『タベモノガタリ』。タイトルが変わりました。食べかたに工夫をこらす子たちの漫画。今回はプリンの食べかたが話題になって、ああ、カラメル食べないのか! そうか苦手だからきっちりきれいに残すんだ。なんかもったいない。カラメルがなんかプリンの特別みたいな感じなのにな、といってしまうと、みかんの嗜好にケチをつけるようになっていけませんね。この漫画の趣旨はここからですよね。じゃあどんな食べ方ができるか。ストローで最初にカラメルだけ吸ってしまう。名づけて原油採掘型。いやいや、バカなんですけど、そんな食べかた、はじめて見たよ! ってな感じなんですけど、それをいろいろ、わび・さびだ、快楽主義だ、品評するみたいになってるのがおかしい。さらにボーリング型とかね、はあいろいろ考えるもんだ! そしてみかんの姉のチャレンジ。名づけてショットガン。嫌な予感しかしない……。って、ほんとに大惨事じゃん! ほんと、あの最後の詫びしさの凝縮されたような絵面。ものすごかったです。

『のけもの少女同盟』。すずめの部屋で勉強会というんですが、いやもう、すごいな。すずめがひとり暮らししてる理由が語られたと思ったら、まさかの乱入者! すずめの母! ええと、父の再婚相手の美咲がクローゼットから登場! 無茶苦茶すぎる! さすがですよ。しかもこの母、すずめのことが好きすぎて、というか、それは引く! お姉ちゃんでもペットでもなんでもいいって、発想が酷い! しかもすずめには友達はいない、そんな前提で行動してる、それもまた酷い! ほんと、なんていったらいいのかわからんのだけど、とりあえずすずめのことが好きすぎることは充分によくわかりました。けどね、やり方こそはいろいろおかしくて、それこそすずめ向けではないんだけど、この人なりにいろいろ心配してることは本当で、そしてそれが伝わったのでしょうね、霞と電話で連絡しあう仲になるというのがね、なにか面白くて、それでなんだか暖かみも感じたのですね。

はんどすたんど!』。体育館に鏡が装備されました! しかし、ここから学校の怪談に話を持っていくななみ。脱線女王だよ。ひなたがすっかり怖がっちゃって、でも意図せず呪いの大鏡という名づけ親になってしまったのか。それ光栄なのか? ともあれ、鏡で自分の姿をチェックしていくのだけど、いや、いちごさんは別にそのスタイルでいいと思いますよ。姿勢とか動きとか、いろいろなところに意識向けていって、ななみといちごは柔らかさを意識するといいとかね、で、いちごはどんどん迷走していく。迷走女王だよ、ほんと。課題が見えたら、どうするか、ちゃんと考えて動くところがいいですね。ななみ、いちご、ふたりともにゆかの動きの研究に向かって、ゆかはどういう意識でもって演技してるかとかね、でもそのやり方はゆかにはいいけどひなたには向いてない。そういう試行錯誤が、体操という競技に取り組む彼女らの姿勢を伝えつつ、同時に面白さの源になっているのが実によいと思いました。そして最後に課題の話題。ああー、ゆかちーがとてもいい表情したよ! あのふたりをガミガミ叱るいちごとか、素晴しいな。部活と学校の勉強と、ちゃんといろいろに心を配って取り組む。そうしたところもとてもよいですよ。というか、ゆかちーが勉強駄目っていうの、なんかまだ慣れなくっておかしいのですよ。

  • 『まんがタイムきららMAX』第15巻第1号(2018年1月号)

