2025年1月31日金曜日

『まんがホーム』2025年3月号

 『まんがホーム』2025年3月号、発売されました。表紙は『孔明のヨメ。』。バレンタインデーの表紙ですね。プレゼントの包みを持って頬染める奥方、月英。その背中ごしに熱い視線を送る、真っ赤なバラの花束を持つ孔明。この夫妻の愛が前面に押し出された、いつになく熱い表紙であります。この他には『独りじゃない一人暮らし』、『サレ妻お江戸リコカツ録』のカットもございます。チョコレートづくりに、手でつくる大きなハート。やっぱりバレンタインですね。

今月は新連載? が1本です。

『スター・それから・モンスター!』

鬼でありながら人の世では歌で人を魅了する大スターを母に持つ旭。母が行方をくらまして5年、ついに旭のデビューが決まったというのです。母と同じく歌手に!? と思ったら、オカルトハンターなる謎の肩書。ええと、あれかな? クイズ番組のミステリーハンターみたいなやつ? 突然のことにとまどいながらも、弱味を突かれてオカルトハンターとしての活動に踏み切った旭。これからオカルトハンター、旭の活躍がはじまります!

とはいうけれど、オカルトハンターってなんなの? オカルト番組のメインナビゲーターというのが表向きの仕事。しかしてその実態は、日本各地の妖がらみのトラブルを、見つけては解決、悪い奴はしばいて調伏してまわる役割だというのですね。

人に迷惑はかけられぬと、オカルトハンターに就任した旭。人のままではどんくさお嬢さん。けれどいざ角を生やせば、その能力は母ゆずりのものに? でもその制御ができない。というので幼なじみの香月禅夜もアシスタントして駆り出されての初仕事。どうにもぱっとしない旭なれども、禅夜の危機となればがらりと変わる。禅夜の身に危険が及んだと察知して駆け出す旭の頭には一本の角!

ああ、これからはじまる旭の活躍。この事態をいかに静めるのか。やはりしばくのか!? その奮闘が待たれます。

『孔明のヨメ。』

劉琦が没し、その跡目を継ぎ荊州を治めることになった劉備。といいたいけれど、朝廷に奏上するも返答はかんばしくなく、荊州牧就任については保留とされてしまいましたとさ。

これ、いうまでもなく曹操の策。となれば当然同じように、周瑜、孫権にもその手は回っていて、それぞれを分断するため、情報を制限しつつデマの流布まで行なっていった。孫権と周瑜の離反を匂わし、そして孫権と劉備のあいだに利害の対立を生じさせる。

さあ、この状況にどう応えるのか。三者に次々呼び出され翻弄される魯粛の苦労。最後に訪れた劉備のもとで、孔明がある提案をするというのですね。

荊州の扱い、それをまずは一旦安定させ、それから後に荊州を借りたことへの謝礼として、さらに提案をする。それを聞いてときめく魯粛! って、いったいどんな案が!? と興味を持たせて次回に続く。曹操への嫌がらせにもなるという、この策やいかなる結果を生じせしめるのか。

本当、この策、成功してくれること祈りつつ、先を楽しみにせざるをえないやつです。

『ガチ恋カウント2.9』

めちゃくちゃおもしろいなあ。ベルトとリコを賭けての勝負をメイデンに持ち掛けたリズム。当然大沸きに沸く会場。なのですが、同時にざわめきも広がって、というのも、リコって誰?

そりゃそうです。女子プロファンにしてもリコなんて選手は聞いたこともない。だって、まだデビューも果たしていない、それどころかプロテストにも合格していないルーキーでさえない練習生。期待の新人、才能の片鱗を感じさせるものでもあればまた別だけど、振り落とされないよう必死にしがみついているような状態で、なのに期待値ばかりあがってしまっている!

リコに注がれる期待や興味がふくらむほどに、のしかかるプレッシャー。はたしてリコはこの苦境に見事立ち向かい乗り越えることができるのか!?

わりとシリアスな話になるのかな、と思ったら、まさか後半が大浴場。メイデン様と混浴となれば罪に問われるかもしれない! って、待って? なにをする気なの、リコさん!? でもって、入浴後に脱衣場でメイデンいやさ芽生子と遭遇。裸のリコにドギマギする芽生子の気持ちも知らず、ぐいぐいいっちゃうリコの罪深さ。さらにはホテルの部屋まで送って、そして凛々しいお顔で、お部屋、入ってもいいですか!

ああ、なにかが起こる!? なにが起こっちゃうのーっ!

とおおいに期待させるだけ期待させて、ラストに今後の危うい展開を想起させるような振りを入れてくる。あああ、この人が、黄泉渕嵐が、メイデンの過去に跡を残した選手、タッグパートナーだったの!?

いやほんと、シリアスに向かいそうなラスト。でも当の芽生子はリコにときめいちゃってて、さあどうなる、ほんとどうなる? いや、実際ここからどんな展開辿るの? なんともわからぬこの先に、どうにも心やひかれます。

2025年1月30日木曜日

『まんがタイムきららキャラット』2025年3月号

 『まんがタイムきららキャラット』2025年3月号、一昨日の続きです。

『このままモブじゃ終われない!』

せっかく作った同人誌がまるで売れなくて沈んでいるピコです。約束の期限までに売れないと、故郷に戻らないといけない。通販、電子販売、宣伝もちゃんとして、それでも売れない。ああ、もう地元に帰るしかないのか?

という、この状況におののくのはコモナも同じです。ピコと一緒の暮らしを失いたくない。もうすっかり取り乱しているのですが、そうした姿は決してピコたちの前では見せない。そんなコモナの葛藤もあり、そしてまた、ピコを連れ去ろうとする女、さんごの再三の介入に立腹。ああ、さんごはピコとコモナの関係に嫉妬して、邪魔したくってしかたなかったんですね。この関係、学生時分から今の今までずっと続いてるってわけなのか。

ピコを引き止めるためにはどんな手段も厭わない。そう思っていたコモナが、ピコのためを思い、見守ることに決めた。そしてついに売れた一冊! ああ、やりきりましたね! 自分の実力で自分の将来への道を守りきりました。ほんとこの瞬間、すばらしかった。

いや、たとえあんなびっくりがっかり落ちだったとしても、ピコ、よくやりましたよ。立派です。

『魔法少女は羞恥心で強くなる』

真侑のことを知ろうとするゆず。興味があるの? 恋の予感? いや、ただの敵状視察。姉が真侑の友人と知って、なんとか情報を得ようと画策。思いきって話しかけてみれば、姉、それだけで感動しちゃって、残念ながらゆずの望む答は得られなかったんですけどね、それでも上機嫌な姉がクリスマスパーティーやるっていって、真侑のことも呼んだものだから、おお、すべてはゆずの思いどおりに動いてる? ってな感じなのですね。

クリスマスパーティーに参加したゆず。じわじわと真侑にプレッシャー与えていくのですけど、これはまずいとチラ太郎が零先輩に連絡。ここに零が加わって、今度はゆずが劣勢。からの、じわじわ増していくカオス度。ほんと、零には羞恥心が失われてしまっている! あのチャイナサンタ服、下着なしで着ちゃってるの!? 軽くゆずにダメージ! と思ったら、違うな、ヘンタイ認定されとるがな。ただ零のパブリックイメージに傷がついただけでした!

別れぎわに、真侑がゆずに自分が当てたプレゼント、ぬいぐるみをあげるでしょう? こうしたいろいろが真侑とゆずの距離を近づけていくのかな? 真侑たちのこと、悪人と信じこまされているゆずだけど、こうした交流をへていつかわかりあえる日もくるのかな。そんな希望も見えたエピソード。ええ、ゆずと真侑、仲よくなれたらいいなあ。

『ごきげんよう、一局いかが?』

麻雀に興じるお嬢さまたちのクリスマス会。さあ、次の対局で冴と卓を囲むプレイヤーが決まります! と思わせて、時間がないからジャンケンで決めますっていうの、なんだこのぐだぐだ感! でも、このゆるさがいいなあって思うんですよね。

今回は純礼がメインの回でしたね。負けて悔しい花いちもんめ。負けず嫌いの純礼は、勝てない勝負でストレス溜めて、母にあしらわれては恨んでつらんでささくれて、でもそうした勝負の苦さを知ってる純礼が、友達の花新發いのり、中峰翠子、そして冴と同じ卓を囲んで、国士無双で蹂躙! いのりを飛ばして見事に優勝するのですが、この勝ちが友達の気分を害するのではないか、無用なストレスなど与えてしまうのではないか。

心配と不安に気持ち曇らせていたのに、当のいのりはびっくりしたと大笑い、優勝を逃がした冴もすごい、かっこいいと大絶賛。ふたりの様子にほっと安心して見せた笑顔が、ああ、なんてすばらしいのでしょう。

ええ、ほんと、今回は純礼の輝くエピソード。勝負ごとならば勝ちをめざすのは当然なれど、勝ちにこだわるあまり楽しむ気持ちを失ってしまうのはあまりにもったいない。そうしたゲームの、遊びのありようについて考えさせられるようにも思いました。

しかし、喜ぶ純礼。とてもよいです。ああ、もっと純礼、しあわせになるとよいのです。

2025年1月29日水曜日

『まんがタイムオリジナル』2025年3月号

 『まんがタイムオリジナル』2025年3月号、一昨日の続きです。

『うちこもり妻はコスプレ配信者』

同人誌のイベントでコスプレROMを頒布したいぶき。完売するんだ、人気だな! ぎりぎりまで修羅場が続き、くじけそうになっていたのに、こうしてファンの存在を感じれば一気に回復。もはや次のイベントに思いを馳せるというのですね。

そこからの妻の同人活動。便利買い出しバックが嬉しい妻! 自然の中での撮影! ここまではよかったけど、同人仲間が骨折。ピンチヒッターとして夫、しゅんが駆り出されることになり、ということはコスプレ!? いや、それは今回は断念。今回は! この夫参戦で沸くファンがいるのもおもしろい。

同人活動に馴染みのない夫が垣間見る同人の世界。妻と夫の認識の差や、驚かされる夫、こりずに今回も修羅場に突入する妻などなど、見ているだけでも面白かった。しかし妻の人、この修羅場をも配信のネタにするバイタリティ。見上げたものがありました。だって、くたびれてボロボロの姿も見せちゃうんだよ!?

今回は準備編。次回がイベント当日ですね。ええ、夫の参戦する即売会、その感想や驚きやらに興味は高まる一方。思いっきりカルチャーショックを楽しんでいただきたいですね。

『アイドルはお忍びCHU♡』

うわー、終わってしまうのか。あああ、一花と芙蓉、好きだった……。

今回はこのふたりの新たな門出、CD発売までの様子が描かれました。まずはジャケット写真の撮影にはじまり、そしてレコーディング。慣れぬことの連続に芙蓉が疲れはててしまいましてね、一旦お休みをはさんだりと、いろいろあって富山へと帰ったのでありました。

そのたびたびの芙蓉がいいんですよね。メイクをしてると顔を変える術が使えないと判明したり、そして帰ってからは元気に走りまわって飛びまわってと、この元気があるからこそ、芙蓉の不調に心配する一花の図も際だったように思ったのですね。

そしてついにCD発売です。売上も上々。まだまだこれからのフルールクレール。さらに飛躍をするだろうふたりのこれから、そのはばたく様、ああ、見たかった! 応援したかった! という気持ちの続く、そんなラストでありました。

『かつては最強無敵の勇者様~姫には内緒のレベルダウン生活~』

繁茂する謎の蔓植物。人に悪夢を見せ、その精神を食らうといういわば魔物なのですが、これがつまりステラに、ジュローに異変をおこさせていたというわけなのですね。

三日がたって、植物はすっかり成長しきって、もはや人の精神を食う必要はなくなった? ジュロー、ステラふたりの家に絡みついで、これはもう燃やすしかないというジュローの言葉に反応した? 生存をはかるためか、そのトゲのついた蔓でもってステラに襲いかかるのです。

そのときのジュローの行動、こいつはよかったなあ。身をもってステラをかばい、蔓を迎撃。そこからの、家ごと蔦を燃やしながらも、家はきっちり守る策。ああ、ここにジュローの勇者としての経験、活躍、機転、実力というものが見えた。ほんと、この人、やるときはやるのだなあ! 感心しました。

と、ここで感心したものだから、ステラ様に即土下座をキメる無様さがよりいっそうに際だって、ああこの人は戦いのセンスはあれど女心の機微には疎いのだなあ。と、ここでステラの表情に察するところがありましたか。

ジュロー、ステラを名前呼びするにいたりました!

