2025年11月22日土曜日

『まんがタイムきららMAX』2026年1月号

 『まんがタイムきららMAX』2026年1月号、昨日の続きです。

『セーラー服と関西弁』

めるるの発案で海にいくことになりました。友達も誘ってオッケーといわれて、いつもの3人プラスめるるで海に向かいます。

手段は車。で、これが最後に車でよかったってことになるというの、なるほど、ロングスローのネタふりってやつですね! 運転手は当然めるる。現地到着して即脱衣で水着にトランスフォームするめるるにまつり。相当に浮かれているというんですよ。

しかし、めるるの隣に並ぶと、まつり、ちっこいなあ! 突然めるるにスカウトされる楼蘭。泳げない薫の突発水泳特訓など、定番ともいえる展開をしっかりこなすところ。実に丁寧なネタの回収。求められる、期待されるものにはきちんと応えていこうという姿勢に感動でした。

そして当然のように、替えの下着も忘れます! かくして、車でよかったネタが回収されてめでたしめでたし。ところで、この海ってやっぱり須磨とかそのあたりなんですかね?

『神絵師のおしごと』

ツバキ不在で弱っているもみじ。いきなりカオスな導入ですが、そこにやってきた黒烏丸。もみじのために、ツバキからの頼まれものを届けにきた。ツバキ成分の含まれる(?)塩むすび。一口食べれば血中ツバキさん濃度が高まり、弱ったもみじが見る見る回復。って、ほんとなんかヤバい娘さんですな、もみじさん。

さて、おにぎりからはじまる神社の名物。いかに収入を得ようかという話なんですが、皆で相談するその内容がまあひどい。イラストつきお守りとかイラスト集、キーホルダー、ポスターあたりはいいんですよ。でも、ありもしない神徳をアピールしようとしたり、よその野菜の産地を偽装しようとしたり、さらには神糞堆肥なるヤバそうな物品まで登場! ほんと、自由な発想。その柔軟さには感心するけど、方向性がちいっとよろしくありません。

さすがの状況に温厚なツバキさまも御冠。ということで、穏当に畑を作って作物を振る舞うことになりました。即効的な対処にはならないけれど、じわじわ長い時間かけて育てていくというのは、よいことかもしれませんね。

『ななどなどなど』

修学旅行回! 行き先はハワイ! で、いきなりのおことわりがものすごい。ハワイ経験がないため、すべて想像で描きました! しかもあえての下調べなし。勘で描きました。ということで、相当あやふやなハワイ描写に小町ちゃんがツッコミいれまくるという、なんともカオスなエピソードがしあがってしまいましたよ! というか、なんでそんな無謀なことを!

でも、昔の漫画とかわりとそんな感じだったと思うのよ。だから、気にしない、気にしない。にしても、想像ハワイであることをこれでもかと押し出す開き直りっぷりがおかしい。空港でのレイでのおでむかえなんて定番描写はスルーしつつも、そこらじゅうにうろつくフラガールなんていうカオス描写は欠かさない。なんともいえないシュールさがただよい続けているんです。

でも、今回の本題ともいえるのは、萌とるるの関係の変化がこれでもかと明示されたりね、それからクラスの子たちと小町ちゃんの関係ですよ。髪のふきかたらわからないという小町を皆でお世話して、そして小町が持たされたケアグッズに同室の子らが沸く! でもね、これね、小町のスペシャルグッズ目当てでちやほやとかじゃなく、体育祭で、文化祭で小町が見せてきたがんばりが評価されてるってことなんだってちゃんと描かれてるところ。なんだかほろりときますよね。ええ、よかった、小町ちゃん。君はもうひとりじゃないんだ! 誰からも愛される素敵な女の子なんですよ!

その小町ちゃんが見せたフラ衣装。いつもの友達とは離れていても、気持ちは近しくあるんですよって実感するところなんかも素敵で、ええ、小町ちゃん、成長なさいました。ええいああ、感動であります。

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