『まんがタイムきらら』2025年2月号、昨日の続きです。
『スロウスタート』
クリスマス時期の悲しい話。たまてが全員のスケジュールを考慮してクリスマスの予定表作ったんですけど、なかなか皆の都合があわなくて、ちょっとずつリスケを余儀なくされていく。
と、それはまだ単なる序章。悲劇はここからだったんですよ。クリスマスケーキが待ち遠しくて、ケーキカタログを持ってきた冠。皆で、どれを選んだ、これを選んだと楽しくやってるところに現れた榎並先生。後ろからカタログを覗き込んで、なんだかほわほわしあわせ気分になっているんですね。
そんな先生が見初めたケーキですよ。冠のお家が頼んだケーキ。一目で陥落した榎並先生だけど、今から買うのはもう無理と悲しい現実を告げられて、容易には信じない! 栄依子の頬をぐにぐにして、けれどなにをしようとも、人気のケーキは9月には売り切れている事実を覆すことはかなわないわけです。
ここまで榎並先生が力落としたことってこれまでありましたっけ。それくらいにショック受けていて、本当、いつにない気落ちした様子。ああ、お気の毒なのです。
『ばくちぬぎ!』
ミクル、いやさ奇跡が女装がバレたと幻に告げました。なぜ? なに? どうして!? うろたえる幻ですが、奇跡の説明を聞き、バレた相手、黒屋美天を脅し、いや違った口止めのお願いをしようと兄を引き連れ街へと打って出るのです。
しかし本当に見つけることができるのか? と思ったら、さすがの奇跡いやさミクルですね。すぐさま発見。からの追跡がはじまるのですが、ふたりを阻む生徒会メンバーたち。女装オフした副会長に始まり、生徒会長も登場。しかしその過程で、生徒会3人が女装と判明!? 加えて、副会長にも兄にも致命打撃を与える幻の発言などなど。そのドタバタぶりは相当なもので、そこに美天の不運攻撃でしょう? 本当、尋常でない大騒ぎになりました。
そしてついに観念した美天です。ミクルの謝罪から、幻による説得。賭博部への勧誘が始まり、ついには七星ミクル秘密守護同盟なる謎の同盟を組むことに。
かくして美天は賭博部の一員となり、いやまだ体験入部なのですが、そしてミクルとお近づきに!? ああ、いずれはふたりよりいっそうに接近したりするのかしら! ええ、なんだかちょっと期待をさせる、そんな子であります。
『ほうかごバスケット』
バスケ部の顧問になるよう頼まれたつばさのクラス担任。あからさまに動揺して、頼み込むも拒否されてしまった。生徒会長、なにかしらのツテがあったわけではないのかい? いや、むしろ一緒に渡された写真にこそ秘密がある。写真の先生の手のかたち、指3本のポーズはピースサインというより3ポイントシュートのジェスチャー。なら、先生はバスケ経験者なのか?
こうした推測が実を結ぶのか? るりが思い出した、古い写真に写る女子ふたり。見た目こそは違うけれど、もしやどちらかが先生!? ここに秘密を探るべく動き出すつばさたちですよ。ええ、なにかしらの進展とともに、おかしなことになりそうな気がするんですよね。
今回は、こうしたストーリーと並行して、バスケの練習風景も描かれて、ああ、パスを繋げてゴールにまでボールを運ぶ! この動き。つばさとあかりは溌剌と、そしてけいとるりも、譲りあいすぎて失敗しつつも、しっかりゴールに結びつけて、ああこの上達!
いやもう、わくわくさせられますよね。伸びゆく姿、それはまぶしいものですよ。
- 『まんがタイムきらら』第23巻第2号(2025年2月号)
0 件のコメント:
コメントを投稿