2023年9月12日火曜日

『まんがタイムきらら』2023年10月号

 『まんがタイムきらら』2023年10月号、昨日の続きです。

『しあわせ鳥見んぐ』

高山に鳥を見にいくことになりました。楽しみでならないすずですが、遅刻ぎりぎりの時間に起きたりとわりと散々なスタート。しかも服装がまずかった。半袖短パンと、高山には向かないスタイル! それを翼と岬から指摘されてもピンときていない。

トリさん動画高山編見ながらも、肝心なところに達していない! 高地は寒い、夏でも寒いっていうのを知らないすず。さらには山には虫が出る。かつての翼の失敗談。ブヨに刺されてしこたま腫れたという話を聞いて、さすがにぞっとするすずですよ。ええ、経験者がいるというのは、なにをするにもいいことですね! これですずの生存性も高まりました。

今回は鳥よりも、自然における危険予測といった内容でした。寒さや虫もそうですが、カモシカやクマといった野生動物もまた危険。遭遇しないようにするにはどうしたらいいか。遭遇してしまったらどうするべきか。そうした予習も欠かせないんですね。

それと余談といっていいものか。蔵王が山形県、宮城県にとって富士山的な取りあい対象になってるっぽいの、これもまた面白くて、やっぱり各地にこうした譲れないものっていうのはあるんでしょうね。

そして落ちにひな。オフショル、ミニスカ、およそ山に登る格好じゃない! いやこれ、ちゃんと事前レクチャーしていなかったのがいけなかったんですよ! 絶対そうです!

『キミはあくまでも。』

エクールカと話すヴェネル。悪魔のなすべきこと、人を不幸にする役割を怠っていると指摘されていたエクールカに、どうすればその役割を果たすことができるのか。エクールカがサラロットにおしおきなどされないよう、あるいはもっと酷い状況に追い込まれたりすることのないよう、いろいろ気を配るヴェネルがね、善良で、思いやりに溢れていて、とてもいいと思ったんですね。

いつもならまぜっかえしそうなエクールカも、今回ばかりは神妙で、最初は悪魔エクールカを排除しようと動いていたヴェネルが、なぜ今となっては自分を庇ってくれているのか。その答を聞かされて、ヴェネルの優しさ、誠実さに触れて、ああ、心は決まったのでしょうか。

次回、サラロットと対決!? サラロットはサラロットで、なにかしら抱えていそうにも思うんですが、そんなふたりが対面し、いかなる動きが生じるか。エクールカが酷いことにならなければいいなと、今はそれを思うばかりです。

『おねロリキャバクラ』

楓と美波がともに来店! 当惑するキャストたち。ふたりが鉢あわせしないよう、いろいろ策を講じてきた努力はなんだったのか。まったくの取り越し苦労と判明した今回。けれどそれをおくびにも出さず……、といいたいけれど、美波はそのあたりちゃんとわかっているんですね。さすがです。

今回は楓と美波、ふたりの振る舞いの違いが描かれて、みゆりにいろいろ気を配る美波が見せる大人の余裕と、そしてまったく対照的に、頑張ろうとするも逆にりんに世話を焼かれてしまう楓。

このふたりの違い。楓はまだまだだなあ。大人になりきれていないなあ。というのではなくて、そのままでいいんだよと。りんとみゆりが違うように、大人もそれぞれ違っていい。りんにとっては、できる大人よりも、ちょっと隙のある人の方が好き。楓なんかは、そのあたり打ってつけだったのでしょうね。

人にはそれぞれ個性があって、得意があったり苦手があったり。そして人と人の間にも相性があって、好き好きがあって、そうしてうまく落ち着いたり回っていったりするものなのです。そういったことの語られた今回。楓にとってのりん、美波にとってのみゆり。ふたりこうして相性がよかったからこそ、今こうして店に通うまでになった。店とお客にも、また相性というのがあるってことでもあるのでしょうね。

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