2025年11月28日金曜日

『まんがタイムきららキャラット』2026年1月号

 『まんがタイムきららキャラット』2026年1月号、発売されました。表紙は『おちこぼれフルーツタルト』。クリスマスケーキを前に舌舐めずりするメイドスタイルのはゆとへも。狙うはケーキか、いやケーキの上のサンタクロース衣装を着たいの目当てでありましょうか!? いのだな……。少なくともへもはいの狙いだな……。ケーキの上のいの、このサイズはフィギュアかなんかを彷彿とさせますが、実際この格好でのフィギュアがあったらよさそうと、私も、きっとへもも思うのではないでしょうか。と考えてしまうくらいにちんまり愛らしいいのです。

今月は新規ゲストが4本です。

『ネコとかと和解せよ』

娯楽が存在しない全寮制最底辺校でのできごと。連日のバイトの疲れから、風呂で溺死してしまったヨシノの体を依代に、神を自称する落書きみたいな猫が降臨した。一般人には見えないはずの神だけど、淀川クレムフカには簡単にバレてしまって、これを娯楽として広めようとしはじめる。いわく、暇を持て余した人間の行動は宗教に帰結するからなんだとか。

この神、ヨシノのカロリーを消費することでチョコレートを生成するなど、それなりの奇跡を起こせるのですが、こうして身を削ってでも奇跡を起こし、信仰心を集めなければならない理由がヨシノにはあると知らされるのです。

信仰心を集めることで神の力が強くなる。それだけでなく、ヨシノの寿命も伸びるという。このままではヨシノに残された時間は二週間、まさに風前の灯! なので、なんとしてもヨシノは信仰を集めなければならない。なのにクレムフカともども矯正室に送り込まれたりと、前途多難。

結局は逃亡したふたりなんですけど、脱走を咎められたりはしないのか? いずれにしても、ヨシノ、なにかしらの策を講じないことには未来がありません!

『溺れるドラゴン!』

ドラゴンと人間とのハーフであるつぼみは、それを理由に小中といじめられてきて、だからこそ高校では自分の出自を隠したい。ツノや羽、しっぽをうまく隠して、でも過去のトラウマがためか人間づきあいはまるでダメ。話しかけてくれたクラスメイトにも、なにかと疑心暗鬼になってしまって、遠ざけて、このままじゃいじめられないまでもひとりぼっちのままですよ?

そう思ったら、クラスの子たちから距離を置かれている野薔薇と接近する機会がおとずれました。逃げ出した屋上で吐いた炎。気持ちが昂るとどうしても火が出てしまう。出さないと気持ち悪い、でも火を出すのは苦しくつらい。なんだろうなあ、せめてすっきりするのならよかったのになあ。

で、この火を吹いているところを野薔薇に見られてしまったのですね。

なんとかごまかそうとするつぼみです。大道芸? といわれて、そうだと答えるのはいいとして、その場でジャグリングできるのは実際才能あるのでは!? 悪いことにツノまで見られて、でも野薔薇はあまり気にしていない。むしろかわいいといってくれて、つぼみが吐く炎も肯定的にとらえてくれて、つぼみ、こんなことはじめてなんじゃないのかい!?

野薔薇に受け入れられてつぼみも一安心かと思ったら、野薔薇から交換条件を出されて、なんとつきあってほしいって! 友達から一足飛びに恋愛関係に!? もうこれは、つぼみ、気持ちが昂りっぱなしになりそうですね。これからどうなるのか。せめて火を吐くのが上手になるといいですね。

『もー!もー!!もー!!!』

食べてすぐ寝ると牛になるなんていいますが、実際そのとおり牛になってしまったゆい。家族のいたずらかと思えどさにあらず、実際に頭から生えた角、尻からは尻尾、これらがゆいに現実を突きつけてくるというのですから大変です。

しかたないから牛の姿のまま登校。友人からも不審に思われて、でも牛になってしまったんだからしょうがない。開き直ったら、友人たちもおもしろがって、牛パーカー着せられたり、さらには牛柄ビキニ。って、なんでそんなもんすぐに出てくるのか!? 謎ながら、このコスプレが先生にも好評。すっかりクラスの人気者になってしまったというのでした。

でも、この牛への変身、いつまでも持続するのでしょうか。このまま慣れるか、それとも元に戻る方法を探すか。ゆいの未来はどちらなのでしょうね。

『私の頭がドリルになっても』

交通事故で意識を失ったまま眠り続ける友人を救うべく、医師への道を志した藪井優莉。って、名前が不穏だな。実際藪であるらしく、友人にして主人公のモナを眠らせて手術を開始。開頭手術に踏み切ったものの、うっかりなくした頭蓋骨の蓋のかわりに、手近にあったドリルを嵌め込まれてしまったモナ!

目覚めてすぐに放り込まれるシュールな状況に、モナの精神は大丈夫なのか? ユーリが自分のためにやってくれたことはわかってる。そう思って受け入れるも、ユーリからはドリルの使い方を指南させられることとなって、しかもこれが頭の回転に直結する!? ドリルを回さないことには、モナの知能は低いまま。しかし練習もなしにドリルを回せば、乗り物酔い必至!

モナはどうしても頭上のドリルに向きあわねばならないというのです。

でも脱走。逃げて逃げて、でもユーリの抱擁に落ち着きを取り戻して、そしてドリルの特訓を乗り越えたモナ。ユーリとの関係はあれからも続いて、まさに蜜月? より深まっている模様で、めでたしめでたしであります。

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