2017年11月19日日曜日

『まんがタイムファミリー』2018年1月号

『まんがタイムファミリー』2018年1月号、一昨日の続きです。

『ウチが古武道宗家』。ちょっとキャラクターがエキセントリックすぎるきらいはあるけれど、面白くっていいですね。古武道道場の娘が、父に振り回される。まだ高校生だってのに、お見合いだなんだって連れ回されて、本人そんな気まったくないから、ねえ、迷惑だよねえって話。けど、この娘、薫、恋愛にまったく興味がないわけじゃない? 学校で、好みなのかなんなのか、まるでわからん感じだけれど、突然告白されて狼狽したりね、それでうろたえると拳法の構えが出る。こういうのがおかしいです。それでお見合い。相手もやっぱり武道関係なのか。最強の金的とか物騒な話してますが、薫がさっぱりついていけない、興味がないのがいい感じ。それで向こうの息子もまた変なやつで、庭に出るや手合わせ願うんだ! そこにくだんの告白少年、武者小路が介入してきたりね、すぐさま返り討ちにあった武者小路に対する見合い相手の態度に不快感じたか、薫、正拳突き一発で沈めたりね、この馬鹿馬鹿しさ、悪くないですよ。なにがおかしいって、息子の構え、見合相手の母も同じ格好で薫の父に対峙してるとかね、ほんと馬鹿馬鹿しくってよいですよ。しかしこれで相手から気に入られてしまって、どうする薫って感じですが、手合わせでは強さ発揮しても、こういうやりとりにはどうも弱いみたいですね。

『パパとあそぼう!』。なんか子供のころの気持ち、いろいろ思い出されましたよ。支払いしたいからコンビニにいく、そういうママについていきたいというさくらですよ。7時前、そんなに暗くないけど、それなりに夜道。暗いよ、怖いよ、そういうパパに、パパをおとりにして逃げるとか、さすがのさくらさんです。で、最初は怖くなかったさくら、実際夜道に出てみれば怖くなるっていうのね、ええ、子供ってそんな感じだって思わされました。そしてママが佐藤さんの奥さんにひっかかって立ち話。ああー、こういうの長くなるのよね。わかる。子供のころ、そうだった。母に連れられ、買い物でもなんでもだけどさ、こうやって立ち話されてさ、もうはやく帰りないのに、もう退屈で退屈で、嫌だったなー。あのパパとさくらの驚きの感情。あれが、ありありと共感もって感じとれて面白かった。コンビニでもね、ついつい買い物しちゃったりとか、そういうところもあるあるって感じで面白かったです。

『いにしえや浪漫堂』。昔の健康グッズですか。これ、ええと、スタイリー? これは自分にとってももう懐かしCMって感じで、そのものは知らないってくらい昔の器具ですよね。しかし、これ、効果あるのか? ルームランナーとかもありましたよね。そういう、ああー、なんかそういうのあったって器具を次々紹介して、極めつけがぶらさがり健康器ですよ。あれ、本当に効果あったのかな。ぶらさがり健康器の昔にさかのぼった潤が、紅茶キノコをご馳走になったり、って、これ、衛生の観点から問題ありだったやつよね!? 見事にあやしい健康器具に踊らされてる昔の家庭に、なんともいえない表情浮かべてる潤ですけど、こういうの、今でも変わってないですよね? あやしい器具とかあやしい飲食物、さらには効果のありようがない、むしろ危険な健康法、療法とか山ほどあるものなあ。正直、ぶらさがってるくらいの方が健全だったんじゃないかって思うくらいですよ。で、今回は落ちがふるってましたね。ああ、我が家にもぶらさがり健康器! この再会、ほんと、おかしかったです。

『かしこみかしこみ』。もう、最高ですよ。SNSで知り合った子と会いますよ。同じアイドルグループのファンだっていうんですが、SNS上と対面とで印象が全然違う。それ、本人も気にしてるんだな。リエリエさん。いやあ、この子、好みですよ。とてもいい! リエリエの早紀っち対策がまた面白かったです。なるほど、SNSでの雰囲気は自分では出せないからと、それをムクに託すんだ! けど、その作戦、あんまりうまくいってないようで、ちょっとギクシャクしてる? そんなふたりの関係を一気に進展させたムクのナイスプレイですよ。ふたりの好きなアイドルを知らない。じゃあ教えてあげるって、映像見られるカラオケに連れていって、これが有名、これが元気が出る、これが一番かっこいいって、次々PVを流していく中で、ふたり、緊張とか気負いとかなくなって、もうすっかり旧知の友達じゃん。あの変化、あの気持ちのつながりよう。すごかったよ。ほんと、ふたりの気持ちがわーって盛り上がって、どんどんユニゾンしていくその様。わくわくさせられて、もうひきこまれる思いでした。

  • 『まんがタイムファミリー』第36巻第1号(2018年1月号)

