『まんがタイム』2020年10月号、昨日の続きです。
『テレパス皆葉と読めない彼女』
ああ、念動能力者との攻防、まさにクライマックスですよ! と思ったら、すごいな澄花さん! 声かけて、引き込んで、それで能力の乱用、ストップさせたんですよ。ああ、ほんと、このちゃんと気持ちが通じあうというの、この漫画の美点だと思います。
しかし、この念動能力の彼女、やったことはともかくその動機は切実で、運動苦手なメンバーたちの頑張りを無駄にしたくなかったんですね。しかし、超能力者の特定から決着までのスピーディーさにはやられまくりですよ。そりゃそうか。他に超能力者がいるなんて普通想定しない。だから、見事に皆葉に考えてること読まれて即バレ。澄花がコンタクトして、そして皆葉と笹本で決着。あの能力勝負で不正をやめさせられたところ。そして、運動苦手なチームメイトたちの頑張り、それがちゃんと報われてるところ。ええ、負けてもやるだけのことができた、ちょっとずつでも皆が納得いくプレイをできたことに喜んでる様が素晴しかった。ええ、桐谷まつり、この子もこうしたメンバーの喜びに触れて、きっと報われたんだと思うのですね。
かくして秘密の仲間が増えました。かっこいい系女子のまつりさん。思いっきり澄花にほだされてるのがいいですね。ところで、トランプやってる皆葉たち。また超能力ババ抜きやってるんでしょうか。本気全開のゲームにハマってるのかな。楽しそうでいい一コマでした。
『良倉先生の承認欲求』
ぶんちょー紳士を知る水元さんが写真部に入りました。なので、部室の改装をします! いや、まあ、そのままだったらOLさんの正体バレますもんね。とはいえ、良倉の秘密を知るばかりに作業に駆り出されてしまう星畑に上枝、夏休みなのに大変です。
片付けの風景。先生がわりと役にたたないのは想定内として、飾られていた可愛い小物たちに心奪われてる星畑とか、なかなかにチャーミング。なんだかんだで楽しんでる感出ていてよかったです。そしてケーキのくだり! これが面白い。どうせSNS映えだろうってツッコまれて、良倉ショック! ちょっと涙目!? 星畑に謝らせちゃったのに、やっぱり写真は撮っちゃうんだ! ええ、星畑のツッコみ、冴えまくりでした。
今回に限ったことではないんですけど、星畑、ほんとすごくいい子ですよね。ウソつきにならない程度に話をあわせてくれるという星畑の、アタシもぶんちょー紳士のファンだしねってコマのあの表情! うわあ、めちゃくちゃチャーミングだよ、この人。そして、部屋に残した小物がぶんちょー紳士の画像のそれと気づく水元さん! おおう、見る見る青くなる良倉と星畑。ほんと、そう遠くないうちに身バレしそうで良倉先生は怖いでしょうな!
『ハニトラなんか怖くない!』
めちゃくちゃ面白い! 山田さん、イメチェンですよ! がっかりしたから!? 怒ったから!? 綾小路にはまるで伝わってないですけど、違うよ! あの時の山田さんに寄せてきてるんだよ。ちょっと男の子っぽかった少女時代。話しぶりもざっくばらんにして、差し入れのお菓子も思い出の駄菓子という周到さ! いやあ、でもこういう山田さんも魅力的だよなあ。今ではどちらの山田さんが自然体なんだろう。
綾小路はいつもながらといいましょうか、どこかピントはずれなんですけどね、それであんなに大仰な謝りかたしちゃって、部長まで混乱させちゃって、トラブルにはならなかったんですけどね、でも山田さんにあんな悲しそうな表情させてしまった……。と思ったら、今度は怒り顔なの!? なんか、きょとんとした、そんな顔。今回はちょっと常には見られない、そんな山田さんを沢山見られて、なんだか嬉しかったです。いや、でもやっぱりこの人には笑顔でいてほしいですけどね!
さて、綾小路、地元の同窓会に誘われました。小学生時代の友人から山田さんのことを聞けるかも! ええ、ちょっと進展などあるでしょうか。いや、なかなかそうそう簡単にはいきそうにない、そんな予感もしますよね。
『お天気おねえさんの晴れ舞台』
琴音の長所は頑張り屋なところ。でも今回は頑張りすぎてしまいましたね。
エアコンが壊れちゃったというので牧の部屋に転がりこみます! それで牧の姪っ子の芽衣ちゃんと一緒に、牧の部屋にいくんですが、料理作ったりね、琴音、リラックスしてるように見えて、いいじゃないかって思ったんですね。でも、仕事している牧を見て、芽衣からも応援されて、さらに他の人からの応援もうけて、ああ、絶対に受からないとって思っちゃったんだ。それで無理しちゃってる。睡眠も削ってるんだろうなあ。倒れそうになって、牧からも叱られて、強制的に休まされて、それでようやく落ち着けたんですね。
ちょっと思いつめてしまっていた。それを自覚して、反省して、ちゃんと休息とること意識するようになった琴音。これが彼女の勉強、試験によい作用してくれるといいなあって思います。
- 『まんがタイム』第40巻第10号(2020年10月号)
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