いやもう、このときのステラ様の表情の変化たるや、国宝級。見事に素敵でチャーミング。

あ、そうだ。今回のピンチは、ジュローとのちょっとした冒険でもありましたね。ステラ様、ちょっと夢がかないましたね!

2025年1月28日火曜日

『まんがタイムきららキャラット』2025年3月号

 『まんがタイムきららキャラット』2025年3月号、発売されました。表紙は『ばっどがーる』。メイドの姿で、互いにチョコを食べさせあう優とるら。いいですね、きましたね、とか思ってたら、ダイエット中とかいっていますよ? というのも、本編見ればわかるように、るら、増量中。この10日で4キロ落とせとかいわれている。なのに表紙ではチョコレート! これは、甘い、甘い罠なのでしょうか!? 本当、このるらの表情、甘さと罪、小悪魔感を感じさせるとてもいいもの。表紙でこれ、そして本編ではあれ! ええ、るらさん、魅せてくれます。

今月は新規ゲストが2本です。

『愛焦がれキャラメリゼ』

小さな子がビラ配り。おうちのお手伝い? ほほえましく見ていたら、かわいい女の子のお店だとかいっている! 危ないお店なら私がこの子を救わないと!

思わず話しかけてしまった神尾ゆずる。面倒見のいいお姉さん気質で、この子、あいねのことを放っておけなかった。誘われるままについていけば、そこはメイドカフェきゃらめりぜ。まだ新しいお店みたいで、店長のげつかとメイドのあいね、ふたりで切り盛りしているんですね。

最初はお客として入店したゆずるだけど、あいねの窮状見せられては黙ってはおれず、急遽店を手伝うことに。メイドの衣装に身を包み、そしてはじめて経験するメイド接客。料理を運ぶだけなら問題ないけど、おいしくなる魔法とかは絶対ムリ! もう照れてしまって、逃げるように引っこんでしまった。接客でさえこうなのに、さらにステージにも立つこととなって、あいねと一緒に歌うはめに。

このあまりにも普段の自分と違う私を演じなければならない試練を乗り越えて、といいたいけど、幼児退行しちゃってるじゃん! ほんと、思いがけないことの連続に、ゆずる、相当にこたえたようなのですね。

なのに、翌日、さらなる驚きが。なんと、あいね、同い年!? 隣りのクラスの同学年。今日も一緒にお店にいこうと誘われてしまって、さあゆずる、どうするどうなる。あいねがいうように、いつもよりすてきな自分になれるかな? ええ、まだまだゆずるの試練は続きそうでありますよ。

『ちぇりバニ』

友達ができずひとりぼっちが寂しいちえり。ある朝目覚めたら、部屋にはバニ子を名乗る謎のバニーガールがいて大騒ぎ! これは誰なのか!? ペットのうさぎです! どうしても信じられないちえりに、しっぽを見せるバニ子。これが揺るがぬ証拠となって、バニーガールをバニ子と認めたちえり。ペットのうさぎがちえりのことを心配して、友達になるべく人の姿になったというんです。

しかしバニ子、有能ですね。ちえりの窮状を察してくれたばかりか、豪華な朝ごはんまで作ってくれて、にんじんサラダににんじんスープ、にんじんパスタとにんじん尽くし。けれどちえりはにんじん嫌いなんか! どうしても食べられなくて、そんな自分に自己嫌悪は強まるばかり。そうしてちえりがくじけ落ち込むその度に、バニ子、はげましてくれる、実にいいやつなんですね。

そんなバニ子と二人三脚!? バニ子のポジティブテンションにのせられて、思わずにんじんを克服してしまったちえり。ああ、この調子で、苦手に思ってる人づきあいもえいやと乗り越えていけたらいいですね。そんな前向きさが光る小品でした。

2025年1月27日月曜日

『まんがタイムオリジナル』2025年3月号

 『まんがタイムオリジナル』2025年3月号、発売されました。表紙は『ラディカル・ホスピタル』。冬の装い? 山下、吉田、関口ナースが3人それぞれ防寒姿。コートにマフラー、吉田は帽子、キャスケット。その色合いもシックで華やか、美しく、ああ3人ともになんと魅力的であることでしょう。普段はナーススタイル、かっちりした姿を見せる彼女らの、ゆったり華やぐプライベートスタイル。これはいい、実にいい。ええ、かわいくそして美しいのです。

『となりのフィギュア原型師』

年明け直後につきあうことになった斉藤ともず。そのふたりの様子、なんとはぐに目撃されていた!

はぐ本人に恋愛の影があるんかどうかはわかりませんが、人の色恋沙汰は大好きですよね、この人。誰にもいってないとはいうんですけどね、知られたとあらばしかたない、斉藤、腹をくくって工房の皆に話すというんです。

そこからのもろもろ、本当におもしろい! というか代表が酷い。催眠疑惑にはじまり斉藤のどこがいいの? とガチ質問。失礼極まりない! でも、渦中のふたりはそうしたやっかみにもなんら動じることなく、そしてあらためて確認される斉藤の存在感に頼もしさ。ええ、この工房に斉藤は欠かせないっていうのですね。

ほんとこの盛り上がり。なんだかんだで祝福されてますよね! からの、代表と半藤の関係に進展!? あの名前呼びを試す様子。いやもうかなりの破壊力でした。

『ムクカノ:無垢で無口な職人彼女と、静かでにぎやかなふたり暮らし』

椎奈さん、風邪ひいちゃったんだ。風呂でのあれこれが負担になったんかな? 湯冷め? ともあれ、風邪ひくと気持ちも弱るというエピソード。ひとりでも大丈夫と賢太を仕事に送り出すも、熱に浮かされ見る夢は、ひとり食事を買いにいく寂しげなもの。ああ、これはかつての椎奈の暮らし、そのものなのかもしれませんね。

けれど今は賢太がいます。目覚めたら、食卓に風邪ひきさんにやさしい食事が一式用意されていて、そのときの椎奈の発想、妖精さんだ! ってのは最高でしたね。

賢太の気づかいに感謝しながらの食事。その姿にしあわせを感じとることができてよかった。そして賢太と椎奈が交わしたメッセージにも見える、互いに互いを思い、大切にしている様。

本当、この漫画は人と人がともにいる、そのよさというのを思わせてくれますね。

『どうにも不器用な夫婦でして。』

マコトとヨシアキのふたり暮らし。見合いで結婚したふたりは、まだ互いのことをよく知るというまでにはいたっておらず、いろいろが手探り? 少しずつ知っていこうという段階なのですね。

今回は晩ごはんがテーマ。なにがいいかとリクエストしたらなんでもいいと返ってきて、それはよくないですよというんですが、聞けば聞くほどヨシアキの好みというのがはっきりしない。そもそも好きな料理というものがないようで、食事は栄養補給の手段でしかない。

都度さしはさまれる彼の回想に、わびしい家族の情景が見えてくる。もしかしたら機能不全家族だったのかもしれない。マコトがヨシアキに実家のことを聞いたときに見せた表情。その苦しみに似た相貌からは、不用意に立ち入れない、そんな気持ちにさせられるものがある。兄とも気まずそうだったというの、もしかしたら両親とはそれ以上なのかも。ええ、このあたり、この漫画の鍵となってくるかもしれませんね。

今回はマコトと一緒にカレーを作ったヨシアキです。あまりにパワフルなマコトならではの調理風景におののかされながらも、ふたりの共同作業はほのぼのとしてあたたかく、ああこのふたりならヨシアキの抱える過去のつらさ、癒し乗り越えていくこともできるかもなあと感じさせてくれるところ、大だったのです。

『沖浪荘202号の漫研部』

桐、会社ではこんな感じなのか! なんかすごくフェミニンな雰囲気。花なんて背負っちゃって、おおお、メインヒロインなのか!? と思ったら猫かぶってるんですね。

なぜなのか。その理由も語られたんですが、もともとは侑子が原因なのか。会社でも別にいろいろ取り繕うつもりもなかった桐に、上司に気にいられれば昇進からの給料アップも見込めると、そんなこと吹き込まれたもんだから今の猫かぶり、対上司スタイルが確立した。

その振る舞いを正すタイミングを逸したまま今にいたるのですが、仕事関係の人間がいないと素を出す桐が、ひとたび会社の人間、とりわけ上司を前にしたら、即態度を切り替える。そのギャップよ! というか、本来の自分と違えすぎなんですよ! 素の自分にプラスアルファ程度にとどめておけばよかったのに、なんでそんな人格の根本から違うレベルのぶりっ子キャラを作ったんですか!

それが今も桐を苦しめている。でもその取り繕う様子が端から見ればおもしろい。いやもう自業自得ならではの、笑える苦労話でした。私は普段の桐の方が好きですね!

2025年1月26日日曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2025年1月25日土曜日

『まんがタイムきららフォワード』2025年3月号

 『まんがタイムきららフォワード』2025年3月号、昨日の続きです。

『ウクレア!』

ああ、空子の成長がこんなにも喜ばしい。古町フラフェスでの演奏。一度は退こうと思った空子が、仲間からの叱咤、はげましを受けて戻ってきた。自分の強みはなにか。自分の求めるものはなにか。それらを模索し、見出した空子のステージはどのようなものになるのだろうか。

空子の答、リズムをキープし、自分をではなく仲間のパフォーマンスを下支えする。自分は目立たなくてもいい。仲間をもっと魅せたい。その一心で演奏するこの子の表情は、自然と柔らかな笑顔となって、ああ、空子は大切なものを見つけることができたのだ。自分の芯となるべき気持ちを確かに胸にいだいているのだ。

そうした描写に次いで見開きにて描かれるステージの場面。私の情熱という言葉もまた強く響いて、感動的。すばらしいものがあったのでした。

さて、この漫画のテーマが固まりつつありますね。ひとつの目標が提示されたといっていいのか。音楽に向きあうことのできずにいる登場人物、音羽。ピアノのレッスンを欠席した彼女は、親からの連絡も拒絶、暗い表情にうつむくばかり。この凍りついた心をいつしか空子たち、ウクレレ部の皆が溶かし、笑顔に変えることができるのか。

ああ、大きな物語の幕が開けたと感じさせる描写に気持ちも高まります。

そしてラストのまさかの出会い! そう、楓と激似の歌恵ちゃん! ほんとにそっくり! でも性格はずいぶん違うのね! このふたりの接近。どちらかが死ぬ!? ってこたあまあないわけですが、仲を深めるのならその過程をこそ見てみたい! ええ、楓の心のうちなど覗いてみたくなりました。

『ネコかぶりアンコール!』

番外編ですよ! お兄さん編。文化祭にやってきた広瀬両親がですよ、演劇部部長の牧奈に接近。そして出会うのは、息子の泰芽。なんと、見目麗しいプリンセス姿で演劇部とクラスの出店を宣伝するべく、校内を行脚していたというのです。

バラのカチューシャがかわいいね!

こんな格好ももはや兄にとっては普通です。写真を撮られまくって、父からのリクエストにも当たり前のように応える。すばらしいな。息子をセンターに入れての家族写真もまたよくて、お母さん、めちゃくちゃいい笑顔! チャーミングね!

最高でした。

お母さん、コスプレ志願ですか! これ、期待していいんですよね? ええ、絶対にお母さんコスプレ回、じっくり描いてくださいましね!?

『オールドヨコハマラジオアワー』

すごいことになってきたな。どうも自分の姉とルールーが出会っていたらしいと知ったなぎさ。これを受けて、自宅に皆を招くことになるのですが、これがまさかの状況大転換をもたらすことになろうとは!

