『まんがタイム』2020年10月号、発売されました。表紙は『おとぼけ部長代理』。秋の味覚でありますね。七輪でサンマを焼く部長代理ですよ。煙に目をしょぼしょぼさせながら、でもこうして食べるのおいしいんですよね。同じくサンマ? を食べてるのが『花丸町の花むすび』花子なんですけど、串刺して丸焼き!? ほんとに、それ、サンマ!? サンマっぽいフォルムだけど、なかなかに珍しい焼き方では!? 『レーカン!』天海さんは焼き芋でありますね。ええ、これも秋の味覚。そして『茨城ってどこにあるんですか?』多恵は栗ごはんですよ! 栗が多い! それに大きい! 栗も茨城の名産ですね。ええ、茨城の魅力、しっかり押し出しています。
『瀬戸際女優!白石さん』
いつまで芸能界で仕事ができるかわからない。そういっていろいろ資格をとってるという新人みて、しっかりしてると焦る白石だけど、この人はこの人でちょっとすごいな。大型特殊に牽引免許。乗り物関係の資格充実してるの、実にこの人らしく感じられてよかったですよ。
さて、次のドラマでマッサージ師の役をやることになりました。けれどマッサージの経験がない。それで真島監督の紹介で、おすすめというマッサージ店にいくんですね。美人の店長さんに優しくされて、なんかときめいちゃってる白石が面白い。でもって、今夜は飲酒を控えてください、そういわれて大ショック! ほんと反応がいちいち面白いです。しかし、マッサージ受けてよほどリラックスしたか、険のとれたその表情、とてもいいですね。よほどの感覚だったのでしょう。
そしてドラマにて、苦労がばっちり報われるのがいいじゃありませんか。というか、頑張りすぎて役者さん寝ちゃったよ! っていうのね、このなにごとにも妥協を知らない、そんな白石のよさが出ていたエピソードだと思いました。
『ご主人様!確保します♡』
メイドカフェでのダンスイベントに向けて頑張っている心子。それ見て張り切りだす愛未のなにがおかしいって、いきなりフラメンコ衣装、踊れないのに! さらにはレオタード! すわ『キャッツアイ』!? それとも『フラッシュダンス』なのか!? いずれにせよ、ダンスといわれてレオタード出してくるその感覚の昭和感。ものすごいな。想像以上でした。
ダンスレッスンの絵も面白いですよね。綺麗にワンテンポ遅れてるっていうのがしっかり表現されてて、めちゃくちゃその絵が面白い。でもってライブでのピンチでも、スピーカーから音が出ない! 叩けば直るわ! って、いやいや、それは昭和でもかなり前の昭和ですよ! ほんと、愛未さん、いくつなのか。34なら、そこまで昔の作法が身についてないでしょ!?
音楽が鳴らせない! そこからの展開、ホイッスルでリズムをとるっていう、あの表現。ダンスしているあの雰囲気、めちゃくちゃいいですよね。残念ならが万全とはいえなかったステージだけど、この状況でよりよいものができた。その、あらゆる状況でベストを尽くそうとする姿勢が評価されているのでしょうね。ポイ捨て男への対応も、ちょっとやりすぎ感あるけど! しっかり少年に伝わるものがありましたね。ええ、少年、立派なメイドになるのですよ。
『午前0時のおねだりごはん』
米沢からお願いされる牛喰です。なにごとかと思ったら、休日に自宅で料理を作って欲しい。例の小説家の兄が家にくるのだそうですが、疎遠だっただけにまだ距離感が掴めない? ふたりきりは気まずいからと牛喰にもきてもらおうというのですね。
突然のお家デート!? ここでえらいこと浮き足だつ牛喰がおかしいんですよね。そこまで妄想はかどりますか!? ってくらい心ここにあらずで、仕事にも手がつかないってのは、そりゃちょっとまずいなあ。でも、米沢にもしわ寄せいくよっていわれて一気に冷めて、そして米沢からの激励で一気にスイッチが入るっていうの、ほんと、どんだけ米沢のことが好きなのだろう。あらゆる方面に、がーっと一気に気持ちが振り切れちゃうんですね。
料理の研究風景も面白い。お母さん、めっちゃくちゃやる気じゃん! 彼氏? とかいってますけど、女性ですから。ほんと、メニューに悩む娘を見守って、裏声でそっとアドバイス! お茶目なお母さんですよ。でも勝負下着って! ちょっと先走り気味のお母さん。でも、こうやって気持ちがいっぱいになってぐいぐいいっちゃうの、娘もちょっと受け継いでますよね。
『茨城ってどこにあるんですか?』
牛久シャトーで食事ですよ。築117年のワイン貯蔵庫。その建物がそのままレストランになってるというの、多恵ちゃんドヤ顔、鈴子もすごくテンション高くなってるの。こんな鈴子、ちょっと珍しいかもですね。ほんと、思いがけないご馳走に皆いつも以上に気持ちがあがってる感じがしますね。あ、森戸はマイペースかな?
今回は森戸と多恵の出会いについて語られました。文化祭がきっかけで仲良くなった、というか、転校生森戸に興味を持っていた多恵が、文化祭をきっかけに距離と詰めていったわけですね。当初の森戸の多恵評が面白い。ヤンキーが来た…!! って、めっちゃ警戒されてるやん! でも多恵に誘われて、文化祭で漫才やることになって、海なし県であることネタにされそうになって、抵抗した結果コンビ名がなっとう巻とかんぴょう巻。面白いな。かんぴょう巻森戸がハリセン持ってるの、どつき漫才か! ほぼ初対面やのに、いきなりハードなことやりますな。
しかし、森戸、多恵大好きですよね。ステージ前日に緊張で落ち込んでたところにお守りを買ってきてくれた! その思い出にうっとりとする森戸ですよ! さらには、ブドウ育てたいとい多恵の言葉、ウチのブドウでワイン作って、二十歳になったら森戸とお祝いしたい! うおー、すごい殺し文句! ほんと、森戸泣くほどなんですか!
今回の食事は加藤がご馳走してくれました。それにそれなりに長くつきあってきて、そろそろもう大丈夫かなってSNSの連絡先を教える多恵ですけど、かーちゃんに聞き出したりしなくてもいいって、直接連絡くれればいいからって、そういわれて喜ぶ加藤! ああ、これでこの人も少しは落ち着くかな? って思ったら、まるで落ち着かねえ! いやもう、さすがの多恵も見誤りましたね! はやまったかなあとか思ってそうなラストの多恵が、もう最高でした。
- 『まんがタイム』第40巻第10号(2020年10月号)
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