『まんがタイムジャンボ』2018年1月号、発売されました。表紙は『レーカン!』天海さんが警察の制服姿で凛々しく敬礼! でありますよ。ああ、この天海さん、とてもいいな。素晴しい。日頃は見せない、そんな意外な表情、意外な一面。多様な魅力の一側面を垣間見るようで、心ひかれるものありました。警察の制服といえば『けいさつのおにーさん』。穂苅くんに手塚さん、ああ、本職だものなあ、そりゃ似合ってるよ! 敬礼する穂苅くんに手帳を出している手塚さん。見事に決まっています。そして『雀娘。』ゆいも敬礼ですよ。って、うわ、この子、可愛いな。凛々しさはないけど、なんだろう、めちゃくちゃ可愛いよ!
『人気マンガ家になるための15の法則』。また変な人が増えた! 相沢の弟、龍太。姉のこと好きすぎてっていうんですが、いや、ほんと、この人、崇拝に近い感情持ってるな。姉貴は完璧だった。それが今ではこんなにダラけた人間になって……、っていうんですが、漫画家なんてやめちまえみたいなこといいながら、それ、姉を思いすぎての発言か! というか、この漫画、皆が相沢のこと好きすぎるんだよ。喜多村がそうですよね。相沢を独占したい気、満々じゃないですか。でもって、綺羅星がそうでしょう。今回は、綺羅星がいい動きしてましたね。姉には才能がない、そういう弟に、漫画家に本当に必要なものがなにか、それを告げて、さらには本当は姉の漫画を買っている、弟の本心を開いてしまうんですよ。って、弟、泣くほど悔しいのか! ほんと、面白い。というか、ふたりから全力で褒められて赤面している相沢。ええ、この相沢がチヤホヤされるところ、なんだか気にいっっちゃいましたよ。
『おにいちゃんと呼ばないで』。今回、風邪ひいてしまった心ですよ。悪いことに、静乃さんはお芝居に。呼び戻そうにも、楽しみになさってたのだからと心にとめられてはしかたがない。風邪をひいた経験、昔のことを思い出してみた悟は、そこに父母の姿を見出すことはなく、では心はどうかというと、ああ、この子には母の思い出があるんだ。今回の風邪は、その家族の思い出に悟が加わった、そんな出来事になったのですね。心配してくれた兄。料理のできないこの人が、自分のできることをと考えて、パン粥を作ってくれた。ああ、これ、消化にもいいし、カロリー、栄養もあるから、普通のお粥よりもずっといいんじゃなくって? ええ、こうやっていろいろトラブルに対しながら、家族のことを思いやっていく。そうしたことがよくよく表現された、素敵なエピソードでした。あの、とり雑炊をもりもり食べてる心の表情、これもすごくいいですよね。
『偏食女子は恋でおなかを満たしたい』。めちゃくちゃ面白い。今野が買ってきた大阪土産のアメ。アメなら偏食とか関係ないだろう、そう思ってたアキにまさかのダメージですよ。あの顔! はうあッ、って。ヒロインの表情じゃないな! 咳こんじゃって、口から出しちゃって、しかしどんなアメなんだと思ったら、たこ焼きアメちゃん。ネタ系だ! でも、これ、平岡はうっとり食べちゃう。というか、この人、今野からならなにもらっても喜ぶだろうからなあ。先輩から悪意を感じます。そういって抗議するアキのいうことももっともなんだけど、じゃあ、悪意がない場合はどうするの? まさか、その悪意のない微妙お土産がすぐさまやってくるとかね。藤井の買ってきた納豆巻きせんべい。納豆のドライフード。ああ、この系統の食べたことあるよ。自分は納豆好んで食べる方だけど、この系の納豆菓子、あんましおいしくないよねえ。で、アキ、逃げずに食べたよ! おお、我慢したよ! めちゃくちゃ面白い。というか、苦難すぎるよ。で、食べずにすませる断り方を学んだ方がいいんじゃないかって、そっちにいっちゃう! いや、でも、そういうの大事ですよ。アキ、いいキャラクターに育ちましたね。ちょいアホ系で、でもなんか放っておけない可愛いやつになっちゃって、ええ、そこにからむ先輩も平岡も、いいキャラクターです。
『おやすみモーニング』。エリカに春がやってきました? 街で再会した患者さん。今度食事いきませんかっていわれちゃって、デートに誘われた? 単調な日常にたまにある非日常。今回は、その誘われたことがまさしくトキメキで非日常なわけですね。非日常はいいことばかりじゃなくて、入院も非日常。当たり前の日常のありがたみを感じる機会になったりという、そうした様々な日常非日常の様子が展開されて、ええ、それで最後に特別なトキメキだった再会が、いやそんなに特別なロマンス感じさせるようなもんじゃないかもよ! ってなるの、おかしかった。いや、でも、これくらいの気負わない関係っていうのが逆にいいのかもですよ。ええ、まずはこのお店に誘っちゃえばいいんですよ。でも、ばあちゃんは協力はしてくれなさそうな気がしますね!
- 『まんがタイムジャンボ』第24巻第1号(2018年1月号)
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