2020年8月12日水曜日

『まんがタイムきらら』2020年9月号

 『まんがタイムきらら』2020年9月号、一昨日の続きです。

『ゆえに、アイドル革命!』

突如、日本に帰ってきたアイドル、CHU♥IN GAM。目標は達成できていないのになぜ!? と思ったら、ああー、ファン人数500人達成の中間報酬だったのか。日本にいられるのは72時間。ということで、久々のオフをそれぞれ友達や家族と過ごして楽しむこととなるのですが、本来の日常だったいろいろに非日常を感じてみたり、アイドルについてより一層の決意を固くしてみたりと、この時間が自分たちの今を再確認するいい機会になっているんですね。

ここからの展開ですよ。いてもたってもいられず向かった先がよく利用していたライブハウス。思いがけず3人がここに集まるというのがなによりよくって、そしてゲリラライブを開きたい。城戸Pも巻き込んで、日本での貴重な72時間を自分たちの夢実現のために使うっていうんです。成長した姿を見せたい。ちょっと妄想的楽観を語ってる人もいますけど、腕試しでもありますよね。ああ、これがこの子たちの確かな一歩になったらいい。そう思わせる展開。ライブの成否も気になります。

『下を向いて歩こう』

母が外食するというので今夜のシエルはゆっくりできそう。とか思ってたら、魂抜けたようになって浜をさまよう母の姿を発見。なんと、財布を落としたという。

大事件! いつにない展開じゃないですか。レアリティ5に設定された財布がおかしい。足取りを辿ろうにも、満ち潮で足跡が消えてしまってる。ということは財布も海のなかーっ!? すごいよ、シエルがすごく頼れるしっかりお姉さんになってる! でもって、母、さらに悪いことにスマートフォンまでなくしてて、おおう、致命的アンド致命的。これどうなるんだ。

とか思ってたら最後の落ち! うおーっ、なにごともなくてよかったーっ! とは思うものの、カード止めちゃってたよね!? こういう場合どうなるのー!?

ともあれ、母の財布を探すその途中、予定外のビーチコーミングでちょっとした宝物みつけてみたり、お友達が宝物と再確認させてくれる問答あったりなど、シエルの今の楽しみ、喜びが母の目前にありありと提示されていくのは素敵な展開だったと思います。ただうちひしがれての浜歩きにならなかったところ、ほんと、なによりでした。

My Private D☆V

『いのち短し善せよ乙女』の土管です。

「女の子の照れ顔が好きです」。力強いおことば、いただきました。かくしてイラストは照れ顔女の子の喜怒哀楽がこれでもかと描かれて、いやもうこれ可愛いな、おい。笑って可愛い、焦って可愛いは当たり前。怒ってもすねても可愛いとくるのですから、これはもう本物でありますよ。

こうした表情、『善せよ』でも見ているようにも思うのですが、こうして一度にまとめて見せられるとかなりの威力でありますよ。しかも照れてる照れてない以前にイラストの女の子が可愛くて、マスコットっぽい? ちんまり小柄な感じとかね、表情、感情の振り幅大きめな様子、真面目? まっすぐ? そう感じさせてくれるところもまたチャーミングさに拍車かけてると思うんですね。

連載の登場人物よろしく、こう見せてヤバい要素をあわせもった人材であるのかも知れません。でも素直な正統派的よさ感じさせるイラスト、実に素晴しいです。

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