2026年6月2日火曜日

『まんがホーム』2026年7月号

 『まんがホーム』2026年7月号、発売されました。表紙は『孔明のヨメ。』。雨の日、ふたり傘のうち。孔明と月英が雨のなか、お出かけの模様です。ひとつの傘にふたり入って、しとしとと降る雨に親しむ、そんな風情のあるイラストです。『津軽娘と17センチの雪解け』もひとつの傘にふたり入って、というのですが、大野が背伸びして棟方に傘をさしかける。健気な親切心が沁みますね。『農大女子は億万長者の夢を見る』は、派手なレインコートの未悠がトマトを見守っています。ああ、雨ももうあがったようですね。

『孔明のヨメ。』

呉の状況、大きく変わりましたね。長江を船で遡上中、倒れてしまった周瑜公瑾。容態はかんばしくなく、駆けつけた魯粛に重荷を託そうとする周瑜は、自分の命のもう長くないことを理解しているというのですね。

周瑜の遺言を託された魯粛。さらには孫権ひいては今後の呉の命運をも委ねられ、そして去っていった周瑜を看取り、その言葉を思いを孫権へと伝えようというのです。

このあたり、もうわかっていた話ではあるのですが、それだけに予想して、心して受け取った。孫権の、そして小喬の思いやいかに。そしてこの報を知ることとなる孔明たちやいかに。

相当な動揺の予想される展開です。

『はなまるゲーセン飯』

あがいん交流会がはじまります。人気の屋台飯を準備しつつ、今日のメインとなる餅の準備をはじめます。

ここで頼りになるのが、菓子屋の娘、樺恋ですよ。杵と臼を持ってきてくれたばかりか、餅つきのやりかたまで懇切丁寧に伝授。蒸しあがった餅米を杵でつぶして、そしていよいよ餅つきです。のえるが先陣を切るのですが、杵が重くて扱えない。そこに助けにはいるパ宮ですよ。ああ、美少女ふたりが力をあわせてついたお餅や、どれほどにおいしかろうと、そう思わせてくれる絵面なのですね。

あがいん常連たちの協力でもってつきあがったお餅ですよ。絶対おいしいよなあと、これからさらにつくことになったのかもしれませんが、それもまた楽しみでしょう。かくしてあがいん交流会は好評のもとに進行し、お客の皆も、そして園香も笑顔、実によい時間を過ごすことができたっていうんですね。

『彼女たちのツモる話』

多牌に気づいたしず。にゃん荘メンバーでのルールは、満貫払いをして打ち直し。でも、強気でリーチをした紗希の不興を買うのでは? いろいろ考えてるうちに、紗希のアガリで多牌はうやむやになったというのですね。

でも、これがずっと心に残っていたしず。仕事においてもこの性格が災いして、憧れの作家のもとに急遽ヘルプでアシスタントに入ったしずがですよ、仕事自体はしっかりつとめて評価も上々だったというのに、うっかりやらかしたトーンの貼り間違い! 申告するのを怖れて、黙って必死に全ページ貼り直したというのですね。

でも、これも考えすぎ、気の回しすぎだった。先生は全然気にしてない。そのままでもよかったのに。むしろ、聞きづらい雰囲気でごめんねと詫びてくださって、しずにはこうしたできごと全部が効いたみたいなんですね。

自分を恥じた。先生をあらためて尊敬することになった。そしてもうごまかさない自分になりたいと思った。

この、趣味の麻雀と、仕事としての漫画、違った場所での経験が一本に繋がって、しずという人間の根っこに影響する。変わりたいと願い、勇気をもって事後ながらもチョンボを、それをごまかしてしまったことを謝るしずの姿に打たれます。まわりの皆は、なんで今ごろ? むしろそっちに疑問なんですけど、皆とずっと友達でいたいというしずの言葉に答える、うちらの間で空気読む必要なんてないよって、そうしたやりとりがまたよかったんですね。

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