『まんがタイムジャンボ』2018年1月号、昨日の続きです。
『雀娘。』。おお、海ですね。友達と海で遊ぶ、すなわちリア充。そんなこといってるゆいですけど、リア充は海にきてまで麻雀やったりはしないんじゃないか? しかも水中麻雀セット。おお、そんなものあるの!? そう思ったら、牌が波にさらわれて、これが本当の洗牌ってやつか! いや、これ、後でちゃんと牌を回収できたのかなあ。無理よね? 沈むなり流れるなりしちゃったら、もう無理よね? なので、今回はちょっと麻雀を離れて、ビーチバレーしてみたりね、これはこれで楽しそうで、それでまたアキラがなんかツンデレっぽく仲よくなりつつあるようで、そうか、ゆいとアキラ、似た者同士なんだ。アキラ、こうやって素直に仲間になっていけるといいですね。ところで、水着回だったわけですが、ゆい、この子、なんだかんだで可愛いですよね。でもってアキラ。おおう、このミスマッチよ! いやもう、これはこれでありですよ。
『モンスターだってうまい飯がたべたい!』。モンスターの出入りする食堂でバイトしている藍。あまりに危険だって、藍のこと連れ戻しにきた楓ですよ。おお、常識の担い手だ。常識はずれがまかりとおってる状況で、それが非常識だって、普通じゃないんだって、きっちり見せるには、こうした常識の軸を担う人を登場させるといいんだな。でないと、あのいけ好かない金髪に流されるばかりになってしまうしさ、それを避けるにも、対抗しうる強いキャラクターが出てくることは大歓迎で、そう思ってたら、楓さん、ちょっと過剰すぎる! 楓、押しの強いキャラクターで、個性的、癖もありますけど、むしろ頼もしさ感じさせてくれて、期待させられます。
『ペンタブと戦車』。ああ、ノモンハンの悲劇、回避されたのですね。ニコ中尉にしてやられた。あわや全滅!? そう思ったら、ああ、戦車こそは失ったけど、白兵戦に持ち込んでの決闘ですよ。武田大尉とニコ中尉、剣を抜いての立ち回り。これはどちらか死んだりするのかい!? そう思ったら、武田大尉、そこで峰打ちですか。ここで休戦に入るんですね。軍司令部は戦って勝つ気であったけれど、里見曾祖父が早期停戦に持ち込むよう工作してたんですね。しかもこれでスミとの結婚が確定。ああ、拓也の懸念、回避されましたね。そう思ったら、拓也、急変!? これ、どうなるんだろう。これでもとの時代に戻るのか。その時代には、生存した武田大尉が一緒にコミケにいく仲間として健在だったりするのか。武田大尉の怒りを買ったうみねこ先輩はどうなる!? ほんと、これ、どういう方向に向かうのか、ハラハラさせられっぱなしです。
『あの日の海と16歳の夏休み』。店長、リリーを訊ねてアイルちゃんがはるばるやってきましたよ! モデルのアイルさん。皆の憧れ。さきもサイン欲しがったりしちゃって、そんな彼女がなぜこんな遠くまできたのかというと、ああ、店長に惚れ込んでるんだ。恩人だって。店長がかつてサロンモデルに誘ってくれた、それがきっかけになってモデルへの道が開けたんだ。店長、リリーは、昔からそうやって皆に自信を、変わるきっかけを与えてきたんですね。店長と離れて、不安になっていたアイルのことをなぐさめる店長がよかった。アイルの成功はアイルの実力だって。自分がいなくても魔法はとけないって。アイルがここまできたの、こうしてリリーから支えとなるなにかをもらいたかったからなんだろうな。このふたりの信頼関係、しみじみよいと思わせてくれるもので、本当にこの漫画、素敵であると思います。でもってラストのくだり。東京行き最終、ぎりぎりなんだ! この交通の便の悪さ。ああ、それでもまたなんだかんだでやってきそうなアイルさん。この情熱、あるいはリリーへの愛着もまた素敵だなあって思いましたよ。
- 『まんがタイムジャンボ』第24巻第1号(2018年1月号)
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