『まんがタイムきらら』2020年10月号、先日の続きです。
『ゆえにアイドル革命』
CHU♥IN GAMのゲリラライブ。急にうまくなったとざわめいてるファンの反応が面白いですよね。CHU♥IN GAMの面々が異世界に渡って、結構な期間、逆境そのものといえる状況で頑張っていたことなんて、この世界の人たちは知らない。だから、突然一足飛びに上達したみたいに見えるんでしょうね。しかし、ダサさがなくなったって、それはそれで失礼なのでは!? いや、そういう未完成さもまた魅力として支えてきたファンたちなのでしょうね。
そうそう、当然予測しておくべきことでした。ファンのひとりが伝えたいことがあるというんです。なんだろう? そう思ったら、ああー、トップオタのもっさんが事故で亡くなったということ。これ、ユメのことなんだけど、当然事故死した彼が異世界にて元気にやってるだなんて誰も思わない。ファンたちからは慕われていたらしいもっさん。ファンたちは喪失感など抱いていたりするのでしょう。なんだか切ないなあ。
日本でのできごと、経験。それを持ち帰って再び異世界へ。ユメ、いやさもっさんとも再会。ここでのやりとり、ユーモラスではあるんだけど、本来なら亡くなった人がここにこうして生きている。それはなんだか奇跡のようで、もっさんよかったなあ、そんなこと思わないではおられませんでした。
なんか、もっさんに感情移入してしまってるな。不思議なものです。
『夢見るルネサンス』
新学期、再来週には体育祭。どんなお祭りなのかと知らないことに興味津々のリーチャがいいですよ。パン食い競争を頑張る! とすごく前向きですが、いやいや、リーチャさん、想像してるようなのじゃないよ!? それじゃパンの大食いだよ?
リーチャの友達が、皆それぞれに体育祭に向けて取り組んで忙しそう。それでひとりあぶれてしまっているリーチャが、自分にできることはなにかないかと探して、その果てに新しい友達ができるという、この展開が嬉しいじゃありませんか。自分の得意を活かせるリーチャ。リーチャの助けを得て、一緒に頑張ることとなるアンナにくるみ。この結果を導いたのはなにより前向きなリーチャの姿勢だったというのがいい。レンもいうように、素敵だなって思ったのでした。
『さかさまロリポップ』
シンプルな話だったけど、いい話でしたよ。マネージャーの中村さん、この人のマネージャーという仕事を目指して夢を叶えたというお話。中学の時にマネージャーになりたいと思った、その直接の理由こそは語られませんでしたが、はじめて詩月と出会った時のこと。自己紹介する中村に、きょとんとした表情を向ける詩月。そのいたいけさに真正面から射貫かれたのですなあ!
そこからの観葉植物論。以前にもこういうこといってましたよね。詩月はいまいちピンとはきていないみたいなんですが、それでも自分なりに中村の思いを受け止めようとしているのがわかるラスト。あれ、詩月の言葉もまたよかったんですね。詩月の中村に向ける思いというのが、よくよく表されていた、それがよかったんですね。
『下を向いて歩こう』
すさみん! 隠されていた魅力が今あらわに!
それはさておいて、今回、ちょっと怖いビーチコーミングといいましょうか、ビーチコーミングに潜む危険! といいましょうか、ほんと、すさみん好プレーでしたよ。浜を歩くシエルが見つけたもの。プラスチック? と近づこうとするシエルを全力でとめてくれて、いや、ほんと、これ危険! カツオノエボシですよ。有毒クラゲ。浜に打ち上げられてるの、見た目がキレイだからっていじったりすると、刺胞に刺されてえらい目にあう。ええ、シエルあぶないところでした。すさみん、よくとめてくれました。
しかし、シエル、うかっと危ないものでも触ってしまいそうでほんとに怖いですよ。まずはカツオノエボシ。続いてアカクラゲ? 今日の浜は危ないから帰ろうって硝子がゆうとんのに、まだ遊びたいって。でもって、知らないってことは怖いなあ、有毒クラゲにも物怖じしない! いや、知らんから仕方ないっちゃあ仕方ないのかも知れんけど、ほんと、すさみん、好プレーの連続でしたよ。
しかし、今回のすさみん、めちゃくちゃ可愛い。似合わないですって? いやいや、いやいや、過去最高に可愛いすさみんでしたよ。
My Private D☆V
『エンとゆかり』のしろううらやまです。
今回のD☆V、なんともいえないものあるなあ!
「楽しみにしていたソフトクリームを落っことしてしまったかわいそうな子… です!」
長い! シチェーション限定されすぎ! でも、この衝撃の表情! いや、なんかわかる、わかりますよ? ストーリー仕立てのイラスト。チャーミングで、大丈夫か? お嬢ちゃん? なんかついつい世話焼きたくなるような、そんな放っておけなさみたいのありますよね。
しかし、やっぱりちょっと面白いシチュエーション。この子の不器用ながらも一生懸命な人柄、そんなのも感じられるようです。
- 『まんがタイムきらら』第18巻第10号(2020年10月号)
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