2017年11月18日土曜日

『まんがタイムきららMAX』2018年1月号

『まんがタイムきららMAX』2018年1月号、発売されました。表紙は『ご注文はうさぎですか?』。チノとリゼが、ふたり冬の出で立ちですよ。白を基調にまとめられたこの表紙。白い手袋、白タイツ、白いドレスに白い帽子のふたり、寒さを感じさせないその様子。ふたり寄り添って、その表情はやわらか。その親密さもまた穏やかに暖かな感情を呼び起こすかのようですよ。ふたりの髪の色も、白の調和のなかにまとまって、ひとりピンク色のワイルドギース、いや別個体? この子も不思議と調和して、可愛いアクセントになっています。

フレッシュゲスト、たくさん掲載されていますよ。

『しょうこセンセイ!』。高校教師、吉田翔子は8歳の天才少女。生徒からも教師からも好かれ頼られる、というんですが、恋愛のいろいろ聞かれたりね、ちょっと遊ばれたりもしています。でもね、生徒が面白がっていろいろ聞くのはいいけど、ガチで相談する教師連中、君らはダメだよ! すっと身を引くその姿勢、いかに苦手にしてるか見えようものですね。そうか、校長先生が母親なんだ。母のこと大好きで、朝、出勤前の様子など、ほのぼの母娘でありますね。いろいろいたらないながらも頑張ってる姿、悩んだりね、その悩みをぬいぐるみのミッシェルに相談してたりね、年相応っぽいところもありながら、いろいろと努力する。それは、憧れの人、母に近づくためなんですね。その白衣も母のお下がりなんだ。ええ、頑張るちびっこ先生の魅力、押し込んできますね。

『ともだちライン』。見た目も怖い同じクラスの女の子、梶崎奈緒に呼び出され、はたしてなにをされるのか、そう思ったら自己紹介だった。覚えてないのか? いったいなにを? というのだけど、なるほど、このふたり本当は幼なじみ。けど、柏木はじめは奈緒のこと覚えてなくて、ちょっとした片思いですよね。自分から、幼稚園のころ一緒に遊んでた奈緒だっていっちゃえばいいのにね! 奈緒の姉、秋奈の介入があったりね、で、そのごたごたの中で、はじめのこといっちゃんって、昔の呼びかたしたりしてね、もしかしたらっていうんですが、ええ、この不器用なふたりの関係。今後どういう風に転がっていくのか。そうしたところに面白みが出てきそうです。

『おんすて!』。おお、アイドルものですね。アイドルを養成する学校、ライトアップ学園。そこで学ぶ安藤あかりは、気持ちこそは一人前だけど、実力その他はまだまだ未熟。居眠りして廊下に立たされたりね、けど罰を受けながらもあっけらかんとしてる強さ、つよさ? マイペース? 凝りない感じ? これはよい感じですね。立たされた廊下でも、長門くる、小内りか、花宮さりとわいわいやっちゃって、さらに叱られる。緊張のあまり催眠術? 暗示? に逃げて、それでも貧血で倒れちゃうくるとか、個性的な面々ばかり。この子たちが、あかりにひっぱられるかたちで即興ライブをやってしまう。勢いでおさわがせ。結局さらに叱られてっていうんですが、それでもめげない、そんな元気さ、よい感じですね。

『絵師になるための100のやりかた』。入学後、2週間たっても友達のできなかった紗奈。漫画研究部に入って、お絵描きライフと友達たくさんを実現しようというんですが、そうか、それをするのにも結構勇気を必要とする、そんなタイプのお嬢さんですね。部長の黒葛原に同じクラスの白坂、ふたりとも落ち着いた感じで、紗奈、よかったのではないでしょうか。と思ったら、四ツ森楓。やたら元気な女の子。そうか一年生。同じクラスの白坂のことは覚えてなかった紗奈も知ってるくらいの有名人。そうか……、変わりもので有名なんだ……。画材として水彩色鉛筆を使ってる紗奈に四ツ森、パソコンでのお絵描き教えてくれて、なるほど、紗奈もパソコンで絵を描いていくことになるのかな? ネットに投稿している人たちのイラストのクオリティの高さに驚いて、自信をなくす紗奈。これは、本当にそうですよね。うまい人、ほんと、こんなに!? ってくらいいるものなあ。そうした状況を前に上昇志向を隠さない四ツ森。対し紗奈はなにを目指そうというのか。なにを絵に求めているのか……。自問自答で辿り着いた、その理由。それがよかったですね。今はただ描くことが楽しい。その素直にしてシンプルな理由がよかったなって思いましたよ。

