『まんがタイムきららキャラット』2026年1月号、一昨日の続きです。
『mono』
春乃の自作欲がまたうずいている模様です。次の物件は分割型自作キーボード。以前、左手デバイスとか自作してましたけど、そうそうほいほい作ってみようかみたいな発想にはなかなかならんとこ考えるとですね、この人、相当な凝り性にして行動派ですよね。ちょっと真似できない境地です。
左右分割キーボードが最近はやってるといっていますが、これ、手がホームポジションにしっかり対応してないと使いづらそう。というのは、自分の使っているモバイルキーボードが若干左右に分割されているやつで、手がホームポジションにないと溝を越えないといけなくなるので、すこぶる使いにくい。とはいえ、春乃の手を出そうとしているジャンルは、それこそ配列から独自とかありそうだから、より以上のカスタマイズができる。自分のような悩みはそもそも不要なのかもしれませんね。
このキーボードづくり云々は、原稿途中の現実逃避という面がありそう。年末年始を目前にして、忙しいはずなのに「気分転換」している。でも、そこに届いたファンレターが春乃にやる気を起こさせて、ああ、誰かが見てくれている、楽しみにしてくれているというのは、こんなにも心を強くさせてくれるものなのですね。
『ばっどがーる』
すばらしい展開だな! るーに持ち込まれた無理難題。合わせをするコスプレ要員に大穴があいてしまった。よければ友人を誘ってください。といわれても、るーには友達がいない!
わかる。わかるわ。自分もバンドをやりたくても、メンバーが他にひとりもいない状況です。るーの気持ちはよくわかる。
必要なのは、3人。つては6人。でも、まりあ、水花、清はゆえあって除外。となると、亜鳥、優、そして涼をなんとあっても確保しなければならない。最難関は涼。というわけで、誰から順で依頼するか。策を弄して、なかば無理矢理、いや、完全に無理矢理にコスプレさせるというんですね。
しかしまあ涼風さんのかわいらしいこと! めちゃくちゃ世界を救いまくっているわけですが、最初はキツかった目も優、るーのアドバイスのおかげで、なんとか及第点? からのすっかり慣れて笑顔振り撒く、ちょっと無理してるけど涼の魅力よ。
その魅力は、たまたまイベントにきていたクラスメイトにも届いて、よかった! 誤解されやすい涼風さんの誤解は解けました! 解けたのか? 怖いという誤解は解けても、コスプレ好きという新たな誤解が発生した気もしないではないのですが、この写真、まさしくレアもの。今後も大切になさってください。
『ごきげんよう、一局いかが?』
冴の欲しいものがなにか、聞き取りしている千星。ホワイトデーのお返しを考えているというのですが、うかつなことをいうと、どんなことでも実現しかねない状況に、せめてがんばらないでとしかいえない冴さんです。
しかし、千星はなにを返そうというのでしょう。帰宅の車内でいろいろ考えを巡らせるのですが、危ない! 執行さんのおかげで穏当なところに落ち着きました! かくして準備に余念のない千星なのですが、その日々忙しそうにしている様が、冴を不安にさせる。千星はなにを用意しているのか。ものすごいものが出てくるのではないか。まさかのフラッシュモブ!? おおげさなことはしないでくださいましよ? と思うも、あの乃々花さまも大丈夫とはいえないのが千星さまです。
そして迎える当日。まずはお返し配りまくる冴さん。ああ、お喜びになっているお嬢様がた! ああ、なんて冴さんは罪つくりな方なのでありましょう! これはもう一生の宝になることうけあいですね。
その後、本日のメインイベント、千星のお返しが披露されることとなるのですが、ああ、これは嬉しい一品です! 千星から冴への手作りお弁当! かわいいキャラ弁。冴が好きといった唐揚げがおかずに入っていて、食べればおいしい! ああ、さすがの千星さまですよ。
まさしく心尽くしといえるお弁当に、喜びあふれる冴がまぶしい。冴のお礼にまた嬉しさ隠せない千星の愛らしさも加わって、ああ、なんて素敵なホワイトデーなのでしょうね。これは乃々花さまならずとも、必見というほかないイベントでありました。
- 『まんがタイムきららキャラット』第22巻第1号(2026年1月号)
『まんがタイムきららキャラット』2026年1月号、
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