いやね、姉のエビシュウマイでタイムリープするの、なぎさだけの特質だと思ってるじゃないですか。それがどうも違うらしい。重要なファクターはなぎさではなく、姉にあったというんですよ。マジかー。なぎさの特殊能力じゃなかったんだ。

その要素とは、姉の愛。いつもは妹なぎさへの愛が込められている。ゆえになぎさだけがタイムリープできた。なら、家にお招きした皆への愛情も込めてみてくれないか? このリクエストに応えて、見事に仕事を成し遂げる姉でありますよ。

みなで手をあわせて、いただきます! からの、集団タイムリープ! って、まさか家ごといくのん!? わからんけど! とりあえず尋常じゃないことだけはわかる。

かくして未来の記憶を持ち越した4人が時間を遡る。さあこれでどうなる。いよいよオルヨコの存続を決定づけることができるのか。もしかしてクライマックス直前!? と思わせて全然空振りとかありそうだよな、この漫画。ほんと、どうなるかなんてさっぱり予測できない。

だからこそ、この続きが気になるのですよ。

2025年1月24日金曜日

『まんがタイムきららフォワード』2025年3月号

 『まんがタイムきららフォワード』2025年3月号、昨日の続きです。

『花唄メモワール』

大正から令和の世に戻ってきてしまった梅。なんとか大正に戻ろうとするも願いはかなわず、情報を得ようにも曾祖母も巴枝も不在。スマートフォンは壊れてしまっているし、大正時代の新聞切り抜きは過去に置いてきてしまっているしと、もうどうにもこうにもできない八方塞がり。

しかたがないので、曾祖母イネに会うために女将会に向かった梅。おお、さすがの行動派。なにかしらイネの記憶に残る藤野や他の皆のことを聞き出せないか。期待するも、イネは忘れてしまったとにべもなし。ああ、もうどうもこうもないのか!? と思うも、イネ、ちゃんと覚えているんですね。目の前の曾孫が、子供の時分に一緒にいた梅だってことも、ふたたび梅が大正の昔に戻ってくることも。すべてをわかった上で、送り出すのですね。

そして梅を襲う大混乱。どことなく違ってしまっている令和の花瀧屋。どことはっきりわからなったが、今度の変化はよくわかる。なんとあの巴枝が自分の知ってる巴枝ではなくなってしまっている! すべては自分が歴史を変えたから! ああ、これはどうなる!? イネの語るあの約束が果たされた暁には、すべては丸くおさまるのかどうなのか!?

いや、もっと変わってしまうかもしれない? ほんと、令和も大正も、どちらも結構な動乱でありますよ。

『しゅがー・みーつ・がーる!』

夏休みが終わって、なんだか元気のない美都です。自分が名前呼びしたせい? 焦るカンナですが、どうもそういうわけでもないみたい。聞いてみれば、体重増えてしまったんだそうですよ。だからダイエットすると。太った姿は見せられない。ボディラインはひた隠し。揺れる乙女心をカンナの前で大開示なさっておいでなのですね。

ダイエットにはカンナも協力します。食事を制限、間食暴食は控えよう。運動もがんばろう。いろいろ気を配っての2週間。さあ美都の体重はどうなったのか? 期待まじりの計測の結果、まさかの増量! さすがに美都も顔色失って、さあどうしよう。もう隠せなくなってきた? 友人美都の大ピンチ。気落ちする美都をカンナはげまして、さらにダイエット継続するのですが、カンナには無理してダイエットするよりほがらかな美都の方が好ましい。

ついにカンナ、美都に自分の気持ちうったえて、たとえ太ったとしても気にしない。ありのままが素敵なんだって、いつも美都がいってくれていることを今ここに伝えたのですね。

しかし今回は、まさしく大山鳴動。美都増量は胸まわりだけでしたというめでたしめでたしエピソード。でもね、カンナの美都好きポイントが明確になったり、美味そうに好きなものを食べてる美都が好きだよ発言が美都に直撃したりと、地味にふたりの気持ちのそっとふれあいからまる回でもありました。ええ、ふたり、もっと好きになればよいのです。

『球詠』

1点差で追う新越谷。なんとか相手チーム連合の大田を攻略せねばならない。というところで投入されるのがまさかの瑞帆。本人が、なんでかわからんがとかゆうてるのがおかしいんですが、この局面なら瑞帆だと希の一推しでもあるんですね。

これは瑞帆の特性あってのこそ。引っかけずに粘る、前でさばくのがうまいという特性が大田には大当たり。見事にゴロの連続から脱して、大きく打ち上げるフライが続いた。ここで犠牲フライ、1点返して同点にまで追いついて、さらにここからの駄目押しが息吹の複製!

2打者連続で大きなフライを打たれた大田。これを完全に攻略されたと勘違いさせれば新越谷の作戦勝ち。そしてこの計略は見事に当たり、連合のピッチャー交代。大田の攻略を目指さなかったことが、新たな投手、エースの樋口によく刺さる。続く打線がついに逆転につながって、ああ、これはもう連合に勝ち目はなくなったと見るべきか!?

本当、それぞれのチームの策略。相手を知り、奇策でもって勝ち筋を見出そうとするその攻防や実におもしろかった。スリリングで高揚させる、そんな魅力あふれる好試合でありました。

2025年1月23日木曜日

『まんがタイムきららフォワード』2025年3月号

 『まんがタイムきららフォワード』2025年3月号、発売されました。表紙は『しゅがー・みーつ・がーる!』。時はバレンタイン。ふたりともに揃いのひらひら衣装を着ましてね、ちょっとずつ違うデザイン、差し色の違いなんかに個性が表現されるというのが実にいい。しかし、ここまでフェミニンな格好、カンナさんにはめずらしいのではないでしょうか! さて、ふたり、一緒にチョコレートづくりをしています。そしてカンナはチョコを味見? ああ、このチョコこそは、美都からカンナへのプレゼントなのかもしれませんね。

今月は新規ゲストが5本です。

『キャットアグレッション!』

冒頭の紹介で、妹ことねはお寿司が苦手とあったの、姉との対比のためなのかと思ったら、ちゃんと本編に出てくるんですね!

突然猫耳が生える奇病にかかってしまった妹ことね。特に健康に影響はなく、数週間で完治する。症状は、猫耳除けば性格もろもろが猫っぽくなることくらい。ああ、めんどくさそうではあるけれど、大変な病気でなくてよかったね!

というものの、猫好きの姉、ねねにこうもかまわれちゃたまったものじゃない。なんとしてもはやく治したいと思うも、いろいろ姉に邪魔される。挙句の果てには着せ替えまで! というのだけど、それなりに猫らしさ身につけて、それなりに猫っぽさをエンジョイしているのでは? と思ったのは私の浅はかさだったようです。

でも、私と同じく浅はかだったねねも、妹に反抗されて気落ち? で、自身もネコミミ病を発症して、姉妹仲よく猫ライフを満喫したのでした。

この経験が、ふたりをしてより仲よくさせたように感じるラスト。味覚も変わって寿司も楽しめるようになったことね。姉と一緒に寿司を楽しむ様が印象的、いい味を出していました。

『天才魔法少年が美少女になる話』

天才魔法少年シロマは、自身の力を過信して、無謀にも学園最強の先輩に勝負を挑んでしまった! しかも悪いことに、この先輩クロノはいろいろこじらせている人で、勝ったら少年シロマを女体化させるというんですね。

まあそれで順当にシロマ負けまして、女子にされてしまって、お姉さまとの嬉し恥ずかしお泊まりタイムを経験することになるんです。

このお泊まり、もう完全にクロノのペースで、手持ちの衣装でシロマを着せ替え。シロマ、女子としての自分に目覚めちゃったりするのかい!? と思ったら、さすがにそこまではいかなかった。ともあれ、こうしてクロノと過ごすことはシロマにとっても刺激的な体験だったようで、いつしかクロノに魅かれていっているんですね。

一晩たって男に戻ったシロマだけれど、まだまだクロノに勝負を挑むつもりです。ということは、嬉し恥ずかしお泊まりタイム、今後も発生しそうですね。

『寝落ちしないで雪森さん』

クラス替えで一緒のクラスになった女の子、雪森さんに一目惚れした主人公。気持ちが高まり告白するにいたるのですが、なんと雪森さんはしょっちゅう寝てる人。一世一代の告白を、寝落ちして聞いていなかった!

かくして見事に空振りしてしまった主人公なれど、いつも寝ている雪森のこと、どんどん好きになっていく。寝言を聞いたり、寝ぼけてあらぬこと口走ったり、そんな姿は意外性そのものなんだけれど、そうしたところがより刺さるのでしょう。

そしてまたも気持ちを伝えようとする。今度こそ、告白成功するか!? と思わせて、またもならぬという展開。ええ、これこそ読者の期待どおりというやつでしょう。またいずれリベンジするのがよいのです。

『ののみん先輩の不思議な放課後』

ののみん先輩が気になるタッシー。恋愛的な意味で!? と思うも、どうも違うっぽい? というのもののみん先輩、いろいろ奇行が目立つ人? 今日は森のなかで立木のポーズをとっているというのです。

なんのため? 木と対話するため! でも、そんなことできるの? って、対話しとるし!

こりゃ目が離せないわ。気になるわ! ってな話でした。

微妙にシュール。とっても不思議。でもってチャーミング。なんだかかわいい、そうしたテイストが癖になる。しかもどう展開するかわからないときた。だって、ラストのタクシーの回、ふたりの行方もわからないまま終わるんですよ!? いやほんと、そりゃタッシーだって気になるってわけですよ。

『あなたの愛と、いつかの未来で』

お嬢様、鈴子とおつきのメイド、静。鈴子の愛らしさを愛でる静に、自分のことを理解しているのは静だけ。ただならぬ関係、近さを見せるふたりは、主人、使用人の間柄というにはあまりにも特別なのですね。

そんなふたりの時間に割ってはいったのが、鈴子の兄。しかも鈴子への縁談話をするなどと、デリカシーのなさ披露して、そんなときに鈴子を突き放すような静の言葉。涙とともに部屋を飛び出してゆく鈴子。ああ、残酷な現実がふたりの関係を引き裂いてしまったというのでしょうか!?

というのも、全部演技でした。兄をうろたえさせるため。一種のおしおきですね。そしてふたりはやはり特別な関係のままで、ああこのふたりの世界、これからもずっとずっと続くのでしょうか。続けばよいですね。

2025年1月22日水曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年3月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年3月号、昨日の続きです。

『性別不明な殺し屋さんがカワイすぎる。』

つくしとユーリがいたたまれなさ満載で臨むカラオケの席。ふたりの前で歌うのは、ありあけかれん25歳! だ、誰!? と思ったら、いつぞや街中で出会った前職の同僚のお姉さん。あのとき、つくしは、体調を崩すほど動揺したというのに、なぜ今ここで一緒にカラオケを?

この謎のシチュエーション。すべては偶然のなせる技? 酔った有明楓蓮がカラオケ店でバイトしていたこごみに絡んだんですね! 小さな宵さん! つくしに会いたいというので、こうして呼び出すにいたったというのですが、なんだか酔った楓蓮はいつぞやとは違って砕けた雰囲気。つくしにもずいぶんフレンドリーだし、さらにはユーリを見て、カワイイカワイイとぐいぐい迫っていくんですね。

どうやら、これが楓蓮の本性なのですか。そしてずっと楓蓮を苦手としてきたつくしが、ユーリのためにと酒の力も借りながら身をていして楓蓮に立ち塞がるのですよ。

楓蓮、ずっと悔いがあったんですね。前職でいじめられるつくしのこと、見て見ぬふりしてきた。むしろその目付きの悪さから、つくしからは自分のこと嫌っていると勘違いされていて、その誤解がついに解けたのです。

よかった! と思ったら、隠されていた楓蓮の本性が再び!? 子供好き。小さい子見るとお世話焼きたくなる! ということで、ユーリの面倒私が見ます宣言飛び出して、大丈夫なのかなこの人!? まさかここにユーリをめぐるライバルが登場するとは。ええ、まさかの展開。なんだかカオス度、増してきましたよ!?

『追放令嬢は技能実習生になりました。~アーシャさまは野菜畑から逃げ出したい~』

アーシャたちが育てたニンジンがついに収穫のときを迎えました。そのできやいかに! と思ったら、なんと畑がぐちゃぐちゃに! なにごとかと思ったら、イノシシのしわざのようなのですね。

ここからのアーシャの思惑、これがよかったです。ニンジンを食べずにすんでラッキー。そうした思いを隠しながらも、収穫を楽しみにしていたクロエのためにイノシシ対策に前向きになる。ああ、アーシャのクロエ愛が燃え盛ります! ええ、このまま愛が深まるとよいですね!

