『まんがタイムきららキャラット』2018年2月号、発売されました。表紙は『ブレンド・S』。苺香、美雨、そしてひでりでありますよ。おお、きれいどころといいますか、可愛いどころといいますか、三人娘揃い踏み、と見せて、ひとりは男か。晴着着まして、おみくじですね、皆、大吉を手にいい笑顔を見せてくれて、といいたいところですが、ひでりのそれはいわゆるドヤ顔ってやつか! ほんと、この子だけは、ちょっと素直じゃないひとひねり。落ち担当なのか、その一癖が病み付きになる系でありますね。
『Aチャンネル』。今回はドレスの話ですよ。しかも、誰がって、ユタカだっていうから意外です。ドレス、どれにするか迷う。親戚のウェディングドレス選びにつきあってるんだ、って、それもまた意外です。しかし、今回は、ユタカ、開眼してるところが多くってですね、ああ、素晴しい、ユタカの美少女っぷり見せつけようって魂胆ですかい!? 微妙に結婚式やブーケトスについて勘違いしてるっぽいユタカの言動面白く、あのドレスとかも、なぜ、今の時代にそのような!? ってのチョイスしてるし、ほんと、この子は謎が多いです。でもって、このいろいろあかんユタカにミホが助け船出すところまで、ほんと、規定路線、流れるようなコンビネーション、見事でした。基本的に、ユタカはおしゃれに意識が向いてないんでしょうか。バングルにネックレスを腕輪、首飾りという。いや、最近はブレスレットっていわないの!? 自分もあかん側の人間と思い知らされてしまいましたとさ……。最後の仕上がったユタカね、ほんと素敵でした。この子、ほんと、こういう時折に見せる違った表情、姿、実に印象的で、意外性でもって射貫くタイプであると思わされます。
『mono』。シネフォト部として生れ変った写真部。最初の部活動でいいのかな? どういうものを被写体として選ぶかみたいな話してる時にね、グルグルマップVRで下見してみるっていうの、これが現代的ってやつか! しかし、実績のロックが解除されましたって、グルグルマップ(というかモデルになったサービス)って、そんなゲームみたいな機能があるんですかい? 夜景や富士山に興味を持つ子がいれば、廃墟や巨大建造物を面白がる子もあって、しかし廃墟が心霊スポットにクラスチェンジする話は、ちょっと洒落にならないなあ。興味のあるスポット、今どき、それらはIoTの力でもって自宅にいながらでも見ることができるのだけど、実際に足を運んで自分で撮るのがいいんだって、その参加する? 立ち会う? 向き合う? そうした面白さが語られるの、まさにこの漫画の見せてくれる面白さに他ならないなあ。そう思わされて、ええ、いい運びであるなって思いました。そしてハルさん。おお、ペーパードライバー講習。前回のバイク旅。あれが刺激になったんだろうなあ。そして次回の予告ですか!? 聖地巡礼ツアーに出かけます! それはいいんだけど、エルサレムって! それはちょっと一泊二日じゃ無理ですよ!
『すわっぷ⇔すわっぷ』。うおお、このノリ、『桜Trick』思わせるぞ。キスってどういう風にするの? いきなり、えらいこと聞かれてる夏子ですけど、それにしても、あやめさん、ダイレクトです。でも、この質問が夏子の、春子とのキスに対する意識を変化させて、ああ、このふたりの行方、なんだか気になってくるじゃありませんか。最初の夏子の答、いろいろすっとばして欲望のままになんて答えちゃったもんだから、えらい誤解になってませんか? でもって、冬美、千夏先生にキスについて聞いていくの。しかも、ふたりともあっけらかんと答えちゃって、えらいことになってるな。このオープンさ、なんだろう。あんまりに当たり前になってるのか、学校の廊下、人前でキスしようとしちゃったりさ! 今回の夏子と春子、キスがただの入れ替わりの手段ではなくなって、ああ、なんだろう、一歩踏み込んだ、そうした感じがしましたよ。しかし、あやめとゆり、ふたりの関係、次はこのあたりに焦点あたりそうですね。この子らは入れ替わりするのかな?
『我が家のスライムさん』、ゲストです。女子高生、音海鏡花の秘密は自宅にスライムを住まわせてること、っていうんですが、このスライム、人の言葉がわかるのか! 便利でいいな。スライムって、日本じゃスタンダードになったRPGの影響で弱小の魔物という印象が強いですけど、実際には剣も打撃も効かない、対処に手間取る厄介な魔物なんだそうですよ。不定形で、防具もなにも関係なくべったりと絡みついて、じわじわ消化するやらなんやらかんやら。この漫画のスライムもそんな具合にべったり絡みついてくるんですが、どうやらそれはウザ絡みってやつでもあるようで、不定形でべったりとウザ絡み。魔力を使って人に変化してからは、コミュニケーション面でウザ絡み。なんとしても鏡花との同居を勝ち取ろうとウザ絡みを続けるところなど、なるほど、これがスライムのスライムらしい戦い方なのかって思わされましたね。このスライム、名前もあって、ミーヤ。文化度が高いと、コミュニケーションがとれて、なかなかに便利かも知れない、ってそれは最初にいいましたね。けどたとえ便利でもウザさは変わらなそうですけどね!
- 『まんがタイムきららキャラット』第14巻第2号(2018年2月号)
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