  • 『まんがタイムきららMAX』第15巻第1号(2018年1月号)

2017年11月17日金曜日

『まんがタイムファミリー』2018年1月号

『まんがタイムファミリー』2018年1月号、発売されました。表紙は『大家さんは思春期!』をメインにしまして、クリスマス一色ですよ。サンタクロースっぽい格好したチエちゃんが、ケーキを一口ぶんこちらに差し出してくれて、ああ、なんだかしあわせな情景。ケーキに乗っている人形が面白いですね。ああ、トナカイ! 『シロクマはシェーカーを振れません』も見事にクリスマスですよ。トナカイフードの花、可愛いです。『僕しか知らないあやの先輩』は、ふたりサンタの帽子を被って、ふたりでパーティーでしょうか。なんだかいい雰囲気かも知れませんね。

『役職名はお嫁さん』。陽大の母、すごいな。すごく深刻そうなメッセージ送ってきて、息子とその妻を心配させるだけ心配させて、実は特になんてことなかったっていう。息子夫妻と一緒に食事をしたかったんですね。あるいは、同居へのいざない。わりと大雑把な母だけど、仕事脳の美如とは相性よさそうだし、腹になにか持っている、そういう様子がないのがいいのかもなあ。で、あの寄せ鍋のね、まさか鍋に失敗の可能性がこんなにあったとは! 失敗の可能性をうまいこと回避する美如の有能さ! すごくいい。さりげなくね、母を導いて、ええ、いい関係築けそうでとてもいいですよ。で、父と息子のね、寄せ鍋に対する感想。いつもみたいにドロドロしてないとか、得体の知れない草とか、ほんと、普段はどんななのか。この寄せ鍋、家族のメタファーでもあったんですね。最後にこういうしめかたするの、うまいなって思わされましたよ。

『牧場OL』、最終回。ああ、もう感慨無量ではないですか。何年たったのかよくわからないんだけど、野花がね、もうすっかり立派に先輩になっちゃって、またまた個性的な後輩なんかもいちゃったりしてね、そして今日はスアンさんが再来日! それで初田牧場に関わりあった人たちも集まってくるっていうんですが、ああ、糸魚沢、あんまり変わってないのね! 新婚の鹿谷夫妻もすごくいい。っていうか、親父さんが、まあ、もう、ねえ! おかしい。舎熊さんもうまいこと人生をエンジョイなさってるな。ほんと、なじみのある顔が続々やってくる、これがもう嬉しくってですね、ああ、なんだろう、自分もまたこの同窓会めいた集まり、その一員になったかのような気分ですよ。鶴沼さんも変わらず素敵だし、そしてスアンさん! まさかの胴上げか! ほんと、変わったところ多々あれど、根本は同じだ! ええ、こうして集まる機会を持って、そこに本当にしっかりした野花の姿なんかも見せてくれて、いい最終回だったと思いましたよ。野花、かっこよくなったなあ。

『広島さん友達になってください』。これもまた楽しい。クリスマスですね。赤いダウンに赤い髪。タミが見たらカープと思うに違いない。そう思わせて、サンタさんって、ああ、季節の人気ものには勝てないのですか。しかし、サンタといえば赤い、赤いといえばカープのネタが最後にふたたびやってくるとはね、期待を裏切らないというか、ほんとサービスってやつだと思いました。平和公園で開かれるドリミネーション。なるほど、光のお祭りだ。子供は駆け出すよ、はぐれると大変だよっていう事前情報どおりになるんだけど、タミもそうなら母もそうか! キミが一番のしっかりものでありますよ。クリスマスのパーティーとおよばれもまた楽しからずや。さらに父まで戻ってきて、にぎやか、皆もしあわせそう。とてもいい、あたたかみあるエピソード。大変よかったです。