というのはさておき、毒餌案あり、猟銃案ありと、実現困難なものがいくつか出てきたかと思うと、罠に落ち着きそうになって、けれど狩猟解禁まではイノシシを捕るわけにはいかない。技術的問題よりも制度上の問題のほうが大きいのが、魔法や異世界というファンタジーありの漫画にして、それでもゆるがせにできない社会の枠組みがあるというのが見えておもしろかったのです。

さて、駆除もできない捕獲もできない。というので忌避剤を作って設置します。ベースとなるのはアーシャの魔力が含まれた水。それにあれやらこれやら追加して、というのですが、これよっぽどの効果を持つのかと思ったら、むしろ誘引剤になっている! これ魔力がためなのでしょうか。イノシシから畑を守るという目標が平和裡に達成されてめでたしめでたしなのですが、まさかのイノシシ共存。これ、今後ボタン鍋とかの展開にはかわいそうで進めないですね。

『てくてくっ!秘密リサーチ』

今回はすかいとたからがデートです。たからからイメージモデルを頼まれたすかい。テーマは高校生デート。東京池袋を舞台に、水族館にプラネタリウム、ロマンチックで美しく、それでいて学びの場となるスポットをめぐりまして、それが実に楽しそうなのですね。

水族館、プラネタリウムの非日常が盛り上げる気持ち。かと思ったらプラネタリウムのプログラムが子供向けすぎて、でもそれはそれで楽しむのがすかいらしい。そしてふたりで展望台から眺める東京の街。このビルは完成当時、アジア一の高さだった。ええ、サンシャイン60ですね。私も子供のころ、いきました。水族館を楽しんで、ビルの上階にある水族館が子供心に不思議でしたよ。

そうした昔も懐かしく思い出させるテーマ。見て、知って楽しいというのもありますが、この場所を通じ、今ここにいないひぐれについて語りあうふたり様子。それがまたよかったのですね。

『さうのあっ!』

ああ、なんてかわいいんだ芹香。今回は芹香が母からいわれて、お友達を家に呼ぶんです。しかしなんでそんなにも友達呼ぶのを嫌がるんだ、芹香さん。あまりの嫌さにイマジナリーフレンドだなんて嘘ついちゃって、こんなにもダイナミックなごまかし、はじめて見ましたよ。

さて芹香の家に集まったお友達。こかげにリューディア、槇にルミ。お母さん、娘にこんな素敵なお友達がいてよかったね! でも、まさかリューディアたちのこと、娘がむりやり日本にこさせたんじゃとか思っちゃうの、ほんと、どんな娘なんでしょう。というか、今回は母にしてそう思わせるほどの芹香の狼藉ぶりが語られて、いやもう素敵だ最高だ。

昔からサウナとなれば常軌を逸した行動、情熱を見せた芹香。私はこうした子好きですけど、つきあえないと距離を置いた子たちも多かったんですね。それが今ではこかげにリューディア、槇にルミ、素敵なお友達に囲まれて、ああ芹香も嬉しそう。お母さまも安心なさったことでしょう。ええ、本当に素敵なエピソード。こかげへの気持ちを素直に口にできない芹香がまたかわいいのでした。

2025年1月21日火曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年3月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年3月号、昨日の続きです。

『スポチャン!』

ももがアルバイト! というので、皆で驚くスポチャン部。自分の棒が欲しいというのですが、これ、4万円もするんですね。おこづかいじゃちょっと無理。ということで、よつは先生の紹介で大型ショッピングモール、スーパーマーケットでバイトすることになったんだそうです。

ここで皆からさらに心配されるももが悲しい。実際その心配は杞憂ではないようで、しかたないから? 皆が一緒にバイトしてくれることになりました。で、教育係がよつは先生。ああ、スポチャンクラブだけじゃ生活安定しないのね。切ない。すごく切ない……。

皆のバイトの様子。制服も似合って、なんだか大人っぽい! でも仕事はまだまだで、誰もがそこそこ役にたとうと努力しつつも追いつかない感じが実に高校生バイトらしくてほのぼのでした。それでもくじけずがんばる姿を見せるももがね、ほんとすがすがしい。先生も含め皆がもものこと、抱きしめずにいられなかった気持ち、わかりますよ。

そしてついに入手したマイ棒! この棒で次の大会も優勝してみせると、いつにない強気発言をしたもも。ああ、いいですね! このテンションの高さいいですね! よつは先生の記憶に残る、スポチャンが楽しくないといったももの姿。それが今や、スポチャンが楽しいと、笑顔で答えるまでになって、ああ、これもまたよかったのです。

『ぬるめた』

さきな、もっと思う存分やるのです。ちあきが好きで、ふたりだけだとべたべたくっつくさきなです。けれどちあきはそんなさきながうっとうしい。さきな対策にこごめを呼んで、こうなったらギスギス、喧嘩の空気になっていくのがさきな、こごめの関係。ああ、これもまたうっとうしいですね。

こごめ、さきなのギスギスは、なにをやってもギスギス。あっちでギスギス。こっちでギスギス。互いに相手が嫌いと公言するほどに関係が悪い。でもそんなふたりをちあきが子供扱いしたら、一変するのがすごかった。そうか、子供扱いはさすがに許されないか。一転、共闘するふたり。一緒にちあきのことを責めはじめて、こうなったらちあきも勝てない!? ああ、バブちゃんちあき、新しい扉が開いた気がします。

しかしね、バブちあきを膝にのせ、思う存分堪能するさきな。でもなあ、ちあきはその過剰なスキンシップ、嫌なんですね。なんで両思いにならんのだろうなあ。さきなはこうも片思いなのかなあ。届かぬさきなの恋心。その切なさに、しんみりとするのです。

『アイドルビーバック!』

旧アイビバの頃の話! ひよちゃんに魅かれてやってきた新規さんがですよ、チェキ1枚無料に並ぶべきかどうするか迷ってるところに、現れたのがあんじゅ。自分には列なんてできないからと、こうして新規さんを誘導して、ひよちゃん列に、じうじう列にといったりきたりしている。

そんなフレンドリーなあんじゅに知らず魅かれていったのがこのご新規さん、ゆぴぴだったというのです! って、昔、そんな感じの内気女子だったの!? まったく印象が違ってびっくり! 今ではあんじゅ一推しのゆぴぴだけど、きっかけはひよだった。それが人生最大のやらかし!? よっぽどのあんじゅラブなのだなあ!

一歩踏み出すのに臆病だったゆぴぴの手を引き、新しい世界へといざなってくれたあんじゅ。あんじゅは昔も今も、こうしていろんな人の手を引き、背を押し、勇気づけて、元気を配ってまわってるんだ。旧アイビバでも、現アイビバでも、状況、環境は違っても、変わらずあんじゅでい続けること。そのあんじゅのあんじゅであることが彼女の価値だな。そしてあんじゅに新たな世界にいざなわれる人、これからも増えていくのでしょうね。

2025年1月20日月曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年3月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年3月号、昨日の続きです。

『プロジェクト・ユリフォーミング!』

宇宙人が風邪!? あれだ、地球を征服しにきた宇宙人が地球陥落を目前としながら風邪で全滅するやつ! ああ、リリーも志半ばにしてここに命を落としてしまうのか!?

いや、大丈夫でした。というか、ヘルメットはずしても大丈夫なんですね。ヘルメットしてるから感冒への備えも万全ってわけではなかったのか。でも長時間ははずしていられないとのこと。ああ、残念、イオリもルナも認める美少女っぷりなのに、それは期間限定なのですね。

さて、リリーの高熱。43.8度! って、その体温計、よくその表示出せたね!? 人間なら死んでる温度! なのに母星には頼れない。ベッドのそばで見守るも、それ以上の看病ができないイオリの取り乱しっぷり。イオリのピンチに文字通り駆けつけるルナ。まさにここにきて、リリーの目標達成されつつある? そう思わされる進展ぶり。リリーならずともフィーバーしてしまいそうな描写の連続でした。

風邪に打ち勝ったリリー。これは彼女の回復力がためか、あるいはイオリ、ルナ同衾がためか。もし後者なら、ふたりの献身、みごとでありました。

『魔法柴犬★はなまる』

柴犬のはなまるが大好きな瑠夏。なんとニャンダーズの人質となってしまい、すわピンチかと思いきや、愛莉は戦う相手の悪役っぷりにテンションあげるし、はなまるは瑠夏が人質になってる意味がさっぱりわからない! ああ、瑠夏の命運やいかに!?

でも、ちゃんと愛莉がいたから大丈夫。はなまるに動かないよう命じたら、はなまる、たとえ自分が傷つけられようとも、まったく抵抗さえしないというのですね。

ああ、ピンチです。この危機をいかにして切り抜けるのか。ここで頼りになったのが瑠夏。その機転でもってニャンダーズの興味を引き、はなまるにおてを繰り出させる隙を作り出した!

ああ、瑠夏の活躍よ。そしてこれが彼女の今後を決めた。瑠夏の記憶を消そうとするポメルンに対し、説得の材料となったのが彼女の活躍だった。愛莉にはなまるふたりでは、今後の活動に不安が残る! 愛莉にとっても、プリシュガを知る、しかも毎週見ている瑠夏の存在は重要で、あの手この手で味方に引き込もうとして、ああ、これもこの子の活躍、それからプリシュガ愛があってのこそ。ああ、瑠夏、持ってましたね。ポメルン、愛莉、双方に効く切り札が揃っていた!

かくして味方となった瑠夏。プリシュガを語れる愛莉と近づきになれた。それ以上に、大好きはなまるに接近できる! ああ、よっぽどのはなまる愛。これ、危険人物ではないのか? ちょっと不安もある追加戦士です。いや、戦士じゃないか。

『セーラー服と関西弁』

楼蘭の秘密がどんどん暴かれていきますよ。その握力、60.09キログラム。パンチングマシンでもものすごい記録を出した楼蘭。どうもフィジカルに優れている。力が強いというのですね。

楼蘭の秘密に迫ろうとする薫とまつり。まずはまつりが腕相撲で勝負、というのですが、体ごと持ってかれてるやないですか。しかも続いて、バックドロップまで食らってしまう。いや、これ、死んじゃうよ!? というか、なんで持ちあげるはずがそこまでいっちゃったの!? 楼蘭さん、ちょっと無茶が過ぎますよ!

楼蘭、子供の時分から力が強かったんですね。というか、これ、加減を知らんのやないですか! ニジマス、握り潰しちゃった! 身がぐずぐずになっちゃう!

さらには先生から力持ちといわれて泣いちゃう! かわいい! でもフォローを得られて喜んで、いつでも頼ってくださいよう! と先生ふっとばしちゃって、ああ楼蘭、やっぱりあなた、加減を知らないのよ! ええ、まずは加減を知る、そこからはじめるのがよろしいのではないでしょうか。

2025年1月19日日曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年3月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年3月号、昨日の続きです。

『エイティエイトを2でわって』

本当に素敵なお話でしたよ。これから美弦と弾く曲をどうしようと、模索を続ける奏がすばらしい。自分の好み、美弦の個性、それらを鑑みながら、自分たちの表現について考えていく。本当にこのプロセスが素敵だと思うのですね。曲を選ぶということは、相手を知ること。自分も知ること。相手と自分についても考えることに他ならないんだな。そうした気持ちが伝わってくるんですね。

そしてバイト先の馬居コーヒーですよ。テーマ曲を作りたい。というので、コミッションサイトでBGMを作ってくれる人にお願いした。これから来店しますよ、というのですが、その行動がなんだかさゆゆっぽい。とかいってたら、本当に咲雪でありました! まあ、びっくり!

咲雪、あの人見知りの子が、こうしていろいろチャレンジしているんですね! 素敵だなあ! 話を聞けば、咲雪がこうした挑戦をしようという気になれたのは、奏と美弦の連弾の影響。ソロでも弾ける、いや、ソロだともっと弾けるはずの奏が、相手を思い試行錯誤している様子に発奮させられた。ああ、影響しあってるんだ! この感性が感性を呼び覚ますというのも実に素敵で、ええ、なんていいエピソードだったのでしょう。

そうそう、咲雪と美弦の関係もいいですよね。咲雪、すっかり美弦に慣れたというか、思ったこと思ったままに口にできてる。ええ、このフランクな咲雪。実に素敵だと思ったのです。

『SAN値直葬!闇バイト』

ああー、なんか取り返しのつかないこと山盛りだあ。まずはへんりさんですよ。こよの出会ったへんり、それはただの作り物。じゃあへんり本人はというと、脳が取り出され脳缶に収められてしまっている! ミ=ゴの優れた外科手術によって、こうしたことも可能になるのだ! はいいとして、この一連の事件が終結したときに、へんりをもとに戻すことは可能なのか?

とか思ってたらですよ、あかりとなごみも脳を摘出されとるの!? 嘘だといってよ! もしかしたらぎりぎりのところでこよとショゴスが間にあったりする? みたいな考えが甘かったことが判明する瞬間! ショゴスが化けた犬とミ=ゴたち、そして倒れるふたりと脳が収められた缶!

ヤベえ。まさしくDOKIDOKI★VISUALってやつだ! いや、どうだろう。少なくとも、きらら誌創刊時にこうした方面のDOKIDOKIは考慮されていなかったような気がする。

ここからのピンチの連続、まさしくハラハラものだぁってやつでして、宇宙に運ばれるあかりとなごみの脳! 大ピンチ。ここからどう生還するの? というかできるの? アメンパイン店長の力があればなんとかなったりするの? と思ったら、あかり、自力救済かい!

