『まんがタイムきららMAX』2026年1月号、一昨日の続きです。
『SAN値直葬!闇バイト』
突然常識に目覚めたあかり。いやそんなわけあるまい。こよもあかりの変節に当惑するのですが、ああ、やっぱりあかりはあかりでした。闇バイトから手を引くだなんていったの、怪しいメールに書かれた遺産の相続がため。しかし、これ、詐欺ですよね? こよもそういってたしなめるんですけど、あかりの野郎、話を聞きやしない。
かくしてふたり、代理人に会うために東北に向かうことになったのでした。
しかし嫌な予感しかしないですよね。実際こよは悪夢を見て、って、この流れ、どう見ても詐欺のほうが余程マシなやつだ! ええ、ここにもまた古き者たちの存在が感じられて、このふたり、アメンパインの庇護から離れて無事でいられるのか? あかりはまたなにか、危機に見舞われそうですよね。
『プロジェクト・ユリフォーミング』
イオリちゃんが浮気です。本屋で出会ったマドンナとカフェデートでありますよ。実際は、ちょっとエッチな百合漫画、『とろ恋』を買おうとしたところ見られたのをなかったことにしてほしかった。でもいきなり土下座はどうかと思うよ? マドンナにとってこれは渡りに船、リリーのことを聞き出すチャンスと、喫茶店にてふたり話そうというのです。
いや、話してないよね? どころか、この浮気現場をイオリ母に目撃されて、母、店員に化けて介入! いや、めっちゃかわいいよね! お母様、素敵ですよ! ほんと、今回は暴走お母様だけでもう当たりといえる。すばらしい回でありました。
でもね、見どころはここから。母と母に同調するマドンナに言い聞かされて、幼なじみ百合こそ至高と思いはじめるイオリですよ。喫茶店からの帰り道、ルナと出会って、今ここに進展を見るのか!? と思うもそうはならないところ。ええ、実にイオリらしい顛末と思いました。
ところで、リリーを調べる任務についているマドンナ。百合趣味、ある意味かたよった情報を掴まされて大丈夫なんですかね? どうも大丈夫じゃなさそうですよね。これじゃ任務不達成ですよね。
『わたしにプールは狭すぎた!』
しおばあから課せられたハードルをクリアすべく、水怖を克服しようとがんばる小波です。ちびっ子向けライフジャケットを着せられて、文句いいながらも海に入る。でもね、気持ちだけは焦っても、そうそう結果には繋がらない。テストまであと3週間。いろいろ、いろいろ試してみて、成果を得られないままあと10日。もう駄目か!? もう駄目なのか!?
というところで、お友達の介入から水恐怖克服の道が見つかった!?
しずくが水が怖いという子供にいつもやってる克服法。一緒に水遊びして、水で楽しんで、そして恐怖心から解き放つ。小さな子供向けのやつだけど、それが小波にも通用する? わからんながらもとにかく試そう!
かくして明日は戦争と、しずくから届いた謎のメッセージ。もしかしたら、水鉄砲で対戦か!? いやもう、これが結果につながればどれほどいいだろう。ちょっと期待で、そしていかに楽しむのか、それもまた楽しみです。
『へるしーへありーすけありー』
ヨモギがピンチです。学校から使い魔がくる。宿題を回収しにくる。けどひとつ忘れてできてない! なんとかしないと。その宿題とは一行日記。その日あったことを記録する、すなわち日記なんですけど、ヨモギ、ほぼやってない。4ヶ月分ほどたまってる。このままじゃまずい、と捏造でいいからとにかくやっつけるというんです。
でも、一日一行ならだいたい120行。なんとかなるんでない? と思いきや、なにやってたかとかもう忘れてる。もういい加減に埋めたらいいじゃんといわれるも、進学を考えてるからと手を抜きたくないヨモギです。というか、だったら日頃から……、と今からゆうてもはじまりません。とにかく七草はじめ皆の協力を得て、やっつけようというのです。
今回は最終回。これがヨモギのこれまでをともに振り返る、そんな機会になりましたね。読者にしてもなんだか懐かしい。あんなことあった、こんなことあった、という思い出がヨモギフィルターを通ると大げさに、なんかものすごいことみたいになってしまう。
いや、風呂敷広げずありのまま書こうよ、もう時間ないんだからさ!
で、まさかこの日記埋めるだけの話で爆発落ちなの!? まったくの予想外の決着して、これ、ちゃんと宿題は間にあったのかな。あ、いや、みんな間にあったの? ならよかった、ではあるんですけど、いやいややっぱり日頃からですね……。というのも野暮な話。こうしてドタバタしてるのがこの子たちのらしさと、再確認してのラストでありました。
『性別不明の殺し屋さんがカワイすぎる。』
ユーリの性別が明かされてしまった! つくしなら知ってるだろうと、ぽろりと口にしてしまったキキョウさん。ものすごいこと謝るんですけど、ユーリ、思うところもあるみたいですね。
ここで語られるユーリが性別を隠してきた理由。うわ、めちゃくちゃ重いな! そうか、男の子が欲しいと願われて、男として育てられたけれど、男になりきれなかったがゆえに捨てられることとなったのか。そしてそのまま殺し屋の道に。
なんともいえずつらい過去が明らかとなったのですが、ユーリがつくしに性別を知られたくなかった理由、それがいつしかもうひとつ増えていて……、その理由というのがいよいよユーリの口から告げられるのですよ。
そうか、ユーリ、つくしのことが本当に大好きなんだな。その気持ちをつくしも受け入れてくれて、と思ったけど、つくしのいうユーリが好きというの、自分のそれとちょっと違うって思ってるのね、ユーリさん!
かくしてぐいぐいつくしに迫るユーリです。これまでにない積極性。これ、次回最終回ではどこまで踏み込めてるのかな!? いやもう、すごいことになってたりするのではないか。考えがぐるぐる巡っちゃいますよ。
- 『まんがタイムきららMAX』第23巻第1号(2026年1月号)
『まんがタイムきららMAX』2026年1月号、
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