2025年11月11日火曜日

『まんがタイムきらら』2025年12月号

 『まんがタイムきらら』2025年12月号、昨日の続きです。

『ウイニングアンサー!』

清海学園と交流を持つことになった最阿久高校クイズ研。しかし千代は清海学園と因縁があるようで、というのでちょいと千代の過去の話。自分の親が理事長をつとめる清海学園に入学するつもりが、人助けが原因で受験できず当然不合格。しかし親が勝手に千代を入学させていて……。自分の入学の影に落とされた誰かがいる。この現実の前に、おめおめと入学を受け入れることなどできず、家出同然の状態で最阿久高校に入学することになったというのですね。

というわけで、清海の敷居をまたぐことはできない千代を残し、亜衣と香奈のふたりが清海学園に向かうことになりました。しかし清海学園クイズ研もまた個性的というかアクが強いというか。厳しく振る舞う部長のお叱りを喜んで受ける部員たち! 愛が! 愛がゆがんどる!

亜衣と香奈を迎えて一緒にクイズをすことになりました。形式はボードクイズ。ホワイトボード、フリップに答を書くタイプのクイズですね。ここで活躍するのが亜衣。漢字がわからずとも大丈夫。とにかく平仮名でも答えられるだけ答えていって、見事上位に食い込んでいく。対し香奈は、とんでもない答を連発して、さすが香奈さんだ! ってなもんなのですが、先日、ペーパー満点なんて奇跡を叩き出してるがために作戦と思われてしまう。いやいや、考えすぎですってば、といいたいけど、香奈の本質を知らないとこう思っちゃうのもしかたなしですよね。

40問を経過して、部長西納は満点でトップ。副部長蘭堂が32点で、続いて30点の亜衣。ここにぎりぎりのデッドヒートが発生し、どちらも負けられないと意気込む戦い。しかし最後の最後に覚え間違いで1点落とし負けてしまった亜衣の悔い。いつかリベンジを誓う彼女のクイズに向ける情熱、それが見事にあふれた好エピソードでした。

『初凪ヒメリウム』

やっぱり学校では誰とも交流できないでいる陽姫。常和から声をかけられるも返事することができず、今日もまたひとりで過ごしたその日の放課後。胡桃店長とともに、パルダリウムに取り組むのでありました。

パルダリウム、まったく知らない概念でした! 水のないアクアリウム!? 水槽の中、石や植物を配置して、湿地帯の情景を作成するというのですが、なんと、そういうのもあるのですね。アクアリウム、テラリウム、ビバリウム、そしてパルダリウム。様々に広がる○○リウムの世界。なるほど、これは入り口も広く魅力的であります。

店長からいろいろアドバイスをもらい、パルダリウムづくりに精を出す陽姫です。予習はばっちり! あとは実践だけ? はじめてづくしの作業だけど、ピンセットでソイルに植物を植えていく工程など、陽姫には相性がいいみたいで、楽しみながらつくりあげた陽姫独自の世界。それが実にいいできで、ああ、よいですね。陽姫の才能、開花しそうじゃないですか!

と思ったら、いつの間にかそばにいた常和がですね、がっちり陽姫をロックオン! ゆっくりお話しできますね、と迫る常和の真意やいかに!? でも、ここにこそ陽姫の新たな世界の広がる可能性があるように思えるんですね。だからがんばるのですよ、陽姫さん。そこにあなたの明るい未来があるんですよ。多分。

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