脳が代謝しない、すなわちショゴスが代替したあのときのままの脳! あかりの意識を宿したショゴスがミ=ゴを襲う! からの、なごみのお得意様、ベルゼブブの介入もあり無事地球に帰還。はいいとして、摘出された脳はどうするの? ミ=ゴは暗黒ぬいになってしまった。じゃあ優れた外科手術は誰がほどこしてくれるの?

一口にカオスというには無茶がすぎるエピソード。こいつは尋常じゃありません。

『神絵師のおしごと』

もみじが出したツバキ様本。携帯ツバキ様の助力もあって、さョちゃんが買ってくれた。とりあえず1冊は売れたと安堵してよいのか。残る99冊をどうしようと悩むべきなのか。といった矢先に並びはじめるお客さん。なんとさョちゃんがSNSでおすすめしてくれた! ああ、ありがたい。さらにはもみじのSNSを見てくれていたフォロワーもきてくれて、見事50部近くを頒布できたのでした。

とりあえずは黒字になった。それはよいこと。でも、ただそれだけではすまなかったのです。

この活動は、儲けを得るのが主目的ではない。そう、ツバキ様の存在を知らしめ、信仰を集めるためのものでした。今回売れた50部を通じて、ツバキ様を知った人たちがいる。その絵に、姿に、価値を認めた人がいる。その思いが集まって、ツバキの弱った神威を回復させていく……。

ああ、足が、自分の足で、ツバキ様、歩けるようになったのですね。これは確かな一歩でしょう。皆で揃ってのきららジャンプ。その躍動が、浮き立つ思いが、彼女らのこれからの飛躍を思わせて、ああ、まずは見事に成し遂げましたね。そしてここから続く活動。そのゆきつく先やいかなる場所か。これより彼女たちの向かう先にさいわいあれと願う気持ちです。

2025年1月18日土曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年3月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年3月号、発売されました。表紙は『ぬるめた』。これはバレンタイン時期だからでしょうか!? メイドの衣装を着込んださきなとくるみが表紙に登場。こんなにいい笑顔見せてくれるさきな、なんかすごく新鮮ではありませんか!? 指でハートを作るさきなは、さらに頭に猫耳カチューシャ装備とかなりのやる気を感じさせます。そして元気なくるみは、両手でハートを作って、こちらもいつもどおりのいい笑顔見せてくれています。妖艶素敵なさきなさん。無邪気なかわいさくるみさん。ふたりのそれぞれに違った魅力。すばらしいものがありました。

今月は新規ゲストが4本です。

『夢路あかりと魔法の本』

ふと気がつくと、知らない家にいた私。見知らぬ少女に友達になってと頼まれて、しかしこの家はなんなのか。目の前の相手はメイと名乗り、魔法の本で私を呼び出したという。まったく謎の状況。考えも追いつかない。

けれどひとつ判っているのは、この世界が自分のいた世界とは違うということ。ということは、このメイという人は、魔法でもって私を別世界に誘拐したというわけか!?

いきなりの剣呑なシチュエーション。メイの制止を聞かず家の外に飛び出せば、いけどもいけども深い森。開けた場所に出たと思ったらそこは水辺。水から跳ねた巨大な金魚に、ここが別世界であることを否応もなく思い知らされて、さあこれからどうすればよい? したたか混乱するのですね。

ひとつ誤解がありました。メイは人をかどかわす悪い魔女かと思いきや、それがまったくの誤解でして、メイはただ、自分の頼りとする魔法の本にしたがって、友達を呼んだだけ。それが別世界から誰かを連れてくる魔法だと知らずに使ってしまったのだというのですね。

かくして別世界に降り立つこととなったのが志帆。これから、メイと一緒に、あの家で暮らしていくことになりそうと、まずはその運命を受け入れて、そしてメイの必ずもとの世界に帰すという約束の叶うその日まで、この世界に滞在することになったのですね。

『シンブンブーム』

なんだろう。妙におもしろいな。いきなりとんでもない絵が度肝を抜いてくるわけですが、これ、校内新聞に載せる四コマ漫画だというんですね。描いたのは新聞部所属の2年生、萬崎まほこ。新聞部部長の中西ななはとふたりだけの活動なのかな? でもこの山なし落ちなし意味なしの漫画が、人気低迷の新聞の救世主になりえるのかな!? はなはだ疑問なのですが、この作者であるまほこもまた謎の人物。新聞部員なのに新聞に興味がない!? だったらなぜ新聞部に入った!? と思ったら、すぐに理由がわかる。

ああ、ななは部長が好きなのね。これで冒頭の漫画の意図がわかる。さらにはまほこが作ろうとしている新聞の、自分と部長の関係を意味深に伝える記事。まあ、嘘大げさまぎらわしいなんですけれど、その意図もわかろうもの。なんとしても自分と部長の関係を成就させたいというんですね。

このまほこという人の突拍子もなさ。部長いわく人の話を聞かない。聞かないどころの話じゃないと思うんですが、自分の気持ちだけで動いてるその言動が不思議とおかしくて、なんだか笑ってしまう。そんなところが魅力と感じた漫画。あとは、まほこと部長の仲が進展すれば、万々歳でありますね。

『ヒミツ×クロス』

黒川小夜には秘密がある。それは吸血鬼であるということ。誰にもいわずにきたこの秘密が、ふとしたことがきっかけで、転校生、森日向に知られてしまった。自己紹介でアークエンジェルを自称した日向。その手に握られた十字架が、小夜の秘密をあぶり出し、ただ、そのままでは日向に気づかれることもなかったんですよね。バレた、知られたと思った小夜の勇み足。口止めしようとして、自分の正体を明かしてしまった。

これで怖れられるかと思いきや、日向は意外や順応してくれて、むしろ興味を持ってくれている? なんだかわいわいと楽しそうに話して、小夜もなんだか楽しそう。自分の秘密を共有してくれる誰か、友達ができたのが嬉しい? ほっと気を楽にできたのかも知れませんね。

けれど日向はいろいろと危なっかしく、うっかり小夜の秘密をバラしてしまいそう。小夜のこれから、なかなかに安心できない日々になったりしそう? いや、日向の中二病的言動が、小夜の平穏を守ってくれるかも知れませんね。

『キツネに優しいギャルは居ませんっ!』

人の世界に紛れて暮らす狐の少女。ギャルに擬態する玉森みことは、変身するも尻尾を出してしまいがちな能力不足の化け狐。転入する日、入寮した矢先に同じく寮生の甲斐亜虎にその正体がバレてしまった。

いろいろと問題ありなスタートだけど、亜虎の機転でなんとか気持ちを持ち直し、人の世界で生きていく決意を新たにしたみこと。けれど亜虎に頼るのはいろいろマズかった? 強烈にマイペースな亜虎につきあって大遅刻してみたり、かと思えばこちらは自業自得、自己紹介で誰にも受けない痛い言動発してしまい、それがためにクラスで孤立しかねない状況に追い込まれた!?

と思ったところで助けてくれたのが亜虎。強烈マイペースな彼女は、人と同じようにするのが苦手。協調性がない、態度が悪いと、子供の時分からずっとしかられ続けて、ついには人のルールにならわない、はみ出し少女となってしまいました。

狐の世界のはみ出しものと、人の世界のはみ出しもの。性格も違えば個性も違う、そんなふたりの意外や息のあいそうな初日の様子。ちょっとピンチなみことだったけれど、亜虎と一緒にいれば、いずれしっかり無理なく、自分らしさ押し出して生きていける女の子になれたりしそうですね。

2025年1月17日金曜日

『押しかけギャルの中村さん』

『押しかけギャルの中村さん』、第58話を読みました。

『押しかけギャルの中村さん』

セリナちゃんが再登場ですよ。

指輪を貰ってうきうきの中村さん。秋山に誘われるままに喫茶店の短期バイトに参加するのですが、その喫茶店にてセリナと再会。てっちゃん、すなわち秋山もいると知って喜ぶセリナの姿に複雑な気持ちを抱く中村。じゃあそれでセリナのこと敬遠するかと思いきや、あまりにも素直すぎるセリナの態度に調子狂うといいながら、そのピンチには颯爽と現れ手助けするという素敵お姉さまっぷり! ええ、今回、中村さんは複雑乙女心をもてあます可憐さ振る舞いつつ、頼りになる社会の先輩としてのかっこよさもあますことなく見せつけてくれたのです。

しかし、なにがそんなに複雑なのか。それは秋山とセリナの距離感ですよ。イトコだからですよね。すごく親しい。名前呼び。てっちゃんとかゆうとる。でもって秋山からはいろいろ世話を焼かれて、結局男はああいう子が好きなのかと嫉妬の嵐! でもそれでおぼんがどんどん綺麗になるのがおかしい。ああ、中村さん、できるお嬢さんなのですね!

その手際はホールでも遺憾なく発揮されて、店長からも一目置かれる! 内心に嵐を抱えながらも、それを微塵も表に出さずてきぱき働く。ほんと、かっこかわいい中村さんでした。

そして青天の霹靂。セリナから秋山とつきあってるのかと問われて、気をよくしながらもただの友達と答えてしまったのが運の尽き? セリナの言葉、そっかよかった! に虚を突かれた中村の命運やいかに!?

いや、ほんと、セリナの真意、それがどうかなのですよね。秋山、すなわちてっちゃんのことが好き! だとしたら、中村さん、絶体絶命ですよ。でももしかしたら、かっこいい激レア最強お姉さまとの新たな関係に踏み込まんとしての発言だとしたら!?

ええ、いまだ展望は明らかではない! セリナと中村の明日はどっちだ!?

2025年1月16日木曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2025年1月15日水曜日

今日は休みます

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2025年1月14日火曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2025年1月13日月曜日

『まんがタイムきらら』2025年2月号

 『まんがタイムきらら』2025年2月号、一昨日の続きです。

『運命のヤマダダダダダダダダダダ』

あなたの運命の相手は山田だと占い師に告げられた渡鳥千鶴。入学式で出会った山田わかなという少女に運命を感じていたのだけど、なんと新たなクラスは山田が36人! 先生まで山田というとんでもない状況なのですが、それでもなお山田わかなに運命を感じている千鶴です。

今回はわかなと千鶴の接近イベントが発生。コンタクトレンズを落としてしまったわかなをかいがいしく手助けするなかで、想像以上に接近する千鶴。鼻先と鼻先が触れあうような距離。さらにわかなから運命の人といわれ、もうこれは間違いない! 明日にも告白すると息巻く千鶴の運命やいかに!?

なのですが、クラスの山田さんが割り込み告白して自爆してくれたおかげで、千鶴とわかなに運命の縁がないことが判明! おおお、あぶないところだった。しかもわかなの好みのタイプを知ることができて、それがまあ千鶴とはまるで違うっていうんです。ああ、それでわかなの好みに近づこうと努力する千鶴を見れば、実際本気で好きだったんだろうなあとわかってちょっと切ない。

さて、同じクラスの山田36人のうち、山田さんと山田さんが対象外であることが判明しました。残るは34人! ああ、このなかに運命の相手はいるのでしょうか。それともやっぱりわかなさんなのでしょうか?

『かみねぐしまい』

ほこちゃんを尾行して見守るだけでミッション達成した神様。なにもせず見てるだけでいけるのかと味をしめて、神様、歓迎されそうな相手、田端のもとへ向かいます。でもまったくの空振りでしたね。ぜんぜん歓迎されない。むしろ邪魔にされてる。でも社長のとこにいかれるよりもマシだから、自分の部屋におってください!

散々なのですが、得られるものがないならと田端の願いは無視をして、ツギノまえなの母のもとへ向かうのですね。

ふたりの母の願いは、姉かんなのこと。たとえ神様といえど、干渉できない相手。ゆえに神様、またもお母さんの願いをかなえることができず、と思ったら、社長のこと知らせてくれてありがとうと、田端から感謝をもらうことができたんですね。

ちょっとした気持ちの揺らぎ、その機微は神様にはまだわからぬようで、いつかわかる日もくるのかな? それはどうかわからないけれど、こうした人の思いに触れ、理解していくこと。それこそがこの小さな神様に課されたミッションだと思うのです。がんばって。

My Private D☆V

『ちみどろアイスクリーム』の北斗すいです。

D☆Vポイントは、「こんなお姉さんに抱かれたい!」。まつ毛ばしばしギザ歯キャラに弱いからはじまるD☆Vポイントの数々は、なかなかきらら誌では見かけないようなものばかりで、いいなあ! こういうの! まさに作者の好きがあふれている!

