『まんがタイムスペシャル』2018年2月号、発売されました。表紙は『恋愛ラボ』。リコが晴着で、お雑煮ですね、餅を食べてましてね、にょーんと伸びてる餅を見つめる大きな目とあの表情。きれいにおすまししてるけど、ただ大人しいわけじゃない、ちょっととぼけた感じが出て、いいですね。『難関女子の恋愛参考書』は、乙女ちゃんを中心に、男ふたりがついた餅がハートマークになっている。『年上の物理女子は可愛いと思いませんか?』、湯川先輩も餅食べて、にょーんと伸ばしてますけど、これ、実験? 片手に餅、片手に物差し。伸びた長さを測ろうとしてるんですね。
『課長と私のおかず道』。実家に帰ってダラダラしてる保志。いいですね。会社ではちゃんとしてるよ、弟にはそういって聞かせるんですけど、なかなか信じてもらえてないっぽい。そんな保志の威厳がね、いやちょっとしっかりしたって家族から見直されるきっかけくらいですけど、お餅のアレンジ、麻婆豆腐の素とあわせての麻婆餅。ええ、これ、課長とのおかず道活動、実ってますよ。あの、ちょっと見直した弟? なんか姉ちゃんが自分の知ってる姉ちゃんじゃなくなってさみしかったりする!? ともあれ、保志の想像した課長の反応、それがそのままだったりしたところとかね、あと年賀状に思うところありですか? なんかふたり離れた場所にいて、けれどそれでこそわかるものありといったところ、悪くなかったですよ。
『ちんまり経理のヒメ先輩』。今回は異色回だ! 地元のテレビ局がタテグイチヤナギの取材にやってきましたよ。けれどどうにもぱっとしない。ディレクターもなんかいやーなこといっちゃっててね、と思ったら、ヒメ帰ってきてからがおかしい。最初は乗り気でなかったディレクターなのに、リポーターに乗せられてどんどんその気になっていって、髪をちょっと変えましょう。表現の仕方も変えていきましょう。それでふたりが初心を思い出す! リポーターのお姉さん、アイドルに憧れてこの仕事についたのか。ディレクターもPV制作やりたかったのか。なんだろう、このノンストップ感。ふたりどんどんハイになっていって、ヒメもどんどん振り回されて、なのに社長と若林はこんなに静か。すごい対照に、おかしみもばっちりでしたよ。完成した番組での、社長と若林の扱い。ワイプか! 徹底的にヒメ推しだ。これね、社長ね、ローカル番組の宣伝効果なんてたかが知れてるっていうけど、店はともかく、ヒメの魅力がこれでもかとアピールされて、ああ、学校で大変なことになっちゃうかもですよ。ただでさえファンの子がいるっていうのにね!
『ぼくとへっぽこ妹弟子』、ゲストです。妹弟子と書いておねえさんと読ませるんですね。世界的陶芸家の一番弟子、猪野川葵は16歳。その妹弟子、三浦夜空は26歳。10歳上で妹弟子。陶芸に関しては厳しくビシバシいっちゃう葵が、三浦のご飯大好きだからとかいって甘えちゃう。そのツンデレ甘えんぼう少年と、世話焼きで包容力溢れるお姉さん。ずるく甘えていろいろやってもらっちゃってみたいな葵だけど、そのあたりも見越した上で三浦お姉さん、受け入れちゃったりしてるのかなって思えるようなそのやり取り。優しいお姉さんものと見ても、なかなかいいんじゃないかと思いました。ちょっと生意気葵が、結構チョロい? そんなところもよかったと思います。
『メイドな姉の甘える妹育成日誌』、ゲストです。姉もの、続きますね。ただしこちらは実姉妹。姉の三藤椎音はメイドの格好して妹をいろいろかまいたい。対し、妹はそんな世話焼き必要ないくらいしっかりきっちりしてるんだ。姉は20歳、妹、舞衣は15歳。ちょっと歳は離れてるけど、むしろ妹の方が頼り甲斐ありそうです。なるほど、母の再婚でできた妹。ずっと欲しかった妹、その夢が叶って、いいお姉ちゃんになりたいって頑張るんだけど、ちょっと空回りぎみっぽいですね。背も舞衣の方が高いんだ。お弁当なんかも妹がきっちり作ってくれて、そうか、しっかりしたいって思って、そのように育ってきたんだ。姉の頑張りの空回り、これを妹がわずらわしいとか思ってないのがちょっと新鮮です。むしろ嬉しく思ってて、嬉しさからか、心配かけないようもっとしっかりしないとね! って、いい笑顔で応えちゃってね、このなかなか姉の思惑どおりにいかない感じ。けど、ふたりの仲のよい感じ。よいのではないでしょうか。ふたりほのぼのと性格のよさが出ているところがよいと思いました。
- 『まんがタイムスペシャル』第27巻第1号(2018年1月号)
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