『まんがタイムきらら』2025年2月号、一昨日の続きです。
『運命のヤマダダダダダダダダダダ』
あなたの運命の相手は山田だと占い師に告げられた渡鳥千鶴。入学式で出会った山田わかなという少女に運命を感じていたのだけど、なんと新たなクラスは山田が36人! 先生まで山田というとんでもない状況なのですが、それでもなお山田わかなに運命を感じている千鶴です。
今回はわかなと千鶴の接近イベントが発生。コンタクトレンズを落としてしまったわかなをかいがいしく手助けするなかで、想像以上に接近する千鶴。鼻先と鼻先が触れあうような距離。さらにわかなから運命の人といわれ、もうこれは間違いない! 明日にも告白すると息巻く千鶴の運命やいかに!?
なのですが、クラスの山田さんが割り込み告白して自爆してくれたおかげで、千鶴とわかなに運命の縁がないことが判明! おおお、あぶないところだった。しかもわかなの好みのタイプを知ることができて、それがまあ千鶴とはまるで違うっていうんです。ああ、それでわかなの好みに近づこうと努力する千鶴を見れば、実際本気で好きだったんだろうなあとわかってちょっと切ない。
さて、同じクラスの山田36人のうち、山田さんと山田さんが対象外であることが判明しました。残るは34人! ああ、このなかに運命の相手はいるのでしょうか。それともやっぱりわかなさんなのでしょうか?
『かみねぐしまい』
ほこちゃんを尾行して見守るだけでミッション達成した神様。なにもせず見てるだけでいけるのかと味をしめて、神様、歓迎されそうな相手、田端のもとへ向かいます。でもまったくの空振りでしたね。ぜんぜん歓迎されない。むしろ邪魔にされてる。でも社長のとこにいかれるよりもマシだから、自分の部屋におってください!
散々なのですが、得られるものがないならと田端の願いは無視をして、ツギノまえなの母のもとへ向かうのですね。
ふたりの母の願いは、姉かんなのこと。たとえ神様といえど、干渉できない相手。ゆえに神様、またもお母さんの願いをかなえることができず、と思ったら、社長のこと知らせてくれてありがとうと、田端から感謝をもらうことができたんですね。
ちょっとした気持ちの揺らぎ、その機微は神様にはまだわからぬようで、いつかわかる日もくるのかな? それはどうかわからないけれど、こうした人の思いに触れ、理解していくこと。それこそがこの小さな神様に課されたミッションだと思うのです。がんばって。
My Private D☆V
『ちみどろアイスクリーム』の北斗すいです。
D☆Vポイントは、「こんなお姉さんに抱かれたい!」。まつ毛ばしばしギザ歯キャラに弱いからはじまるD☆Vポイントの数々は、なかなかきらら誌では見かけないようなものばかりで、いいなあ! こういうの! まさに作者の好きがあふれている!
そしてイラストのお姉さんは、ぱっと見男性かと見紛うようなハンサムウーマン。作者いわく治安悪めのお姉さん。かっちりスーツに身を包んで、黒手袋にタバコ、耳にはピアスがいくつもあって、ああ、いいですね、マニッシュだからこそ際立つ女性性がある。フェミニンではない、だからといって男性的でもない、そんな境界線上にある女性の魅力。びしっと誌面に表されていましたよ。
- 『まんがタイムきらら』第23巻第2号(2025年2月号)
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