そしてイラストのお姉さんは、ぱっと見男性かと見紛うようなハンサムウーマン。作者いわく治安悪めのお姉さん。かっちりスーツに身を包んで、黒手袋にタバコ、耳にはピアスがいくつもあって、ああ、いいですね、マニッシュだからこそ際立つ女性性がある。フェミニンではない、だからといって男性的でもない、そんな境界線上にある女性の魅力。びしっと誌面に表されていましたよ。

2025年1月12日日曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2025年1月11日土曜日

『まんがタイムきらら』2025年2月号

 『まんがタイムきらら』2025年2月号、昨日の続きです。

『しあわせ鳥見んぐ』

荒砥四季ちゃんの家出は続きます。岬の家に転がり込んでいるのですが、母からの連絡を黙殺する四季。最初は厳しめの返事催促だったのが、姉と一緒にオンライン鳥見をしているうちに、向こうも相当こたえたのでしょう、すっかり憔悴して、その言葉からは心から心配していることがうかがえる。ああ、四季が翼から聞かされたこと。震災で、津波で、一度失われた風景がふたたび息を吹き返そうとしていること。自然がその姿を取り戻すとともに、自然の脅威から人の暮らしを守る手立ても整備されていったこと。

この、それぞれの暮らしを、折りあいつけながら、両立させた。その風景を見せて、双方それぞれに大切な居場所を守るための不断の努力、ついてまわる苦悩にまつわる話が、すずに、そして当然四季にも、多くを伝えたというのです。

自然、かたくなさを解いていった四季。母との関係も改善、回復を見せてよかったですね。

ところで、私も菓子は箸で食べる派ですよ。指先、汚したくない。

『魔女まじょS-WITCH』

まなに懐いた妖精、ほしいも。この子との暮らしが描かれて、朝起きられないまなを、顔に乗っかって起こしてくれたりね、役立つやつだなあ! と思ったら、違うのか。お菓子に向かう通り道が、たまたままなの顔だっただけかもしれないのか。

顔を踏まれて怒っていたまなですが、ほしいものこと、大切にしているんですね。いろいろなお菓子をあげている。ベッドやブラシとか、自分のおこづかい削って揃えている。そうしたまなの振る舞いに、小夜、きっとほしいもにも伝わってるっていうんですね。妖精を大切にしていると恩返ししてくれる。そうしたことも教えてくれて、まな、気長に待つって、そこまで本気になることなく、でも素直に受け入れたところ、損得でほしいもに向かいあってるわけじゃないって感じがしてよかったんですね。

そしてその夜のこと。まなを苦しめる悪夢をですよ、ほしいもがその能力ではらってくれて、ああ、こうして妖精は大事にしてくれた人を助けるのですね。素敵な恩返し。そうとはまなにはわからないかもしれないけれど、それだけにいい関係だなあって思わされたのですね。

『異世界魔王ごっこ~魔王は姫を倒したくない!~』

魔王城で風邪が大流行! ジェロの風邪がみんなにうつっちゃったかあ。アヴァもヴィンも不調。魔王乃々にいたっては倒れ伏しちゃってて、今日は魔王城はおやすみ。ひとり無事なリュグが皆の看病をするのですね。

しかしリュグの看病、なかなかに安心できない! ヴィンのためにと作ってくれたマンドラゴラシチュー。ところが、これがまずい! そうか、リュグは料理下手でありますか。アヴァは着せ替え、ジェロもいいようにいうこと聞かされて、これ、リュグの普段の甘やかし、その延長みたいなノリだったりするっぽいんですよ。

さて、悪魔たちの看病はこれでいいとして、問題は人間乃々です。人間の薬なんて置いてない。なので人里におりて、得意の魅了で大暴れ! といいたいけど、やったことは薬の調達と、あとは喧嘩の仲裁。ほんと、この人、もっとヤバいことできそうなのに、その性質が穏やかだからか、人間助かってるなあ! その能力の描写見るだに、そう思わざるをえないのです。

さて、乃々のための薬は手に入りました。粉の薬はいやだとぐずる乃々、かわいいなあ! こんなの見せられたら、リュグじゃなくても甘やかしたくなりますよね。からのまさかの下剋上! 乃々からのえらいえらいのなでなでに、リュグ姉さん、陥落しちゃった!

ほんと、この意外な関係。いいですね。ええ、時に甘やかし、甘やかされる。そうした相互な感じが素敵かわいかったです。

2025年1月10日金曜日

『まんがタイムきらら』2025年2月号

 『まんがタイムきらら』2025年2月号、昨日の続きです。

『スロウスタート』

クリスマス時期の悲しい話。たまてが全員のスケジュールを考慮してクリスマスの予定表作ったんですけど、なかなか皆の都合があわなくて、ちょっとずつリスケを余儀なくされていく。

と、それはまだ単なる序章。悲劇はここからだったんですよ。クリスマスケーキが待ち遠しくて、ケーキカタログを持ってきた冠。皆で、どれを選んだ、これを選んだと楽しくやってるところに現れた榎並先生。後ろからカタログを覗き込んで、なんだかほわほわしあわせ気分になっているんですね。

そんな先生が見初めたケーキですよ。冠のお家が頼んだケーキ。一目で陥落した榎並先生だけど、今から買うのはもう無理と悲しい現実を告げられて、容易には信じない! 栄依子の頬をぐにぐにして、けれどなにをしようとも、人気のケーキは9月には売り切れている事実を覆すことはかなわないわけです。

ここまで榎並先生が力落としたことってこれまでありましたっけ。それくらいにショック受けていて、本当、いつにない気落ちした様子。ああ、お気の毒なのです。

『ばくちぬぎ!』

ミクル、いやさ奇跡が女装がバレたと幻に告げました。なぜ? なに? どうして!? うろたえる幻ですが、奇跡の説明を聞き、バレた相手、黒屋美天を脅し、いや違った口止めのお願いをしようと兄を引き連れ街へと打って出るのです。

しかし本当に見つけることができるのか? と思ったら、さすがの奇跡いやさミクルですね。すぐさま発見。からの追跡がはじまるのですが、ふたりを阻む生徒会メンバーたち。女装オフした副会長に始まり、生徒会長も登場。しかしその過程で、生徒会3人が女装と判明!? 加えて、副会長にも兄にも致命打撃を与える幻の発言などなど。そのドタバタぶりは相当なもので、そこに美天の不運攻撃でしょう? 本当、尋常でない大騒ぎになりました。

そしてついに観念した美天です。ミクルの謝罪から、幻による説得。賭博部への勧誘が始まり、ついには七星ミクル秘密守護同盟なる謎の同盟を組むことに。

かくして美天は賭博部の一員となり、いやまだ体験入部なのですが、そしてミクルとお近づきに!? ああ、いずれはふたりよりいっそうに接近したりするのかしら! ええ、なんだかちょっと期待をさせる、そんな子であります。

『ほうかごバスケット』

バスケ部の顧問になるよう頼まれたつばさのクラス担任。あからさまに動揺して、頼み込むも拒否されてしまった。生徒会長、なにかしらのツテがあったわけではないのかい? いや、むしろ一緒に渡された写真にこそ秘密がある。写真の先生の手のかたち、指3本のポーズはピースサインというより3ポイントシュートのジェスチャー。なら、先生はバスケ経験者なのか?

こうした推測が実を結ぶのか? るりが思い出した、古い写真に写る女子ふたり。見た目こそは違うけれど、もしやどちらかが先生!? ここに秘密を探るべく動き出すつばさたちですよ。ええ、なにかしらの進展とともに、おかしなことになりそうな気がするんですよね。

今回は、こうしたストーリーと並行して、バスケの練習風景も描かれて、ああ、パスを繋げてゴールにまでボールを運ぶ! この動き。つばさとあかりは溌剌と、そしてけいとるりも、譲りあいすぎて失敗しつつも、しっかりゴールに結びつけて、ああこの上達!

いやもう、わくわくさせられますよね。伸びゆく姿、それはまぶしいものですよ。

2025年1月9日木曜日

『まんがタイムきらら』2025年2月号

 『まんがタイムきらら』2025年2月号、発売されました。表紙は『スロウスタート』。冠と栄依子ふたりが向かいあうイラストです。冠はおおきなイチゴがついたカチューシャつけてて、にこにこイチゴとべそかきイチゴ、なんだかかわいいんですね。他にもウサギのマスコット、髪にもスカートにもつけていて、えらいことかわいいんですね。栄依子だって負けてません。髪にはお花、腰にはクマ。ええ、ふたりかわいめのコーディネート。揃えていっそうの愛らしさです。

今月は新規ゲストが5本です。

『おやすみモラトリアム』

ダメ人間製造機かと思っちゃった! 大学に入るもいつしか通学しなくなって、家にこもりイラストコンテストに出展する絵に打ち込む白野千影。しかし思うように描けず、なにをやっても失敗続きで、気持ちも落ち込むばかり。と、そんな千影をあらゆる手段ではげますのが、同居している後輩、墨沢陽織なのですね。

あらゆることを全肯定。全身全霊で千影を支えることを公言し、さらには婚姻届までちらつかせる陽織なのですが、千影が眠ったそのときから一転状況が変わって、というのも、陽織の正体は夢を食べるバクだというのです。

千影の悪夢をこっそり食べて、これが千影の心の健康の秘訣? いや、千影、そうとうメンタルにきてますよね。これ、陽織がいなければやっぱりもっと大変だったりするのでしょうか。

『きゅーぴっちキューピッド』

橙崎みかんが思いを寄せる相手、赤野いちご。どうにかして自分のことを意識してもらえないものか。そう思ったところに折よく現れたのが、キューピッド悪魔を自称する出尾るり子。みかんの恋をサポートするといってくれたのですが、なにぶん新米、これが初仕事。なんとも頼りなげに思われて、みかんも心配するんですね。

けれどるり子には策がある。いちごのプロフィールを確認、からの恋愛ドラマで予習。いかにも駄目そうだけれど、しかしるり子には便利アイテムがある。好感度メーターでいちごを見れば、なんとみかんへの気持ちがMAX。触れなば落ちんといった状態だったのでした。

ここからのるり子の頑張り。なんとかしてみかんにいちごの気持ちを伝えねば! というのですが、どうにもこうにもあぶなっかしく、もしやるり子の存在がふたりの恋路を邪魔するのでは!? 思われたところに奇跡の意思疎通! そしてここからは、まさにふたりの世界となって……、めでたく恋は成就するのでした。

しかし、るり子、結果オーライ、しっかり役にもたちました。なのだけれど、この仕事に向いてるかは一考の余地ありかもしれませんね。

『Stage by stage!』

大学を卒業するまでに、任された物件を収益化する。それが蒼空林に課せられたミッション。ルームメイトと一緒にカフェを開くべく動いていたのに、その相手に逃げられてしまいひたすらピンチであるのです。

そんな林が出会ったのがギター少女、白鶴一。香港からきた作曲専攻の新入生だというのですが、最初は苦手と感じた鶴一、ホイだけれど、なんの因果か再び出会い、その音楽を耳にしたときから林の世界は一変した?

ホイとなら一緒にやっていけそう。そうした林の思いと、ホイの夢、日本でライブハウスを開くという目標が一致する。あの物件をライブハウスに! ここからふたりの挑戦がはじまろうという、その第一歩が描かれたのでした。

『おしまいテンプテーション』

父の再婚で姉ふたりとの暮らしがはじまったユウ君。しかしユウには秘密と困りごとがありました。秘密というのは自分が女であることを伝えられていないということ。そして困りごとは、自分を弟と思い込んだ姉、アスカがことあるごとにパンツを見せてくること。その上、勃ったか聞いてくる、ってナチュラルにドメスティックセクシャルハラスメントだ!

で、下の姉、ミクルは姉のことをたしなめる常識人。と思われたのだけれど、基本は同根。同じくユウに性的アプローチを試みて、同じく勃ったか聞いてくる!

これは駄目だと自分のことを女子と伝えたユウだけど、その前にお姉ちゃんと呼んだことばかり気にされて、性別についてはスルーされてしまった! かくしてこうした日常は続く!?

いや、こんな状況続くのは、さすがにマズいと思います!

