『まんがタイムきららキャラット』2025年2月号、先日の続きです。
『ずんだもんTV!』
まさかの展開! いえね、ずんだもんはじめてのおつかい、てっきり失敗すると思うじゃないですか。歩き出して、即あらぬ方向へそれていくとか、さらには目的地のスーパーまでの道案内を、たまたま出会った猫ちゃんに頼むとか、普通に考えたら失敗するとしか思えない。
その上、露営している四国めたんに遭遇。それぞれ誤解したままの会話から、教えてもらった道筋はスーパーならぬペット用品店。ここからまだ修正できる可能性などあるのかと思ったら、手持ちの500円、目的の巨大ずんだもちではなく、限定お野菜ウェットフードに化けてしまって、ああ、もうだめだ! もう回復の目はなくなった!
と思うじゃありませんか! ところがここからのミラクル。いっときは猫のせいにしようとしたずんだもん。しかしこれは自分のせいと思い直して、そうした心掛けのよさもあったればこそか! その猫ちゃんと出会ったことがミラクルを引き起こす!
いやもう感動しました。これ、ずん子も一安心ですよね。でも思ったようなプロセスを辿らないずんだもんの足跡。これを見て、ずん子、正気でいられたのだろうか! ともあれ結構な撮れ高だったこの行程。公開したらば、どれだけの反響を得られるのでしょうね。
『このままモブじゃ終われない!』
本が完成、いよいよ即売会に打って出るピコです。搬入するのは50部。印刷も表紙の加工もがんばって、けれど中身はいろいろ残念? グロだとか絵はアレだとか、散々なこといわれちゃってます。とはいうものの、そよかぜがですよ、内容はいいっていってるんです。ってことは、ピコ原作で作画を誰かにまかせたら化けたりしない!?
というのは、今の状況では時期尚早。だって、今回の売れ行きに地元に帰るかどうかがかかってしまっている。だからなんとしても売らないといけない。目標販売数は1冊だ!
って、えらいハードル低いな。と思ったけど、ピコ、プライドがあるんでしょう。そよかぜが買ってくれるというのにお断りしてね、自分の力で売ってみせますよ! ところが売れない。中身を見てお返しされちゃう。あまりの厳しい状況に、売れる漫画とはどういうものか、悟りはじめて、さあ困った、冷静になったら負けだぞ?
からの値下げ攻勢、さらにはサキュバスとしての能力を全解放しての客引きまでして、さあこれでどうなのか! と思ったら、売れない! まったく売れてない!
ほんと、これどうなるのでしょう。まさか地元に帰るってことはないでしょう。となれば、なんとかしちゃう? できるのか? できるのだったら、その過程をこそ見てみたい! ええ、だって、ピコの正念場ですよ!?
- 『まんがタイムきららキャラット』第21巻第2号(2025年2月号)
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