2023年9月19日火曜日

『まんがタイムきららMAX』2023年11月号

 『まんがタイムきららMAX』2023年11月号、発売されました。表紙は『わからせろ!ナマイキツネ様』。桜子と壱与がふたり揃って登場。身を寄せあって、手はキツネ。この様子、本当に仲がよさそうで、いやあ、これだけ見ていたらまさかキツネ耳のゴスロリ美少女が隣の巫女から日々こらしめられ、おしおきされ、わからされているだなんて思いもしないことでしょう。ということで、今月は巻頭カラーで登場。安心してください、のっけからおしおきされています。

『わからせろ!ナマイキツネ様』

今回は海が舞台。壱与と阿古町で夏休みと称して海水浴にいったのはいいものの、悪癖、イタズラが祟って神社にクレーム。天敵桜子を呼び寄せることとなってしまったのですね。かくして冒頭、のっけからこらしめられる壱与ですが、まあこのへんは自業自得ですよね。

今回地味に面白かったのは、マカロンの趣味嗜好、桜子に対するこだわりD☆Vポイントでありますよ。もっと太くてもいいくらいっていうの。確かに見れば、腿から腹から感じる、ほのかなふくよか感。となりのコマのマカロンと比べるとそれが非常によくわかるようになってるのが、桜子にとって逆風というやつでありましょう。

そして壱与に煽られる刑部ほのか。いや、ほのかはそのまんまでいいと思う。むしろ冒頭のアイドルは根性Tシャツが最高でした。

今回は(も?)、こらしめにはじまりこらしめに終わったわけですが、ビーチバレー対決にて壱与の策謀。阿古町にズルを持ち掛けるのはいいとして、まずは阿古町にルールや加減というものを覚えさせておく必要があったようですね……。ええ、これを策士策に溺れるといっていいのか、それ以前の問題といっていいものか。もろとも一緒くたにおしおきされてる阿古町がちょびっと不憫でありました。

『アイドルビーバック!』

就職活動に精を出す朝子様。なんだかんだであんじゅの相談に乗って、アドバイスしてと、まるで頼れるマネージャーの様相です。あんじゅの妄想と思われていた黒川椿、ブラックカメリアPとも面談して存在を確認。新曲の出来も確認と、前提条件がだんだんできあがっていくのを目の当たりにしながらも、アイドル復帰には消極的。他の元アイビバメンバーも同じような感じみたいですね。夢破れて、あるいは次の夢に移っていって、今の状況がかっちり固まってしまったら、もとのグループに復帰するのもそうそう簡単ではないってことなんでしょうね。

ということは、朝子は就職が決まっていない今の状況が勝負か。就職が決まってしまえば、もうアイドル復帰は望めない。なんとしても、はやくその気にさせるんだ! じゃないと、あんじゅの暴走がとまらないよ!? 大きなイベント、大きな会場に突撃していくあんじゅの暴挙を聞かされて、瞬間青くなる朝子。今のあんじゅには、常識人の朝子が必要なんですよ。

とはいえ、常識人だからこそアイドルという夢を追うのではなく、地道な暮らしに舵を切ろうとしているのでしょうね。なかなかうまくはいかんものです。

最後の頼みの綱は、アイビバ最後の3人のひとり、慈雨の復帰。そう思うも、今慈雨は新しい事務所での打ち合わせ中! なんと、カウンターで握ってもらうお寿司ですか! この状況からいかにしてこちらに興味を持たせる!? いやもう、あんじゅ、逆風すぎる! いかにして光明を見出そうというのか。ハラハラの展開ですよ。

『エイティエイトを2でわって』

ほのぼのとしていい漫画だなあ。はじめてのピアノ連弾で気持ちが高まっている来夢ゆず組。対して我らが主人公、美弦たちはというと、若干よくなってきたとはいえ奏さん、まだまだ不満そうですよ。力は確かに抜けてきた。だが今度は抜けすぎ? なんとまあ。美弦はいろいろ加減ってのが下手っぴそうだもんなあ。いずれ、またなにか経験したり共感したりすることで、新たな境地に達することを期待でありますね。

眠れない奏です。隣りの美弦はどうかというと、寝惚けて布団を蹴り上げとりますがな! でもって、謎の寝言がデカすぎる! あまりにわけがわからなすぎるせいで、共有リビングに退避してみれば、そこには来夢が。緊張ではないけど気持ちが高ぶって眠れないというのですが、そんな来夢との即興パジャマパーティー? しかもそこにゆずまで加わって、あとは美弦だけかと思ったら、あー、起きてこないのか。

これまでの頑張りを振り返ってみたり、これからのことを思ってみたり、なんか静かで、それでいてわくわくさせてくれる、そんな時間が貴重でした。

そして一夜明けたら、いよいよ音楽祭当日です。出番まで、学校の仲間が出場するステージを応援しにいきましょう。なんて素敵な提案があって、ああ、前回出会った彼女らの演奏が披露されるのかな!? ええ、すごく楽しみです。どんなパフォーマンスになるのか。その演奏に触れた美弦たちがなにを感じるのか。わくわくとさせられて、待ち遠しいのです。

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