『まんがホーム』2025年2月号、発売されました。表紙は『孔明のヨメ。』。伝統衣装? でボクシングにいそしむ孔明、月英夫妻であります。これは拳闘の練習? あるいはボクササイズというやつなのでしょうか。おそらくは格闘技の方なのでしょうね。というのも、『彼女たちのツモる話』は柔道を、そして『ガチ恋カウント2.9』はプロレスを、ってそりゃいつもどおりか! その『ガチ恋カウント2.9』のコミックスが出るんですね。ということで格闘技テーマなのでしょうね。
『孔明のヨメ。』
荊州に落ちついた劉備たち。孔明も存分にその手腕をふるって、改革、改善されていく地方政治。税収も増え、インフラも整いと、こうして民のために働いているときこそが、もっとも孔明が輝いている。なんて日々が続くかと思っていたらですよ、劉備から孔明、月英ともに呼び出しを受けるのです。
ただごとではない雰囲気。しかし実際は思ったような大事ではありませんでした! という展開を期待していたら、なんとまあ、ただごとではありませんでした! 荊州を治める劉琦が若くして病没。その遺言を受け、荊州を引き受けることになった劉備。ああ、ここに劉備はひとつ歩を進めることとなったのですね。
けれどこれが今後の禍根になる。孫権側の思惑。そして劉備側の意図もあり、これがぶつかりあうことになる。今後の動き、そこには曹操のほどこした策がある。ここにきて、やはり抜け目なく立ち回る曹操の存在感でありますね。
『へなちょこお嬢さん世話焼きオネェさん』
ひとり暮らしをするうず。家族との関係はいかなるものなのか、というのが垣間見えた今回。うずちゃんに父から着信。あまりの大声に圧倒されるうずですが、その内容は娘を心配するもの。やっぱりお父さんと一緒に暮らそう。その申し出に即答で断るのがうずなのですが、このやりとりでですね、お隣さん、スミレのことがオネェさんなのにお姉さんと勘違いされちゃって、これ今後もしかしたらなにかしらの展開あるのかしらん。
さて、そのうずちゃんを助けてくれるスミレさんですが、この人もちょっとしたおっちょこちょい? 都会に暮らす今もまだ田舎暮らし気分が抜けてないようで、玄関の鍵、しめ忘れた! と大急ぎ。これじゃ田舎者と思われちゃう! ちょっと心配するポイントが違うんですけどね、それでも急いで帰ったらそこには鍵を探すうずちゃんが。そこで手を貸すのがスミレなのですね。
この鍵の顛末。探してる最中の勘違いも面白く、あの誤解されてスミレに警戒されたマスクマン、終始温厚な笑顔で好印象だな! で、赤面スミレさん、かわいいな。でもって、鍵! なんでそんなとこに! っていうの。ほんと、こういうところがうずちゃんなんでしょう。ちょっとこまった子。でもそんなところがほっとけなくてかわいい子です。
『スナックあけみでしかられて』
正月休みも今日で終わり。正月休みも今日で終わり! はじまったときは、あんなに長い休みだっていわれてたのに、終わってみればさながら一瞬! ほんとに、ほんとに休んだの!? あけみさんはのんびりダラダラ、リフレッシュできたらしいですが、自分はそんな気まるでしないよ!? でも働きたくない、エンジンなかなかかからないってところ、おおいに共感するところです。
連休最終日の朝食に、パンケーキを食べたいというあけみ。牛乳が切れていてパンケーキからお好み焼きになっちゃうっていうのね、ああ、見た目だけは譲らなかったのだな、そう思ったんだけど、やっぱりパンケーキへの未練があるというの、なんかじわじわ面白かったです。
自宅用の買い物に出かけたあけみ。途中ジンに出会い、いろいろお話ししながらの買い物。自宅用なのに店のだと見栄をはっちゃうあけみさん! でも買いすぎて、店にもまわすことになる。嘘から出たまこと。けれどどうにも本調子が出ないあけみさん。鍋でごまかすっていうのですが、けどこうしたノリ、このお店のらしさになってると思うんですね。常連さんも喜んでいて、なによりのお正月でした。
- 『まんがホーム』第39巻第2号(2025年2月号)
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