『白黒分冥』

前向きで元気が持ち味の卯ノ花ユウキは、こともあろうに事故で命を落としてしまった。そんな彼女が向かったのは地獄の役所。生者から死者にクラスチェンジし、さすがのユウキも気落ちする。しかし彼女の生前の行いを審査する閻魔、冥道クロの愛らしさにノックアウト。死んだことも忘れたかのように、テンションあげていくのです。

地獄の審理は自己申告。しかし嘘を見抜くアイテムがある。その性能は間違いがなく、ユウキの嘘どころか、クロの嘘までしっかり暴いて、かくしてクロは、ユウキにカッコイイ、かわいいと褒められて嬉しいこと、曝露されてしまうのですね。

審理が終われば帰宅してよろしい。しかしユウキは相談員の手違いで、仮住まいの紹介を受けていない。行き場のなくなってしまったユウキを救うのは、我らがクロ! といいたいけれど、クロの良心につけこんだユウキの勝ちといった様相です。

ハイテンションかわいいユウキと、照れてかわいいクロ。こうしてはじまったふたりの暮らし。これ、いつまで続くのでしょうね。いずれはユウキも仮住まいから本住まい、あるべき場所へゆくのでしょうか。

2025年1月8日水曜日

『まんがタイム』2025年2月号

 『まんがタイム』2025年2月号、昨日の続きです。

『まほろば小町ハルヒノさん』

今日は体育祭、というので冒頭からサービスシーン! ハルヒノさんとイスズのチアで幕開けなのですが、中身は女神のイスズくん。はたしてこのチアをどのように受け取ればいいか、我々は試されています。

さて今回はまさかの展開がありましたよ。体育祭の途中、サラの妹に迫られるちあきですが、サラ姉ちゃんにまで手を出すんじゃないぞと弟たちから釘を刺されて、いやその心配はなかろうと思っていたらば、なんと、なんと、体育祭終わりにサラの方から私とつきあってくれないか発言ががが!

いや、これ、その直前に日曜が休みかどうか聞いてますやん? だから交際の意味ではないんじゃないか、みたいに思うんですが、ハルヒノがこれをどう受け取ったかはまた別の話。ええ、この場にいあわせてしまったハルヒノ、どう動くのか。どんな反応見せるのか。これは見物でありますね。

『スーパー恋愛タイム~現場でドSな彼女は自宅でデレる~』

いよいよエヴォリューザーの撮影も終わろうとする頃のこと。撮影の現場にアツシの後輩が現れた。さらにひとり、ふたりと見学者が増え、これなにごとかと思ったら、エヴォリューザーの成功で、『英雄王ダイギンガー』、英雄シリーズとしてエヴォリューザーの後を継ぐ番組が作られているというのです。

エヴォリューザーは終わるけれど、その精神は続いていく。新たな世代が開けていく、そんな場にアツシたちは立ちあったのですね。

と、そうした嬉しい話ばかりじゃありません。自宅へと帰るアツシ。いつものように変装しているのですが、そんな彼を狙うスクープカメラマンの姿が! ああ、リナとの生活が素っ破抜かれてしまう!? このピンチ、いかにして切り抜けるのか。まさに好事魔多しであります。

『良倉先生の承認欲求』

デパートの物産展に、買い逃したシマエナガケーキを求め開店前から並んだ良倉の前に現れた人物! 氷高に落安という、それぞれ違った動機でOLさんを追うふたりと出会ってしまったというのですね。

良倉に注がれる星畑の意味深な視線。この子、魅力的だな! はいいとして、このピンチ、いかに切り抜けるのか! と思ったら、生徒たちとは別行動なんですね。これ、危機管理の一環なのかな? と思ったのだけれど、あらぬことを勘繰られぬよう、というのも実際あったのかも知れませんね。と思ったら、そっちもそっちで危機管理だ。むしろOLさん身バレよりも社会的にはアウトかも知れません。

ケーキを無事買えた良倉。氷高たちと合流したとき、うっかり以前買えなかったことを曝露してしまい、あぶない! OLさんとバレちゃう!? と思ったら、氷高も落安も一度買えなかった組でセーフ。で、ここからが面白い。氷高、落安がそれぞれのOLさんへの関わり方を語ったときの様子ですよ。

ガチで怖れる落安! 冷たい視線を送る氷高! ほんと、ふたりガチ勢にして互いに相容れぬこと描かれて、本当に面白かったですよ。

そしてラストに良倉の災難。けれど災い転じて福となす? あんまりとがっかりしてたのに、いいね集められたらもうニッコニコ。良倉、現金な男です。

2025年1月7日火曜日

『まんがタイム』2025年2月号

 『まんがタイム』2025年2月号、発売されました。表紙は『レーカン!』。雪だるまづくりに精を出す天海がメインで登場です。手にはボタンと木の葉、これで雪だるまの顔を作ろうというのですね。雪だるまづくりには、いつもの猫も参加して、こうしておとなしくしていればかわいいやつでありますね。他に『大家さんは思春期!』雪合戦するチエと、『ニセアイホンアイ』小さな雪だるまと雪兎を手にする新と恋。そして、これはフィギュアスケート? 『おとぼけ部長代理』のカットがございます。

今月は新規ゲストが1本です。

『星月夜工業高校ルナ同好会~38万キロの奇跡~』

工業高校建築学科に入学した黒月素直は内気な少年。身長は190cm、体格も悪くない、ということで運動部からは引く手数多なのだけれど、そうした方面には興味がない。そんな素直が出会うは、身長145cmの女子生徒。月にいくことを目標にこの学校を選んだという変わり者、星守ひかり。

しかしなぜ月が目標で建築なのか。それが明かされる終盤。この子の目には、月へと向かうエレベーターが見えている。軌道エレベーター。宇宙から地上へと降りてくる、ロケットに頼らない移動運搬手段。いつかくる建築のそのときまでに携わりたいと夢を語るひかりです。

そんなひかりと素直の縁。姉が残した天文の書籍たち。これがひかりとともに追う夢に繋がったりするのでしょうか!

ボーイ・ミーツ・ガーツと思ってよいのでしょうか。あるいはともに夢を追う友情もの? いずれにせよ、ひとつ目標の定まるまでのあれやこれや、いったいいかなる展開があろうか。気にならずにはおられませんよね。

『跳べないウサギと神の島』

おお、やっぱり理沙子であったか! レオのもとに現れた自律行動するウサギ土偶の形代。久しぶりと話しかけたことから、もしや? と思ったわけですが、実にそのもしやであったわけですね。

人を避けレオの家まで連れられた土偶。アナログでなら映像を映せるからと、古いテレビにアンテナを用意させて、そしてそこからの展開。あああ、この土偶の中身、いやさかつての姿がこの美麗な女性なのかあ! しかし肉体を失ってなおこの陽気さ。すごいよな、この漫画の登場人物。なにがあろうとただでは死なない、そんなしたたかさがある。理沙子もそうしたひとり、というか巫女の家系はみんなこうなのかも知れませんなあ。

形代に入り込み戻ってきた理沙子の目的、あるいはその意味とはなんなのか。それはまだわからないけれど、もしかしたら理沙子自身もわかってなかったりするのかも。とりあえず今はレオに7年ぶりの島を案内させて、そしてかつては島の外に繋がっていた鉄道駅でリンコのことを思う。ああ、ここに以前の巫女と今の巫女、ふたりのつながりなど示唆されるのかな? と思ったら、あれれれ、理沙子と話しているところ、当のリンコに目撃されてしまった!?

ほんと、どうなるのか。ごまかすのか、あるいは真実をありのままに伝えるのか。ほんと、どうなるんだかさっぱり予想もできない。ワンダーが連続する漫画です。

『ガチ恋カウント2.9』

コミックス発売でゲスト掲載、特別編ですよ。

時はリコが女子プロレス団体、ビューティフル・ビーストの練習生となった頃のことですね。厳しい練習に疲れはてたリコが補給するのは、メイデン様グッズ! ああ、これはタオルかな? と思ったけど、違うのか! 自分で作ったメイデン様応援ボードか。

そして、このボードにまつわる逸話がこれから語られるのですが、ほんと、リコ、いろいろおかしいな! というか、強火のファンといっていいのかどうなのか。いっそそれ以上の過激な感情抱えていること描かれて、幻聴!? 滂沱の涙!?

しかしメイデン様、かっこいいよね。場外乱闘でリコの手作り応援ボードを手にして、それで激しく殴打! このときポッキリ折れたボードが冒頭のリコが吸っていたやつ! うわあ、思った以上にメイデン様との縁あるグッズだった! メイデン様はというと、脆い凶器だな! との言葉を残しリングに戻っていく。リコが魂抜けてますがな!

この時のメイデンの内心が後に描かれるのがまたおかしくて、芽生子、リコへの仕打ちを後悔なさってる! でもリコはうきうきの感涙で、で、ラストの行動がですよ、スタッフに制止されるほどの巨大凶器応援ボード!

リコは練習生になってよかったのかもしれない。もしあのまま強火ファンとして成長していたら、関係者もおののく怪物に育ってしまっていたかも。なんてこと思わされた番外エピソードでした。

2025年1月6日月曜日

『まんがホーム』2025年2月号

 『まんがホーム』2025年2月号、昨日の続きです。

『カワイイだけでは飼えません ~さくらば動物病院カルテ~』

帰省しているキョウスケです。祖母の家でくつろぐキョウスケは、まだまだ甘えてみせたりもするのだけど、もうすっかり大人です。あさってには家に帰る、病院が4日からはじまるからと、きちんと働いてる様子を見せて、とそれだけでなく、動物病院でがんばってる姿をも見せることになったお正月なんですね。

迷い込んできた犬。ねずみ取りのとりもちでベタベタになったお向かいさんの飼い犬、コロ吉を洗うことになったんですね。とりもちにはサラダ油と食器用洗剤がいいらしい。きちんと調べて、バリカンはどうかという飼い主シゲさんに皮膚を傷つけちゃうからダメと進言。しっかりしたところを、祖母にもご近所さんにも見せられたんですね。

一時は荒れてたキョウスケが、もうこんなにもちゃんとして。これ、おばあちゃんにしても嬉しいお正月になったんじゃないでしょうか。そしてがんばる自分の姿を見せられた、キョウスケにとってもいいお正月になったと思ったのですね。

『歌詠みもみじ』

お正月のバイトといえば巫女さんです。バイトマスター千恵の紹介で巫女バイト、助勤をすることになったもみじたち。神社での仕事ですからさぞや身もひきしまろうと思いきや、はじまる前から眠そうな宇賀神にもみじです。元日深夜はテレビ、配信と見どころいっぱい。すっかり夜更かししちゃったっていうのですね。

と、そこに現れる坂和です。黒髪ロング、巫女の装束がよく似合う! 千恵、目つけてたんだ! 神主に千恵、ふたりの思惑が交差する。ほんと、まさしく巫女になるために生まれたような彼女! というか、坂和ちゃん、ここが最大の見せ場。普通に真面目で優秀だから、この後ほとんど出番ないじゃないですか!

出番があるのは不出来な宇賀神にもみじです。仕事そっちのけで写真撮ってみたり、予習不足をさらしてみたり、さらには巫女のイメージ落としたり! でも、だらけ巫女もみじ、かわいかったです。

でもって、最後にまさかのアメリ! 私物の巫女装束で登場! ややこしや! コスプレ趣味のアメリ、仕事を手伝うとなったら趣味性抑えておとなしい格好に変わるんですね。ああ、願わくば黒髪になったアメリも見てみたかった!

お正月からにぎやかなもみじたち。仕事ぶりはいまいちな子もいましたが、楽しそうで、そうした様子、とてもよかったです。

『座敷童子あんこ』

今回はどんど焼きの話題。門松をバラバラにして燃やそう、その会話に自分が焼却されるのではと怖れたあんこ。どれほどこの家の役にたってないこと自覚なさっているのか。

どんど焼き、子供のころ神社の裏でやってたのに参加しましたよ。幸太、リヤカーに門松だったものやお正月飾りやだるまなどなど積み込んで、神社へと向かいます。あんこはというと、チーズにマシュマロ、チョコレート、クラッカー。まさにキャンプ気分です。

現場にてはだんごや甘酒、みかんを貰ってきて、でも焼きみかん、やりすぎて大失敗! こりゃ炭みかんですなあ。でもって予想外のだるまのささやき、歳神様のその姿。こうしたところは、まさにこの漫画のらしさがでていました。

そしてラストのどんどの灰。魔除けになるのはいいとして、量に限度がありますよ! しかもそれを家の中に撒き散らして、これ、あんこは祓われたりしないのですかね?

