2024年12月27日金曜日

『まんがタイムオリジナル』2025年2月号

 『まんがタイムオリジナル』2025年2月号、発売されました。表紙は『小森さんは断れない!』。正月らしく晴着! といいたいけれど、なんだこの着崩し! えらいこと崩して、胸元あらわにするわ、片袖脱いじゃうわと、大変なことになっている正月情景です。そして他には『沖浪荘202号の漫研部』から、タブレット用スタイラスを手にするつくし。『かつては最強無敵の勇者様』からは枕を抱いてねむねむのステラ殿のカットがございます。

『ムクカノ:無垢で無口な職人彼女と、静かでにぎやかなふたり暮らし』

関係の進展を望んだ賢太に応えようとしてくれた椎奈。賢太の手をひいて風呂場へと向かうのですが、気づいてしまった、お風呂場って明るい! すごい明るい!

うろたえる椎奈。髪がひとふさ逆立って、めちゃくちゃかわいいですね! からの、椎奈の様子を見てこちらも悶々といろいろ考える賢太です。でも賢太、ひとつ思い切りましたね。まずは自分が先に風呂に入っていると。準備ができたら入ってみますか。とリードしてみたのはいいのだけど、眼鏡がないとほとんど見えないんかい!

そこでこれから先のできごと、またも悶々と考える賢太ですよ。

このなかなかきっぱり割り切れないところが妙にリアルというか、ああ、これが賢太のらしさなんだろうなあ。からの、ドギマギしている椎奈さん。賢太はがんばって目を背けてみせて、それからのふたりの会話。ふつうにできなくてごめんなさいと謝る椎奈に、気にしなくていいと答える賢太がいいんですね。ええ、他の人とか普通とか、そんなのわからないし自分たちにとってはどうでもいいんだって。そう思えたことはよかったんじゃないか。自分たちの歩き方を、ふたりで一緒に模索しながらというのもいいのではないか。

そうした結論の出たこと、ああ、これがふたりのらしさだなって。すごくいいなって思ったんですね。

『かつては最強無敵の勇者様~姫には内緒のレベルダウン生活~』

ステラ殿の見る夢! 勇者様と一緒に旅をする自分。ジュローのかつての冒険仲間に出会ってしまったことがきっかけで、こうした憧れを夢に見るようになったのかと思ったらですね、どうも連夜見ているのですかね? しかも夢の異変はジュローにも生じていて、なんか変な夢など見ていませんか?

ずっと見ていたい憧れのシチュエーション。ゆえにうやむやにしてしまったステラですけど、今夜ばかりは様子が違っていた。それはかつてのジュローの姿。異世界に暮らしていたときのジュローの青年時代の飛躍と挫折をまざまざと見せられて、そして思った、ジュローは私ステラのことも信じることなく距離を置こうとしているのではないか。

と、こうした心象に傷つくステラなんですが、ここからがえらいことになるというのですから、ああ、悲しい、つらいばかりでなくてよかった!

いや、そうでもないな、ステラにとっては恥ずかしい、いたたまれないだこれ!

かつての自分の憧れを、まんまジュローに知られてしまった! それもすべてはジュローのアイテムのせい。あの繁茂しつつある蔓はいかなるものであるのか。ええ、はやめに対策しないと、いよいよ大変なことになりそうですよ?

『となりのフィギュア原型師』

わあ、斉藤、えらいことになった! 大晦日を一緒に過ごしたいという相手が現れた! それはもず、あの駄目出しの激しいイラストレーターですが、なんと斉藤を御指名で、大晦日から新年という特別なときを一緒に過ごそうというのです!

とはいうものの、別に色気のある話じゃあない。2月開催の模型フェスに向けて、原型を仕上げようというのです。ビシビシ指摘を入れるもず。その数や108箇所というのですが、それだけの駄目出しを受けてなおやる気を見せる斉藤を前にして、いろいろ思うのがもずさんなんですね。ああ、斉藤に心引かれているのかい? 誰もが敬遠する自分の無茶ぶりにつきあってくれるただひとりの男。ああ、甘えちゃうのですか! よろしいですね! いいのではないでしょうか!

からのふたり一緒に初詣にいった神社でのこと。突撃キッズから身を呈してかばってくれた斉藤に、もずさん胸キュン! 斉藤のいうこと聞いてやらんでもないっていったら、おお、斉藤サン、踏み込んできましたね! 俺とつきあってくださいですって!?

いやもう、斉藤さん、大変なことになった! しかしもずさんもまんざらでもない、どころかすごく乗り気ですよね。ええ、これは半藤くんにもなにかしらの影響あったりするのかな! ええ、ただこれだけでは終わらない、そんな気がしますよ!?

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