『妹のおシゴトは時給2000円』。面白いなあ。ミエ子、もしかしたら兄のことを好きになってきている模様。苦悩ですよね、妹。もちろん血縁じゃないからなんの問題もないのだけど、家庭内恋愛は禁止!? 好きになったら妹のバイトは続けられない! お金のピーンチ! って、この現金な考え、実にミエ子らしいんだけど、それでも気持ちは揺れ続けるのね。ミエ子、思ったよりも夢見る少女ですなあ。衣々子が素晴しかったですよ。ミエ子の相談に乗るんだけど、ミエ子の好きになったという相手、語られる言葉のはしばしから、それは自分と結論づけるのね。ええ、いいですね、もっとやれですよ。衣々子のね、ミエ子にかけた言葉は強くて、胸に迫る、そんなよさがあるんだけど、なんといってもこれ、誤解だものなあ。で、誤解したままにミエ子動くんだけど、ああ、只野、全然そっち方面には感度がない! なにがあろうとミエ子は妹。その頑として揺るぎない只野のあり方。ラブコメには壁、障害はつきものですが、徹底的な鈍感が立ちはだかってきましたね。

  • 『まんがタイムファミリー』第36巻第1号(2018年1月号)

2017年11月16日木曜日

お好み焼吉野

お好み焼きを食べにいっていました。京都のお好み焼き屋。吉野という店なんですが、自分はもう本当に食事できる店のこととか詳しくなくって、いや他のことも全然知らないんですけど、ともあれ、人に教えてもらった店。いくのはじめて、京都の七条。京都駅からしばらく歩いたところにあるんですが、この店がまあよかった。そんなに大きな店ではないのですが、店に入る前からにぎわう声の聞こえてくるような店で、入り口の戸を開けたらばお客さんいっぱい。ああ、この人たちは地元の人だな。これだけ地の人が入ってる店ならさぞやおいしいに違いない。ええ、そのとおりでした。これはいい店を教えてもらいました。

お好み焼きと焼きそばの店ですね。といた小麦粉に具材を混ぜ込んで焼くのではなく、焼いた具をどんどん積み重ねていって、粉でまとめるタイプのお好み焼きです。普通のお好み焼きに、そばを入れたもの、またうどんを入れたものも選べて、メインの具材も牛、豚、イカといったメジャーなものから、スジ、ホソ、油カスといった独特の具材もありまして、いやね、このスジ、ホソ、油カスがいい。ホルモンですかね。ホソって、どこの部位だろうと思ったら小腸なのか。これらを、普通のものや、そば入り、うどん入りと組み合わせて一品にするといった感じ。お好み焼きは、お店の人がちゃんと焼いてくれて、それが各テーブルの鉄板に運ばれてきます。鉄板には火が入っているので、運ばれてきてすぐから充分に火の入った状態まで、刻々と食感が変わっていって、最初のふんわり熱々もおいしければ、終盤のパリパリになったものもおいしくって、この変化を楽しめるのも大変によいと思います。

ではちょいと写真で見てみましょう。

Okonomiyaki

これはオムライスというやつですね。とはいえそば入りを頼んだので、ほぼそばなのですが、焼いた卵でもってくるりと包まれています。この具材はスジ。

Okonomiyaki

これは豚玉ですね。非常にスタンダード。これもおいしかった。

Okonomiyaki

最後にそば入り。具材はホソ。

実はこの後に追加でうどん入りの油カスも頼んでいるのですが、食べるのに一生懸命すぎて写真を忘れました。で、このうどん入りがめちゃくちゃうまいの。あれー、うどん入りとかはじめてだけど、もったりするかな? とか思ったんだけど、とんでもない。ええー、うどんが一番おいしくない? 油カスの味わいもあるのか、ともあれ、これ最高でしたね。また食べにいきたい。今度はうどんからスタートしたい、みたいなこと思うくらいにいかしてました。

3人でお好み焼き各種4品。飲み物はビール、チューハイを1杯ずつ、つまり各2杯ですね。これでひとりあたり2500円っていったところ。これは安いわ。こんだけうまくて、こんだけ満足できる量があって、こんなに安いって、なかなかないよ。ええ、ほんと、これはいい店を教えてもらいましたよ。