2025年11月23日日曜日

『まんがタイムきららフォワード』2026年1月号

 『まんがタイムきららフォワード』2026年1月号、一昨日の続きです。

『球詠』

これまた、先の読めない試合展開です。データ重視の強豪校、椿峰を相手に戦うことになるのですが、いろいろ戸惑うこと? あるいは新鮮なものが見られて、ちょっと新越谷内部にも動揺が!? というのも、相当なお嬢様学校。挨拶がごきげんよう。自然と同じく応じる白菊はまあわかるとして、瑞帆も当たり前にごきげんよう!? 意外やお嬢様育ちだったのですね。

マウンドに立つ相手方投手と捕手の雰囲気に当てられる珠姫と詩織もおもしろい。まさかのここにヨミのこと意識するふたりが火花散らして、いや、対立したりとかはないんですけど、スタメン捕手の立場を詩織に奪われて、負けじと闘志燃やす珠姫がかわいい。ちょっとした嫉妬もあり、独占欲もあり、ええ、ヨミちゃん、罪な人であります。

椿峰、先発のピッチャーの投球に初回を抑えられてしまう新越谷。希は出塁するも、あとが続かず、いい投手がいる、さらには相性で起用されているバッテリーに内野陣、あるいは外野とかも? 思わぬ好守備見せられて、なかなに手強いと読者にも実感させるところ、さすがであります。

対し新越谷の守備はというと、ヨミの投球、これまでの配球のデータをもとに対策をとってきた椿峰相手に、いきなり詩織を投入するという策が当たった? 予想外の落ちる球を意識させられ、凡打が続いて、両チームともになかなかにしぶい出だし。

相手のことがわかってくる中盤から状況がどう動くか、そこに見せ場山場のきそうと予感させる、そんな描写に引き込まれるのです。

『魔法使いロゼの佐渡ライフ』

穂夏はまだ仕事を決められずにいるのですか。紹介された居酒屋、たこぼうしの仕事。きっと陽キャがいっぱいいるんだ、自分には無理だと、すっかり渋っちゃって、そんな穂夏の気持ちをふるいたたせるロゼの笑顔よ。ああ、罪な女かもしれないけれど、自分には聖女のようにしか見えませんことですよ。

さて、穂夏の面接。すっかりあがってしまって、それはもう震えるほどなのですが、思わぬ腹の虫が状況を変えるのですね。お腹がすいている? ちょっと待ってなさいと、焼きサザエカレーを出してくれた居酒屋店主。サザエが苦手という穂夏だけど、食べてみれば確かにおいしい。ロゼの食レポも絶賛の嵐。よほどのおいしさなんですね。

サザエカレーのおいしさに気持ちもほぐれた穂夏。その後の受け答えも問題なくクリア。見事採用を得られて、よかった! 穂夏のかもしだすいい人感、紹介人紗菜への信頼も手伝って、この採用はなったのですね。とはいえ、フルタイムで雇う余裕はないからと、まずはパートタイムでの起用となったのでした。

これでめでたしめでたしと思ったら、紗菜とロゼの方で、ちょっといろいろあったのですね。穂夏が見せてくれた東京の写真。興味を示したロゼを見て、紗菜、ちょっと不安になっちゃった? もし東京を見てそこがいいと思ったら、東京に住みたいと思う? おそるおそるの質問に、ロゼさん、満点の答! ああ、ロゼさん、罪な女ですか? いや、私にはやっぱり聖女のようにしか見えませんことよ!?

『あまねくシグナル』

街に出たあまねとシグ。そこで突然表情を硬ばらせるあまね。なにがあった? と思ったら、知りあいに遭遇? それも会いたくない相手?

その相手というのがスピカ、雑誌の表紙を飾っていたモデルさんだというのですが、あまねのお姉ちゃんを自称するスピカ。あれあれ、本当にお姉さんなのですか!?

なるほど、いとこなんですね。本名はすずり。あまねのこと面倒見てたりしてた過去があって、とりあえず言動からあまねのこと大好きなのがまるわかり。というか、むしろ固執といってもいいほどの愛着ぶりを見せて、あまねと同居しているというシグにヤバい雰囲気垂れ流す。いやもう、なかなかに危険そうなお姉さんなんですね。

そんなスピカがいうんです。シグの親御さんはどこに? どこかの星にいると思う。ということは宇宙人? 思わず核心突かれて、けれどシグはありのままに答えて、どうなるのかな? と思ったら、ああ、冗談として流してくれたんですね。

まずは一安心。あまねがなぜここまでスピカのこと拒絶するのかはわからんままではあるのですが、いずれはその理由も明らかになったりするのかもですね。とか思っとったら、予想外の展開が!? シグにスピカが質問したこと、その後の受け答えも含めて、この喫茶店の店員、シグと同郷というその人の差し金だったというんですか!

ということはスピカも宇宙人遭遇の当事者? なにを知ってて、なんのために動こうというのか、そうした背景、いろいろ気になる終わり方。ほんと、一安心とかいっている場合ではなかったかもしれませんよ?

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