『まんがタイム』2025年1月号、昨日の続きです。
『跳べないウサギと神の島』
この漫画、なにがすごいって、神の存在が示唆され、さらには神通力を操る巫女がいて、だというのにその当事者である巫女やら巫女経験者やらがですよ、その神様、神事もろもろをわりと雑に扱いがちなところですよ!
信心がないわけではない。侮っているわけでもない。だというのに、なんかなおざり! リンコは禁足地にみだりに立ち入り、さらには古い形代を破損させた上に全力投球をキメる! お婆さまの織子にしても、新しい形代を値段で決めたあげくに、自分で組み立てようとして重要な部品を組み込み忘れるという!
これ、大丈夫なのか? いや、そりゃあ大丈夫じゃないでしょう。古い形代は爆発するし、それでリンコが叱られるかと思いきや、織子にも負い目があるから強くは裁けない。ほんとこのどうしようもないぐだぐだが描かれて、こりゃあ儀式は失敗かなと思ったら、なんと姿を消した形代か、あるいはふたつ買ったうちのもうひとつなのか、そいつがてくてく歩いてきて、レオに挨拶するってえんですよ。
しかもその挨拶が久しぶり。え? もしかして知りあい? もしかしたら理沙子さん!? いやわからんのだけど、ほんとこの漫画なにがどうなってどう転がるかわかりゃあしません!
『良倉先生の承認欲求』
デパートの物産展に向かった良倉。しかし出遅れて、あれもこれも完売。目的を果たせなかった良倉はリベンジを誓い、狙うは土曜の午前8時半。
これね、自分ひとりで心に決めただけならよかったのに、悪いことにOLさんアカウントで、お目当てが買えなかったってつぶやいちゃったのですね。こうなると、当然誰かに見られちゃう。穏当なファンから強火のファンにまでしっかりばっちり見られてしまって、となると、OLさんの特定に命をかける、最強火のファン、氷高さんがOLさんの行動を予想して同じく土曜の朝に並んでしまうではありませんか!
かくして良倉、はからずも氷高と一緒に物産展をめぐることに!? と思ったら、さらに悪いことに落安まできてしまって! って、落安先生はいったいなんの目的で!? いやもう、良倉、氷高に落安とヤバめの面子が揃ってしまっては、良倉の頼みは星畑ひとり。これはもう良倉先生、星畑に頭があがらなくなってしまうやつです。
- 『まんがタイム』第45巻第1号(2025年1月号)
0 件のコメント:
コメントを投稿