『まんがタイムきららフォワード』2026年1月号、一昨日の続きです。
『花唄メモワール』
幕間、ということでアイリスにまつわる小さなエピソードが披露されました。幼ないころのアイリスを知る竹子の回想。慣れない環境で人見知りを発揮していたアイリスに、頬ずりでもって少しずつ打ち解けていった竹子。けれど後に愛する母を失うアイリス。ふさぎ込む彼女にかける言葉も見つからないまま一旦別れた竹子だけど、花山で会ったアイリスは満面の笑顔を見せて、ああそこにあったのは梅の存在。すっかり明るくなったアイリスに安堵しているのですね。
その思いは、愛する娘を残し去らざるをえなかった母、マダム・ロベールに向けて言葉を投げかける竹子の姿にも見えて、母も空の遠くで元気な娘を見て安心しているのでしょうか。そうであればいいと、心残り、心配の陰りもすっかり消え失せて、しあわせな母の思いの満ちることを望まずにはおられない、そんなエピソードでありました。
『しゅがー・みーつ・がーる!』
修学旅行の班決め。甘那の班に合流してきた美都という波乱に動揺の隠せないリコと渚です。あまりに接点のないこの御方が加わった! なにごと!? といった具合ですが、美都と屈託なく話をする甘那にまたびっくり! ここは甘那さんにおまかせしておけば大丈夫、自分たちは空気になります。なんて消極的なこと思ってたら、まさかの甘那さん中座!
残された渚は困惑しながらも、なんとか美都と交流せんとがんばって、でもそこでね、甘那はすごくいい人だから、美都にとってもいい旅行になると思う。はっきり言い切ってくれまして、これには美都もにっこり! ですよね。最愛の人が褒められて嬉しくないわけがありませんよね。
ここからのリコの暴走。中学時分の甘那の逸話を披露しちゃったりするんですが、美都はその話に興味津々。甘那を軸に打ち解ける3人。ええ、これはきっと楽しい修学旅行になりますよ!
行程を決める段で、リコ渚は美都が甘那の秘密、甘味好きを知らないだろうと思っている。スイーツのお店には寄れないなあと思ってたところに美都から助け船。おおいに盛り上がる3人。ああ、本当に甘那のために存在するといっていい3人! ええ、これは絶対に楽しい旅行になりますよ。
そして、帰りの車内にて、さらに踏み出すんだと決意を固める美都であります。甘那への一心。この旅行にて成就いたしますでしょうか!
- 『まんがタイムきららフォワード』第20巻第1号(2026年1月号)
『まんがタイムきららフォワード』2026年1月号、
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