2025年1月5日日曜日

『まんがホーム』2025年2月号

 『まんがホーム』2025年2月号、昨日の続きです。

『ガチ恋カウント2.9』

リコが所属する女子プロレス団体、ビューティフル・ビーストのタイトル。最高峰、若手、タッグと紹介されたそれらを争う機会がやってきました。舞台は地方巡業。リコに芽生子、それぞれに推しとの旅行を夢見るドキドキタイムなど描かれるのですが、現地に着けば大忙し。それどころではなくなるのですね。

そしていよいよ試合です。次々と熱戦繰り広げられ、ついにメインイベント、最高峰タイトル、エンプレス・オブ・ビースト王座戦。挑戦者紅翡翠とチャンピオン虹光リズムの試合は終始リズム優位に運んで、強さに加え華麗絢爛なスタイルに観客はおおいに沸くのでした。

しかし大盛り上がりはここから!? リズムと戦える選手はもういないのではとファンがささやく中、リズムからの逆指名。そう、相手はメイデン! エンプレス・オブ・ビースト、そしてリコを賭けての戦いにメイデンを引き摺りあげようというのです。

これは熱い展開だあ! はいいのだけど、リコっていわれて誰がどれだけわかるのん!? 練習生の驚き顔で幕引きとなった今回でしたが、これはぜひファンたちの反応を見てみたい。リコって誰!? 大騒ぎになりませんか!?

『はなまるゲーセン飯』

お正月ににぎわうあがいんです。帰省してくる人たちが訪れる。年始の休みを利用して遠征してくるお客さんもいる。ゲームで遊び、ゲーセン飯を楽しみと、あがいんならではの風景もあって、ああこの暖かみ。地域に根差した愛されるゲームセンターなのですね。

今回は紗季子が花でした。着物で登場、とてもきれいで、樺恋が冗談でスカウトなんていってるのですが、これがまさかのラストへの伏線! ええっ、どうなるの!? ほんと、紗季子さん、モデルデビューなさるんですか!?

と、こうした驚きもあったのですが、メインの話題はパ宮の妹、のえるちゃん。5歳ののえる、紗季子のこと憧れのゲームキャラクターに重ねちゃって、サインをねだるほどの大のお気に入りに! 遊ぶごとにカードが出てくる女児向けリズムゲームを楽しむのえるなのですが、コーディネートに悩むのは、紗季子お姉さんの魅力を際立たせたいがため。本当、今回はのえる、紗季子が最高だったんですね。

さて、ラストでモデル事務所のスカウトを受けた紗季子。はたして本当にモデルになるのか、というのはさっきもいったとおりですが、これが叶うとのえるのお姉さまは皆のお姉さまになっちゃう!? でも、のえる、めちゃくちゃ乗り気ですよね。憧れのお姉さんのよさ、それが広く知られることになる。やっぱりそれは嬉しいことなのかも知れませんね。

『うちの秘書さま』

お年玉をたくさんもらったはじめ。なにを買おうと楽しみにしているのですが、このあたりも七瀬にしっかり管理されてるのがおもしろさ。しっかりお年玉押さえられちゃって、がっかりのはじめ様です。

そこにメイドからの入れ知恵。新しくできた駅前のカフェ、七瀬が気にしていましたよと情報もらって、はじめ、七瀬を誘います。ちょっとしたデート気分? と思ったら、七瀬さん、めちゃくちゃたくさん食べますね! はじめのケーキに目移り。代わりに自分のケーキをひと口どうぞと差し出すも、はじめが食べすぎちゃったともうひとつ追加注文。からの次から次へとケーキを注文しはじめて、支払いできるか心配しはじめるはじめなんですね。

あくまでも自分が払うつもりでいたはじめ。お年玉が残らなかったらどうしよう。心配しつつも七瀬にほだされ、でもそのへん七瀬は大人ですよね。支払いは自分がしますと素敵な笑顔見せてくれるのですね。

ああ、今回はめでたしめでたしだったなあ。そう思ったのも束の間、はじめ、調子に乗っちゃいましたね。ゲーム沢山買おうとしちゃって、七瀬にお年玉取り上げられる! ああ、このへんやっぱりまだまだはじめは子供なんですね。

2025年1月4日土曜日

『まんがホーム』2025年2月号

 『まんがホーム』2025年2月号、発売されました。表紙は『孔明のヨメ。』。伝統衣装? でボクシングにいそしむ孔明、月英夫妻であります。これは拳闘の練習? あるいはボクササイズというやつなのでしょうか。おそらくは格闘技の方なのでしょうね。というのも、『彼女たちのツモる話』は柔道を、そして『ガチ恋カウント2.9』はプロレスを、ってそりゃいつもどおりか! その『ガチ恋カウント2.9』のコミックスが出るんですね。ということで格闘技テーマなのでしょうね。

『孔明のヨメ。』

荊州に落ちついた劉備たち。孔明も存分にその手腕をふるって、改革、改善されていく地方政治。税収も増え、インフラも整いと、こうして民のために働いているときこそが、もっとも孔明が輝いている。なんて日々が続くかと思っていたらですよ、劉備から孔明、月英ともに呼び出しを受けるのです。

ただごとではない雰囲気。しかし実際は思ったような大事ではありませんでした! という展開を期待していたら、なんとまあ、ただごとではありませんでした! 荊州を治める劉琦が若くして病没。その遺言を受け、荊州を引き受けることになった劉備。ああ、ここに劉備はひとつ歩を進めることとなったのですね。

けれどこれが今後の禍根になる。孫権側の思惑。そして劉備側の意図もあり、これがぶつかりあうことになる。今後の動き、そこには曹操のほどこした策がある。ここにきて、やはり抜け目なく立ち回る曹操の存在感でありますね。

『へなちょこお嬢さん世話焼きオネェさん』

ひとり暮らしをするうず。家族との関係はいかなるものなのか、というのが垣間見えた今回。うずちゃんに父から着信。あまりの大声に圧倒されるうずですが、その内容は娘を心配するもの。やっぱりお父さんと一緒に暮らそう。その申し出に即答で断るのがうずなのですが、このやりとりでですね、お隣さん、スミレのことがオネェさんなのにお姉さんと勘違いされちゃって、これ今後もしかしたらなにかしらの展開あるのかしらん。

さて、そのうずちゃんを助けてくれるスミレさんですが、この人もちょっとしたおっちょこちょい? 都会に暮らす今もまだ田舎暮らし気分が抜けてないようで、玄関の鍵、しめ忘れた! と大急ぎ。これじゃ田舎者と思われちゃう! ちょっと心配するポイントが違うんですけどね、それでも急いで帰ったらそこには鍵を探すうずちゃんが。そこで手を貸すのがスミレなのですね。

この鍵の顛末。探してる最中の勘違いも面白く、あの誤解されてスミレに警戒されたマスクマン、終始温厚な笑顔で好印象だな! で、赤面スミレさん、かわいいな。でもって、鍵! なんでそんなとこに! っていうの。ほんと、こういうところがうずちゃんなんでしょう。ちょっとこまった子。でもそんなところがほっとけなくてかわいい子です。

『スナックあけみでしかられて』

正月休みも今日で終わり。正月休みも今日で終わり! はじまったときは、あんなに長い休みだっていわれてたのに、終わってみればさながら一瞬! ほんとに、ほんとに休んだの!? あけみさんはのんびりダラダラ、リフレッシュできたらしいですが、自分はそんな気まるでしないよ!? でも働きたくない、エンジンなかなかかからないってところ、おおいに共感するところです。

連休最終日の朝食に、パンケーキを食べたいというあけみ。牛乳が切れていてパンケーキからお好み焼きになっちゃうっていうのね、ああ、見た目だけは譲らなかったのだな、そう思ったんだけど、やっぱりパンケーキへの未練があるというの、なんかじわじわ面白かったです。

自宅用の買い物に出かけたあけみ。途中ジンに出会い、いろいろお話ししながらの買い物。自宅用なのに店のだと見栄をはっちゃうあけみさん! でも買いすぎて、店にもまわすことになる。嘘から出たまこと。けれどどうにも本調子が出ないあけみさん。鍋でごまかすっていうのですが、けどこうしたノリ、このお店のらしさになってると思うんですね。常連さんも喜んでいて、なによりのお正月でした。

2025年1月3日金曜日

『押しかけギャルの中村さん』

『押しかけギャルの中村さん』、第57話を読みました。

『押しかけギャルの中村さん』

中村と榎本が揃って目撃、黒髪女子高生セリナちゃんと親しげに話す秋山ですよ。ショックを受ける中村! 榎本が、妹とかイトコじゃないかって必死ではげましてくれるのですが、もう駄目なんだ、秋山はあの子とつきあってるんだって、もう完全に決めつけちゃって、確かめることもしなかったんですね。

もし秋山に確かめて、恋人と確定してしまったら、いよいよ自分はこの家にいられない。秋山はきっと出ていけだなんていえないだろう。なら、自分から別れを切り出そう。

すっかり自分ひとりで完結しちゃってますよ! まずい、非常にまずい! でも、まだ未練があるのでしょう。当然ですよね? 秋山が彼女と会ってるところを確かめよう。出かける秋山の後をつけることにするのですが、その探偵スタイル、もうめっちゃくちゃにかわいいんですよね! というのはいいとして、オシャレな雑貨店から野菜の路上販売に移行、ネギなんて買っちゃう秋山に我慢できなくて飛び出していっちゃった!

ネギなんて持ってデートにいったら、秋山がフラれちゃう!

ほんと、いい子ですよね、中村さん。だからこそこの子にはしあわせになってほしい! ここぞいうところで、秋山を優先した。自分のこと以上に、秋山のしあわせを願った。この気持ちの発露があったからこそ、じゃあはいと誕生日のプレゼントを手渡され驚き戸惑いながらもはっと状況を理解する中村が映えました。本当、とんだサプライズですよね。自分からけしかけておきながら、すっかり忘れているだなんて!

安堵した中村、秋山のプレゼントに大喜びしましてね、さらにここからのワンモアシング、指輪の追加に感情の上限突破しちゃって、ほんと中村さんは忙しいなあ!

でもこんな子だからこそ、秋山は放っておけないし、ひかれてやまないのでしょうね。

2025年1月2日木曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2025年1月1日水曜日

『まんがタイムきららキャラット』2025年2月号

 『まんがタイムきららキャラット』2025年2月号、先日の続きです。

『ずんだもんTV!』

まさかの展開! いえね、ずんだもんはじめてのおつかい、てっきり失敗すると思うじゃないですか。歩き出して、即あらぬ方向へそれていくとか、さらには目的地のスーパーまでの道案内を、たまたま出会った猫ちゃんに頼むとか、普通に考えたら失敗するとしか思えない。

その上、露営している四国めたんに遭遇。それぞれ誤解したままの会話から、教えてもらった道筋はスーパーならぬペット用品店。ここからまだ修正できる可能性などあるのかと思ったら、手持ちの500円、目的の巨大ずんだもちではなく、限定お野菜ウェットフードに化けてしまって、ああ、もうだめだ! もう回復の目はなくなった!

と思うじゃありませんか! ところがここからのミラクル。いっときは猫のせいにしようとしたずんだもん。しかしこれは自分のせいと思い直して、そうした心掛けのよさもあったればこそか! その猫ちゃんと出会ったことがミラクルを引き起こす!

いやもう感動しました。これ、ずん子も一安心ですよね。でも思ったようなプロセスを辿らないずんだもんの足跡。これを見て、ずん子、正気でいられたのだろうか! ともあれ結構な撮れ高だったこの行程。公開したらば、どれだけの反響を得られるのでしょうね。

『このままモブじゃ終われない!』

本が完成、いよいよ即売会に打って出るピコです。搬入するのは50部。印刷も表紙の加工もがんばって、けれど中身はいろいろ残念? グロだとか絵はアレだとか、散々なこといわれちゃってます。とはいうものの、そよかぜがですよ、内容はいいっていってるんです。ってことは、ピコ原作で作画を誰かにまかせたら化けたりしない!?

というのは、今の状況では時期尚早。だって、今回の売れ行きに地元に帰るかどうかがかかってしまっている。だからなんとしても売らないといけない。目標販売数は1冊だ!

って、えらいハードル低いな。と思ったけど、ピコ、プライドがあるんでしょう。そよかぜが買ってくれるというのにお断りしてね、自分の力で売ってみせますよ! ところが売れない。中身を見てお返しされちゃう。あまりの厳しい状況に、売れる漫画とはどういうものか、悟りはじめて、さあ困った、冷静になったら負けだぞ?

からの値下げ攻勢、さらにはサキュバスとしての能力を全解放しての客引きまでして、さあこれでどうなのか! と思ったら、売れない! まったく売れてない!

ほんと、これどうなるのでしょう。まさか地元に帰るってことはないでしょう。となれば、なんとかしちゃう? できるのか? できるのだったら、その過程をこそ見てみたい! ええ、だって、ピコの正念場ですよ!?