2017年12月24日日曜日

『まんがタイムスペシャル』2018年2月号

『まんがタイムスペシャル』2018年2月号、一昨日の続きです。

『なごみ先生は職場のお医者さん』。産業医のなごみ先生。職場の皆から避けられてるのではと落ち込んでいるんですが、小さくて見えなかっただけでは? そんな、まさか、ですよね。産業医、法的義務は月1の巡視で大丈夫なんだ。思ったより、少ない! けど、そこを週1できているというのですね、なるほど、熱心でいらっしゃる。まずは、なんとかして覚えてもらおう、でもってこの会社の仕事について知ろう。それで職場に出てみれば、納期前で修羅場であったり、でもって仕事の成果物、ゲームですね、ちょっとプレイさせてもらったらすっかりハマっちゃったり。こうやって、互いに相手のこと、興味を持って、その距離を埋められるのだとしたら、ありですよね。今後、どんな風にこの職場に接していくことになるのか、その前提となる状況を作っている、そんな感じがしますよ。そうそう、小さくて見えなかったんじゃというの、本当にそうだったんだってわかるのがおかしくて、誤解が解けてよかったのか、あるいはショック受けるべきなのか、複雑な感じなの、おかしかったです。

『年上の物理女子は可愛いと思いませんか?』。まだ4月だというのにプールに入ることになったんだ。朝永は寒さに震えてるわけですが、湯川部長、水着に白衣はおってるだけで大丈夫? 寒くないんですか!? いや、肌の露出はそりゃ男子の方が多いわけですけども、あんまかわらんよね!? 今回の実験、水中に撃ち込まれた弾丸の威力がどれくらい減衰するのか、なんだそうですが、いやいや、物騒物騒。実際のところ、かなり弱まるらしいですよね。ましてや部長の用意したのは子供用のエアガン。もともとがしれてる威力なのに、これ、観測できるくらい、弾、水中を進むかなあ! そう思ってたら、ああ、やっぱり部長も同じこと考えてますよね。それで30cmの距離まで近付いて発砲。この時の部長の生き生きとした様ね、やってみたくてしかたなかったんだろうなあっていうのがよくよくわかって、ほんと、楽しい人でありますよ。今回は、4月にプールは大変だろうけど、髪おろした部長とか、プールで水着で一緒に実験して、笑顔でありがとうとか、実験よりも部長との距離が縮まった、そこにこそ意味があったって感じですね。ほんと、朝永ったら、部長のこと意識しちゃって……、と思ったら風邪か。これ、部長はなんともなかったっぽいのがすごいですよ。

『君のパンツに一目惚れ』。なんかめちゃくちゃややこしいことに! いやね、自分もまるでわかってませんでした。クマパンが廊下で出会った重升先輩。この人が五十嵐先輩が好きって人だよな。そう思ってたら、うそー、違ったん!? やられましたわ。見事に翻弄されてましたわ。いえね、小桜が出会った新たな刺繍女子、階段でひとり黙々とリボンに刺繍している女の子がですよ、ええと、手芸部の人? そう思ったら違うっていうんですよ。大きな声が苦手。そういうこの人、佐藤先輩、手芸部には苦手な人がいるっていって、入部したもののやめたっていってる、その人が重升先輩。クマパンは五十嵐のことだと思ってたけど、違ったんだ。でもって、さらに違ってたことがひとつですよ。重升は手芸部の部長で、五十嵐は、そして佐藤も、刺繍部所属なのか! うわー、同じクラブに入ってるもんだと思ってたよ。まさか手芸部と刺繍部、ふたつあるだなんて思ってなかった。このミスディレクション。さらに五十嵐の好きだという部長、佐藤のことだったんだ! うわー、これ、おかしなことになってきたな。クマパン、いやさ絹森のこと、重升は手芸部に入るものだと思ってる。五十嵐は刺繍部のものだと思ってる。この板挟み感。いったい手芸部と刺繍部、どんな確執が!? ただでさえおかしな状況になってたのにさらにこんがらがってきて、いやもう、なんだかわくわくしてきましたね。これ、まさかこんなに翻弄されることになろうとは思いもしなかった。やってくれますよ。ほんと、この状況、楽しくてしかたありませんよ。

メェ〜探偵フワロ』。友人に視察がてらと頼まれて、正月をリゾートで過ごすことになったフワロ氏一行。これ、アーサー、ミスレモンと一緒にいこうと思ってたのに、まさかの大所帯になって、というかフワロ邸、クリスマスパーティでもやってたの? コバーン少年にラウールのみならず、ヴィヴィアン、リリアン、ローラにリラ姉妹までいるじゃありませんか。リリアンのボディーストッキング、あらぬもの想像してるアーサーとレモンがおかしかったですよ。ブルブルブルって! 思わずつっこむラウール。なに考えてるかよくわかったな。しかしこのリゾート、自給自足体験をするってやつなのか。贅沢し尽くした人が遊ぶところ。すなわち、贅沢を楽しみたい人向けじゃない。ホテルもない、シャワーもない。風呂はドラム缶に雨水か! 思ったよりハード。というか、感染症とか大丈夫!? 子供たちには好評だけど、女性陣には不評で、室内にいても避けられない蚊。誰か覗いてるからのデカい蛾でしたって流れね、ものすごいわ。翌朝、食事の用意をする女性陣のやさぐれ方ものすごく、ほんと、最後までおかしかった。ヴィヴィアンがさすがというか、結構順応してますよね。くぐってきた修羅場の差でしょうか。対照的に、レモン、リリアン、リラの憔悴っぷり。ほんと、これね、ちょっといい目見させてあげてください。

  • 『まんがタイムスペシャル』第27巻第1号(2018年1月号)

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